2012年02月10日

‘ベースボール’と‘野球’の違いを理解すれば・・・・

 今から20年程前に某清涼飲料のCMで‘子供の頃からエースで
4番~’と歌うCMソングがあった。 

 この歌の通り日本では少年野球から一番運動能力の高い者にピッチャーをさせて4番を打たせるというのが伝統的なセオリーだったのだが、先日もNumberのコラムにも載っていたようにアメリカを含めたラテン諸国の価値観は違うらしい。 

 というのが今から30年前にジャイアンツの監督を解任された長嶋茂雄がキューバやMLBを視察して回った時の本・ネバーギブアップには
‘キューバでは一番身体能力の高い者がショートを守り、続いてセンターに行くのでピッチャー投手は一番才能の無い者が担当するポジション’と記されていた。 

 日本では最も身体能力が高い者がピッチャーをやり一番才能が無い者は‘ライパチ’と呼ばれる8番ライトというのを考えると180度違う価値観ではないか! 

 そういえばサイ・ヤング賞経験者でMLBでNo1サウスポーの評価が高いベネズエラ人投手のヨハン・サンタナは高校時代まで利き腕の
左手にグラブを嵌めてショートを守っていたものの、大学進学後に左利きというのがバレてセンターにコンバートされ あまりにも肩が強いので散々の説得の末ようやくピッチャーになったというエピソードがある。

 MLBを見ていても牽制を含めたクイックモーションやフィールディングが苦手なピッチャーが意外に多いのも‘ピッチャーは一番能力の
ない者のポジション’というラテン系を中心にした常識を考慮すると頷ける。 

‘ベースボールのベストスコアは8-7’という ルーズベルト大統領の名言を考慮すれば点の取り合いをよしとするベースボールではピッチャーはストライクさえ投げきればいいしキャッチャーは後ろに逸らさず肩が強ければ合格でインサイドワークは日本ほど重要視されないという話も当たらずとも遠からずだろう。 

 翻って日本では同じ1点差でも8-7は‘大味な試合’と評価は今ひとつで1-0とか2-1の 試合を喜ぶケースが多いのはバッテリー対バッターの一騎打ち的な発想で野球を見ている事から来るし、野村克也などがMLBに否定的なのもキャッチャーのインサイドワークが重要視されないスタイルなど野球ではないという思いからなのだろう。

‘ベースボール’と‘野球’の間には太平洋ぐらいの価値観の差があると思った方がいいのだが、今年ポスティングでMLB入りしたダルビッシュ有や和田毅に岩隈久志らがすんなり契約が成立したのに対し野手の青木宣親が入団テストをさせられたり中島裕之が破談になったりしたのも‘日本ではピッチャーが一番優れた者が担当するポジション’という 価値観をMLB関係者が理解したからだろう。

 ならば日本も外国人選手(特にラテン系)を獲得する時はピッチャーではなくショートを中心にした野手を優先的に取るというようにするべきではないかと思うのだが、前記したように‘アメリカやラテン系の国ではショートが最も才能のある者が起用され、ピッチャーは一番才能の無い者が担当する’というアチラの常識を日本の野球関係者が どこまで 理解しているかという事にもなる。

posted by ue-kj |21:48 | 野球 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2012年01月31日

スターのみを頼りにするチーム構成の時代は終わった

 いよいよ明日からプロ野球もキャンプインだが昨シーズン悲願の
日本一になったホークスはオフに左腕の2枚看板である和田毅と杉内俊哉に最多勝のタイトルホルダーのトッド・ホールトンに1番ショートの川崎宗則が一気にチームを出る事になった。

 ホールトン以外はFAでの移籍で和田と川崎はMLBへ、杉内とホールトンはジャイアンツへと同じパ・リーグのライバルチームに移籍したわけではないので個人的には‘まぁ仕方ないか’ぐらいにしか思わないが、プロ野球OB達に言わせると‘大幅な戦力ダウンで今年は厳しい‘という悲観的な論調が目立つため昨年のオフから日本一の余韻を楽しむどころではなかったようだ。

 とはいえ これは仕方ない事で、今のシステムでは遅かれ早かれ 
こうなる事は目に見えていた。

 MLBを見ても昨シーズンWシリーズを制覇したセントルイスは生え抜きのスーパースターであるアルバート・プーホルズが31歳にも拘らずFAでアナハイムに移籍したのだからホークスどころではない。

 つまりFAが施行されてからチームの総年俸は高騰しているし、MLBを見ても最早チームの総年俸上位チームでなければ優勝は厳しく
なっているので各チームは予算限度額ギリギリで運営する事になる。

 だから優勝すれば更に総年俸は上がるので予算の限度額を超えてしまうわけで、優勝すれば中心選手の誰かがチームを離れるという事態になるのは当然だろう。

 優勝を続けても中心選手が流出しなかったV9ジャイアンツの頃のように選手の年俸を抑え込んでCMなどで補填するというようなマネは
21世紀の今では不可能だし、90年代前半まで強さを誇った資金が潤沢だったライオンズですらFA時代になると秋山や清原をはじめ中心選手達が流出したのだから いかにチーム運営が大変か分かるだろう。

 そこでファイターズのように資金力がないのを逆手にとってスター選手が流出する代わりにファンサービスを徹底させてスターに頼らないチームそのものを応援してもらえる経営に切り替えたチームが成功しているのだ。

 これなら中心選手が流出しても客足への影響は最小限度で凌げるし、チームの新陳代謝を高めて活性化させるというメリットもあるのだ。

 そういうメリットには背を向けて旧態然としたスター選手に頼るだけの運営をしているチームは時代についていけないだけの事だろう。

 だから我々も現在の そういう現状を受け入れる必要があるし、そうなれば誰を残して誰を出すかという判断が重要になるのでチームの浮沈のカギを握るフロントの責任は増大するわけである。

posted by ue-kj |23:09 | 野球 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2012年01月27日

2012選抜高校野球の出場校決まる

 3月21日から始まる今年の選抜高校野球の出場校32校が今日 決定した。

 21世紀枠で震災に遭った石巻工や元プロ野球選手の大越基が監督をしている早鞆など話題になりやすいチームが選ばれた感が強いのだが、21世紀枠で1953年度の優勝校の洲本が選ばれたのは意外だった。

 北海道は優勝校がそのまま選ばれ、東北もベスト4のうち青森山田が出場辞退を表明したので優勝した光星学院に8-9で敗れた花巻東が選ばれたのは順当だろう。

 関東はベスト4、東京も優勝校の関東一までは順当だったが最後の1つを東京準優勝の帝京と関東ベスト8で敗れた横浜と東海大甲府で争ったが最終的に横浜になった。

 ただ横浜は準優勝の作新学院に2-6で完敗しているのに対し帝京は決勝で関東一に0-2だから帝京でも よかったのではないかと思う。

 北信越と東海は順当で近畿はベスト4+ベスト8の2校の中から鳥羽と大阪桐蔭が選ばれたが履正社にコールド負けした水口の落選は当然だが近江相手に1-2の接戦を演じた奈良大付は近畿のファイナリストが智弁と天理だけに地域性を考慮して落選は止むなしという事だろう。

 中国&四国も最近のレベルからいって中国が1校多い3になるのは仕方ない。

 ただ早鞆の対抗だった大社はベスト4で鳥取城北にコールド負けしているので落選は仕方ないし、四国で準優勝の高知に4-7で惜敗した明徳義塾よりも早鞆が5番目のチームとして出場するのは話題性を考慮しても順当だろう。

 問題は九州。

 ファイナリストの神村学園と九州学院にベスト4で神村学園に2-6で敗れた別府青山までは順当だったが、もう1つのベスト4で九州学院からコールド負けした創成館が問題だった。

 こういう場合はベスト8敗退チームから1チーム選ばれるのだが個人的にはベスト4の別府青山に2-3で逆転負けした福工大城東が有利だと思っていた。

 というのも神村学園に6-7で敗れた大分と九州学院に0-2で敗れた
宮崎西に創成館から0-2で敗れた情報科学を比べたら福工大城東かベスト4でコールド負けしたものの2回戦で15回を戦った創成館の争いだと思っていたのだが・・・・

 宮崎西は高崎同様九州の21世紀枠でもエントリーされていたので そっちの方で出るのかと思っていたらベスト8敗退の中から選出されたのだから驚いた。

 とりあえず優勝候補は神宮大会の優勝校・光星学院に準優勝校の愛工大名電に近畿を制した智弁学園に関東一や作新学院らだと思う。

posted by ue-kj |22:49 | 野球 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2012年01月19日

ダルビッシュ破格の大型契約成立に思う

 今朝のニュースでダルビッシュ有がポスティングでテキサス移籍が決まったというニュースが流れた。

 交渉期限ギリギリで成立なかったため例によって無知なマスコミは‘交渉難航’などと不安を煽るような報道だったが、松坂大輔の時の例のように海外では交渉期限ギリギリまで互いに有利な条件を引き出すための駆け引きがあるので交渉成立は楽観視していた。

 これで移籍先が流動的な松井秀喜とNYヤンキースとのポスティング交渉が不調に終わりライオンズ残留が決まった中島裕之以外の移籍先が決まり、今シーズンのMLBも大いに楽しめそうだ。

 それにしてもダルビッシュこそ交渉が難航したものの和田毅や岩隈久志らの契約はすんなり行ったのに対し、野手は中島が契約破談になったり青木も公開練習までやってようやくの入団と ここに来てMLBサイドの日本人選手評価が投手と野手では全く違うのが鮮明になった。

 20年程前に‘子供の頃からエースで4番’という歌があったように日本では最も運動神経のいい才能のある者を投手にするのに対し、アメリカをはじめドミニカやキューバなどの中南米諸国ではショートが花形ポジション。 そういう認識をMLB側が理解したからこそ最も才能がある者が就く
投手には評価が高く、野手の評価は抑え込まれるのだろう。

 外野手の場合はイチローや松井秀喜らが活躍している実績があるにも拘らずスワローズからポスティング移籍を表明した青木宣親が実力を見定めるための公開練習まで行ったというのも日本人野手に対する評価の低さの表れで、マスコミは屈辱などと言うが日本に駐在スカウトを置いてないミルウォーキーなら仕方ないし大金を出して獲得する
ならば当然だと思う。

 内野手になると日本では‘俊敏さ’を要求されるため巧打者はいても強打者が少ないし広島以外は内野に天然芝のない球場ばかりでプレーしていたため、天然芝を内野にも敷いた国際基準の球場での守りにアジャストできるかどうかが試されるわけだ。

 つまり‘泥にまみれた特守’と称してせっかく敷かれた芝を剥いで
個人ノックをしてもMLBで活躍できる内野手は育たないという事だが、日本では それを賞賛しても批判がないのも異様である。

 中島がNYヤンキースで控えの評価しか得られなかったのも高卒で人工芝でのキャリアしかなければ彼らが懐疑的になるのも当然だし、天然芝へのアジャスト力に目をつぶってでも起用されるなら中村剛也クラスの打力がなければNYヤンキースでのレギュラーの保障はないだろう。

 昨年導入された統一球のおかげで打球が飛ばなくなったため日本で‘ホームランを打てる功打者’が飛ぶボールの恩恵を受けていたと
いうのがハッキリし、本当の強打者でなければホームランは打てないという事が判明した。

 今回の投手の評価は高いが野手の評価は低いという図式は日本の野球が‘投手におんぶに抱っこ’というMLB側からすれば歪んだ価値観で行われているという事になると思うのだ。


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2012年01月14日

NYで黒田博樹は どこまで進化するか

 今日LAドジャースからFAになっていた黒田博樹のNYヤンキース
入りが決まったというニュースが流れている。

 NYヤンキース入りとなれば故・伊良部秀輝と井川慶に次ぐ3人目の日本人投手になるのだが、これもドジャース時代に打線の援護に恵まれないという不遇にも負けずに頑張った証だろうと思うし、やはりMLBの関係者は見る目があると感心するのだ。

 黒田の武器は何と言っても安定感。

 松坂のように制球を乱す事無くリズムよく投げて少ない球数で打者を打ち取るというスタイルを しっかりメジャー入りしてから身に付けて
いるのが何と言っても素晴らしいし、それこそがMLBの先発で成功
する条件なのだろうと思う。

 前記した松坂や井川は日本でデビューした頃のライオンズやタイガースは見苦しいぐらい打てなかったチームなので、先に失点したら
ダメという強迫観念を持って投げていたように思える。

 それに対して黒田が在籍した頃の広島は打てるチームだったので
井川らよりもリズムよく投げる事ができるし、実際にMLB入りしてからも しっかりアジャストできているのが分かる。

 残念ながら08年から在籍していたLAドジャースは無能オーナーの おかげでガタガタになっていて、特に ここ1・2年は黒田も野球に集中できづらい環境だったにも拘らずあれだけの成績を残せば強豪チームも放っておかないのは当然だ。

 広島からもオファーが来ていたようだが広島ファンには申し訳ないけど黒田が日本で投げるよりも、MLB屈指の強力打線をバックに投げて どこまで通用するのか見てみたい気がする。

 いい選手は常に高いレベルの中でプレーする事で更なる進化を遂げるので、活躍できなければブーイングの嵐に晒される代わりに活躍すれば万雷のスタンディングオベーションに迎えられるニューヨークで黒田が今シーズンどこまで進化するか大いに楽しみにしたい。

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2012年01月13日

中畑清と高木豊の相性は?

 中畑清が監督に就任して話題が豊富な横浜で、監督とヘッドコーチの高木豊との相性について気になる事がある。

 世間ではアテネ五輪でコンビを組んだという事で好意的に見ているのだが、解説者だった昨年まで2人の主張を聞いていると全く違ったことを言っているのだ。

 昨年の日本シリーズG1で解説していた高木豊は早いカウントから
打つ事に対して否定的で、特にドラゴンズ打線に対して‘見逃し三振をしてもいいから追い込まれるまで手を出さずに球数を投げさせて四球を選ぶなどで和田を消耗させるべき’と言っていたのが印象的だった。

 実際レギュラーシーズンの解説でもジャイアンツの不振を‘早いカウントから打ち過ぎ’と言っていたのをはじめ、ヒットを打ちに行く事よりも球数を投げさせて あわよくば四球で出れば・・・・という感覚なのだ。

 一方で中畑は‘ファーストストライクからガンガン打て’という主張が見られ、入団したての松井秀喜に対しても そういう指導や解説をしていたのが記憶に新しい。

 最近の高校野球の主流は‘ファーストストライクを打て’である。
 
 最大の理由が甲子園で強豪といわれるチームで1枚エースというのは ほぼないため球数を投げさせて消耗させてもリリーフが登板するわけだし、四球で自滅するような投手がいるチームは甲子園にすら
出場できない時代だから打って点を取るという思想になっているから
ファーストストライクを狙うというのは必然だ。

 ちなみに昨年の春・夏の優勝校だった東海大相模と日大三は いずれも打ちまくって優勝しているのだが、両校とも一昨年の準優勝校で いずれも興南に敗れている。

 特に東海大相模の監督が‘興南のファーストストライクから打って行く姿勢に学んだ’というコメントがあったように工投手を攻略するには球数を投げさせて消耗させるよりも好球必打が主流だしプロ入りするような選手達もファーストストライクを打つスタイルで育っている選手達が殆どだろう。

 そういう時代に‘球数を多く投げさせる’というスタイルを強制すると力を発揮できずに終わる選手が多く出る可能性が高いし、才能ある選手を回り道させるだけ もったいないと思うのだ。

 村田修一がジャイアンツに移籍した横浜では筒香ら若手の育成が急務なのだが、筒合らに球数を投げさせる事を優先させてファーストストライクを打つのを禁止するようなヘッドコーチの主張が主流になったら若手選手の成長は確実に遅れる気がしてならない。

 そうなった時に中畑監督がガマンできるかどうか、大いに気になるのだ。

posted by ue-kj |22:18 | 野球 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2011年12月30日

これからのプロ野球はフロントの出来でも明暗が分かれる

 
 今年は個人的には地元のホークスが日本一になり印象に残る年になった。

 やはり地元のチームの日本一は嬉しいのだが、最近つくづく思うのがホークス・フロントの有能さ。

 オフに感受性豊かな某左腕投手が移籍して いろいろと批判もあったが、これは仕方ない事だし むしろ彼が言うのを真に受けて年俸の変動制を変更するというのが一番やってはいけない事だろう。

 09年オフにシアトルを退団して帰国した城島健司に対し真っ先に獲得の意志を示したタイガースに対し、ホークスは そこまで熱心では
なかったためか城島は‘最初に手を挙げてくれたから’という理由で
タイガース入りしてしまいプロ野球OBの方々から批判を浴びた。

 ところが城島を取らなかったホークスは翌10年に田上と山崎を使い分けてリーグ優勝したのに対し、タイガースは優勝を逃して2位でCSでは1stステージでジャイアンツに敗退しオフに城島は膝の手術を受ける。

 今年はオールスター前まで厳しいと思われたのを懸命なリハビリで開幕に間に合わせたのはいいが、案の定キャッチングは安定せず右肘を痛めてシーズン後半を棒に振った。

 仮にホークスが全試合出場に拘る城島を獲得していたら・・・と思うと取らなくて正解だったし、城島を獲得していたら同義的にも細川は取れなかったわけで今年の日本一もないかもしれない。

 更に昨シーズンのオフには細川だけでなく内川聖一やカブレラまで獲得。

 バファローズの岡田彰布監督など‘カブレラが入った事で小久保や松中が出られなくなる可能性があるのでホークスは内部から崩壊する’などと批判的な論調だったがカブレラも成績的には今ひとつだったとはいえサヨナラHRを放つなど個人的にはレギュラーシーズンでは松中よりも貢献していると思う。

 一方で07年以来全く投げられないにも拘らず億単位の年俸を貰っていた元エースをコーチ兼任にしたり、ケガばかりで活躍できなかった松中の年俸を半減させたりと これまで総年俸のわりに勝てなかった部分にメスを入れる年俸変動制に切り替えたのは英断だったと思う。

 ここまで選手達の総年俸が上がった現在に不調でも実績重視で年俸を下げずに活躍したら一気に年俸を上げて欲しいなどという事自体がワガママなだけで、MLBではないが高年俸で契約するなら活躍できなければ大幅ダウンというリスクが伴うのは当たり前だろう。

 こういう改革ができるホークスのフロントは素晴らしいと思うし、いくら資金があっても素人だらけのフロントが支配するチームでは勝てないという事になるだろう。

 フロントとは まさしく‘最前線’を意味するのだから、MLB同様ここが有能か無能かで成績も変わる時代になってきたと思う。

posted by ue-kj |23:44 | 野球 | コメント(6) | トラックバック(0)
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2011年12月29日

松中信彦がプロテクトから外れても

 今日のスポーツ紙にホークスの松中信彦と多村仁がライオンズからFA移籍した帆足和幸の人的保障に対するプロテクトから外れる可能性が出てきたという記事が載っていた。

 今年8年ぶりに日本一になったホークスだが日本一の感激もつかの間。

 和田毅と川崎宗則がFAでMLBへ、杉内俊哉とホールトンがジャイアンツに移籍してしまうなど主力選手の流出が心理的なダメージなっていて これに松中まで・・・と言いたいのだろうが果たして そこまで大騒ぎする事なのだろうか?

 個人的には多村は必要だが松中に関してはプロテクトから外れてもライオンズが取るのだろうかと考えている。

 基本的にライオンズは若手重視のチームだしDHかレフトでしか使えないうえケガの多い松中を取るメリットはないし、年俸も高いので見
合った働きができるのか大いに疑問である。

 むしろ将来伸びそうな若手選手を引き抜かれた方が困るわけで、そちらの方をしっかりプロテクトして流出しないようにする必要があるだろう。

 とりあえず来シーズンのホークスの野手は川崎が抜けたショートは明石が守るようで将来は今宮あたりが控えているし、外野も内川・長谷川・多村が基本だが福田や中村に柳川らを起用していくので心配はない。

 正直言って今年の内川のケガは松中をレフトで起用するため慣れない運動量の多いセンターを守らせたというのが原因の1つだろうし、そういうリスクを避けるためにも長谷川がブレイクした事からも来シーズンの内川がセンターを守る事はないし守らせてはいけない。

 それを考えると松中のレフトは よほどの事がない限り ありえないし、DHもカブレラや新外国人のペーニャとの争いになるので仮にライオンズから取られても影響はないと思うのだ。

posted by ue-kj |23:26 | 野球 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2011年12月27日

ジャイアンツの画竜点睛を欠く補強

 2年連続でリーグ優勝を逃し原辰徳監督の去就が かかる来シーズンに備えてなりふり構わぬ大型補強を進めているジャイアンツだが
‘やはり’というべきか、クローザーの補強に手を付けられてない事が分かった。

 今シーズンの途中からクローザーに定着し20セーブを挙げた久保裕也が股関節手術の影響で来シーズンの開幕に間に合わない事が判明、越智やマンソンに山口といたところを代替えとして起用したいようで相変わらず画竜点睛を欠いた補強になっている。

 投手ではホークスの左のエース・杉内俊哉と19勝を挙げ最多勝を獲得したホールトンの2人を、打者では横浜の村田修一を獲得したので話題になっているが、正直言って額面通りの活躍をするかどうか?

 まず村田だが横浜の4番を務めてWBCでも4番を打っているものの
ホームラン数のわりに打点が今ひとつなど評価は今ひとつ。

 聞くところによれば5番で起用するようだがホームランは打つものの打点が少ないタイプなら5番だと打線を分断してしまう可能性が高いので、本来なら7番あたりでスタートさせて慣れさせた方がいいと思うがFAで大金をかけて獲得しているので 7番での起用は現実的ではないから5番起用は かなりの賭けになる事は確実だ。

 更に杉内とホールトン。

 ホールトンの19勝は正直言って出来過ぎの感があるので来シーズン成績は落ちても上がる事はないと思うし、セ・リーグの野球にフィットできるのか?

 杉内の場合も立ち上がりに失点しやすいしリードを許した展開で試合が進むと3回目の打席あたりで代打を出されるケースが増えるから勝ち数がホークス時代に比べて減る可能性があるし、キャッチャーとの相性や東京ドームやナゴヤドーム以外のアウトドアの球場でのナイトゲームでどこまで投げられるか?などという不安点があるのを忘れてはいけない。

 この2人は‘先発してナンボ’というタイプだから‘先発で結果が残せなかったらリリーフで’というわけにはいかないので、先発で使えなければファームという事になるだろう。

 一方でリリーフの整備については久保の離脱という事で‘久保がダメなら・・・’という選択肢がないのが気になるし、果たしてジャイアンツのフロントがリリーフの重要性をどこまで認識しているのか毎年思って
しまうぐらいクローザーなどリリーフに対する思い入れのなさが目に
付く。

 つまり補強するべきは しっかりと先を見据えられるGMが最重要課題ではないかと思ってしまうのである。

posted by ue-kj |23:50 | 野球 | コメント(11) | トラックバック(0)
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2011年12月21日

ダルビッシュとテキサス・レンジャースとの相性は

 ポスティングでのMLB行きを希望していたファイターズのダルビッ
シュ有の落札先がテキサス・レンジャーズに決まったらしい。

 西海岸で優勝を狙えるチームを希望していたダルビッシュにとってWシリーズで敗れたとはいえ2年連続でアメリカンリーグで優勝しているテキサスに落札したのは嬉しい事だろうし、噂されていたNYヤンキースやトロントに比べてもテキサスの方が いいのではなはいかと思う。

 長谷川滋利によれば‘打者天国’と呼ばれるアーリントンは打球が飛ぶし、夏場は40度近くまで上がる酷暑が続き湿気も多いという事
らしい。

 実際に今シーズン途中でボルティモアから移籍してきた上原浩治も暑さにやられたクチで、慣れるまで時間がかかったしレギュラーシーズンで消耗しきった感じでポストシーズンでは打ち込まれていた。

 ただし心強いのは とりあえず上原浩治と建山という日本人選手が
2人在籍していて特に建山はファイターズ時代のチームメイトだから人間関係で苦労する要素は少なくなるだろうし、打線もハミルトンやベルトレを擁する打線はチーム打率がMLB1位でHRも2位だからファイターズ時代のように援護に恵まれず・・・というケースは少なくなるのは確実だ。

 もう1つ大事なのが球団社長のノーラン・ライアン。

 球数制限が主流のMLBで珍しくピッチャーによりけりではあるが球数制限を設けずに日本風の投げ込みも許容しているので、調整法の違いからストレスを溜めた松坂大輔のような事にはならないのではないだろうか。

 こうなれば1日も早く交渉を成立させて欲しいものだ。


posted by ue-kj |22:39 | 野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2011年12月20日

プロなのに‘給料’は おかしくないか?

 震災のため11月まで開催されていたプロ野球もオフシーズンとなりFA交渉と平行して選手達の契約更改が行われている。

 毎年アップやダウンと悲喜こもごもだが、これまた毎年聞きながら
大いなる違和感を感じていたのが選手だけでなく監督&コーチやOB達までが口にする‘活躍すれば給料が云々’というコメントである。

 プロ野球選手は基本的に個人事業主だから本来ならスポンサーである球団とは対等なわけだから文字通り‘契約金’になるはずで
‘給料’というのはスポンサー会社の社員が貰うものではないだろうか?

 03年にジャイアンツの原辰徳監督が前年日本一に輝いたにも拘らず松井秀喜のMLB行きとケガ人の続出で3位に終わった年のオフに当時の球団代表だった三山氏からコーチ陣の入れ替えを指示されてケンカ別れのような形で監督を辞任。

 三山氏はナベツネの懐刀と言われた男だったので事実上の解任と言われたのだが当のナベツネ氏は
‘クビじゃなく読売グループ内の人事異動に過ぎない’
と言い切ったのを聞いた時と同じ違和感だ。

 つまりナベツネ氏はプロ野球チームの監督や選手を読売グループの社員という感覚でしか見てないという事が分かるし、事実上のプロ野球の支配者が そういう感覚ならば日本のプロ野球は‘プロ’とは名ばかりの企業アマ野球という事になる。

 だから選手・監督&コーチ・OBらが年俸を‘給料’と言うのは おかしいという声が本来なら どこかのマスコミからでも出るべきだろうと思うのだが、全くないという事自体がおかしいのではないだろうか。

 ちなみにJリーグの選手達やプロボクサー・プロゴルファーなどからは‘給料’という言葉は聞かないのだが・・・・


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2011年12月16日

ボルティモアでの和田毅の将来は明るい

  かねてからFAでのMLB行きを希望していたホークスの和田毅の
移籍先がボルティモア・オリオールズに決まった。

 背番号18をもらい嬉しそうな和田を見ていると大願成就という感じ
だし、もともと和田は03年のホークス入団の時からMLB志向の強い
選手だったので将来ホークスを出るのは分かっていたので ぜひMLBでも日本同様に活躍して欲しいものだ。

 和田は進学校の浜田出身で打線の援護に恵まれたチームではないにも拘らず98年夏は森本のいた帝京にも勝ってベスト8に進出して
いるので、ある意味アメリカンリーグ東地区で最下位争いをしている
ボルティモアへの移籍は悪い話ではないし先発の頭数が足りないと
いう事情があるチームだけに和田の実力からすればローテの柱で投げる事も可能だろう。

 2年契約なので活躍すれば更なる強豪チームにも移籍できるし打線はいいので実力を発揮できれば それなりの勝ち星が期待できるから、最初からNYヤンキースやボストンなどの強豪チームに行くよりはいいと思う。

 野茂英雄から始まる日本人MLB投手達の本格派投手達は‘三振は取るけど球数が多い’というタイプが多かったのに対して和田は少ない球数でリズムよく投げる事ができるし三振も取れるので これまでの
日本人投手の中でも珍しいタイプだろう。

 更に最近のホークスでは森福にファルケンボーグや馬原など磐石のブルペンを誇っていたので最近の和田は松坂のように‘100球を越えてから本領を発揮して完投’というタイプではなく7イニングぐらいまで2点前後というピッチングスタイルを確立しているのも心強いので、あとは中4日で投げるというリズムに適応できるかどうかだ。

 日本では‘球数が多くても完投に拘る’というのが好まれるがMLB
では今の和田のようなスタイルの方が好まれるので将来は明るいと
思うし、豪腕タイプのダルビッシュや技巧派タイプの岩隈よりも和田の方が活躍できるのではないかと考えている。


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2011年12月13日

来年のプロ野球12球団の監督が決まり・・・

 いろいろと話題に上っていたプロ野球12球団の来年の監督が
決まった。

 ドラゴンズ・タイガース・ベイスターズ・ファイターズと今年は1/3に
あたる4チームの監督が交代となったのだが、個人的にタイガースが和田豊を監督にしたのは評価したいけどドラゴンズは ともかくベイスターズとファイターズの監督には‘?’が付く。

 今年日本一になったホークスの秋山幸二や昨年日本一のマーリンズの西村徳文など基本的に最近はコーチ上がりの監督が結果を残しているし、スター性を持つより選手をまとめられる実務型の方がいいと思っている。

 ところが昨年イーグルスが星野仙一を監督に就任させてから流れが先祖返りしたような感じで、特にベイスターズなどは桑田や工藤などコーチ経験のない者達の名前が浮上しては消えていたのだが最終的に中畑清になるとは意外だった。

 まぁベイスターズは権藤博のように‘放牧型’のタイプの方が森や
近藤昭仁らのような‘管理型’の時よりも結果を残しているが、ハッキリ言って中畑はジャイアンツのバッティングコーチ時代から あまり評価は高くないしアテネ五輪での采配ぶりを見ると期待より不安の方が
大きい。

 ただ清武問題で注目されたGM主導のチーム作りという本当のプロの制度が中畑監督が失敗することによって‘MLBのようなGMシステムは日本に合わない’などという流れにならない事を願いたいが・・・・

 そういう意味ではタイガースの和田豊監督就任にはキャラ的には地味ではあるが しっかりとした仕事をしそうな感じがするし、ファイターズの栗山英樹の場合は評論家としては それなりに立派だったけど・・・という域を出ないと思う。

 最後にドラゴンズが超ベテランの高木守道が復帰という形で就任するが、正直言って現在のメンバーでは厳しいだろう。

 谷繁42歳・ブランコ32歳・井端37歳・森野34歳・荒木35歳・和田40歳とセンター&ライト以外は超高齢野手揃いで、落合前監督就任以来獲得した野手で規定打席に達した選手がいないというのだから深刻な話。

 川上監督退任後のジャイアンツを率いるようなものだから勝利と育成の両立が求められるのでベテランの高木守道あたりでなければ厳しいのだろうが、果たして上手くいくかどうか?

posted by ue-kj |22:42 | 野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2011年12月10日

杉内俊哉は何を考えているのか?

 今年FA権を獲得したホークスの杉内俊哉がジャイアンツとの交渉で‘終身雇用’を迫ったという記事を呼んで愕然とし‘プロを何だと思っているのか’と思った。

 ホークスが昨シーズンのオフから導入した年俸システムは年俸変動制という活躍すれば大幅にアップする代わりに、活躍できなければ大幅にダウンするというプロなら至極真っ当なシステム。

 ところが これに対して‘選手に対する愛情がない’と真っ先に異議を唱えていたのが杉内だったのは記憶に新しい。

 とはいえ資金力があって それなりの選手も揃っているホークスが今ひとつ勝ち切れなかった要因の1つが実績を重視する以前の年俸システムで、だからこそ07年の途中から全く登板してないのに毎年億単位の年俸を貰っていた元エースやケガばかりでチームへの貢献度は
ゼロどころかマイナスだった元三冠王が安閑としていたのだ。

 そして今回の年俸変動制のおかげで元エースはリハビリしながらコーチ兼任となり、元三冠王も今年それなりの成績を残した事を考慮すると効果は大いにあったという事だろう。

 この結果が出たシステムが気に入らなければFA権も修得した事だし年俸変動制ではないチームに行けばいい話しだ。

 そもそもプロは個人事業主だから1年1年が勝負で結果が全ての世界。

 だからこそMLBをはじめ世界のあらゆるプロスポーツが‘しっかり結果を残せば契約金が上がり残せなければ下がる’という事を前提に行われているわけで、杉内がジャイアンツに要求した‘野球人生を巨人で全うできる環境、そういう覚悟が分かるように示して欲しい’などというのはサラリーマン感覚以外の何ものでもない。

 こういう甘い考えでプロ生活を送っている選手が いるとは全く信じ難いし、プロ失格だと思うのだが・・・・

posted by ue-kj |22:19 | 野球 | コメント(21) | トラックバック(0)
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2011年12月01日

優勝チームのメンバーの入れ替えは必須

 日本シリーズで優勝したホークスのエースである和田毅と杉内俊哉に川崎宗則がFAでチームを離れる事になったというニュースが新聞などを賑わしている。

 和田と川崎はMLBに挑戦するらしいし、杉内はジャイアンツあたりが有力だという話で地元の新聞では‘流出’という見出しが目立つのだが、個人的にはある意味仕方ないと思うし同じパ・リーグに移籍するなら心中穏やかではないもののセ・リーグなら許容範囲だろう。

‘勝っている間はチームをいじるな’という言葉があるが、MLBなどでは
Wシリーズで優勝するとメンバーが入れ替わるケースが多い。

 やはりチーム全体の年俸が上がってしまうという現実的な問題があるので仕方ない事ではあるし、同じメンバーで戦い続ける事によってレギュラーと控えのレベル格差が拡大するなどの弊害が出てくる。

 ホークスでいえば本多-川崎の二遊間で組む1・2番というのは確かに魅力的だが、あと5年もすれば川崎のショートとしての守備範囲は狭くなってくる可能性が高いと思うのだ。

 それでもポスト・川崎として今宮を獲得し2年目の今シーズンは1塁の守備固めや代走で起用したりと、1軍での経験を積ませているのを見ると将来のショートは今宮でいこうという首脳陣の姿勢が見える。

 たしかに和田・杉内・ホールトンの3人が いなくなるのは痛いかもしれないが、しっかりライオンズからFAの帆足を獲得するという報道もあるようにフロントも先を見据えて先手を手を打っているのが心強い。

 ちなみに杉内に関しては査定システムに対する不満があるよう
だが、正直言って一昨年までの査定システムが選手を甘やかして
いたと個人的には考えるし‘実績重視’という基準が選手の甘えを呼ぶと思うから それが嫌なら出ても仕方ないのではないか。

 ただでさえ今シーズン圧倒的な力を見せ付けて日本一になったチームが同じメンバーに帆足らをFAで獲得すれば、昨年までCSで勝てない事が免罪符になって今シーズンの大型補強に対しても緩やかだった世間が一気に批判に転じる可能性は高い。

 一方でチームリーダーの小久保やブルペンの森福・ファルケンボーグ・馬原らは残留するので強力なブルペンと打線の援護で来年は先発投手を育てていく事になるだろう。

 長い目で見るとチームの新陳代謝という要素を考慮するならば ある意味仕方ない事で、反対に これまで磐石の戦力で出場機会が少な
かった若手にとってはチャンスになると思うし和田や川崎がMLBでどこまで通用するかも楽しみにしたい。
 

posted by ue-kj |23:23 | 野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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