2008年06月01日

新日本のプロレスラーには、闘魂というプラスアルファはある。

「プロレスとは、桃源郷なり」  /  桃太郎

    「イケメンプロレス」


 今、一番調子に乗っているプロレスラーは誰かと尋ねられたら、多くの人が
棚橋弘至を挙げると思う。 中邑真輔にIWGPヘビー級のベルトを奪われ、
チャンピォンカーニバルではキャリア4年の諏訪魔に敗れた。 現在はヒザを
負傷して欠場中。 それでも、今、一番調子に乗っているのは誰かと尋ねられ
たら、棚橋の両腕を広げたポーズが目に浮かぶ。
 棚橋は「チャラい」ことをウリにしている。 髪にエクステンションをつけ
たまま試合するなんて、かつての新日本プロレスではあり得なかった。 それ
が許されている背景には、ファンに見えないところでの努力があるのだと思う。
単にチャラいだけじゃなく、やるべきことはやってると会社が認めてるから、
あのキャラでも許されているのだろう。 肉体の美しさ、試合運びの上手さ、
プロレスへの愛情は多くのファンに認められている。 もし、新日本が中心に
なって、プロレス人気が回復するとすれば、その火を点けるのは棚橋をおいて
他にはいない。
 世の中はイケメンブームである。 多少おバカでも、オシャレで爽やかな方
がもてはやされる。 それはある意味、健全であるとも言える。 社会は人と
人とのコミュニケーションで動いている。 上司や先輩に可愛がられることは、
新入社員にとって大切なことだ。 財力や権力を持っている人に応援してもら
えることは、起業家にとって大きな武器だ。 極端に言えば、その人の愛嬌が
損得を超えることだってある。 多くの人に好感を持たれることは、とても重
要なことで、イケメンたちの活躍ぶりは当たり前のことなのだ。
 今後はプロレスラーも、イケメンばかりになるのかも知れない。 人気商売
なのだから、ファッションに気を配ったり、言葉遣いにも気をつけたり、美容
整形しちゃうのもアリだと思う。 見た目の好感度が上がれば、プロレス会場
に行ってみたいという人も増えるはずだ。 中邑真輔や、後藤洋央紀や、田口
隆祐が、もっと爽やかになって、新日本がイケメン集団になったら、そりゃあ
連日満員御礼になるだろうよ。 長州もお肌ツルツルにしちゃえばいい。
 でも、世の中が好感度の高い人ばかりになってくると、今度はまた能力が見
なおされる。 CDデビューまでした「羞恥心」の3人も、今のままで永遠に
喰えるわけがなく、これからは本業の能力で評価されるようになるはずだ。
ヘキサゴンが終わっても生き残れるかどうかは、真の実力次第である。
 ドラゴンゲートもNOAHも、女性ファンの獲得に力を入れてきた。 成果
も上がっている。 でも、イケメン集団のジャニーズ事務所でも、プラスアル
ファのない人は消えてしまうものだ。 やっぱり、イケメンだけじゃダメなの
である。
新日本のプロレスラーには、
闘魂というプラスアルファはある。
 無いのは好感度だ。

posted by 桃太郎 |10:12 | 桃太郎 |
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