2007年08月29日
U-17ワールドカップ フランス戦での柿谷のトラップ?
U-17ワールドカップでのプレーを思い起こしながら、 今後もちょこちょこと? 書いて行こうと思う。 本当は、課題をたくさん書いていく方が、今後のためになるのかも しれないのだが、とりあえずは皆さんと違う思いのところを。 今回は、ちらほらと意見が見られる(そして自分も良かったと思っている) フランス戦での柿谷のプレーをみて、個人的に思う事を書く。 (休んでたんだけど、休んでる場合じゃないっす・・・)
◇ 柿谷のスーパーシュートの裏側には フランス戦の前半45分、柿谷がハーフラインを過ぎたあたりから、 GKが前に出てきていたのを見てのロングシュートを決めたシーンを 思い出して欲しい。 確かに 柿谷は最初からずっとGKの位置を見ていた(TVに移る範囲で確認済)。 本人も「開始5分でGKが前にいると思った」と後で言っている。 FWたるもの、いや選手として必ずゴールマウスを意識してのプレーが必要である。 そして必要に応じて、どんな位置からでもゴールにボールを送り込める技術も 必要。セレッソでの練習でも「常に」遊び?で 長いシュートを打つ練習をやっている。
シュートももちろん良かったが、そのスーパーシュートの裏側には、 かなり面白い「トラップ?」(個人的にはキックフェイントからの 一連の動作)と感じる、以下の動きの方が「彼らしさ」が出ていたと思う。 その一連の動きを、3ステップで説明したいと思う(異論あれば願います)。 1)日本のCB鈴木からの結構きついクリアボールが 柿谷にハーフバウンドで来た。 フランスの選手が柿谷の前にいて、鈴木と柿谷の間には、山田がいた。 2)ここで柿谷は「ハーフバウンド」を、山田に向けてバックパスするかのような 動きを見せた(キックフェイント)。当然、その間にいるフランスの選手は パスカットを狙って、蹴られると思われる方へ足を出しに行く。 3)柿谷は、2)のバックパスのようなキックフェイントをして、ハーフバウンドの 球を右足でそのまま真下に落とし、右足の外旋の動きと共に身体を反転させて 相手ゴールへと向かった。 (キックフェイントにつられたフランスの選手は、ここで体勢を崩しているため あっさり振り切られたかに見えてしまう) 2)~3)の動きは 1秒程度、そして前を向いてからシュートするまで2秒程度。 後はフリーの状態で前を向いて、GKの頭越しにゴールを狙っただけである。
◇ 結構やってるよ、普段から 彼の良さは、個人的には 「ボールをもらう前の判断と予備動作(相手に次のプレーを察知させない)」と 「相手がいなくて前を向ける所に、来たボールを早く正確に置ける技術の確かさ」 に非凡な所がある、と、これまで何度か実際にスタンドから観たプレーで思う。 こういう「相手の虚を突くプレー」が、彼の真骨頂でもあり、 以前みたプレー(4月の神戸とのサテライト戦)を少し紹介する。 GKからの山なりのダイレクトキックが、彼のいた左サイドに直接来た時に、 柿谷は、相手DFの位置(GK寄りで彼の前、やや離れ気味)をみて、前方に やや体重を傾けながらボールを止めないで、そのまま前に行くかのような動き (フェイント)をした。 しかし、ボールが近づくと急に、予備動作を殆どなしで、アウトサイド右足で ダイレクトにトラップして、山なりのボールを鋭角的に早く前に運んで、 一瞬で 相手を置き去りにしたことがある。 (この後はゴール前まで持ち込みながら、シュート直前のトラップが大きく GKにキャッチされてしまった・・・・) 一応、双眼鏡で観ていたのだが、ダイレクトトラップするまで本当に足が動かず、 ボールが来た一瞬の動きがとても早かったので、対峙する相手も何をしたのか、 わからなかったのではないかと思う。
◇ 今回の他の試合でも・・・ 皆さんが観られた筈の、U-17W杯の初戦ハイチ戦の、GKをかわしての シュートの時も早かった。あの時も、 「GKと交錯しかけた瞬間に、一体 何した?」という感じだ。 (実際には、GKが来るタイミングを見ていて、一瞬 早くボールを前に 押し出したようだけれども) 本当に、彼の動きには「相手を出し抜く」意図がある。そして、事前の確かな 判断があって、その後の動きも早い。意図を悟られない「マリーシア」も 持ち合わせている。相手からすれば「2,3手 先を読まれている」と思うに違いない。
まぁ、その分、失敗ももちろんある。特に味方とのコンビネーションでは、 ボールキープして相手へ厚みのある攻撃を仕掛けるべきケースもあったか。 (ナイジェリア戦とかは、一発で相手を交わそうとし過ぎた感あり) 運動量が少ないとの指摘もあるだろうが、現段階では あんなものである。 スーパープレーをしながら動き回れるほど、ウルトラスーパーではない。 体格や年齢を考えて欲しいし、6月末に痛めた左太ももの筋肉に違和感を 覚えながら、蒸し暑い中で、彼の持ち味を生かす上では、あれで精一杯。 今後、痛めた部分(筋膜炎なので、一度、筋肉繊維が破壊した後に 超回復で今後発達していくだろうと、良い方向に期待)を ひどくならないように気をつけながら、キックの種類を増やして、 可能なら、ドリブルの技術がもう一段上がれば、 一瞬のキレとアイデアで相手を抜くタイプだけに、今後が楽しみでもある。 (U-17の課題の方へつづく? 今週のサカマガ、よく読んだ方がいいかもしれませんね)
posted by uj_lovesoccer |00:10 |
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Re:U-17ワールドカップ フランス戦での柿谷のトラップ?
お邪魔します。先程は当方の記事にもコメントありがとうございました。
ご指摘の「相手の虚を突くプレー」、非常にシンプルなようで、実はこれまでの日本人選手にはあまりなかったような気がします。そういう点では今後が非常に楽しみです。
ただ、今回のチームではそういった彼の技術が他の選手と比べても抜きん出ていたので、いざ味方を巻き込んだものになると、ダイレクトプレーなどでは他の味方選手がついてこれない場面も結構ありました。
もしかしたら、彼にとっては物足りなささえ感じたのかも、と考えるのは少し考えすぎでしょうかね……
posted by bunchousann | 2007-08-29 03:38
Re:U-17ワールドカップ フランス戦での柿谷のトラップ?
こういう記事が読みたかったんです!
具体的でしっかり自分の考察を入れたものが。
柿谷のような自分で考え、差を作れる選手が多くなるといいですね。サッカーはいろんな意味で頭が良くないとだめな球技だと思う。
柿谷はアドリブでやってるわけではないでしょう。やはりサッカー観だったり日頃の練習から違うんじゃないかな。
人と同じ事しかやらないと結局負け組になるのでは。柿谷は頭がよく、自分を持っているのでしょう。
posted by うほっ | 2007-08-29 05:23
Re:U-17ワールドカップ フランス戦での柿谷のトラップ?
毎々お世話になっております(サラリーマン口調)
僕は少ししかU-17戦を視ておりませんが、柿谷くん一人抜き出た実力との印象を受けました。
ドラゴンボールに出ていたスカウター?みたいなんがあったら面白いでしょうね。我が愛するトリニータ選手の数値をみてため息をつきたたい。
posted by 鳥脳 | 2007-08-29 10:39
Re:U-17ワールドカップ フランス戦での柿谷のトラップ?
あのトラップはゾクっと来ましたねー。
逆取るのが好きなんだろうなー
posted by negro | 2007-08-29 13:34
Re:U-17ワールドカップ フランス戦での柿谷のトラップ?
お久しぶりです??
僕的にはキックフェイントというよりも、後ろにボールを置くと見せかけて・・・的なトラップだったと推測しています。体をつけたはずのフランスのDFは、ボールも死角で見えなかったでしょうし、あのバウンドで前を向く・・・という選手に出会ったことはなかったでしょう。それは転びますwww
とにかくうなりました!!本当に凄かった!!球児の指先のしなやかさぐらい凄かったww
彼には、松井大輔並の体のしなやかさと復元力や調整能力を感じます。サイボーグ化の成功と、筋肉の超回復を祈っております。はやく筋肉のストレスを取り除いて「慢性化」だけはしないようにと思っています。
彼にとってのサッカーとは、松井や俊輔、木村和司に通じるものがある・・・と勝手にプレイから感じています。そしてカズや中田のように、「背負う覚悟」のようなものも感じていますが、サッカー好きのオッサンらしく、遠巻きに眺めていたいと思っています。
初戦のハイチ戦のプレイは、野球的に言えば、ベースをスピードを落とさずに駆け抜ける能力に似ていると思います。それに加えて、球体の正しいところを、正しい場所でつつく・・・という技術を加えているように思います。いくら練習しても、ベースに足を合わせられない、スライディングでスピードが落ちる選手というのはいます。彼は、神経系が本当に発達しているのだと、感じられるプレイでした。
それにしても、アジアユースから過度の期待をかけてしまうようなプレイを連発してくれます。僕の悪い癖ですねぇーww
posted by モ-リー | 2007-08-29 17:55
>一括レス(柿谷のトラップ)
コメント頂き、どうも有難うございます。一括レスで失礼します。
bunchousannさん:
いつも「何か違う事をしたい」と考えているみたいですね。チームプレーの面からいうとプロ選手が1人他の選手に混じってしまって、ご指摘のようにコンビネーションは合っていなかった(唯一、河野くらいか?)場面が目立ったように思います。ただ、彼は物足りなさを感じるよりは「なんとかしてやろう」というタイプの性格なので、それが皆に伝わるからこそ、チームの他の選手も彼を受け入れられたのではないか、と思いました。決してチームとしてバラバラであった訳ではないと。
うほっさん:
どうもです。「サッカー頭」になる事が重要なのかな、と個人的には思っています。それは、他の事では決して頭が良くなくても、サッカーに関しては頭脳的なプレーや考え方が必要なんだなと思うからです。柿谷くんは普段から、人と観ている世界が違う気がしています。決して特別頭が良い訳ではないでしょうが、心は豊かな選手だなと感じます。
鳥脳さん:
私も今は、サラリーマン「らしい」生活を関東圏で行なっております・・・相変わらずお忙しいのだと思いますが、トリニータも若くて良い選手がユースにいますので、今後どのように成長してくれるのか期待しております。コーチも含めて、育ってくる手助けしか出来ない周囲ですから、せめて支えてあげたいと思う次第です(サラリーマン口調)。
negroさん:
トラップ、確かに凄かった・・・あのプレーの前から周囲を確認して、ああいったボールが来た時には、と決めていたかのようなプレーをしてくれました。日本のFWラインがずるずる下がってしまってたのも、彼にとっては「逆に利用してやろう」と思っていた感も・・・本当に逆を取るのが好きそうです^^
モーリーさん:
松井とタイプが似てるかもしれませんね、確かに。ただ、松井ほどキックにこだわりがないのが個人的には「もっと成長できる」と思う事でもあります。性格的な面でも強さを感じるし、身体の反射神経も非常に良い選手なので、心の反射神経もとても的確なようで、本当に「プロフェッショナル」な選手として今後さらに成長して欲しいと願うばかりです。肉体改造計画、進行中だからこそのあのプレーかもしれないので、2・3年後に期待です(2010年の代表メンバーの末っ子になってくれないかなぁ)。
頑固に「キックフェイントだ!間違いない!」とエロ師匠?のセリフで締めさせて頂きますww
posted by UJ | 2007-08-29 21:06


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