2008年02月23日
「良い事ばかりではない。だから面白いんじゃないか?」
久しぶりに(日本に、いやここに)戻ってきてみて、新鮮な気持ちではあるものの、 サッカーシーンからは遠ざかっていて、やや現状に戸惑いながらも、 また少し、個人的な所感を 書き残しておこうと思う。 少しだけ観る機会を得たのだが、確かに「ひどい東アジア選手権」かもしれない。 ただ、チョンテセの活躍を見る事が出来るのは、大変良い事でもあろうし、 立ち上げて間もないチームなので、W杯予選に向けて「オシムの合宿」ではないが 多くの選手が集まって、意識を共有する機会を長く持てるのも悪くはないだろう。 ラフプレーや不穏なジャッジについても不満はあるかもしれないが、 それをこれまで容認したかのような態度を取ってきたのは、自分達なのである。 東アジアの同胞達に対して、 「こんなサッカーの試合をしていて、世界に通用するのか?」 (まだまだ模索中で、もがき続けている自国のサッカーであり、 通用するうんぬんの話に 苦笑される方もおられるとは思うのだが) と、強いメッセージを発信する事を怠ってきてはいないか。 自分達のプレーから「これを見て判らないか?」というアピールを続けては きたかもしれないが、それでも判らないならば、もっと判るように出来ないか? ジャッジに関しても、前回のアジアカップは無論のこと、今回の大会に関しても 主催するEAFF(東アジアサッカー連盟)だけではなく、AFCやFIFA にまでも、ビデオを観てもらい、判断を仰いでいっても良いのではないか。 それが、将来のラフプレーから自国の選手達の身を守る事につながり、 アジアのサッカーのプレーや審判の質の向上にもつながっていくのではなかろうか?
東アジア選手権を続けないよう、今後の不参加を決め込む事もたやすい。 ただ、それはEAFFの他9ヶ国を見捨てる事であろう。 しかし日本は、欧州や南米他の地域からみれば「東アジアの一員」なのである。 「東アジアのサッカーはこんなもの」だけど「ウチだけは違うよ」と 言いたいお気持ちにも、頷ける部分は多々あるのだけれども、 そういった態度が「アジアの中での孤立」を進めてしまってきたのではないか。 男子の「日本-中国戦」は、多くの世界の方々に観て頂いて、 是非を問うて頂き、審判のレベルアップや 問題行為のあった選手に対しての 処分を促すくらいの発信をしても、日本サイドの立場としてはアリだろうと思う。 確かに色んなサッカーがあって然るべきだろう。他国同士の多くの試合を観てきた 方々の中立的な目で「あれくらいの行為はアリだ」という意見も出るかもしれない。 怪我をする可能性があったとして、責任を持つことのできない立場の 人間がこんなことを言うのも問題があるかもしれないが、 サッカー選手に怪我はつきもの。ラフプレーに対して負けない気持ちが必要だろうし、 必要以上のラフプレーに対しては、声を大にして抗議すべき所でもある。 ただ、それよりも気になるのは、自国の現実問題として 「自分達だけ妙に判ったふり」をしているかのような態度は解せないし、 そうならないようにしたいものだと思う自分がいる。 「何か方法があるのでは?」と考えたとて、中国や北朝鮮などのこれまでの 歴史をみていると、難しいのではと思う気持ちも判らなくはない。 「理解できない人達なのだ」と諦め、 それ相応の付き合い方を考えるようにしてしまう事も たやすい。 ただし、私が知る限りだが、理解できない人もいれば、そうではなく、 きちんとした理解を示してくれる方々もいる。希望はゼロではない。 洗脳思想・情報規制や、過去の歴史による大衆心理が働く事での問題もあろうし 大変困難な道でもあろう。 が、「自分達が通用しない」と諦めてしまえば、可能性がゼロとなる道への転落。 諦めが悪い人間で、損な役回りになるかもしれないが、 目の前の得だけ拾い続けて、「将来私は生きていないから」などと言い、 平然と放置して生きていけるほど 自分は傲慢ではないつもりなのだが。 だから、私を「馬鹿」だという人は、結構いる。 賢い人には理解し難い、馬鹿は馬鹿なりに静かに燃えたぎる闘争心がある。 ならば、実行して上手く出来ずに「確かに大馬鹿だ」と嘲笑われるか、 それとも「馬鹿パワー」が炸裂して、賢人の想像を超え、凌駕する何かを産みだすか。 何かを産みだす時の苦しみは、昼夜を問わず生活している自分は、 ほんの少しながらも 判っているつもりだ。 だから、この事について、これ以上の言葉で表そうとするよりは、 別の態度で実力行使して、実際に何かを起こそうとするのが良いのだろう。 気持ちは熱く、頭は「成し遂げる為に」冷静に。それをやってみせた 中澤や鈴木啓太には、感心することしきりであった。 この東アジア選手権でいうのならば、対韓国の最終戦できっちり勝って、 結果を出して、ラフプレーや不穏な空気を生み出す方々を黙らせてあげるのが、 もっとも良いのだろう。その場に立ってしまえば、後には引かない事が。 それによってチームが意思統一してまとまり、団結心が高まる事を期待しては いけないのだろうか。W杯予選の第2戦バーレーン戦を来月に控え、 「日本手強し」とバーレーンだけでなく、他の国にも思わせてやるような。 (岡田さんはそこまで考えて、東アジア選手権に臨んだのかもしれないが) そういう意味でのモチベーションならば、今後の事も含めて「アリ」ではなかろうか。 7人も代表に選手を取られながらも、不平を大声で叫ぶことなくハワイで戦う ガンバ大阪を応援している、複雑な気持ちのサポーターながらも、そんな事を思う。 代表の戦術面に関していうならば、オフシーズン明けでもあり、 まだチームとして岡田さんが思う手法が熟成しておらず、 フィジカルコンタクトが厳しい中で それを出す事の難しさを実感して いる時期でもあろう。 が、ゲームを通して、向上していくべき課題がみつけられる機会がある事は、 決して悪い事ではない。私の素人目で見えない事もあるだろうが、 意図は徐々に出されつつあり、試合をこなしていく事で さらに 「何か」=精度 の上積みを期待したい自分がいるのは事実だが。 その下地を作った方に感謝すると共に、それを発展させていこうと トライする方を、今は(あんまり時間取れないが)暖かく見守りたい。 オシムさんにも岡田さんにも、質の違いこそあれど「馬鹿さかげん」を感じる。 「良い事ばかりではない。だから面白いんじゃないか?」というような。 非合理的かつ非論理的な馬鹿さかげんは、周囲からすれば 困ったものだろう。 伝染してしまう熱さを持ったものならば、なおさらである。 皆さんには私の「馬鹿さかげん」が おかしな風に伝染しないよう、 また少しお休みさせて頂きたいと思う。 ※コメントを頂いても、今回はレスできるかどうかわかりません。 大変申し訳ありませんが、あらかじめお詫びさせて頂きます。
posted by uj_lovesoccer |16:30 |
ひとり言2008 |
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東アジアの同胞達に対して、 「こんなサッカーの試合をしていて、世界に通用するのか?」 (まだまだ模索中で、もがき続けている自国のサッカーであり、 通用するうんぬんの話に 苦笑される方もおられるとは思うのだが) と、強いメッセージを発信する事を怠ってきてはいないか。
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「良い事ばかりではない。だから面白いんじゃないか?」
ひとり言2008様
久しぶりに骨格のしっかりしたプログを拝見しました。貴兄のやさしいまなざしと大人としての知性を感じることが出来ました。
代表に限らず熱い激と温かいまなざしは成長のためには不可欠なもの、と思っております。安田君をはじめ精一杯汗をかいている若い選手には殊更にリスペクトと温かいまなざしを送りたいものです。
posted by 雷魚 | 2008-02-23 18:01
「良い事ばかりではない。だから面白いんじゃないか?」
2月22日、日本協会から抗議が行われ、東アジア連盟が受け入れ、中国チームへの罰金が決定した。20日に行われた悪質な試合に、主催者は善処する旨を示した。今日はすでに23日である。日本と中国のサッカーファンが沈静化しつつある今、正論を吐くのはたやすい。
posted by 私が馬鹿だった | 2008-02-23 19:14
「良い事ばかりではない。だから面白いんじゃないか?」
コメント頂き、有難うございます。
一括レスで失礼します。
雷魚さん:
お褒め頂き、どうもです。韓国戦の結果はドローで残念ながら2位に終わりましたが、
今後も周囲に流されず、熱い檄と温かいまなざしで、本当にすべき事を見極めたいと思っています。
私が馬鹿だった さん:
確かにたやすいですね、私の書いたことは。
そしてあなたも、これ以上の意見がなければ、残念ながら同じだと思います。
posted by UJ | 2008-02-24 20:44


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