2006年11月17日

病のマジック・マジャールの権化に日本の道をみる

17日ご逝去されたと家族の代理人が明らかにしたとの事(18日AM2時情報)
 故人の偉業を偲び、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

フェレンツ・プスカシュ 。この名前に「感じてない」by 木村和司
という方は 多いのでしょうが、無理もない。
なんせ、私自身の生まれる前が全盛期だし。
ウィキペディアの紹介 を挙げておく。

アルツハイマー病でだいぶ前から入院しているという噂だったのだが、
危険な状態になり、ICUに入っている という。

50~60年代のサッカーというと、古めかしいシステムで2-3-5とか
4-2-4とか 今では考えられないシステム 。
実際に守備が機能するのか? という疑問をお持ちの方も多いであろう。
ただ、これは「配置」だけの問題で、守備は基本的にはマンツーマン 。

マンツーマンとゾーンの功罪は、サッカークリニックや教則本を参照願う。
オシムはマンツーマンを採用するので、いつか記事でふれるかもしれないが。

攻撃は、中央のFWが作ったスペースに、
その横のFWが飛び込むというスタイル。
これで、50年6月以来4年にわたり、27戦0敗4引き分け。
一試合の平均得点が4点を越えるという、
まさに「マジック・マジャール」=ハンガリーの魔法。 欧州を席捲した。

プスカシュは、テクニカルかつパワフルな左足しか
基本的に使わないという、今でいう「レコバ」スタイルで
ハンガリー代表として ”84試合に出場し83ゴール”を記録。

利き足が左なので、最初は「ドラゴン久保 の すごい版」
と思っていたのだが 身長は久保(181cm)よりはるかに低い 172cm。 
 
時代が時代だけに通用したのかもしれないが、ハンガリーと日本との
つながりに思いが至ると
「何か参考にできる事はないのか」 と考えてしまう。

ハンガリーは、欧州にありながら東洋スタイルを持つ国。
日本と、姓名の順序は同一だし、ハンガリー語はマジャール語といい、
日本語と同じウラル・アルタイ語族に属する。

言語構造が似ているので、私見ながら「言語が思考体系を形成する」のなら
ハンガリー人と日本人の考え方、スタイルも似ている筈。
見かけこそ違うのであろうが。

マジック・マジャールの権化である、プスカシュの愛称「走る少佐」という
言葉が、おそらく彼のプレースタイルを現しているのであろう。

彼のプレーを現在見れる機会は、非常に限定されていると思うが、
プスカシュに学ぶ のならば、日本らしいFWという道は、
私なりの解釈では、以下となる。

「労を厭わず走り、そして任務を忠実に果たす」
「こだわりを持って、そのこだわりを磨き上げる」

佐藤寿人がその能力に磨きをかければ、プスカシュになれないのか?
利き足こそ違えど、カレン・ロバートが一皮向ければ、どうだろうか?
青木孝太が今後脱皮して、走るサッカーにフィットすればどうか?

色々な思いがかけめぐるが、プスカシュ、実は「自分が走るくらいなら
ボールを走らせる」タイプだったそうだから、労を厭わずとまではいかず
「効果的に走る」という、オランダ型のFWだったかもしれない。

何事もバランスなのだろうが、実際には走っていないのに愛称が
「走る少佐」なんてつくという「マリーシア」が最も必要なのかもしれない。
己の技術・フィジカルと同様に、日本のFWが磨きをかける必要があるのは。

何はともあれ、ブダペストの病院へ 切なる思いを届ける代わりの記事として。

#ハンガリーという国は、日本同様に自殺者が多いらしい。
#当ブログはいつも「自爆」するが「自殺」する日も近いのかも。

(補足)uefa.com に 各氏の追悼の言葉 が記載されています。 

posted by uj_lovesoccer |21:38 | 応援のひとり言 | コメント(10) | トラックバック(0)
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Re:病のマジック・マジャールの権化に日本の道をみる

UJさん コメントありがとうございました。

マジャール人は、言語もそうですが民族的にもアジアに属します。

高校時代に習った地理を思い出しますと、お隣のルーマニアはラテン民族、旧ユーゴはスラブ民族など、ヨーロッパは民族が入り乱れていて、民族毎にサッカーのスタイルを分析すると面白いかもしれません。

また、「自爆」するより「自殺」するほうがエネルギーがより多く必要になると思いますので、まだまだ生き続けることを期待しています。

posted by チュー新井 | 2006-11-17 22:16

Re:病のマジック・マジャールの権化に日本の道をみる

チュー新井さん、コメントありがとうございます。
「自殺」発言は最近の怪しい風潮もあってフクザツな心境なので、読む方の事を考えても取り上げ方が難しいと思いますが、取り上げたかったんです。ちょっと色々とプライベートでも会社でもありまして、ネガティブな日々が続くのもあってか。自爆は多分止まらないでしょうが(笑)。

で、ハンガリーって・・・欧米か!

(これが記事で普通なら言ってるのですが、本当にプスカシュが心配なもので入れるのを憚ってしまいました。アホにも節度が必要と思いまして)
#コメントに入れてしまい、記事を貶め、かつギャグの価値激減・・・

posted by UJ | 2006-11-17 23:57

Re:病のマジック・マジャールの権化に日本の道をみる

お邪魔します。
>日本と、姓名の順序は同一だし、ハンガリー語はマジャール語といい、日本語と同じウラル・アルタイ語族に属する。

なので、本当は“プスカシュ・フェレンツ”(後藤健生さんの本にはそう書いてありました)なんだそうです。

ちなみに「マジャール」の語源は、かつてインドを支配した「ムガール」帝国や「モンゴル」などと一緒だとか。

「走る少佐」はいわゆる社会主義国なので「ステート・アマ」、すなわち彼は軍人として少佐の階級だったということらしいです(30そこそこで佐官ですからまずエリートといっていいでしょう)。

ただ、マジャール人も混血が進んでいるので、アジアにルーツがあるとしても、あまりぴんとこなかったりします。
でも大学で歴史を少しだけ学んだ身としては、こういう歴史上の名選手には何となく想いを馳せてしまいますね。

posted by bunchousann | 2006-11-18 01:29

Re:病のマジック・マジャールの権化に日本の道をみる

bunchousann さん、コメントありがとうございます。
その通りで「プスカシュ」が先ですよね。失礼しました。書いた後であれ?って思ったのですが放置してしまいました。
走る少佐というのは軍人さんだったからなんですか。勉強になりました。色んな方の歴史が見える気がして、実は理系のアホ(しかも原子力やってた=自爆が多いのもそのせい?)は、そういう知識を頂くと有り難いなと。
ご本人の容態が気になりますが(ご高齢という事もありますが)、つながりが深い遠くの国からも彼への想いをはせる人々がいる事が少しでも何かの足しにならないかなぁと、単なる自己満足なのかもしれませんが考えてしまう自分がいます。

posted by UJ | 2006-11-18 01:50

Re:病のマジック・マジャールの権化に日本の道をみる

再びお邪魔します。

プスカシュ氏、残念ながら亡くなられたそうです(マルカより)。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

posted by bunchousann | 2006-11-18 03:49

Re:病のマジック・マジャールの権化に日本の道をみる

bunchousannさん、どうもです。
一部、本文記事に追記を行いました。

単なる自己満足の記事が悔やまれますが、謹んでご冥福をお祈り致します。

posted by UJ | 2006-11-18 09:25

Re:病のマジック・マジャールの権化に日本の道をみる

はじめまして。
コメント、初めてさせて頂きます。
プスカシュ氏、お亡くなりになられましたね。
こうやって往年の名プレイヤーも一人欠け、一人欠けとして行くんでしょうが寂しい限りです。
マジック・マジャールの時代はサッカーの戦術的にまだまだ整備されていない時代ですが、時代は巡る物で、その時代その時代で最高の物から学ぶ事は多いと思います。
ビデオが残っていれば是非観てみたいのですが・・・。
私もマジック・マジャールは写真でしか見たことがありません。
しかし記事にもありましたが、日本の良いお手本になる、と言うのは確実だと思います。

先人から学ぶ物は多い。プスカシュ氏の冥福をお祈りします。

posted by 王国からの使者 | 2006-11-18 13:17

Re:病のマジック・マジャールの権化に日本の道をみる

王国からの使者さん、コメントありがとうございます。
確かに、最高の先人から学んで日本が良いお手本として欲しいなと思います。ビデオ映像は60年代の最初だからなかなか見つからないみたいですが、非常に残念な今回の事を発端に、どこかの局がみつけてきて出してもらえないかなぁと他力本願です。

posted by UJ | 2006-11-18 18:36

Re:病のマジック・マジャールの権化に日本の道をみる

プスカシュやマジックマジャールの映像は、YouTubeやレンタルビデオ店でビデオを借りれば普通に見ることができますよ。

posted by puskas | 2006-11-24 18:53

Re:病のマジック・マジャールの権化に日本の道をみる

puskasさん、本当ですね。どうもありがとうございます。感傷的でアホ丸出し、頭回ってなくて失礼致しました。(翌日探して見つけて観ているというのに、コメントに反映していないアホ・・・)

posted by UJ | 2006-11-24 20:01

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