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【2017IW SF】ソックに対する錦織とフェデラーの違い & 今期の錦織選手はまだまだこれから!

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フェデラー!MS1000インディアンウェルズ優勝おめでとう!!

ワウリンカも調子は良かったと思いますが、フェデラーのレベルの高いテニスには通用しませんでした。それにフェデラーがパワーで押されるシーンもほとんど見る事は有りませんでした。恐ろしい35才、あと数ヶ月で36になるというのに、本当に驚きです。昨年半年近く休んだ間、トレーニングや戦術、各選手の研究等色んな事をし、無駄にはしていなかったのでしょう。錦織選手の試合も観たのでしょうね。

しかし今日は1試合前のフェデラー・ソック戦に触れたいと思います。やはり錦織選手に勝ったソックに対し、フェデラーはどう対応するのか?錦織選手と、どこが違うのか?どうしてもそこに視点が行きます。

① まずサーブが違います。身長差から来るスピードの違いも当然有りますが、フェデラーはコースを読みにくいフォームとよく言われています。

② 展開(攻め)が早い。クロスの打ち合いを何度も続ける事はまずしません。ラリーをする前に早い内からストレートに決めに行きます。特にバックのダウンザライン(DTL)は、方向・回転の掛け方が絶妙でした。また、相手にとって打つ方向が分かりにくいのだと思います。

③ 逆を突くショットを有効的に打ちます。 クロスボールを放ち、相手が返球しオープンコートへ位置を取ろうとする所を、一瞬スイングに溜めを作っているのだと思いますが、相手の逆を突き更にアングルの効いたクロス、アングルが効いていなくても相手のタイミングを外せば決まります。

④ エンドライン深く相手コートに打ち込み、必ず2つのどちらかを実行します。素早くネットに出る。もう一つは、少し前に詰め、カウンター気味に強いボールを打ち込みます。相手は届かない、もしくは触るだけ、もしくは強弱をつけられた事でオーバーしてしまいます。特に、乾燥地域の為か、各選手ボールが飛び過ぎると言っているこの大会では更に効果的です。しかし、このプレーはライジングで捉えたボールを強めに打って相手コートに確実に入れる。考えただけでも難易度の高いショットなのですが、フェデラーは当たり前の様にこなします。

⑤ ネットプレーが上手い。残念ながら錦織選手よりセンスがあり、反応も良い、手の長さによる守備範囲の広さも有ります。 一番大きいのは上がるタイミング。浅いボールが来た時に、我慢すべき時があると思います。ネットに出る前のショットを深く厳しいボールで相手に少しでもプレッシャーをかける事、時間を与えない事が必要です。そしてフェデラーはスルスルと素早く上がって来ます。もうそこまで上がって来てたの!?という感じで、、

⑥ リターンでも、グランドストロークでも、高い打点から素晴らしいショットが打てる。打点が高い時の利点は、普通の高さから打つより、余計に落差を付けて下へ打ち付ける事ができる為、深い位置から威力のあるフラット系のボールを打ってもエンドラインを割らずウィナーに出来る、厳しく左右に振ってもサイドラインを割る確率が減るので、大きな武器になります。これは、ナダル戦の時の方が凄かった。

これらは当然、錦織選手がやっていない訳では無いですが、フェデラーがやっているこれらの事は更に精度が高く、有効的に見えます。

錦織選手にはこの中から、②早いDTL等の攻め。③逆を突くショット。④深いショットの次にカウンターで強いボールを返す。強弱を付ける。⑤ネットに上がるタイミング。これらについて更に磨きをかけて欲しいなと思います。

それにしても今回は、フェデラーのレベルの高さを改めて思い知らされたという大会でした。

今期の錦織選手についてですが、まず今期ここまでの成績は簡単に下記の通り。 ATP250ブリスベン 錦織:第3シード F デミトロフ(17)に敗退 GS 全豪 錦織:第5シード R16 フェデラー(17)に敗退 ATP250ブエノスアイレス 錦織:第1シード F ドルゴポロフ(66)に敗退 ATP500リオ 錦織:第1シード 2R ベルッシ(76)に初戦敗退 MS1000 IW 錦織:第4シード QF ソック(18)に敗退

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この記事へのコメントコメント一覧

「ソックに対する錦織とフェデラーの違い & 今期の錦織選手はまだまだこれから!」へのコメント

yodyexplorerさん
久しぶり?何度かコメントを頂いていますね。今回も有り難うございます。

今のフェデラーは素晴らしいです。
錦織選手の素晴らしい時も凄いです。実績が示すように、比較出来る二人ではありませんが、今期、今、どちらが活躍できるかは、まだ分からないと思っています。
IWでは錦織らしいプレーを出しきれなかったとは思いますが、場所が変わり、錦織選手も変わりますので、今後はまた違う展開も見られるのではないでしょうか。
ちょっとしたところで変わる。私もそこに期待しています。

ソックに対する錦織とフェデラーの違い & 今期の錦織選手はまだまだこれから!

今回ほとんど試合は見られませんでしたが、フェデラーの早い展開は休養明けにさらに精度を増しており、現時点では誰も止められないレベルになってきているように見えます。ディフェンスとして対抗できるのはマレー、ジョコぐらいかと思いますが2人も調子が今ひとつですし。
あれだけミスが少なく展開を早めるのは錦織くんも試合の中での数ゲームならできるとは思いますが、試合の中で最後までやり通して勝ち切るっていうのはムリでしょう。それほどフェデラーのプレーは現時点では抜け出ていると思います。このまま年間通すことができればNo.1も見えてくるでしょう。

プレーに限らず、フェデラーは試合のリズムやテンポが素晴らしいです。サービスゲームが淡々と進むことでフェデラーのペースになっていくように見えます。錦織くんもショットの良し悪しは毎回試合ごとに違うと思いますが、リズムが悪いというかなんとなく乗り切れていない時が多いのでやはり鍵はサービス(ゲーム)なのかなと思います。一瞬のプレーの判断、選択はずば抜けていると思いますのでほんのちょっとしたところだと思うのですが。



「ソックに対する錦織とフェデラーの違い & 今期の錦織選手はまだまだこれから!」へのコメント

テニスファンさん

長文のコメント、ありがとうございます。

サービスは、あまり申し上げる事は有りません。ワイド・センターまたは回転、球速、立ち位置などバリエーションを付けて精度を上げる今の姿勢を極めてもらえれば。

バックのDTLについては、錦織選手の大きな武器だと思っています。片手バックの場合の方が力を伝えるショットを打つ為にタイミングを合わせる機会が両手より少なくなると考えています。

錦織選手のストロークの強みの一つに、溜めを作れた時の相手に方向を読まれないストロークがあると思っています。

カウンターについては、錦織選手が速い攻めをする為に常に行なっている戦略だと思っています。

フェデラーのネットプレーは、錦織選手に真似出来る事ではないと思っていますが、出るべきか出ずに下がって構えるべきかを考えて欲しいと思っています。

高い打点からフラット系のショットは錦織選手には向いていないと、私も思っています。

私が、提唱したのは本文に書いた4点です。

人によって、錦織選手のの捉え方、テニスの捉え方は様々ですね。

コメント、ありがとうございました。

ソックに対する錦織とフェデラーの違い & 今期の錦織選手はまだまだこれから!

錦織選手のプレイスタイルがBig4で一番近いのはマレーでしょうかね。

①はワイドのスピンサーブを主体とするなど、今できることで十分に思えますね。

②DTLはフォアはともかく、両手バックではかなり難しいです。片手バックと違って回転がかかりずらいですから、案外DTLできるタイミングは錦織選手には限られていると思います。むしろマリー選手も多様するようなショートクロスが向いているかも。

③錦織選手のように体重を軸足に強く載せるタイプは、構えた時点で打つ方向が左右でもう決まっているので、前後の揺さぶりを重視してほしいですね。

④カウンターショットはその人の感覚によるところが強いので、むしろカウンターを使わざるを得ない状況にならないことに注力するべきかも。

⑤フェデラーはその脅威の体幹で上半身の回転のみでボールを打つので、ストロークの間に下半身はネット前に出る準備が整います。錦織やそのほかのBig4より多分2歩分速いです。これは、ストロークフォームを変えるでもしないと、真似できないと思いますね。

⑥背丈のない錦織選手はフラット系よりもスピンを重視したほうが良いですね。
 ベースラインからの150km/h以上のフラットショットを相手のコートに入れるには、地面から175cmの高さで打たないといけないので、身長190cmはないときついです。

というわけで、錦織選手にはドロップやショーロクロスなどのパワーボール以外の頻度をもっと増やす(というか主体でも良いくらい)が良いかと思います。肩・肘の負担も減らせますしね。
錦織選手の今のプレイスタイルだとグランドスラム一回戦決勝戦まで多分10000回近くラケットを振ることになります。

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テニスは、大学から7〜8年プレー、数年のブランク後、今も楽しくやっています。観戦は、ボルグ・コナーズ・マッケンロー→レンドルの頃から、今は、WOWOW、GAORAで見られる限り観ています。頑張れ!錦織選手。
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(07月24日現在)

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