2008年03月30日
AFCプロリーグ化を追う(1):序章
今年の「テーマ設定された記事」として、少し追っていきたい話題を。 既にACLグループリーグなど、2008年のAFCの大会は進行中だが、その最中、 翌年以降の新しいACL等に向けて参加を表明している15ヶ国の 視察が30日から始まっている。 って、日本は日程に入ってないから「視察せんでも宜しい」という事みたいだな・・・ (参加を表明してない、とか? まさかね) 2009 AFCプロフェッショナルリーグ特別委員会の訪問予定: 3月30日:タイ 3月31日:インドネシア 4月 1日:シンガポール 4月 2日:ベトナム 4月 3日:韓国 4月 5日:ウズベキスタン 4月 7日:インド 4月13日:イラン 4月15日:カタール 4月17日:シリア 4月18日:ヨルダン 4月19日:サウジアラビア 4月22日:UAE 4月24日:中国 4月29日:オーストラリア ※AFCプロリーグ 情報は こちら(英語)
参加にあたっての最低水準等の具体値は、視察をした上で明確になる事でもあろうが、 リーグのチーム数・マーケットでの利益の共有化・TV放映等がある事や、 健全な経営母体がある事、ホーム&アウェーでの試合が開催されていること、 一定期間そのリーグが存続していることなど「プロリーグの9定義」が示されると ともに、プロクラブの定義までなされている事からしても、 「それがアジアのプロフェッショナル・サッカーの現状なのだ」という気にもなる。 インドなんかは、昨年末にプロリーグが発足したばかりなのだが、 果たして大丈夫なのだろうか、という気にもさせられる。 参加資格については「基準値を下げない事」をブチさんが公言しているが、 実際の所は「下げてしまいがちな流れに歯止めをかける意味」の発言だろう。 ただ、そうでない国々にも門戸を開く配慮は、 AFCカップの上位2チームにプレーオフ予選参加資格を与えるなど からなされている、という事のようだが。 一昔前の日本の状況から現在に至るまでの流れを考えてみれば納得もいくが、 プロリーグが存続する上でのハードルを、アジアレベルにおいても徐々にクリア していく国々が増えている、という状態なんだなと、 相変わらず貧困にあえいだり、不正な情報操作が行われる管理社会の国々も あるという感覚ながらも、思ったりする。 東西の距離が他大陸と比較して非常に大きく、時差に悩まされる事も出てきそうな アジアでのプロ・サッカーの戦い、移動手段の確保・整備も必要となるだろう。 そして、欧州でのプエルタ選手の例を出すまでもなく、 選手の身体への影響など、医学的な見地からのメスも同様である。 (医学的な面での整備が遅れている国においての危険性は、言うまでもなく) いくら演出して舞台を整えても、一番ハードな日程をこなすのは、結局「選手」。 問題が起きたとしてその代償を一番多く払うのも、結局は「選手」なのだから、 演出家やマーケットだけの論理にとどまらない議論を行って欲しいと、切に希望する。 アジアの地盤底上げも重要だとは思うが、急ぎ過ぎて「事が起こって」からでは遅い。 また、今年のACLでのクラブへの財政支援 が決まっているように、 異なる社会を持つ国々への配慮もなされなければ、実際問題としては 「先立つものに行き詰って、数年で立ち行きがいかなくなる」可能性も否定できない。 そして、もうひとつ、それは「エンターテイメントとして充分なもの」として、 日本でも受け入れられるのだろうか。 ACLは 浦和・川崎Fの功績もあって、昨年あたりからようやく日本でも、 コアなサッカーファン以外にも、少しづつ認知されてきたとは思うが、 しかしそれとて、たかだか昨年のこと。 大きなチャレンジが 翌年から始まろうとしているが、それは、 アジアの人々にとって「本当の豊かさ」をもたらすものになってくれるのだろうか。 期待ももちろんあるが、やはり不安は消えない。 だからこそ、今後追っていきたい事でもある。 (つづく) ◇AFCプロリーグ化を追う (1)序章 / (2)複数のACL? / (3):現実への対応を! (4)新ACLフォーマット案
posted by uj_lovesoccer |06:37 |
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AFCプロリーグ化を追う(1):序章
いらねw
こんな程度の低い大会に地球半周を繰り返す意義なんてない。
結局日本が犠牲になるだけ。
どうせ金も取られる。
そんな事より「Jリーグアジア人枠開放」マダー?
posted by | 2008-03-30 09:09
AFCプロリーグ化を追う(1):序章
AFCのプロ化というのは、ACLをJチームが戦う上でも日本にとって大いにプラスになるでしょうね。
私は今回、初めてベトナムなどのチームが「国際空港から遠いから別のスタジアムで戦っている」という事実を知りました。
欧州や南米と比べるまでもなく、アジアではプロ化していない、もしくはプロ化して間もないわけですし、インフラや人材の面で、Jリーグが「当たり前」と思っているサポートが遅れているのも仕方ないわけですよね。
安易にマスメディア(主にテレビと新聞)はACLを持ち上げますが、UJさんの仰るとおり、犠牲になるのは選手です。
昨年の鈴木選手が壊れなかったのは奇跡というか、壊れないほうがおかしいくらいの負担がかかる中で、さらに相手のチームの対応が様々な理由で後手にまわるのなら、それをサポートするのはAFCであり、それを引っ張れるのは、「アジアで唯一の健全なリーグを持つ」と言われているJしかないので。
そんなわけで、私もUJさんと共に、AFC及びACLの動向には注目していきたいと思います。
posted by Nori Aihara | 2008-03-30 23:29
AFCプロリーグ化を追う(1):序章
コメント頂き、どうもありがとうございます。一括レスで失礼します。
(無名)さん
う~ん、程度が低いですか・・・そこ以上の戦いの場を探さないと・・・
お金は、日本が出すと決まった訳でもないので、儲けていそうなUAEあたりから
ではいかがでしょうか?
「Jリーグアジア人枠開放」、どこまで良い選手が来てくれるのか個人的には
判断しがたく、以前からあまり肯定的ではないんですよね・・・
Nori Aihara さん
インフラや人材の面で、Jリーグが「当たり前」と思っているサポートは、
他国では期待できないのが現状だと思います。そこは私も平和ボケしてまして・・・
鈴木啓太や中村憲剛が潰れなかったのは、本当に彼らに敬服するしかないですね。
プロリーグ委員会のメンバーの主要ポストに、日本人が起用されている事からも
判るように、Jリーグを構築した日本の手腕に対する期待が、
アジア各国にはあります。それは、バブル期のジャパンマネーで作り上げた
ものと揶揄される可能性もありますが・・・
posted by UJ | 2008-03-31 06:18
AFCプロリーグ化を追う(1):序章
おお、そんな視察が始まってたんですね。いやー、これは続報が楽しみです。ホント、現状、どうなんでしょうねー。ACL好きとしては、ガンガン巻き込んでいって欲しいのもありつつ、基盤が無くて潰れて行ってしまったら、元も子もないですし、別に来年からじゃなくてもいいから、慎重に作っていって欲しいです。
エンターテイメントとしてなりたつのか?との問題は、大丈夫でしょう!
だって、面白いですもん(笑)
今シーズンも鹿島の方は、今のところ、うーんですけど、ガンバの方は、外野として見てても面白いです。ああいう試合が行われてて、エンターテイメントとして成り立たないんだったら、サッカー自体がコンテンツとして駄目って事だとすら思います。
ただ、アジアの広さによる選手への負担の問題・・・。
これは、本当に何かある前に、手を打って行きたいですね。個人的には、手始めに五輪は削りませんか?って感じです。
posted by negro | 2008-03-31 20:24
AFCプロリーグ化を追う(1):序章
negroさん、コメントどうも有難うございます。
良いブログが復活されたようで、楽しみに見させてもらってます。
一昨日はタイ、昨日はシンガポールと視察があったようですが、
正直なところ「1日で何を確認できるのか」という疑問もあったり・・・
そして、さっきリンク先のサイトをみたら、4月9日に日本を訪問?
する事になってたり(本文記事、違うやないか!)・・・とバタバタでして(苦笑)。
昨年の視察から導き出された結果を伝えて、各国がどう対応していけるのかの
回答を得ようとしているんではないかな? と勝手に思ってたりします。
「基盤のしっかりしたプロリーグで構成される国がメインとなりACL等を開催する
事で、アジアのレベルアップにつなげ、整備の遅れている国々を引っ張り上げたい」
という意図を今回の制度改革に感じるのですが、代表と自国リーグの両輪があって
こその発展、現在では当然のように多くの方々が持つと思っている感覚が
実はアジアでは まだまだ浸透していない、という現実にも思い至ります。
アジア各国の生活基盤の安定度にもよるのでしょうが、だからといって落胆せず
「多いのびしろ」に期待して注目していきたいとも思っています。
五輪予選に関しては、私も似たような思いかな? 移動の負担を考えると
五輪代表も西アジア・東アジアで別々に選ぶ仕組みとしても良いと思いますが、
強化の観点からは、多様なタイプの国との対戦が減少する事による、経験値の低さ
にもつながる気がするので、一長一短ではありますが・・・
posted by UJ | 2008-04-02 05:01


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