2006年12月24日

アジアでのJの立ち位置を考える(4):ACLグループリーグ

22日か昨日にはUPするつもりが遅れました。
ACLのグループリーグのドローが22日に行われ、組み合わせ が決まりました が
前回の記事のコメント に、組合せを知らせて下さった方がいらっしゃいます。
この場を借りて御礼申し上げます。 どうもありがとうございます。
# 調べる手間・時間が助かりました!

個人的な考えは、一番警戒していた、韓国の城南一和と中国の山東ルーネンが
同じグループ となり、日本の2チームとは別グループで厳しい戦い
(潰し合い)をしてくれる という事もあって、正直な所、
考えていたよりは「恵まれた組み合わせ」 という感じがします。

ただ、浦和は シドニーFC上海申花 、川崎Fは 全南 と、いずれも侮れない
チームがいますので、気が抜けない戦いとなる事は言うまでもありませんが。
(上に記載しなかった他のチームには、大変失礼な事を書いてすいません)

そして、アジアカップのドロー も決まり、Jリーグのスケジュールも決まって
2007年へ向う動きも当然ながら活発化しつつあります。
日程については、Jリーグも若干考慮したようにも見えなくも
ないですが、土(or日)曜に試合をして翌週水曜のアウェーという状況は
(仕方がないですが)依然 そのままにはなっておりますので、
選手の体調管理と1~2月中の身体のケア・準備が重要と考えます。

個人的に指摘したかった戦い方としては、
 ◇ 警戒するチームのアウェーでどうするか
 ◇ そうでないチームに対して、どう得点差を広げて勝つか
というプランを徹底して、他チームの戦いの動向を見ながら戦略を練る、
という当たり前の事を、当たり前に情け容赦なく、徹底的に出来るか
どうかにかかっています。

ここでひるんではダメ。徹底的に勝負に徹して、緩まずに勝ちに行くこと。
これが、マイナスの意識の克服の第一歩です。

韓国や中国のクラブチームがACLで強いのも、そのあたりが
徹底した意識で実行できている点に、理由があると思っています。
(次回、過去のACLの戦いで横浜FMや磐田らが、いかに苦労したかを
 紹介した上で、敗因分析が出来ればと思うのですが・・・)

となるとチーム分析ですかね。対戦する相手についての。
この手の分析が一番苦手なのですが・・・

警戒する相手として挙げたチームだけで恐縮ですが、浦和と川崎Fが
グループリーグで激突する事になる、当面のライバル3チーム、
 シドニーFC(オーストラリア)、上海申花(中国)、全南ドラゴンズ(韓国)
の3チームに関して、紹介したいと思います。

(参考資料) Football SQUADS


【シドニーFC】  (選手・英語)
ご存知のように、リトバルスキー監督は、アビスパ福岡を指揮する事となっており
(現在はテリー・ブッチャーが監督となっている)
2005年にクラブ世界選手権で来日した時とは、メンバーも当然ながら
変わっているが、マーク・ミリガン など、先のワールドカップ
にも出場した選手らが、中心選手として頑張っている。

現在行われている Aリーグ のレギュラーシーズン第17節終了時点で、
メルボルンに13ポイントと大きく離されているが、
3位のアデレードより上の、2位につけている。

Aリーグのレベルもあるので、一概には言えないところだが、
1試合の平均失点が1点以下と 堅いディフェンス はあるものの、
平均得点が1.5点と首位メルボルン(2点以上)と比較して弱い所から、
勝てるゲームが得点力不足でドロー となっている感がある。

3月から始まるACLのグループリーグに向けて、Aリーグのルール
(試合数を限定での海外有力選手の移籍・出場)を利用した、
FWを中心とした補強を行ってくる可能性があるので
その動向に注目したいところである。

浦和は確か、2004年のキャンプをオーストラリアで行って、アデレードとは
対戦している筈(練習試合? 4-1くらいで勝っている筈だが)。
南半球のため、試合時期は日本で言う秋口のような季節の筈で、シドニーは
さほど暑くはないのでは? と思うが・・・


【上海申花】  (選手:英語)
 (大変よいブログ) 中国四千年のフットボール通信(当確)  (旧)

中国代表は今月の18日から3週間の合宿に入っている。 召集メンバーのうち、
左サイドDF スン・シャン(孫祥)、CBドゥ・ウェイ(杜威)、そしていずれも
MFの スン・ジー、ユ・タオ、ワン・ケ と5選手がこのキャンプに参加している。
また、地元開催の五輪の為の強化もあってか、年末年始に国内外で60名近くの
大量召集を行って、U-22代表が強化を行う予定である。

中国スーパーリーグは例年3月開幕のようなので、このギリギリまで代表強化が
続くようだと、クラブチームとしての完成度は低くなる可能性もあるが、
反面、若い選手・移籍外国選手が台頭して、オプションの増えた新しいチームに
生まれ変わってくる可能性も否定できない。

申花は、中国の企業としては有名なグループで 2004年にはA3やACLで
横浜FMや磐田と対戦している。
そして、昨年のACLでは、ラッキーなグループリーグを勝ち抜き、
決勝トーナメントで 前回覇者 全北現代との準々決勝を行った。

第1戦では1-0で勝利し、第2戦でも先制しながら、前半37分に、代表DFでも
あり主将の 李偉峰 (リ・ウェイフォン) が ラフプレーで退場したのを
きっかけに大逆転を許し、4-2となって、2戦合計4-3で敗退 している。

大分トリニータと業務提携していることでも知られ、また、今年まで使用して
いたホンコウスタジアムを、2007年FIFA女子ワールドカップに向けて
2500万(米)ドルUSDの予算をかけて改修するため、ホームゲームを 
浦東区のユァンシェンスポーツセンタースタジアムで行う予定である。

元バイエルンのヤンカー、ホンジュラス代表のルイス・ラミレス や、
セルビア・モンテネグロのストライカー、ヨバノビッチ が在籍する。
GK虞偉亮 (ユ・ウェイリャン)、香港出身の DF呉偉超(ウー・ウェイチャオ)、
若手の FW ガオ・リン、毛剣卿 (マオ・ジャンキン) らも代表レベルの
実力があり、侮れない存在である事に間違いはなさそうである。

(12/28 22:00訂正)ヤンカーは、既に上海申花を10月で退団し、11/15 に
            オーストリアブンデスのSVマッタースブルクに加入。
(上海ユナイテッドとチーム統合されたのが2月。その影響か、チームに
 まとまりがなく、期待を裏切っている結果ではあります)4/12追記


【全南ドラゴンズ】  (選手:英語)
ここも、トリニータと業務提携を行っている筈。
#トリニータの関係者・サポーターの方、情報流して下さいませんか?

朝鮮日報のサッカー欄 をたまに読んで頂くと、韓国が日本をどう考えて
いるか(あるいは、韓国マスコミがどう扇動しようとしているか)
よく判ると思うが、改めてメディアの姿勢というのには考えさせられる。

Kリーグでは6位に低迷したが、KFAカップでは水原三星を2-0と破り
ACL出場を決めている。2006年ドイツ大会の代表となったのは、
GK金永光 (キム・ヨングァン、第3GK) だけだが、
元ジェフの サンドロ が在籍し、DF金泰映(キム・テヨン)、朴載弘(パク・チェホン) ら、
DF陣が堅く、好チームである事には違いない。
# ちょっと情報少ないですね。後で追加できればと思います。


最後に、FIFAのサイトでのグループリーグ展望(英語) を訳したものを示す。
#でも、適当に訳したから、ちゃんと英語読める人からしたら・・・

グループE:  浦和・シドニー・上海・ペルシク・ケディリ
シドニー苦戦するか?
 シドニーFCにとって、2国の東アジアのビッククラブとインドネシアの
チャンピオンと対戦するというのは、期待外のところであっただろう。その理由
として、日本の2冠王者 浦和レッズと中国のCリーグ2位チーム 上海申花の
前評判は、広く国境を超えて聞こえてくるが、ペルシク・ケディリはそうでも
ないため、非常に用心深く考えないといけないからである。
 
グループF:  バンコク・川崎F・アレマ・全南
東アジアの望み通り?
 トーナメントの歴史から、東アジア勢が東南アジア勢よりも強すぎるために、
東アジア勢が決勝トーナメントに進む傾向がありますが、その例外は、過去
(2003年)に、タイのBEC Teroが決勝に進んだ時のみです。したがって、
大方の予想は、韓国のFAカップ王者の全南ドラゴンズと、Jリーグの2位で
ある、川崎フロンターレの一騎打ちと考えられる。 もちろん、そうならないよう
タイのバンコクユニバーシティと、インドネシアのカップ王者 アレマ・マラン
にも奮闘を期待するが。

グループG:  アデレード・ドンタムロン・城南一和・山東
城南が輝くか?
 2004年にアル・イテハドにアウェーで3-1で勝利していながら、ホームで
5-0と敗れて準優勝となり、大陸王者になれなかった城南一和だが、
あのロマーリオが(4試合限定で)加わっているアデレード・ユナイテッド、
中国の2冠王者山東魯能(ルーネン)とベトナムチャンピオン、ドン・タム・ロン
のいるグループから抜け出るには、持てる全ての戦術・闘志を出した上での
幸運が必要でしょう。

グループリーグは、3/7, 3/21, 4/11, 4/25, 5/9, 5/23 の日程は
確定しているが、対戦相手及び試合会場は未だ確定していないようである。
((5)に続く)


◆アジアでのJの立ち位置を考える:
    (1)アジア軽視(2)無知の知(3)アジア動向(東ゾーン)
    (4)ACLグループリーグ(5)過去敗因検証(6)Jの特性 / (Ex1)補足1
    (7)アジア動向(西ゾーン)(8)ビッグクラブ化の是非(9)アジアで戦うとは
    (10)Jの立ち位置(11)世界へのステップ(12)CWCへの期待

posted by uj_lovesoccer |21:40 | テーマ設定した記事2006 | コメント(4) | トラックバック(0)
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Re:アジアでのJの立ち位置を考える(4):ACLグループリーグ

GK金永光 (キム・ヨングァン、第3GK)
DF金泰映(キム・テヨン)

上記の選手は、国内で相対的地位高いクラブに
移籍。下記の選手はすでに引退してます。

 Jの勝ち星表は確認してないですが、この
全南というクラブ、総試合の半数が引き分けで
しかも、失点は、Kリーグ最小。
 相対的に強いチームではないので、アウェーで
0-0にするのが、得意なチームの印象が
あります。 試合見ましたが。

posted by LITTLE | 2007-01-03 20:04

Re:アジアでのJの立ち位置を考える(4):ACLグループリーグ

LITTLEさん、情報を頂き有難うございます。
情報に対するアンテナの張り方、探し方は、私自身は正直苦手な部類の方だと思っていますので、ご指摘を頂ける事は有難く思います。情報源などお教え頂ければ幸いです。
(今日、再度、全南のHPを見に行ったのですが、まだ指摘頂いた2選手が入っていたという事は、更新が遅くて、あまり信用ならないという事なのでしょうか?)

posted by UJ | 2007-01-04 02:24

Re:アジアでのJの立ち位置を考える(4):ACLグループリーグ

韓国や中国のクラブチームがACLで強いのも

日本のクラブは、単に国内で強いから、
大会に出てるだけ。そしてサッカーをする。

 韓国とか中国のクラブ、特に後者は、中国の
代表として出て、そして戦いをする。
 こういう見識です。これは当然長所・短所
両方あると思います。

>情報源などお教え頂ければ幸いです
 単に韓国語のポータルサイト読んでるだけ
なんで、今後情報提示する際は、引用つけます。

 なお、韓国のクラブは、日本のクラブと違って
WEB情報の速報性ないんですよね。それだけ、
情報の速報性が求められてない、とも言えます。

 韓国のクラブサイトは、やけにファンとの
コミュニケーションサイトに特化した部分、
(例えば会員制度採用したり、掲示板つけたり)
があるので、これはこれで、特色なんでしょね。

posted by LITTLE | | 2007-01-05 19:51

Re:アジアでのJの立ち位置を考える(4):ACLグループリーグ

LITTLE | さん、本当に、すごくためになるコメントを有難うございます。

そういう見識を、実体験として持てる人が少ないのが、ACLで日本が勝てない理由を理解できないことにつながっていると思います。元 横浜FMの岡田監督や、東京Vのラモス監督は、数少ないそういう見識を持つ方々なのですが、今回は出れませんね。

ただし、今回は浦和のオジェック監督と、川崎Fの(鹿島でジーコの下でコーチをした)関塚監督とがチームを率います。チームの選手全体に、彼らの「日本人が持ち難い」考えが深く浸透すれば、日本のクラブチームも戦いをするようになれると思いたいのです。

引用をつけて頂けるとの事、どうも有難うございます。私はハングルが読めず、韓国語のポータルサイトにもアクセスできていません。英語なら大体は判るのですが。少しづつでも勉強しないといけないですね、よく知るには。

韓国のWEB情報の特性も、教えて頂いた事で「なるほど」と納得です。朝鮮日報で、浦和の優勝記念の雑誌が出ている事を、ことさら文化の成熟度に結び付けようとしている記事がありましたが(URLは下)、お国柄により色々あって良い筈ではないだろうか、とLITTLEさんのコメントを見て、思いました。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/12/15/20061215000056.html

posted by UJ | 2007-01-05 22:08

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