2008年10月15日

バスケットボールフェスティバル2008 TOKYO

10月の第二月曜日が体育の日として休日となり、土曜日を入れて3連休ですので、運動会や体育祭、そして各種スポーツイベントも花盛りで、まさにスポーツの秋にふさわしい週末でした。

12日の日曜日には、東京駅丸の内中央口の目の前に、特設の陸上ショートトラックが作られ、「東京丸の内ストリートスタジアム」が開催されました。東京都(生活文化スポーツ局スポーツ振興部スポーツ事業課)が主催したイベントで、新丸ビルと丸ビルに挟まれた行幸通りには、室内陸上仕様の60mトラックが設営され、周りにはギャラリー席も設けられるなど、本格的なレースが楽しめるイベント会場が出現したのです。そして、このイベントは、陸上だけでなく、体操エリアと球技エリアも併設され、トランポリン、体操の鉄棒、そして、車椅子バスケットやサッカーの実演を見たり、実際に体験できる時間も設けられ、ショッピングなどで訪れた多くの人たちが参加していました。更に、その真下の地下道には、北京五輪で銀メダルを獲得して一躍脚光を浴びたフェンシングのエキジビションや体験コーナーも併設されるなど、まさに、オリンピック競技とパラリンピック競技を、見て、そして体験できるスペースが展開されていました。後援として、2016年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会がついていましたので、招致活動の盛り上げの意味もあったのでしょうが、どの種目にも、北京に出場したオリンピック選手や、かつての名選手が実演や指導に参加しており、子供たちにとっては、楽しい一日になったのではないでしょうか。テレビでは見ていても、実際に間近に生で見るアスリートたちの動きは、やはり迫力も違いますし、何よりも子供たちに夢を与えますよね。主催者発表で、観衆は1万5千人とのこと。東京都も、オリンピック招致には都民からの開催を支援する声が必要ですし、以前、60%台と言われていた開催への賛成の声が、どれほどまでに高まっているのか注目したいところです。普段なかなか見る機会がないトップアスリートたちがこうしたイベントに積極的に参加することは、最大の効果が発揮されていくのだと思います。ぜひ、単なる突発的なイベントの開催で終わらず、定期的に開催される恒例イベントとして定着するように、主催した東京都や、各後援者にはお願いしたいところです。

一方で、13日の体育の日には、東京体育館でも、体育の日記念行事が行われていました。この日は、体育館内のすべての施設が無料開放され、各種セミナーやクリニックイベントなどが開催されました。その中で、メインアリーナでは、初の開催となるバスケットボールフェスティバルというイベントが行われました。主催したのは、東京都スポーツ文化事業団。男子バスケットボールのトップリーグであるJBLが協力していたようですが、リーグ戦真っ最中のため、当然選手たちは参加できません。行われていたのは、一般参加のアトラクションゲームや3on3大会、そして車椅子バスケットボールのデモンストレーションや体験コーナーなどでした。午前と午後には、クリニックも行われていましたが、コート4面が設置されたアリーナは、何か閑散とした雰囲気。スタンド席にはほとんど見ている人もいないため、メインアリーナ全体が、単なる一般開放状態のような感じでした。普段は、バレーボールやバスケットボールなど大会を見るために訪れることはあっても、実際にプレーする機会はあまりないと思うので、結構人が集まっているのでは・・・、と期待して覗いてみたのですが、あまりの人の少なさに、少し落胆してしまいました。

公共の体育館などでは、日頃から一般に開放してスポーツを楽しむ機会が与えられていますが、多くの人たちは、なかなかその機会が利用できていないのが現状です。曜日毎に実施種目が決まっていたり、土日などは貸切の状態であったりと、公共の体育館でありながら、一般の人たちには自由度がありありません。だからこそ、こうした競技団体などが主催したり運営したりするイベントの機会が、もっと増えていくべきだと私は考えます。しかし、PR不足が原因なのか、興味がないのか、原因は分かりませんが、実際には、せっかくの広大なアリーナ空間も、人がまばらの状態でした。バスケットボールというスポーツの潜在的動員力とは、こんなものなのでしょうか?。

聞くところによると、主催の東京都スポーツ文化事業団は、運営をJBLに丸投げ状態で、何をするわけでもない、という始末だったようです。しかも、こうしたイベントを定期的に行っていくのかと期待していたのですが、今回はたまたま体育館に行事が入っていなかったからやれた、という状態。関連組織とは言え、東京都が主催する行事に、先のストリートスタジアムとの格差を見れば一目瞭然ですが、ここまでの差があっていいものかどうか、疑問に思います。間違いなく、バスケットボールフェスティバルの主催者名義にも東京都は名を連ねており、何か行政の無責任さが露呈したイベントだったと、残念に思います。

去る10月4日には、多摩川の下丸子付近の河川敷を主会場として、日本ウォーキング協会主催のイベントが開催されました。これも東京都の主催で行われていましたが、多摩川流域の最大で50kmものコースをウォーキングするこのイベントには、子供からお年寄りまで、大きくの人が参加していました。当然のことながら、東京オリンピック招致のためのPRも行われており、周辺住民のみならず、都内全域から参加してきた多くの参加者に対するアピールも出来たのではないか、と思います。そして、このウォーキングイベントや、先のストリートスタジアムと、東京体育館でのバスケットボールフェスティバルの違いは何なのか・・・、と改めて考えさせられる思いです。

バスケットボールフェスティバルの宣伝チラシには、「JBLが全面協力」と記載されています。しかし、結局、やっていたのはJBL。協力を依頼されたからやった、というのが本音だと思います。試みとしては非常に良いことですし、ぜひ続けて欲しいと思います。問題は、主催者としての行政や関連団体の考え方にこそあるのだと思いました。
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posted by umekichihouse |06:29 | バスケットボール | コメント(0) | トラックバック(0)
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