2008年11月17日

U-17女子WCとAFCユースを後で振り返ってみる

いいニュースの方から行きましょうか。
「岩渕真奈さん、世界最優秀U-17選手!」という。

U-17女子ワールドカップ決勝 は、16日ニュージーランドのオークランド
ノースハーバースタジアムで行われ、北朝鮮が延長の末 2-1 で米国をやぶり
優勝を遂げました。(アジア女子のレベルが上がっているとポジティブに捉え)

そして 日本の 岩渕真奈 さんが adidas Golden Ball を獲得。 パチパチ。
いや、凄い活躍をしたとは判っていても、Golden Ball(1位です、1位!)
を受けるとは・・・凄いっす。第1回大会の歴史に名を刻んだわけだし。
(Japan's Mana from heaven !! ですから ^^ )

チームとしては、惜しくも決勝トーナメント1回戦でイングランドにPK負け
してしまったのですが、行った4試合で参加チーム最多の19ゴールを叩き出し、
予選では初戦で 米国に3-2と逆転勝ち した後も、フランスに7-1パラグアイに7-2 と、地球の裏側でゴールラッシュを見せてくれてます。
(FIFA.com のハイライトのビデオ を観ると 「予選は」非常に嬉しくなります)

どう凄い内容かについては、FIFAのサイトJFAのサイト に任せまして^^;
19日からチリで始まる U-20女子ワールドカップ でも、
アネキ分にあたる U-20女子日本代表  が出場して グループCで20日にカナダと、
23日にドイツと、そして27日にコンゴDRと戦う事になってますが、
妹達の勢いを引き継いで(北京五輪のなでしこの一員、宇津木瑠美さんもいるし)
より高みを目指して、頑張っていってほしいものですね。


さて、そんな勢いのある女子の方はともかく、決勝トーナメントで韓国に敗れて
世界大会への出場が途切れたU-19の方の、AFCユースも最後までフォローを。

AFCユース(U-19)選手権は14日に決勝が行われ、UAEが優勝。
FWカリルの2得点で、ウズベキスタンを 2-1で下した 。
(AFCユースの結果は こちら (←the-AFC.com)

準決勝で 韓国がウズベキスタンに 0-1で敗れオーストラリアもUAEに0-3で敗戦 しているのをみると、
他国の事ながら、ユース年代でのゲームでのフィジカル・コンディションやメンタル、
モチベーションなどを安定させる 難しさを感じさせられる気がします。

「成長と結果」との両立を 目指すとなると、指導者は 良い技術・戦術を導ける
良いトレーナーであるのは当然としても、チームを掌握するモチベーターとしての
役割も必要でしょうし(チームの雰囲気次第ではありますが)、
ウズベキスタンが決勝でコンディションの悪さに悩まされた と監督が言っている
ことから、フィジコ的な仕事も必要になってくると思う人もいるでしょうし。

韓国がウズベキスタンに研究されて、攻め手を封じられた事も考えると、
相手チームの分析についても、きちんとしておく必要が。
監督を頂点としての「スタッフ」の仕事も、トータルとして高いレベルで
求められており、必要な事は、抜かりなく行わねばならない気がしています。

アル・アハリ所属で 得点王になったUAEのFWカリルは、今大会非常に良かった。
(UAE代表FWのファイサルの弟 らしいですね)
予選リーグでの韓国戦でのロスタイム同点弾とか、決勝戦でも先制のFKや
決勝点を決めたり。このプレーヤー (Youtube)がそうならば(やや自信なし)
面白い選手で(マタルの後継者?)AFCアワードの最優秀ユース・プレーヤーにも
ノミネートされそうですが。

UAEと韓国とが、U-16・U-19共に世界大会への出場切符を獲得して
おりますが、日本も負けじと 着実にやっていかなければならない気がしますね。
「経済では現在ワールドクラス」の、CWCの開催権を2009年、2010年と
持っているUAEにも、下部リーグが整備されつつあり 若手の有望株が育つ
お隣の韓国にも負けないように。

皆さんがよくご存知のように、一つの試みとして U-21世代の8人制大会
が来年6月のJ中断期間に行われようとしていますが、元々こういう発想は
2010年度から4種(小学生)のカテゴリで8人制を採用 する事が決まっていた
事からのヒントでもある気がします。

JFAの回し者ではないですが、諸々のご発言で最近大変評判がよい(苦笑)
JFAの犬飼会長が秘かに調べさせているらしいという「若年代のコーチの留学制度」
(サカ・ダイ情報)やら、14日の理事会 で募集を開始したらしい、中学生年代の
環境を充実させる為の支援事業等(バックパス禁止 は 取り敢えずここでは「封印」)

#JFAサイトの 「芝生で語ろう」 で少し研修制度に触れてますね、あの方が。
#来年1月には、あのウリエさんや、シュトゥーバーさんを招いての
 第6回フットボールカンファレンス で 「ユース育成」をテーマに講演があるようですし。

きちんとした反省の元に、色々なアイデアを出し合って 将来の活性化を狙っていく
べき時期ではないかと思います。やはり「個の強化」がテーマとなるでしょうから、

メキシコのように「U-20の選手が最低1人は 750分間以上出場しなければ
ならない」リーグのルールを作るとか、スコティッシュ・プレミアのように
ベンチ入り2人がU-21枠であるとか、そういった工夫もリーグ戦で必要かも
しれませんし。
(一応、過去には こんなたわいもないアイデア を出してみてますが、
 カップ戦の年齢制限、やってみてもらえんかねぇ・・・)

こう書いていくと、雑多な感もあり、失礼しました。

そうそう、雑多ついでに、maxellのサイト で テル(岩本輝雄)が 色々と語ってくれてます。
こんだけ良く観れてて判ってんのに 指導者やらないなんて、勿体無い気もするけど
そればかりは、本人の自由・・・でも、子供にとって良い指導者でいて
くれそうなのは、非常に嬉しいところ。


【補足】 G大阪関連のお話 & A代表ちょっとだけ。

16日は天皇杯4回戦と、Jユースカップ予選が万博であったのですが、
午前中の体調不良により、どちらも観に行けず・・・ちと反省。
幸い、どちらも辛勝であったようで・・・
(トップチームは甲府に延長の末2-1、ユースは トップ昇格仮契約
を受けた一人、大塚翔平君の得点で1-0でトリニータU-18に勝利)

#ユースカップの記事をご期待だった方には、お詫び申し上げます。 m(_  _)m

あ、カタールに行っている選手達の練習風景は、JFA TV で観られるし。
#決してJFAヨイショを推奨する訳ではないが・・・そう読めてしまう?

posted by uj_lovesoccer |01:12 | ひとり言2008 | コメント(4) | トラックバック(1)
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岩渕真奈 【たまいじり】

岩渕真奈 マナドーナ 日本代表 かっこかわいい 女子にモテそう

2008-11-20 19:55 | 続きを読む
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U-17女子WCとAFCユースを後で振り返ってみる

大会前からクローズアップされていましたが、かなりいい選手のようですね。更なる活躍を期待したいと思います。

「個の強化」ですが、単なるストライカーの発掘で終わらないでほしいと思います。フィジカル・テクニックにフォーカスされがちですが、常々、日本人選手には個人戦術の不足を感じています。試合の流れを読み、機を見て攻撃をしかける。試合の緩急を作り出すことができない。
「組織」の戦術というものを理解し応用する眼を持った選手を育ててほしいと思います。また海外の育成に触れることで、日本人が得意とする「組織力」を見直す機会になるのではないかと思います。

「カップ戦の年齢制限」ですが、大会価値の低下によるサテライトリーグ化、クラブの収入減少につながるので、若手選手の育成だけのためにナビスコカップを使うことには賛成できません。
エントリーを拝見しましたが、育成世代の経験不足は否めないと思いますが別の方策もあるように思います。
まず若手選手をベンチで抱え込まないようにすることが大切で「移籍係数」撤廃をはかり流動性を高めること。トップでなくともどのカテゴリーであれ真剣勝負ができる環境に与えることが必要だと思います。年齢制限での大会ではサテライトリーグに見られるようなユルイ試合になるような気がします。真剣勝負につながるのかどうか正直、疑問です。
また、JFLなどの下部リーグにジェフリザーブズのようにサブチームを作るというのも一案だと思います。ただ、財政的にチームを作ることができないクラブもあると思うので抜本的な解決策にはならないかもしれませんが、方向性としては悪くないと思います。

posted by aruto | 2008-11-18 00:13

[レス]_U-17女子WCとAFCユースを後で振り返ってみる

aruto さん、コメント有難うございます。色々面白い考えが出そうな気がしてます。

岩渕さんの快挙が あまり取り上げられていないのは、個人的には?なんです。
「若い内から甘やかすな」という親心なのか、これまでの早熟の天才と呼ばれた
選手達と同じように、将来に過大な期待を抱いて失望するのが嫌なのか、
単に無関心なのか、それとも私がズレているのか(笑)。
画面からのプレーだけでも「モノの違い」を感じるのは気のせいかもしれませんが、
「世界一で誉めなきゃ いつ誉めるんだ?」という感じなのです。

頂いた意見は各々納得しておりますが、

>常々、日本人選手には個人戦術の不足を感じています。
>試合の流れを読み、機を見て攻撃をしかける。試合の緩急を作り出すことができない。>「組織」の戦術というものを理解し応用する眼を持った選手を育ててほしいと思います。

これは、プレースピードが変わり 戦術的な縛りもあって一概に比較できませんが、
昔の選手の方が 明らかに優れている(考えている)ように思えます。気のせいかな?
ただ言えそうなのは、プレースピードを落として戦術の縛りを無くしたとしても、
今の選手達が ご指摘あった事を出来るとは思いにくいという事でしょうか。

サッカーとは 本来遊びであり、味方や相手がどう思うか動くか、それをどう活か
そうと出来るか、今はどう思っているのかな? などなどの要素が詰まったものの
筈ですが、それを育めないのは、大きな意味で大人の責任に思えて仕方ないのです。
海外だと違った解釈(危機感やハングリー精神)もあるかもしれませんが。


>「カップ戦の年齢制限」ですが、大会価値の低下によるサテライトリーグ化、
>クラブの収入減少につながるので、若手選手の育成だけのためにナビスコカップを
>使うことには賛成できません。

犬飼さんほど 積極的に8人もU-23を出そうとは思いませんが(苦笑)
それこそ「浦和」ならユース入れて可能でも、地方クラブは きつい気が。
なので私案は 3人と少な目なのですが。

私は若者を信じ過ぎているのかもしれませんが、大会の価値は低下しないと思う
のです。ユースや高校を出てプロ選手になる人間の「責任感」に期待して。
そしてそういう選手を獲得するプロの目も信じているので、後は そういう
選手達のプレーの魅力を引き出す「何か」があれば、と思っています。

試合に出る事が「アメ」ではなく、昔のエントリーでは書けていませんが、
例えば、優秀選手を半年間くらい海外留学させる等、他の「アメ」があれば。
(「ムチ」は 試合に出れなくなる、という事になりますが)

クラブの収入減少については、確かに平日ならばそうなる可能性も高いです。
ただそれも(U-23が半数以下なら、3名くらいなら)トップチームがやるのと
変わらないんでは? と我田引水をしたり(失礼しました)。
収入減少は、トップチームでの試合同様 「経営努力」に期待するしかない所です。


>まず若手選手をベンチで抱え込まないようにすることが大切で「移籍係数」撤廃
>をはかり流動性を高めること。トップでなくともどのカテゴリーであれ真剣勝負が
>できる環境に与えることが必要だと思います。

これは賛同します。現在の受け皿が もう少し広がる事が前提で、海外からみて
日本人選手の価値が高かった(と思われる)4、5年前にやっておけば相当
違ったのではないかという思いはありますが。

サテライトがユルイのは「アメ」が小さいからですよね? きっと。
私見ですが、予算は少しかかりますが奮発して、トップチームに帯同して、
トップの試合前(か後)に サテライト同士でやれば いいのだと思います。
遠征してくるチームの懐具合や規模に合わせて、11対11と限定せず、
8対8でも、フットサル感覚で5対5でも いいくらいです。
(あ、人数が試合毎に変わるのは、日本的感覚では問題ありでしょうか?)

監督も多くの観客も見に来るし「引き上げてもらえる」「注目される」感覚は
従来のサテライトの比ではないと思います。

>JFLなどの下部リーグにジェフリザーブズのようにサブチームを作る
>ただ、財政的にチームを作ることができないクラブもあると思う

Bチームは作れるチームは作って、出来ないチームはなしでもいいと思いますね。
海外と同じ発想ですが、ステップアップする道を多く持つ事は正しいと思います。

posted by UJ | 2008-11-18 01:19

U-17女子WCとAFCユースを後で振り返ってみる

ご返答ありがとうございます。

>岩渕さんの快挙が あまり取り上げられていないのは、個人的には?なんです。
>「世界一で誉めなきゃ いつ誉めるんだ?」という感じなのです。

あまり女子サッカーに触れていないのでよくわからないのですが、UJさんがかなり惚れ込んでいるのがよくわかります。ダイジェストの映像画面からは可愛いお嬢さんなのによくあれだけの動きができるなと感心しましたがそれほどの逸材とは思いませんでした。
女子は男子に比べ二軸動作を基本とする選手が多く、「人とボールがよく動く」と言われていますが、育成の賜物のような存在なのでしょうね。大事に見守りたいです。U-17はまだ見ていないので、機会があったら映像を見たいと思います。

>昔の選手の方が 明らかに優れている

私も同様に感じています。

>サッカーとは 本来遊びであり、味方や相手がどう思うか動くか、それをどう活かそうと出来るか、今はどう思っているのかな? などなどの要素が詰まったものの筈ですが、それを育めないのは、大きな意味で大人の責任に思えて仕方ないのです。

オシムが自分の練習方法は子供の頃の遊びから思いついたものだと言っていましたが、「ストリート・サッカー」で育まれた思考力によるものだと思います。
日本に「ストリート・サッカー」は無理な相談ですが、せめて子供達に「考える」よう促す育成ができるようになれば変わるのではないでしょうか。
その点ではJFAのエリート主義には疑問を感じています。「サッカー」ばかり考えるような子供を育成するようで望ましくないのではないかと思います。やはり町の小クラブ、そして学校での部活動をもっと活性化するような方向でないと。加藤久さんがもう一度JFAに入ってくれればと思うのですが、無理でしょうね。

>犬飼さんほど 積極的に8人もU-23を出そうとは思いませんが(苦笑)それこそ「浦和」ならユース入れて可能でも、地方クラブは きつい気が。なので私案は 3人と少な目なのですが。

まずこちらについて初めに述べるべきだったと思うのですが、斜め読みしていたようで誤読していました。意図的に曲解したのではなく、単に読解不足でした。ご容赦くださいませ。
会長発言につられたせいか、若手選手の枠を8人だと思ってしまいました。思い込みは戒めてきたつもりですがついつい出てしまったようで恐縮です。

それであればおっしゃるように価値の低下も収入の減少もあまり影響しないと思います。
実際、適度な人数であれば若手枠を設けることには賛成で、むしろリーグ戦にも登録選手であれば適用してもいいのではとも思います。
ご存知のようにユース枠・育成枠のようなものが欧州のリーグにはありますが、育成組織の充実をはかる上でも有効なのではないかなと思っています。

ただカップ戦を若手育成とすることで危惧するのは
やはりリーグ戦と比べてタイトルを狙う優先順位が低くなることでしょうか。個人的にはできるだけカップ戦の価値を高め、監督の裁量でクラブによっては狙う順位が変わるようになったほうが試合内容の充実を考えると望ましいと思うのですが。

申し訳ありません、少し言い訳めいていますね。
重ねて失礼いたしました。

posted by aruto | 2008-11-18 23:45

[レス]_U-17女子WCとAFCユースを後で振り返ってみる

aruto さん、コメントどうも有難うございます。
本業の出張が重なり、レス遅れて失礼しました。

岩渕真奈さんはAFC最優秀ユース選手にも選ばれましたが、今後もまだまだ伸びる選手
だと思いますので、おっしゃるように大事に見守りたいと思います。
#しかし、なんで遠藤でなくジェパロフがAFC最優秀選手なのか・・・謎。

オシムさんは ジェレズニチャルの監督時代から今のスタイルを貫いておられる
ようですが、レッドスターのような強いチームに勝つために「考える」のが
当たり前で、そうするしかなかったともいえるでしょう。

今の日本では、そういう環境に自分を追い込む事は難しいでしょうが、
水野や本田圭のように 海外に出る事で「考えなければならない」状況にするのは
大変 酷な気もしますが、サッカー選手として常に上を目指していく覚悟がみえます。
若い年代の選手達の、実力に応じた適切な壁(=チャンスでもあるのですが)を
用意しておくという事が大切なのであって、それはJFAのエリート主義とはやや
異なる気もしております(それ自体は、決して悪い試みではないとは思いますが)。

加藤久さんの眼力は確かで、それは読売の選手時代に「彼が自ら考える」事で
鍛えられ、技術委員長や監督・GMでの数々の成功と失敗とでさらに磨かれて
きたものでもあると思いますので、先ず、京都での彼の仕事には期待しております。
(京セラの稲盛さんと久さんとの出会いのエピソードには感心した覚えがあります)

若手育成とカップ戦とを結びつけるのは、世界的な流れからしてもやや早計である
ので、aruto さんのお考えの方が「主流」なのではないかと思います。

ただ、これは私の言い訳なのですが、各国でカップ戦の価値が低下しつつある現状
(リーグ戦と比較してカップ戦ではメンバー落ちがあり、結果として盛り上がらない)
からすれば、何らかの手を打つ必要があるのでは?という指摘もあります。
おっしゃられるように
>監督の裁量でクラブによっては狙う順位が変わるようになったほうが
>試合内容の充実を考えると望ましいと思う
というのも良い考えだと思いますし、ジャイアントキリングがカップ戦の魅力の一つ
でもある事ですし、今後、いろんなモチベーションを保つ上での試行はあっても
いいのではないかと思ったりします。

posted by UJ | 2008-11-25 23:47

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