2008年12月31日

坂田健史・無念

 今日行われたWBAフライ級タイトルマッチで王者の坂田健史は前年
11月に引き分けた1位のデンカオーセン・シンワンチャーと対戦2R2:55
KO負けし5度目の防衛に失敗した。


  正直言って残念だ。

 坂田は3度目の対戦でロレンソ・パーラに勝って世界を奪取し、初
防衛戦では暫定王座決定戦で敗れたロベルト・バスケスにも判定勝ちした。
 つまり坂田というボクサーは対戦を重ねるほど強くなっていくタイプなのだ。

  デンカオーセンとは前回の対戦で1Rにダウンしたものの後半追い
上げ、最終回に執拗な攻撃に音を上げたデンカオーセンがホールディングで減点され引き分け防衛に成功した相手。
 だが前記した要素と地元・広島での防衛戦という高いモチベーションも加味し坂田が有利と思われた。

  予想通り前半型のデンカオーセンが1Rから思いっきりパンチを振り回してきた。
 迎えた2R、終盤にデンカオーセンが、坂田が突き上げた右アッパーをかわしざまの右フックを打ち込むと一旦ふらついた坂田がダウン。
 体を必死に起こす坂田だったが、そのまま立てず無念のKO負けと
なった。

  勝負事だから勝つ事も負ける事もある。
 前半を坂田が あのまま凌いで後半まで持ち込めば前半にハイペースで飛ばしていたデンカオーセンがペースダウンし坂田が勝つ可能性があったわけなのだが・・・・ 

 坂田の故郷・広島での世界戦は坂田の先輩である具志堅用高が初防衛戦で苦戦したハイメ・リオスとの再戦でストップ勝ちして決着を付けた78年以来30年ぶりだ。
 ただ、その具志堅が故郷の沖縄での防衛戦で前回苦戦したペドロ・フローレスに敗れているし、フェザー・Jライトの2階級を制し計6度の防衛を果たした柴田国明も故郷の茨城で2RでKO負けしているという嫌な
データがあった。

 どうもコチラの目が出てしまった感じだ。 

 坂田のスタイルは激闘型だけに、ダメージが蓄積していたのか?
 ともかく じっくりと休んで再起して欲しい。 

 PS、内藤戦を回避したと言われる亀田兄がデンカオーセンへの挑戦を表明したらしい。
 亀田兄の実力が今度こそ試される1戦になるだろう。 

posted by ue-kj |21:32 | ボクシング | コメント(5) | トラックバック(0)
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2008年12月29日

石井慧のUFC挑戦は大正解!

 総合格闘家への挑戦を表明していた北京五輪柔道100㌔超級・
金メダリストの石井慧が3泊5日でUFC92を観戦するのにラスベガスに行ったという記事が今日のスポーツ紙に載っていた。
 そして09年1月から本格的に武者修行をするための世界道場巡りを
行なうプランを明かしたらしい。 

 石井には当初Dynamite!!でデビューという情報があったが、 UFCの
方に魅力を感じてUFCからデビューするらしい。


 ハッキリ言って大正解だと思う。 

 昨夜WOWOWでOAされたUFC92を観たが、PRIDEなどで活躍して
いたバンダレイ・シウバやアントニオ・ノゲイラらがいずれも完敗して
いた。


 それだけレベルが高いという事。 

 谷川某氏らは‘いきなりレベルの高いUFCに行くよりも、 Dynamite!!
などで力を付けてから行けば・・・’などと言っていたが、ハッキリ言って
今の石井には無駄な事だ。

 Dynamite!!という日本のプロ野球で活躍してMLBにあたるUFCに挑戦
するというやり方より、田沢純一のようにマイナーから MLBを目指す方が石井には相応しい。

 若くして柔道で頂点を極めた石井にとって、挑戦する目標が高ければ高いほどレベルアップすると思うのだ。

  亀○一家の売り出しに躍起になっているメディアの庇護を受ける
のは格闘家として死を意味する。

 ‘最強’を目指している石井にとって安定は最大の敵という事だろう。  

posted by ue-kj |22:01 | 格闘技 | コメント(9) | トラックバック(0)
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2008年12月27日

選手層の厚さこそが、強化への道

 今年最後の五輪スポーツイベントの全日本フィギュアスケート選手権が終わった。
 女子はエースの浅田真央がSP2位から逆転優勝し、男子は織田
信成がエースの貫禄を見せて優勝した。 

 長野五輪後の日本ウィンタースポーツはスピードスケートやノル
ディックスキーのジャンプや複合など正直言って下降気味。
 そんな中で男女のフィギュアスケートのシングルは、活況を示して
いる。 

 女子が浅田真央を筆頭に安藤美姫、中野友加里、村主章枝に武田
奈也や鈴木明子らが鎬を削り、男子もエースの高橋大輔がケガで欠場しているもののライバルの織田信成や若手の小塚崇彦や無良崇人も世界で通用しそうな人材が揃ってきた。 

 何の競技でも層の厚さは大事だ。

 10年前の長野ではジャンプは全盛だったがエースの船木和喜、
原田雅彦に岡部孝信、斉藤浩哉、葛西紀明だけでなく吉岡和也、宮平秀治に渡瀬雄太らW杯で表彰台に上れる選手が目白押しだった。 

 72年ミュンヘン五輪の男子体操や、84ロスから92バルセロナの頃までの男子マラソンは‘誰を落とすのか・・・’と悩むぐらい層が厚かった。
 最近では女子マラソンが、そんな感じだ。 

 柔道でも神永昭夫ー猪熊功、上村春樹ー遠藤純男、山下泰裕ー
斉藤仁、斉藤仁ー正木嘉美&小川直也という重量級のエースを争う
ライバル関係があった。
 これが92バルセロナ~96アトランタは世界に通用するのが小川直也
のみという時代になると一気に日本の重量級は低迷。 

 ところが99年ぐらいから従来の篠原信一に、井上康生や鈴木桂司に
棟田康幸らが絡み始めたぐらいから日本の重量級が息を吹き返し始めた。  

 こうしてみると一部の連中が好きな‘少数精鋭’や‘固定メンバー’ と
いう強化方式も大事だが、同時に選手層を厚くする事が必要不可欠だと思うのだ。

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posted by ue-kj |22:29 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年12月26日

白井義男氏が亡くなって5年

 今から5年前の今日03年12月26日は日本人初の世界王者・白井義男氏が亡くなった日である。
 早いもので、もう5年が経つ。

 64年生まれの私は当然のように白井義男の現役時代を知らないのだが、TBSの解説者として郡司信夫氏との絶妙の解説をしていたのが印象 深い。
 もっとも70年代前半は日本テレビでも解説をしていた。
 白井さんの解説は的確で放送席の採点でも白井さんが‘勝っている’と言えば‘大丈夫だな’と思うぐらい信憑性があった。

 94年に上京したときにTBSの興行があっていたので後楽園ホールで観戦した。
 そしてセミ・ファイナルとメインイベントの合間の休憩時間に、西側
通路を覗くと白井さんが関係者と談笑していた。

 勇気を振り絞って挨拶し、記念写真を頼むと快く快諾されただけで
なく
‘ちょっと、この方と写真を撮るから失礼’と関係者との会談を中断して
まで応じてくれたのだ。

 これには大いに感動した。

 白井義男の師匠であるアルビン・カーン博士は白井がダド・マリノとの
リターンマッチのリングイン前に後楽園球場のスタンドを見渡し

‘ヨシオ、リングサイドにも外野席にもたくさんの観客が見に来てくれているね。
 覚えておきなさい、リングサイドのお客さんはあなたが世界王者だから応援する
けど外野席のお客さんはあなたが引退してからも応援してくれるよ’

と言ったらしい。

‘白井さんは、その教えを守っている’という話を聞いた事があったが
関係者との話を中断してまで記念撮影に応じてくれたのを見て、その話を実感した。

 長嶋茂雄もダブルヘッダーの引退試合で1試合目と2試合目の合間に予定されてなかった外野席のファンに対する挨拶に行ったし、王貞治が756号ホームランを打った直後に1イニングだけライトを守らせた事があった。

 外野席のファンを大事にするという長嶋のスタンスを表しているが、
白井さんにも共通していたのが興味深い。

 ちなみに白井義男のボクシング観は

‘打たせずに打つ’

‘打たれちゃいけない、殴られて殴るのは子どもでもできる。
打たせないで打つところに、妙技がある’

というもの。

 それを考えると先日の内藤ー山口の世界戦は、白井さんの理想とは
正反対のボクシングをしている。
 白井さんが解説をしていたTV局の実況だっただけに‘魂の激闘’などと美辞麗句を並び立てるのではなく、解説者が
‘もう少し打たれないようにしないと’ぐらい言えないと草葉の陰で白井さんは怒っているだろうと思うのだ。 

posted by ue-kj |23:07 | ボクシング | コメント(1) | トラックバック(0)
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2008年12月25日

そんなに内藤と亀田兄を戦わせたいのか?

 今日のスポーツ紙に23日に行われたWBCフライ級タイトルマッチで山口真吾を11RTKOで破り4度目の防衛に成功した内藤大助の防衛
成功から一夜明けての記者会見の記事が載っていた。 

 その中で内藤自身は‘いっときボクシングの事は忘れたい’ と語って
いたが、宮田会長が‘WBCから次回義務付けられている指名試合を待ってもらい亀田相手の防衛戦を仄めかした’と記していた。 

 正直言って内藤ー亀田戦が もはや魅力的なカードには思えず 

‘この記事を書いた連中は何を考えているのだろうか’
と思っている。 

 以前WBCバンタム級王者の長谷川穂積に元WBCスーパーフライ級王者の徳山昌守が挑戦状を送り、長谷川陣営も‘対戦に前向き’ と
対戦が決まったも同然のような記事が紙面を賑わしていた。 

 ところが真相は長谷川が当時所属していた千里馬神戸ジムの会長は、容認し前向きに考えていたが肝心の長谷川が乗り気ではなかったという事。
 長谷川に言わせると

‘徳山さんとボクは相手のよさを潰す同じタイプ。だから対戦しても
一般のファンには良さが分からず面白味がない試合になるのが確実、それよりもラスベガスでビッグファイトをやりたい’だった。

 実際に私も同じ考えだった。 

 確かに現役最強の長谷川とスーパーフライ級を通算9回防衛した名王者・徳山の試合は話題にはなるだろう。
 しかし先日の内藤ー山口戦を‘いい試合’と語るメンタリティのファンにとっては長谷川ー徳山戦は‘面白味のない試合’と酷評されかねない。 

 今回の‘内藤が亀田との防衛戦も視野に’という記事は内藤ー亀田戦を熱望している連中が、そういった流れを作りたいがための記事だろうと思えてならない。 

 私的には内藤の変則ボクシングが、海外の強豪相手に どこまで通じるかというのも見てみたい。
 挑戦者決定戦に勝ったメキシコのミランダとは面白い勝負になりそうで、2試合連続の指名試合をWBCから義務付けられているのは反対に内藤の名前を世界に売り出すチャンスなのだ。 

 そういう1級品のカードを飛ばして

‘自分が確実に勝てる相手としか対戦しない’
亀田との防衛戦など笑止千万!

 今回のようにドタキャンされる可能性が十分ある。
 亀田戦を推し進めたい張本人が宮田会長なら

‘彼に学習能力があるのか?’
と頭の中身を疑いたくなる。

posted by ue-kj |22:03 | ボクシング | コメント(23) | トラックバック(0)
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2008年12月23日

内藤大助 圧勝のV 4

 今日 両国国技館で行われたWBC世界フライ級タイトルマッチで
王者の内藤大助が13位の山口真吾に11RでTKO勝ちして4度目の
防衛に成功した。

 前回は清水智信に苦戦し10Rに逆転KO勝ちした内藤だが、対戦
相手の山口は3月にWBA王者の坂田健史からダウンを奪いながら
大差の判定負けをしているので試合前から‘内藤有利’という声が
圧倒的だった。 

 試合が始まると山口の頑張りは分かるがスピード、パンチ力、テク
ニックと内藤の方が1枚上手だった。
 わずかに4Rに接近してボディを攻めてロープに詰めてパンチをまとめたシーンでポイントを奪ったかな・・・というぐらい。
 5R以降も内藤が変幻自在の動きで山口を打ちまくり、たまに反撃の
パンチを受けるものの毎Rにポイントをピックアップしていく。 

 4R終了時点で39-37が2人と、40-36が1人。
 8R終了時点でも79-73が2人と、78-74が1人。 

 迎えた11Rに山口の右をかわして左フックをカウンターで決め、右の打ち下ろしでフォロー。
 これでダウンを奪うと立ち上がって反撃する山口に連打をまとめて
レフェリーストップ。 

 内藤は、この後は2試合続けて指名試合を義務付けられている。
 挑戦者決定戦で勝ったメキシコのミランダと1位のポンサクレックが
相手か?

 今日のような試合展開では観客は喜ぶかもしれないが、指名試合
では危ない。

 もう少しパンチを貰わないようにしないと防衛は難しい。 

 試合自体は見て面白い内容だったが、それにしても相変わらずTV局の放送は酷い。
 前フリが長すぎるし、試合中でも大したパンチでもないのに大騒ぎ
するなど音声を消したくなるレベルだった。
 WOWOWの中継をメインに見ているだけに なおさらだ。

 やはり好試合には好実況が欠かせない

というのがよく分かる試合だった。 

 ちなみに一部の連中が画策している内藤ー亀田戦は
早くて来年12月か?

posted by ue-kj |23:21 | ボクシング | コメント(1) | トラックバック(0)
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2008年12月22日

西野朗監督は有能

 今日行われたクラブW杯の3位決定戦で大阪はパチューカを相手に
1-0で勝ち前年の浦和に続き3位に入った。
 試合終了後のインタビューでア○なアナウンサーが‘世界 3位おめでとうございます’と言ったのに対し‘クラブW杯のですね’と応えていたのが印象的だった。
 それ以降もアナウンサーは‘世界3位’を連呼していたので無視して
いたが、景気づけの‘世界3位’を言下に否定していたスタンスは素晴らしいと思う。

  西野朗監督といえば96年アトランタ五輪でブラジルに勝った ‘マイアミの奇跡’の立役者である。
 メダルを取るためにブラジル戦やナイジェリア戦で‘しっかり守ってカウンター’というコンセプトを徹底させ、自分のやり方に異を唱えた中田英寿を3試合目のハンガリー戦で先発から外すなど思い切った選手起用をしたのが印象深い。 

 金子達仁の著書「28年目のハーフタイム」でのインタビューでアトランタで中田を外した事についての事を‘協会は「メダルを頼む」と言っておきながら強化試合を申請すると、ことごとく却下された。だからヒデの言う事も本来なら理論的に説得できるはずだったのが感情的になってしまった’と応えていた。 

 五輪の監督を辞めてから柏や大阪の監督に就任し、特に大阪で
持ち前のパスを回して相手を崩すスタイルで攻撃的なサッカーを標榜して05年にJ1で優勝し見事に結果を出した。
 そして今年はアジアチャンピオンズリーグで優勝しアジアNo1のタイトルを大阪に もたらしている。 

 クラブW杯でもマンチェスターU相手に攻撃サッカーで立ち向かい、
3-5で敗れた後のインタビューで
‘対戦相手から「素晴らしい」と言ってもらえるのは社交辞令だと思っている’


‘何人かの人に「面白かった」と言われたんですが、決して僕自身はそう思わない。 点が入れば面白いサッカーに見えるかもしれませんが、
ガンバにとっては、逆の得失点の関係なら「面白い」ということが素直に受け入れられるのかもしれません’

というコメントを聞くと例えマンU相手でも本気で勝ちに行っていた事が
分かる。 
 やはり本気で勝ちに行くメンタリティを持った日本人監督が出てくるのは大いに頼もしいし、コメントを聞いていると西野監督の有能さが分かる。   

posted by ue-kj |00:05 | サッカー | コメント(3) | トラックバック(0)
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2008年12月20日

企業スポーツの限界

 アイスホッケーの名門・西武鉄道とアメリカンフットボールのオンワードが、それぞれ廃部を決めたというニュースが昨日から新聞を賑わせている。
 アメリカを中心にした不況の影響だが、こういう話を聞く度に企業
スポーツの限界を実感する。 

 日本のシニアスポーツは基本的に企業の宣伝目的で発展してきたし、このやり方で東京五輪以来 一定の成果を上げていた。
 ただしこれは高度成長期で日本の経済が右肩上がりという前提の
もとでだった。
 だから企業の業績が悪化すると廃部の憂き目に会う。 

 この方式に異を唱えたのがサッカー。
 Jリーグはチーム名から企業名を外して地域名を名乗る事で、一企業だけが支える必要がなくなった。
 このやり方は欧米のプロチームでは当然のように行われていて、
かつてシアトル・マリナーズがメインスポンサー降板で本来ならシアトルから離れないといけなかったのが、任天堂がメインスポンサーに
なったおかげでシアトルから離れずに済んだ。 

 Jリーグ以外の日本のスポーツは、そうはいかない。
 企業スポーツは あくまで企業の宣伝手段だから今回のような業績の
悪化が廃部につながり、選手達は移籍先を探したり最悪の場合は
現役続行断念という事になりかねない。

 日本プロ野球の最大の汚点であるバファローズとブルーウェーブの合併も、この延長線上にある。 

 野茂英雄は会社の事情のみで平気で廃部される現状を憂い、自らが育った社会人野球に恩返しという意味でクラブチームのNOMOベースボールクラブを立ち上げスポンサーになった。 
 また高橋尚子や有森裕子を育てた小出義雄氏は同じような理由で佐倉アスリート倶楽部を立ち上げている。 

 企業スポーツが時代に合わなくなったと感じる現在、Jリーグのようなクラブ形式での強化こそが日本のスポーツが生き残る道だと思うのだ。

posted by ue-kj |22:09 | その他 | コメント(5) | トラックバック(0)
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2008年12月18日

トヨタ クラブW杯・Sファイナル:大阪 マンUに完敗

 今日 行われたクラブW杯のSファイナルでアジア王者の大阪は
ヨーロッパ王者のマンチェスターUと対戦し3-5で敗れ3位決定戦に
回ると共に、前日北中米王者のパチューカに2-0で勝った南米王者のLDUキトとのファイナルとなった。 

 攻撃サッカーが持ち味の大阪だが、監督は96アトランタ五輪でブラジルに1-0で勝った‘マイアミの奇跡’を起こした西野朗。
 アトランタ五輪のブラジル戦では西野ジャパンは しっかり守ってブラジルにラッキーゴールで勝ったものの、当時の主力選手達から‘負けてもいいから攻撃的にやりたかった’という声があった。
 マンチェスターUに挑む大阪が、どんな戦いをするかが焦点だったが予想通りラインを浅くして前線からプレッシャーをかけに行く。 

 主力2人をケガで欠く大阪だったが、立ち上がりから攻勢をかけて
2分に早くも橋本がミドルシュートを放つ。
 特に12分には播戸がDFラインの裏に抜け出してフリーになりシュートを打つがGKの正面で先制ならず。 

 20分ぐらいからペースを掴み始めたマンUは立て続けにチャンスを
作り28分にギグスの右CKからビディッチがヘッドで決め先制すると
ロスタイムにも再びギグスの右CKからCロナウドがヘッドで決めて2-0 として前半終了。 

 後半に入ると大阪が攻め込んだのとマンUがペースダウンしたので互角の展開になり、74分に前線に走り込んだ橋本からのパスを受けた山崎が決めて1点を返す。
 しかし直後にルーニーの2ゴールなどであっという間に1-5となった。 

 残り5分に遠藤がPKを決めると、ロスタイムには橋本がスルーパスに
抜け出して3点目を挙げるが反撃もそこまでだった。 
 主力にケガ人を抱えてベストメンバーを組めなかった大阪がマンUに
食い下がったが、自力の差は大きかった。

 ただし後半30分に0-2から1点を返したところまでは競っていたし、緊迫した状態で1点返しているので ここらへんは評価したいと思う。
 敗れたとはいえ1-5から2点を返した流れが日曜日の3位決定戦に 
つながるか? 

posted by ue-kj |23:54 | サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年12月17日

田沢純一に対するMLBのスタンス

 旧聞なるが、田沢純一のボストン入りが正式に決まりアマチュアの 
トップ選手が日本のプロ野球を経ずにMLB デビューを果たす事に
なった。 
 面白いのがボストンは田沢を2Aデビューさせる予定にしているら
しい。 

 日本では田沢のような選手は‘即戦力’扱いにしてキャンプやプレ 
シーズンゲームなどで好投すれば‘開幕 1軍が見えた’などと騒ぐの 
だが、MLBではそういう気はさらさらないようだ。 

 考えてみれば当たり前の事だと思う。 

 いくら凄いといっても しょせんはアマチュア。 
 プロとは体の基礎から違うのだから徐々に体を慣らしていけばいいと 思う。 
 因みにMLBではマイナーリーグを経ずにメジャーに上がった選手は 
珍しいものの、思ったように活躍できずに終わる選手が多いようだ。 

 それに引き換え日本では‘大金を積んで入団させたからは 1年目から 
使わないと損’とばかりに少々力不足でも1軍で起用している。 
 やはり大物ルーキーはマスコミ的にも観客動員的にも魅力的なので ‘ファンが見たがっている大物ルーキーを早く1軍デビューさせろ’的な スタンスが幅を利かせている。 
 そういったルーキーが活躍するのは、いかに日本野球のレベルが
低い かという証明になってしまっている。  

 そろそろ日本も目先の観客動員や視聴率といった利益ばかり追い 
かけて結果的に選手を潰してしまうより、1年でも長く活躍できる基礎を 2軍で身に付けさせて1軍デビューさせても遅くはないと思うし長い目で 見ると日本球界のためなのだと思うのだが・・・・     

posted by ue-kj |00:13 | 野球 | コメント(5) | トラックバック(0)
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2008年12月15日

トヨタ クラブW杯始まるが

 トヨタ・クラブW杯が始まり昨日はアジア王者の大阪が開催国枠で
出場したアデレードに1-0で勝ち、Sファイナルに進出しSファイナルではヨーロッパ王者のマンチェスターUとの対戦が決まった。

 ・・・・・が、昨年もアジア王者の浦和が開催国枠で出場したイランの
セパハンに勝ってSファイナルに進出しACミランと対戦した。
 つまり昨年と組み合わせが同じなのだ。 

 アジア王者か開催国の勝者がヨーロッパ王者と対戦するという組み
合わせは、Jリーグのチームがいずれの枠でヨーロッパ王者と対戦
するという事で盛り上がるはずという主催者の思惑が見え隠れする。 

 確実にアジア王者が1勝して盛り上がった状態で特攻ツアーで来日した調整試合モードのヨーロッパ王者と対戦し、善戦したものの敗れ
3位決定戦で勝ち‘世界3位で有終の美を飾る’ というシナリオが読めるのだ。

 最初は盛り上がるかもしれないが、何度も同じ組み合わせで行われると良識的なファンは しらけ始めるのではないだろうか。
 悪いことに昨年の浦和ーセパハン、今年の大阪ーアデレードは既に
ACLファイナルがホーム&アウェーだったため2度対戦しているのだ。
 さすがに3度目となればカード的にも食傷気味になるだろう。 

 かつてのトヨタカップを引き継いでいるのでファイナルはヨーロッパ
王者と南米王者の対戦になるように組み分けるのは分かる。 

 ただ私的には せっかくのクラブW杯なので昨年の浦和や今年の
大阪が北中米やアフリカ王者と対戦し、どんな試合をするのか見てみたいのだが・・・・・ 

posted by ue-kj |22:43 | サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年12月14日

スピードスケート・クライシス

 昨日はフィギュアスケートのGPファイナルで沸いたが、昨日・今日の
2日間スピードスケートのW杯長野大会が長野五輪の会場であるエム
ウェーブで行われていた。
 このW杯はスプリント系の男女500mと1000mが行われるのだ。 

 初日の昨日は男子500で長島圭一郎が優勝し加藤条治が3位。
 女子500で吉井さゆりが3位。 

 今日は男子500で昨日に引き続き加藤が3位に入ったのだが・・・・ 

 男女共に1000では表彰台に上がれず、女子の500でもドイツの
ジェニー・ウォルフが圧倒的な強さを見せている。

 これは由々しき問題だ。 

 かつてスピードスケートでは500と1000がスプリントで、5000と10000が長距離、1500は中距離のスペシャル種目と言われていた。
 そんなわけで1000は500のスピードを維持できるタイプの選手が
強く、堀井学は長野の前には世界記録を持っていたし黒岩敏幸や
宮部行範ら世界と勝負できる逸材が多かった。
 ところがソルトレイクの頃からスプリント能力のある1500の選手が500上がりの選手を凌駕し始めていた。

 以前は88カルガリーで青柳徹が5位に入賞、92アルベールビルでは
橋本聖子が銅メダルを獲得するなど1500でも日本は健闘していたが、
スラップスケートが導入された長野ぐらいから1500以上の長距離で
日本勢は苦戦している。 

 男子1000で連勝したジャニー・デービスが昨日のレースでは最初の
200は2ケタ台だったのに、600で8位に上がると1000ではぶっちぎりの
1位に上げているなど典型的な中距離系のレースである。
 だから1000は1500同様 中距離系の種目になってきた感じだ。 

 となると500が短距離のスペシャル種目化したと言える。
 その500だがショートトラックのコーナーリングのテクニックを生かして加速する選手が増え、ショートトラックの強い韓国や中国が台頭してきているのだ。
 このままでは男子500ですら金奪回はおろかメダルすら危なくなる
可能性がある。

 早急な対策が求められるが、私的には‘1500の強化を避けて通れ
ないのでは’と思う。  

posted by ue-kj |22:34 | オリンピック競技 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年12月13日

浅田真央 ダブルの快挙

 今日行われたフィギュアスケートのGPファイナル女子で浅田真央が女子史上初めて正式にトリプルアクセルを2回決めて逆転優勝した。
 つまりトリプルアクセルを2回とGPファイナル優勝というダブル快挙
だったのだ。 

 前日行われたSPでは昨年減点を重ねてしまったトリプルルッツを
成功させ冒頭の連続トリプルジャンプを回転不足と判定された要素を挽回し65・38を出しSPが得意の金妍児に 0,56差の2位につけていた。 

 フリーの演技順は2位の浅田が先なので先日のNHK杯で回転不足と
認定されなかったトリプルアクセルを2本飛べば他の要素では いい
勝負になってきたので逆転できるかもと思った。

 そのフリーで期待通り2度のトリプルアクセルを2本とも決め、終わり
がけのトリプルジャンプで1度転倒したものの123・17で合計188・55で
トップに立つ。

  こうなるとトリプルアクセルのような切り札がない金妍児は安定した演技構成で入るが、SPでも失敗したジャンプでダブルが1回転になり更に転倒までしてしまう。
 結局フリーでは120・14で合計186・35で2位。 

 こうして浅田真央が敵地の韓国で劇的な逆転優勝を飾った。 

 やはり当初違和感があったタラソワコーチとのコンビが息が合って
きたのと、前戦のNHK杯で1本を回転不足で認定されなかったとは
いえトリプルアクセルを2本決めていた自信が大きかったのかと思う。 

 ただ、こうしてGPファイナルを見て感じたのが浅田真央がここまで
進化できたのは同い年のライバル・金妍児がいればこそ。
 本当に2人は素晴らしいライバル関係で、ミックスアップという言葉が実感できる。 

 ちなみに男子ではSPで1位だった小塚崇彦は2度の転倒で、SP2位
だったジェレミー・アボットに逆転され2位に終わった。
 ただし浅田真央だけでなく安藤美姫や中野友加里、村主章枝ら表彰台を狙える選手達がいる女子に対し、男子はエースの高橋大輔がケガで手術したし不祥事で謹慎明けの織田信成の2枚エースに頼る傾向が強かったがGPファイナルで優勝争いできる3番目の男が現れたのは大いに心強い。

posted by ue-kj |22:22 | オリンピック競技 | コメント(5) | トラックバック(0)
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2008年12月11日

室伏広治2大会連続の五輪メダル決まる

 11日に行われたIOCの理事会で北京五輪のドーピング検査で違反が
確定した2位のワジム・デビャトフスキーと3位のイワン・チホンのメダルを剥奪し、5位だった室伏広治が繰上げで銅メダルが決まったそうだ。 

 アテネの金に続いて2大会連続でのメダル獲得という快挙だ。

 アテネの時も2位ながら金メダリストのドーピング違反で、繰り上がりの金メダルとなったのだ。
 2大会連続でドーピング違反失格での繰り上がりメダル獲得というのも珍しい。 

 それにしても昨今の五輪の投擲競技は、ドーピングまみれの感が
ある。
 アテネ1位のアドリアン・アヌシュ、アテネ・北京3位のイワン・チホンら
実力者達がドーピングで引っかかっているのに室伏は30代半ばでドーピングなしで80mを越える投擲を続けている事は目立たないが凄い事だ。 

 Numberの北京五輪特集号に室伏のインタビューが載っているが、
読んでいると まるで哲学者だ。
 自分の体と会話できるわけで、この領域に達しているのはスピード
スケートの清水宏保やイチローなど限られた者だけである。 

 30代になると20代までのように鍛えるだけ鍛えてもオーバーワークと
いうリスクが伴うようになる。
 オーバーワークを避けるためには自分のコンディションに敏感でなけ
ればダメ、それには常に自らの体と向き合って相談しないといけない。

 日本のマスコミは‘オーバーワークになるぐらい練習しないとダメ’ と
いった論陣を張りたがるが、それがいかに無意味な事か室伏の姿を
見れば分かる。

 1人でも多くの‘自分の体と会話できる’アスリートに出てきて欲しい
もの。

 室伏広治は格好のロールモデルなのだから。

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posted by ue-kj |23:11 | オリンピック競技 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年12月10日

Jリーグは1シーズン制だから面白い

 サッカーのJリーグは12月6日の最終戦で札幌で鹿島が1-0で勝って
連覇を決めて終わった。
 とはいえ札幌での最終戦で敗れて名古屋や川崎が勝てば優勝を
逃す事態だった。
 一方の残留争いは17位だった千葉がホームでFC東京相手に0-2と
リードされながら4-2と逆転勝ち、磐田と東京Vが敗れたので大逆転で
15位となり残留決定。
 東京Vが17位に転落して18位の札幌と共にJ2に降格し、磐田が16位で入れ替え戦に回る事になったのだ。

 まさしく面白すぎる最終節でのドラマだった。 

 93年に発足したJリーグは当初10チームでスタートしたので2ステージ制を取り、両ステージの優勝チーム同士でチャンピオンシップを行っていた。
 その後チーム数は増えていったので本来ホーム&アウェーの
1ステージでやるスケジュールを2つに分けて、両ステージの優勝チーム同士でチャンピオンシップをやっていた。 
 しかしヨーロッパでは2回総当りのホーム&アウェーの1シーズン制で
やっているのを2つのステージに分けて行うのでシーズン最高勝率
チームが優勝できない弊害が あらゆる方面から指摘されていた。

 そこで05年から待望の1ステージ制に移行したのでチャンピオンシップは廃止されたのだ。
 当初‘1チームが独走したら全く盛り上がらないかも’とチャンピオン
シップ支持派を中心に危惧されていた。

 ところが05年は鹿島が開幕から飛び出したものの中盤から混戦に
なり、最終節で1位だったC大阪がFC東京に追いつかれて引き分け G大阪が川崎に勝って劇的な逆転優勝となった。 

 06年は浦和が開幕ダッシュに成功しG大阪などに追い上げられた
ものの、最終戦がホームでG大阪との直接対決。
 3点差以上で負けるとG大阪の逆転優勝という条件でG大阪が先制
してヒヤリとするが、最終的に逆転し3-2で浦和が逃げ切り優勝。 

 07年は浦和が2位以下に最大10の勝ち点差を付けていたが失速し、 
33節で2位の鹿島に敗れ勝ち点差が1になる。
 最終戦ではJ2落ちが決まっていた最下位の横浜FCに0-1で敗れ
清水に3-0で勝った鹿島が逆転優勝と最終節に必ずドラマが来ているのだ。 

 これだけ最終節まで優勝争いが白熱すれば、まがい物の王者を
捏造してしまうチャンピオンシップを行っていた2ステージ制がバカバカしくなる。

 それもこれも熱心なサポーター達が事あるごとに1ステージ制を熱望していた成果だろう。 

 1位がそのまま優勝したら‘何のためのシステム’と言われ、2位以下が優勝したら‘ペナントレースの価値がなくなる’と批判続きのクライ
マックスシリーズなどを作って‘いやぁ~、プレーオフは面白い’と悦に入っている日本プロ野球とはエラい違いである。

posted by ue-kj |22:10 | サッカー | コメント(6) | トラックバック(0)
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