2008年08月27日

素直に楽しく思う:「喝」でなく「活」を

先月に出た(7月26日初版発行)、西部謙司さんの

「サッカー戦術クロニクル」 トータルフットボールとは何か?

の話題が、翌日27日には 早くも出ているのをネット上でみて、
「おぉ、スゲェ」(既に読んでレビューとかできているのが)と素直に思ったり。
個人的にも購入させて頂いて、時間の合間合間で読んでますが やはり面白れぇ・・・

というか、本を書く上で 当然の姿勢なのかもしれないが、
西部さん位 精通した方が、直接 インタビューした時の話も交えて考察を入れての
戦術の「タネ明し」には、フットボールの奥深い世界を 少し垣間見れる気がする。

70年代初頭の「リヌス・ミケルスとヨハン・クライフとの傑作」オランダ代表から、
80年代のアリゴ・サッキ率いる 第二次黄金期 ACミランの「合理化された」戦術、
「黄金の4人」を擁した ブラジルの バグンサ・オルガニザータ(混沌・秩序)、
「ドリーム・チーム」リーガ5連覇のバルサを率いたクライフの徹底的な攻撃思考、
・・・う~ん、最後まで ここで「紹介しきれん」(能力の問題)という感じ・・・

まだまだ読み返せてはいないが、2年前のバルサ、チェルシーの所くらいまでしか
突っ込んで書かれていないのは、今の現場に対するリスペクトなのかもしれないと
いう気もしている。(あるいは まだまだ検証が足りないとか?(笑))

ジャーナリズムの知見でこういう話を語れるのであるなら、指導の現場では、
日本でも さらに進化した考えを持つ方々が多くいて欲しいと思うし、
「トータルフットボール」という観点からの 戦術の進化の過程は、
観る者に対しても「ワクワク感」を増大させてくれるもの。素直に楽しく思う。

#あまり書くと「ネタバレ」になる気もしますので、このあたりで止めておく・・・
(「実は内容を理解できていないのでは?」というツッコミもありですが・・・)

さて、現実に帰って、そのワクワク感よりも 何やら悲壮感? すら漂う気がする
2010年W杯のアジア最終予選が 来月6日から始まろうとしているが、個人的には、
楽観視はしていないものの、極端な悲観視もしていない。(以前の記事)
かといって、興味がない訳ではなく、楽しみにしているのは 皆さんと同じ。

月曜に発表された、マラマで行われる アウェーのバーレーン戦のA代表メンバー
に対しては、ウルグアイ戦のメンバー からの選手のプラスマイナスの理由の一部を 
岡田監督が記者会見で語っている(スポーツナビ) のだが、

そこからは、このメンバーは 決して「背水の陣」(石にかじりついてでも勝つ)
ではなく、世論等から「勝手に追い詰められた気持ちにならざるをえない」気持ち
としての「背水の気持ち」が読み取れる気がする。まぁ「やりにくい仕事」だろう。

「それも仕事」とはいえ、本来しないといけない仕事(ピッチ上で出す結果)に
加えて「皆が期待する」「明日の日本サッカー界を占う」などのもっともらしい
理由から、ピッチ外の サッカーとは直接関係ない仕事もこなすのが「当たり前」。
まぁ「やりにくい」。私なら(不謹慎だが)「ジョークで済ます」かもしれぬ。
#それは本来、やるべき仕事をしているとは言い難いのだろうがーー;


ただ、決して「背水の陣」ではないにしても、大事な緒戦でもあるから、
「背水の ”気持ち”」から「背水の陣」を引かねばならぬゲーム展開になる
可能性もあり、その際にどう動くか(動けるか)は 見たいような気もするが、
見ないで済むゲーム展開になってくれればとは思う。

ゲームをする前から「必然」の勝ち負けは ないものだと思うし、よしんば
ゲームが終わってもそれが「必然」だとは全く思えない気がしているので
(それが勝負というものではないか?)
「強く願う」気持ちも持ちたいものだが、それが行き過ぎたが故に 見えなく
なった所の足元をすくわれない程度のバランスを取れる「精神力」であって
もらいたい気がする。それは観ている側に対しても同じように思う。

そして(昨朝読んだ新聞のパクリが入るが)不甲斐ないと思える事があっても
「喝」だけで終わらず、「活」を入れる事が出来ればと。


そう思えていれば、おそらくゲームになっても、素直に楽しく思う。
それは(有り得ない事の想像に過ぎないが)戦うピッチ上の、
まさにその場に立ったとしても、似たような気持ちではないかと思う。

やれるだけの事をやったのならば。
そして、自分に自信を持ち、相手を(過度でなく)リスペクトしていれば。

現実は、自分が「ベスト」とも「ワースト」ともつかぬ方向へ進むのが常。
そして「現実のゲームは結果が全て」でもあるが、いくらゲームに入れ込んで
いても、そのゲームを離れれば「結果が全てではない」事にも気付く筈。


「得体の知れない何か」に押し潰されることなく、やるべき仕事をやれば、
「全てである」結果が出たとしても、その後も「留まることなく」進める
のではないだろうか。結果がどうであれ。
そうでなければ「自分を見失っている」としか いいようがない。


どんな国でも「サッカーを良く知る人々」「そうでない人々」がいるのは
当たり前だろうが(個人の評価は「そうでない」方の分類へ入ると思っている)、

「サッカーを良く知る人々」が 現状を冷静に見極めた上で、出来る仕事をこなし、
未来に向けての「明るい発信」をしてもらえれば、そうでない人々はそれなりに
現状から学び取り、少しでも良く知る人が多くなればという「素直な気持ち」である。
そう思えていれば、ポジティブかネガティブか判らないが、新たな発見もあるだろう。

その為の「良い機会」が訪れようとしている。こんな楽しい事はない。

#頭のネジが飛んでいるかも、いや、飛んでいて自分を見失ってると思う?
#まぁ、これ位の方がかえって、相手が戸惑うか、軽視してくれるんで
#「仕事」は 楽に進むもんですよ^^;
#ここからは 「狐と狸の化かし合い」も入りますから。

#個人的には、「経過観察」 ですね・・・色々と。
#アジアだけでなく、各大陸で予選は進行中ですから。


【追記】 

最近、ジオターゲティングブログパーツを、かの面白いサイト で貼り付けて
おられるのをみて「これは・・・」と思い、自分もやってみているのだが、
(左側の下に出てますよね)「分析癖」がついているせいか、色々と思う所あり。

スポーツナビさんの影響力のおかげで、有り難い事に 47都道府県の全てで
ご覧になって下さる方々がおられる訳ですが、1週間みたところでは、
【人口比率】と【アクセス比率】の順位が 出てくる5位まで同じ。

「地域密着性が あまりない」という、Jリーグらしからぬ?特色が。
#これって「特色がない」ということっすか?(汗汗)

(参考データ?)
人口比率    1位 東京都 9.69% 2位 大阪府 6.92% 3位 神奈川県 6.80%
        4位 愛知県 5.61% 5位 埼玉県 5.51%   (2007年データ?)

アクセス比率 1位 東京都 11.82% 2位 大阪府 9.09% 3位 神奈川県 5.29%
       4位 愛知県  3.61% 5位 埼玉県 3.00% (2008.8.26 現在)

ネット人口だと、東京が 段違いで多いらしいので 東京のアクセス比率が多いのは
よく判るが、若干 大阪も比率的に多いんかなぁ・・・一応、ベースだけに。
不思議だったのは G大阪ネタを書いた日に、何故か 埼玉のアクセス数が増加・・・
(といってもアクセス数自体が多くはないのだが)う~ん、埼玉のガンバファン
なのか、それとも 浦和レッズ サポなのか・・・レッズサポならば 恐るべし(笑)。

posted by uj_lovesoccer |09:40 | ひとり言2008 | コメント(4) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/uj_lovesoccer/tb_ping/526
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
素直に楽しく思う:「喝」でなく「活」を

ジオターゲッティング面白いですよね。自分のところは、最近マリノスネタばっかり書いてるので、東京と神奈川が抜け出て多いです。そろそろそれ以外のネタも書き出しそうなので、そうなったらどうなるんだろうと、楽しみにしてます(笑)

代表に関しては、ちょっとチームが固まってないものの長期に渡る予選だから、まあこれからと言う感じです。
それよりウズベキスタンの現在が気になってます。放送あるんですかねー?

posted by moto | 2008-08-28 01:50

[レス]_素直に楽しく思う:「喝」でなく「活」を

moto さん、コメントどうも有難うございます。
ジオターゲティングは今の所、私も楽しんでます。比率の因果関係は「ふ~ん、こんな感じ?」で良くて、もっと他に頭を使わないといけないのでしょうが(笑)。moto さんの所は「いい傾向」が出てますね^^

代表は「見守る体制」は 充分出来てますが ^^; 皆さんがいうように「本当にチームが固まってないか」どうかは、私見では「結果で推して知るべし」で、皆さんのご期待は判るものの「どうして事前に判ったような事を言いたがるの?」と正直な所 不思議です。結果が悪くて「ほれみろ」と言っても虚しい気がするし、快勝して手の平返しに褒めちぎるのも変だし(こんな考えって どこかねじれてます?)。何にせよ、現場は試合のシミュレーションをしているのに、観ている側は 試合後のシミュレーションが何も出来ていない気がするのが、不満と言えば不満です(偉そうですいませんが)。

ウズベキスタンは・・・判りません(爆)いや、クルフチ(ブニョドコル)が調子が良さげなのは判り、ACLでリティ率いるサイパFCが苦戦しそうだなとは思ってますが、クルフチのカシモフ監督が良いのか 金満チームのせいなのかは 判別がついてなくて。放送は・・・視聴率取れそうもないので、日本ではやらない可能性が高いかもーー; 
ナショナルチーム ~(パクタコール+クルフチ)÷2 みたいな感じで、イニレーフ監督の評価が高かったりする(下の世代から代表を見続けてきた為)ので、チームの一体感という点では 確かに良さそうなチームに見えます。ただ、ウズベキスタンが負ける時は淡白に負けそうな感じもしてますので・・・

posted by UJ | 2008-08-28 07:23

素直に楽しく思う:「喝」でなく「活」を

西部さんの本は自分も現在読み途中。
チョコチョコですが^^;
更に、西部さんは浅田さん(だったかな?)との競作?で戦術本出してますね!←こちらも購入済なんですが^^;
後は、この前に読んだ杉山さんの「4-2-3-1・・・」みたいな題名の本もおもしろかったですよ。

まぁ、読んでると今更ながら「システムだけでも色々あるなぁ~」と。んで、読み終わって思ったのは「今の日本の選手層じゃ4バックじゃない方が・・・」みたいなことですね。
4-2-3-1が世界の主流ではあるんだろうが、日本がこれを採用し始めた理由が“それ”だけっぽくて「いいのか?」とも思うけど(苦笑)

posted by DGS | 2008-08-28 08:03

[レス]_素直に楽しく思う:「喝」でなく「活」を

DGS さん、コメントどうも有難うございます。

チョコチョコで読む方が、後々頭に残っている気がします^^(個人的な経験上)
「戦術に関してはこの本が最高峰―これぞサッカーの「戦術学」全世界30クラブ解体新書」は 持ってなく読めてませんが(西部さんと浅野 賀一さんの共著っす)、杉山さんの「4-2-3-1 ―サッカーを戦術から理解する」の方は読みました。すっと読んで通り過ぎてしまった本の一つになってしまってますーー;面白かったのは覚えてますが(笑)。
「世界の主流」だけがフォーメーションの採用理由でも、まぁ日本人らしさかな?(爆)とは思います。ただ、どんな4-2-3-1になるのか、それが肝でもあるので、そのコンセプトが「あれば」^^; いいんですけどね・・・
選手選考から見るに、右左の攻め方が異なるチームにして、左は松井が仕掛けるのなら左SBは抑え目で、右は俊輔が内に入ってくるのなら、思い切ってその裏から上がれる右SBで、というチームがバランスがよさげな感じ。

4バックを採用しているJのチームは徐々に増えつつも「代表DFを抱える」レッズや現在好調のトリニータが3バックなのは「何でも通じればOK」的な感も持ってたりしますし。サイドがきつそうですが、Jでは サイドアタックが徹底できているチームが少ない(か、強引に レッズやホベルト、エジミウソンの個の力で抑え込まれている)のが、3バックが通用している理由かなと思ったり。

あ、名古屋は竹内、阿部の両SBの熟成具合によるかと思います。日本では(長友の運動量+内田の積極性+駒野の守備力・センタリング精度?+安田の攻撃センス)÷4 くらいの選手が出れば、安泰なのでしょうが^^; 
加地の代表引退は、そういう意味でも残念な気がしています・・・

posted by UJ | 2008-08-28 09:54

コメントする