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【2017マイアミF】マイアミ決勝からクレーコートシーズンに向けて

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錦織選手に期待を寄せたマイアミOPは、右手首の負傷により、決勝に進む事が出来ませんでした。右肘を痛めていたフォニーニにQFで敗退というファンにとっては勿体無く残念な結果に終わりました。

結局、決勝カードはフェデラーvsナダル、現時点での一番強いプレーヤーと言えば、この二人という事になるのでしょうか、、?

この決勝は、というかこの決勝もフェデラーは凄かったですね。テクニックが高いのはこの人の場合当然なのですが、加えて更に確実性が高いと感じました。

一昨年のフェデラーは非常に調子の良い年でした。しかし、GS、MSの決勝という大事な局面でジョコビッチに殆ど勝てませんでした。この年のフェデラーはジョコビッチに勝つ為には早い攻めでポイントしていく必要があると考え、ライジング(ハーフバウンド・ショートバウンド)、場合によってはノーバンでダイレクトに返球し、速い攻めに徹していました。当然サーブ&ダッシュ、リターン&ダッシュ、セイバーと言われるリターンも含め速攻に徹していました。

しかし、当時のジョコビッチには後一歩通用していませんでした。いくら技術が高いと言ってもこのプレースタイルの場合、ミスに繋がる確率は上がります。先にフェデラーのミスが出て、勝利に辿り着く事がなかなか出来ませんでした。

しかし、マイアミ決勝のフェデラーは、難しいショートバウンドやノーバンのボールをミスせず、非常に確実性が高いと感じました。フェデラーなりにミスに繋がらないプレーを選択していたのだろうとも思います。どんなに難しいプレーもこの人にとっては確実なプレーの選択という事になる場合もあるでしょう。

その他にポイントに繋がるプレーとして目に付いたのが、逆を突くショット。ナダルのコートにオープンスペースを作り、ナダルがそちらへ走りだそうとするかしないか、絶妙なタイミングで逆を突き、決めていました。この人はサーブもストロークも打つ方向が読みづらそうです。私の場合、これをやられるのが一番嫌です。疲れが倍増します。プロでもこれを何度も決められれば嫌だと思います。 もう一つが、的確に相手コート深くに打ち込むストローク、相手にペースを渡さないプレーが効いていました。

今のプレーレベルは、往年のプレーを上回っているかなぁとさえ感じます。どうでしょうか?周りのプレーヤーが調子を落としている為にそう見えるだけでしょうか。どちらにしても、そろそろ36歳を迎える選手のプレーとは思えません。本当に凄いプレーヤーです。この人のレベルは異次元ですね。

ナダルは、現在レースランキング2位、今期好調な成績を残しています。しかし、この成績ほどプレーの調子が良いのかどうか?私には、まだまだ本来の状態には見えません。生命線のフォアが、、浅目に入いる事が多いと感じます。エンドラインをオーバーする事も少し多い。以前のスピンボールはもっと回転がかかって、必ずと言っていいほどラインの内側に入っていた印象が残っています。 まだ、昨年痛めた手首が完全に癒えた訳ではないのかも知れません。そんな気がします。

今後の欧州クレーコートシーズンでは、トップ2、マレーとジョコビッチが右肘の故障からどの程度復調して来るか?この2人の状況が今後のツアーを大きく左右する事は間違いないでしょう。 マレーは間違いなく上げて来ると、ほぼ確信出来ますが、ジョコビッチはどうでしょうか。スランプが恒常化して来た感もあります。少し長過ぎますね。昨年のUSOP準優勝以来、というかその前の全仏優勝後からずっと、らしくない状況が続いています。(MSカナダ優勝はありましたが)この選手一人がいないだけでハイレベルだったツアーのレベルが一変してしまう様にも感じます。 ハイレベルなツアーを維持する為にも、ジョコビッチには是非完全復調し、男子テニス界を盛り上げて貰いたいと願っています。

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この記事へのコメントコメント一覧

「マイアミ決勝からクレーコートシーズンに向けて」へのコメント

ファンインさん
コメントを頂きありがとうございます。
私も殆ど同じ意見だなぁと読ませて頂きました。
フェデラーの進化と衰え、クレー期間が荒れそう、ナダルの事。
錦織が出ないモンテカルロが来週から始まりますが、このクレーの期間で、今年の展開がもう少し見えてくるかもしれませんね。

「マイアミ決勝からクレーコートシーズンに向けて」へのコメント

ravegoodさん
コメントを頂きありがとうございます。
コメントを頂き、以前のフェデラーのプレーを見返してみたくなっているのですが、私の印象では前からやっていたと思います。
文中で書かせていただいた通り、一昨年2015年は、更にこのプレーに特化していると感じました。体力やロングラリーで勝るジョコビッチ対策だと思います。当時、マレーにはこれが通用していました。昨年は、怪我がちでしたので印象に残る試合はウインブルドン位しか有りません。テクニックというより執念の様な事ばかりが記憶に残っています。
ベースライン付近からその前にポジションをとりますので、ベースラインギリギリに打ち込まれるとノーバンでダイレクトに返す事もあり、ライジングもボールが高い位置まで跳ね上がるのを待っていられませんから、ショートバウンドが多くなります。フェデラーだからこそそんなプレースタイルが可能になるのだと思いますが、ジョコビッチに勝つ為に練習も積んでいたと思います。
女子では、伊達のライジングが絶妙でしたね、早目にラケットを構え位置取りも良く、コントロールされたショットで相手に時間を与えませんでした。復帰後、体力的に劣る中、トッププロ達と戦えたのはやはりこれを持っていたからだろうと思っていました。
私もいつも読ませていただいています。引き続きお互い、ブログを楽しみましょうね。

「マイアミ決勝からクレーコートシーズンに向けて」へのコメント

ここまでは実質フェデラーの1強ですね。
今年の全豪の優勝で"史上最強"の称号を揺るぎないものにした感じはありますが、それが大きな自信になっているのでしょうね。
35歳でのIW・マイアミ連続優勝も見事でした。
全盛期との比較は難しいですね。進化している部分もあれば、衰えを感じる部分もあるので。まぁ昔も今も強い事は確かですけど。笑

今年のクレーシーズンは、マレーやジョコビッチの状態にもよりますけど、結構荒れそうな気がします。
ナダルの復調が本物かどうか、注目したいと思います。

マイアミ決勝からクレーコートシーズンに向けて

お久しぶりです。

フェデラーのライジングについてなんですが、自分は女子も見るから特にフェデラーのライジングで気になるところがありまして。

それはライジングの弱点とされるベースライン近辺にくる深いストロークなんですよね。フェデラーだけが
ベースラインにこようがいとも簡単にライジングで処理しているんですけど、それって2016年もやっていたんでしょうか。自分が気がついたのは今年の全豪ワウリンカ戦だったりします。

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テニスは、大学から7〜8年プレー、数年のブランク後、今も楽しくやっています。観戦は、ボルグ・コナーズ・マッケンロー→レンドルの頃から、今は、WOWOW、GAORAで見られる限り観ています。頑張れ!錦織選手。
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