2011年04月29日

柔道全日本選手権・鈴木桂治の復活は嬉しいが・・・・

 昭和の日恒例の体重無差別日本一を決める全日本柔道選手権が日本武道館で行われ、04アテネ五輪100㌔超級の金メダリスト・鈴木桂治が決勝で昨年の世界選手権100㌔級王者の穴井隆将を大外返
しで一本勝ちして4年ぶり4度目の優勝を飾った。

 正直言って最近パッとしなかった鈴木が30歳で文字通り復活優勝したのには驚いたし鈴木に対しては‘よくぞ頑張った’という言葉しか見当たらない。

 ただ数年前ならまだしも、今回の鈴木の優勝を素直に喜べないものがある。

 それは100㌔超級の若手連中のふがいなさだ。

 マスコミも昨年の世界選手権でテディ・リネールに勝って無差別級
王者になった上川大樹と昨年の優勝者・高橋和彦を中心に昨年準
優勝の立山広喜や100㌔級の穴井らが絡むという予想ではあった。
 
 ところが16:00からの中継が始まるとベスト8には本命の高橋&上川の名前はない。
 つまりベスト8にも残れなかったわけで、これにはガッカリした。

 ベスト8の顔ぶれを見たら90㌔級の西山大希に100㌔級の本郷
光道、穴井隆将に高木海帆と半分の4人が100㌔級以下の選手だし
鈴木桂治も100㌔級上がりなので‘重量級は何をやっているのか’と暗澹たる気分になった。

 ベスト8の4試合を見ると若手の七戸龍が鈴木に善戦したものの後半息切れをし、旗判定で敗れた試合以外は低調で特に100㌔超同士だった高井と立山の試合にはガッカリした。

 案の定 立山に勝った高井も当然のように穴井から敗れ、決勝は
穴井と鈴木という新旧対決となった。

 決勝は攻勢に出た穴井の一瞬のスキを突いた大外返しで鈴木が一本勝ち。
 崖っぷちだった鈴木の執念は素晴らしいものの相変わらず穴井の勝負弱さが目立つ。

 昨今の格闘技はスピードがモノを言う時代になっているのだが、柔道も例に洩れずスピードのない選手は世界で勝てない。

 だからこそ無差別で争う今大会のベスト8に100㌔超級以外の選手が半分を占めたのだが、高橋と上川の試合は見られなかったものの立山や高井の試合を見ていたらスピード感が目に付かず‘こういう試合をやっていたら世界では勝てないだろうな’と痛感するものだった。
 
 とりあえず今大会の優勝で鈴木は上川と共に世界選手権の代表に選ばれたものの組み合わせにもよるが、金はおろかメダル確保も厳しいのでは?と試合ぶりを見ていたら思ってしまう。

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2011年04月23日

タイガーマスクがデビューして30年目

 今から30年前の今日81年4月23日は蔵前国技館で行われた新日本プロレスでタイガーマスクがデビューした日である。

 この頃アニメでタイガーマスク二世がOAされていたが往時を知る私にはピンと来なかったので見てなかったのだが‘タイガーマスクが登場した’という知らせには大いに驚いた。

 当初はタイガーマスク二世のタイアップだったようだが、演じた佐山聡の四次元殺法と呼ばれたストロングスタイルにメキシコのルチャリブレを合わせたような立体感のある試合ぶりは斬新で‘単なる見世物
ではない’と思えた。

 こういった類のレスラーは普通は単なるショーレスラーに過ぎないのだが、実力的にも本物でローリングソバットなど友人達とマネをし始めのは時間がかからなかった。

 更にジャーマン・スープレックスやタイガードライバーにサマーソルトキックなど魅了される技も多く、さすがにコレらはマネできなかた。

 もっとも今考えればダイナマイトキッドのような対戦相手にも恵まれた感が強い。

 他にもライバルとしてブラックタイガーが登場したので‘今度はビッグタイガーとキングタイガーが出てくるのではないか’など、友人達と話題になっていた。

 そんな感じだから コレ以降は猪木の試合は見なくてもタイガーマスクの試合時間だけは極力チャンネルを新日本プロレス中継にしていた。

 残念ながらタイガーマスクの活動期間は短く83年8月に引退を表明してしまったのだが、飽きられる前に終わってよかったのかもしれない。

 今ではUFCを中心にしたリアルファイトが格闘技の主流になっているが、当時のタイガーマスクの試合を見た時の衝撃は今でも忘れられないし もう1度見てみたい気がする。

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2010年09月14日

柔道・無差別級はIJFの目玉?

 昨日終了した柔道の世界選手権だが最終日に無差別級を独立して実施したのを見てIJFは無差別級を世界選手権独自のイベントにしようとしているのでは?と思ったのだ。 

 そもそも無差別級は‘小よく大を制す’という柔道の理念を体現した
クラスで東京五輪で正式種目に認定された時に重量級・中量級・軽量級と体重別に分けられた代わりに無差別級も採用され、日本は無差別級こそがキングオブ柔道と認識したためアントン・ヘーシンクから
神永昭夫が敗れた時は日本柔道の敗北と体重別の3階級を制して
いるにも拘わらず敗北感に苛まれたわけだ。 

 ミュンヘンで復活した時もヘーシンクと同じウイリアム・ルスカに重量級と無差別級の両方を取られるという屈辱を味わい、ようやく無差別級を制したのはモントリオールの上村春樹だった。

 ただモントリオールの頃はミュンヘンの軽重量級を制したショーター・チョチョシビリが無差別級に参戦するなど重量級ばかりではなく、
Sファイナルで上村がチョチョシビリに勝った試合が事実上のファイナルと言われたのを覚えている。 

 ところが84ロスなどは95㌔超級が無差別級の前日に来たからか、絶対王者だった山下泰裕が無差別級にエントリーが決まると重量級の強豪はこぞって 95㌔超級にエントリーしてしまった。
 しかも95㌔級以下の選手達が出る事も目立たなくなり世界的には
95㌔超級のパート2的な認識を受ける事になったのか88ソウル五輪からは無差別級は外されてしまった。

  だから北京五輪前年の07リオ世界選手権で棟田康幸が無差別級で金を取っても‘五輪種目ではない無差別級‘という記事が目に付いたのだった。
 実際 五輪前年の世界選手権は無差別級以外は五輪の出場枠が絡むので無差別級には どうしても力が入らない傾向があったのだろうと思ったのだ。 

 ただIJFは北京五輪後に柔道のプロ化を目指しレスリングとの差別化を計ろうとしているのが明白で、その一環としてレスリング行為の禁止が打ち出されたりしたものだ。

 考えてみると格闘系の種目で柔道にあってレスリングやボクシングにないのが無差別級。
 だからIJFは五輪種目から外されている無差別級を1つの看板として売り出そうと考えたのではないだろうか? 

 従来の世界選手権のシステムでは1日に2階級づつ4日間に分けて行われていたので重量級の選手達にとって中2日での試合になるのだが、今回のように無差別級を独立させて最終日にもって来ると休養日が1日増えて いいコンディションで参戦しやすくなるのではないかと
思う。 

 100㌔超級を制したテディ・リネールがファイナルで上川大樹に延長の末僅差の旗判定で敗れて涙を流して悔しがっていた姿を見ると無差別級が‘第2重量級’という意識ではなく、ある意味 世界のトップ選手からも絶対に取りたいタイトルと認知されているのだろうかと思い妙に嬉しかった。 

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posted by ue-kj |21:02 | 格闘技 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年09月13日

無理な減量をするよりも・・・・

 2010世界柔道選手権が今日終わり無差別級でも日本は男女とも
金を取り男女合わせて金を10個獲得という好成績を収めた。 

 この快挙の中で注目したのが73㌔級で金を獲得した秋本啓之と
81㌔級で銅を獲得した高松正裕の2人である。
 実は この2人は1階級上げての挑戦だったのだ。 

 柔道だけでなくボクシングなどの格闘技で日本人は厳しい減量には肯定的だ。
 厳しい減量をする事で自らを追い込んで行っている感覚と皮膚感覚が研ぎ澄まされ戦闘モードに入っていく感覚が培われるなどという話を何度も聞くし、体格やリーチにパワーというアドバンテージも持つ事ができる。 

 しかし過度な減量は体力自体を消耗させるリスクもあるし、実際に
体重を落としてリミットに持ってくるだけで終わり試合ではボロボロと
いったケースが多々ある。 

 ところが最近の柔道やボクシングはスピード化しているので上の階級から落とすより、下の階級から上がった方がスピードを生かせるというアドバンテージがあるのだ。

  実際に06アテネと08北京の66㌔級で連覇した内柴正人は60㌔級で戦っていたが減量がキツく、思い切って1階級上げたら減量苦から開放されスピードが生きるようになったという。 
 だから73㌔級で低迷していた高松や66㌔級で減量に苦しんでいた
秋本が最高の結果を残したのは、減量苦から開放される事が いかに大事な事かを証明するものだろう。 

 しかも柔道は、もともと小よく大を制すで、体格差を克服する事こそ
柔道の醍醐味ではなかったのか?

 そういえばボクシングの歴代の世界王者の中で以前は通常の階級から落として奪取した工藤政志や中島成雄に六車卓也・大橋秀行らがいたが最近では畑中清詞や飯田覚士・戸高秀樹・小堀佑介・西岡利晃と通常の階級よりも上げて奪取するケースが増えているのも好例だろう。 

 ちなみにフライ級で戦っていた亀田興毅が1階級落としてLフライ級でミニマム級上がりのファン・ランダエダと戦った時に楽勝が予想されたものの、いきなりダウンを奪われ何度もグロッギーになるなど大苦戦した事が記憶に新しい。 

 つまり過酷な減量をしてもパワーで圧倒できるケースは思ったよりもなく、スピードで圧倒されるケースの方が多い。
 厳しい減量の末に得たアドバンテージがハンデになるケースの方が多いので、体重がきついなら思い切って階級を上げて体格の差を埋
めるスピードに磨きをかけた方が理に適っているという事だろう。  

 30代になっても戦うなど選手寿命が伸びた現在では尚更ではないかと思うのだ。    

posted by ue-kj |23:07 | 格闘技 | コメント(0) | トラックバック(1)
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2010年09月12日

世界柔道2010・東京大会:五輪種目終了

 9日から行われていた世界柔道は無差別級を残して7階級が今日で終わり 66㌔級は森下純平が、52㌔級は西田優香、48㌔級は浅見
八瑠奈が金を獲得して五輪種目を終えた。 

 前回 屈辱の金ゼロだった男子は金3・銀1・銅3の計7個を、女子は
金5・銀3・銅3の計11個を獲得する活躍だった。 

 今大会は前日にも記したようにレスリング技が禁止されただけでなく
1階級最大で2人出場できるというルール変更が行われた最初の世界選手権だったので、どんな影響が出るか注目していた。 

 女子は軽い2つの階級は前回優勝の福見友子と中村美里が国内のライバルである浅見八瑠奈と西田優香にファイナルで敗れて連覇ならずという結果になった。 

 日本人2人がファイナリストというのは他に63㌔級が上野順恵が田中美衣に勝って連覇しているので、この3階級は日本一が そのまま世界一になる可能性が高い。 
 しかも日本が苦手にしていた57㌔級でも松本薫が初めての金を獲得するという嬉しい結果が出たのは何よりだ。 

 五輪連覇の上野雅恵が君臨していた70㌔級では国原頼子が63㌔級時代に谷本歩美のライバルだったデコスに完敗して3位に、78㌔級でも緒方亜香里がベスト 8で敗れたものの敗者復活戦から3位に入った。 
 やはり70㌔級のように世界王者が長く君臨したクラスは後継者が育ちにくいし層も厚いのでメダル確保だけでも大変だ。

 そんな中で78㌔級の緒方のように19歳で銅とはいえメダルを獲得したのは2年後に向けては いい経験になっただろう。 

 78㌔超級は塚田真希が中国選手に対する相性の悪さを克服できずに3位だったのに対し、ライバルの杉本美香が塚田に勝った中国選手に勝っての金だから大いに価値がある。 

 一方の男子だが無差別級を除く金3は国内開催では95年の幕張と03年の大阪の 2を越える最多となっている。 

 まず初日に世界ランク1位ながら100㌔級で優勝がなかった穴井隆将の金獲得が日本に弾みを付ける形になったし、金ゼロの呪縛からも解き放つ事ができたので大きかった。 

 そして苦手としていた90㌔級では19歳の西山大希がファイナルでイリアディスから延長の末敗れたものの銀を獲得し、66㌔級でも20歳の森下純平がベスト8でモンゴルの世界1位を下して勢いに乗り金を獲得するなど待望久しい若手選手の台頭があったのが何より嬉しい。 

 更に一時期 減量苦から低迷していた81㌔級の高松正裕と73㌔級の秋本啓之が階級を上げて復活しての銅と金メダル獲得も特筆するべきだろう。
 無理な減量は体を蝕むので、勇気を出して1階級上げたのが幸いしたと思う。 

 残念だったのが最重量級の100キロ超級で鈴木桂治が初戦でまさかの一本負けし、全日本王者の高橋和彦がベスト4でリネールにポイントで先行しながら延長の末敗れたのと60㌔級で前回銀の平岡拓晃が銅に終わった事。 

 高橋は世界選手権初出場というのがあっただろうから経験不足と言えなくもないが鈴木の初戦敗退は衰えたなという感じでショックだし、平岡も まさかの 3位だったのと一緒に出場した福岡も初戦で敗れているのをみると野村忠宏待望論が復活しそうな雰囲気だ。 

 とりあえず開催国というアドバンテージがあったのは間違いないだろうが、枠 2つのおかげで若手の起用ができて経験を積ませるはずの若手が第1人者よりも活躍するという嬉しい誤算があったのは大きい。

  昨年 金ゼロという屈辱からとりあえず失地回復はできただろうが、本当に強くなっているかは来年の世界選手権を見てから判断したい。 

 PS,今日もフジTVは48㌔級のファイナル以外は延長戦に入った試合は延長戦からしか中継しなかった。 

 やはり1時間半足らずの枠では短すぎるので来年以降続けていきたければ2時間は放送時間の枠は確保するべきだろうし、外人同士の試合も中継するべきだ。

 それができないなら放映権を返上しろと言いたい! 

posted by ue-kj |23:33 | 格闘技 | コメント(0) | トラックバック(1)
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2010年09月11日

祝!日本柔道 金メダル100個突破

 国立代々木体育館で行われている世界柔道選手権は大会3日目を迎え、今日行われた57㌔級で松本薫が金を獲得して世界選手権通算100個目の金メダルとなり 更に73㌔級の秋本啓之と70㌔級の上野順恵も金を獲得と今日行われた男女3階級全てを日本勢が獲得する
快挙の1日となった。 

 昨年ロッテルダムで行われた世界選手権で日本男子は金メダル0という屈辱を味わう結果になった。
 これは世界の柔道がプロ化してレベルアップしているのに形骸化したアマチュアリズムや、悪い伝統に固執する姿勢が災いしているのは一目瞭然だった。 

 ただし今回の世界選手権はレスリングのようなタックル柔道などが
禁止されて迎える最初の大会で、52年ぶりに東京で開催される大会としても注目されていた。

 更に1カ国から1つの階級に2人が出場できるようになったので、これまでは実績のあるベテランが優先されていたのが若手にもチャンスが与えられるようになったのも大きいだろう。 

 そして何と言っても開催国が有利なのは間違いないので、逆に言
えば男子が今回も金を1つも取れないのなら凋落の一途を印象付け
る大会になると思っていたのだ。 

 それを払拭してくれたのが初日の100㌔級の穴井で念願の金メダルを獲得したおかげで翌日から金ゼロの呪縛から解き放たれ、選手達の表情に明るさが目立って来たのだった。 

 総括は大会を終えてになるが今日73㌔級でも金を取れたという事で北京五輪前年に行われた07リオ大会の成績も上回る事ができたのは評価していいだろう。 

 ただし この好成績が本物かは来年の世界選手権の結果でハッキリするだろう。
 意識しなくても開催国としてのホームアドバンテージはあるのだから、来年は それがない場所で行われるので大いに注目だ。

 PS,今日も中継したフジTVには大いなる不満が・・・・・

 それは延長戦が多かったからか70㌔級のSファイナルである上野順恵の試合が CM明けに吉田秀彦らが‘大変な事になってます’と深刻そうに話していたら、ほどなくして延長戦に入ってしまった。

 つまりファイナルにも拘わらず正規の4分間の中継はなかったのだから前代未聞ではないか! 

 更に70㌔級のファイナルでは日本人対決となったにも拘わらず、
これまた試合の途中からの中継で大いにガッカリした。
 
 しかも表彰式すら まともにOAしてないのだ。
‘最大延長10分’で1時間半近くなどとセコイ事を言わずに最初から
2時間は放送枠を確保するのがホスト局の使命だと思うのだが。  

posted by ue-kj |23:16 | 格闘技 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2010年09月09日

世界柔道始まるが…フジTVは何を考えているのか!

 今日から柔道の世界選手権が始まった。
 初日は男女の重量級2階級づつが行われ100㌔級の穴井隆将と
78k超級の杉本美香が金メダルを獲得し、とりあえず幸先のいいスタートを切った。 

 ただし男子100㌔超級では鈴木桂治が初戦で破れ、高橋和彦も
Sファイナルでリネールに延長戦で敗れてガックリきたのか3位決定戦でも敗れてメダル獲得ならず明暗を分ける結果となった。 

 100㌔超級で銅メダルでも取れていたら申し分なかったのだが、男子は昨年の世界選手権では金メダルを取れなかったので悪いスタートではないとは思う。 

 問題なのが中継するフジTV。 

 今日のTV欄を見て愕然としたのが中継は19:57から21:24までの
1時間半しかなく最大延長も10分。
 今大会から1カ国2人づつエントリーできるようになったので日本人
選手だけでも8人分の試合をフォローしなくてはいけないのに1時間半枠では収まらないだろうと思っていたら案の定。

  しかもプログラムスケジュールを検索すると表彰式が20:30からに
なっているので中継が始まった頃にはファイナルが行われていると
いう事になる。
 これでは合間に他球場の結果を知るためにデータ放送で見たりネットを開いても結果が分かってしまうので緊迫感のカケラもない中継になる。 

 日本人選手の試合すら全てフォローできないのにリネールが金を
取った100キロ超級や78㌔級のファイナルなどはダイジェストですらない内容の中継だった。 

 そもそも今回の世界選手権は52年ぶりに東京で開かれる由緒ある大会で、中継するTV局も敬意を持ってOAするのが当然だ。
 7年前に大阪で開催された時は午前中に行われる予選を16:00ぐらいから OAしフォローしていたのを思い出す。 

 ところが今回は19:57からの中継のみで(イヤな予感は当たるのだが)予想通り他の番組のタレントをゲストで喋らせたりする無駄な時間まで作っていたのだ。 

 しかもフジTVは当然のようにBSも持っているがコチラでは一切中継はない。

 正直言って五輪や世界選手権を中継するTV局には日本の結果も
重要だが、何よりも その種目の最高レベルの試合をも中継し魅力を視聴者に知らしめる義務がある。 

 にも拘わらず日本人選手の試合、それも全試合をまともに中継しないならば放映権を放棄してNHKに中継してもらった方が よっぽどいいと思うぐらい酷い今日の中継内容だった。  

posted by ue-kj |23:36 | 格闘技 | コメント(22) | トラックバック(0)
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2010年08月30日

格闘界の偉人が またもや

 元プロレスラーの山本小鉄氏が亡くなったという記事を昨日のニュースで知った。
 死因は低酸素性脳症という事らしいが68歳とは あまりに早過ぎる死だし柔道のアントン・ヘーシンクの訃報に続く2日連続で悲報が流れる形となった。

  山本小鉄といえば我々は星野勘太郎と組んだヤマハ・ブラザースを思い出す。
 スキンヘッドに白いショートタイツを穿いて小柄ながらファイト溢れる戦いぶりを見せていたしタイガージェット・シンなどから凶器攻撃を受け血まみれになりながらも向かって行く姿が忘れられない。 

 前田日明や高田延彦に藤原喜明や船木誠勝など後にUWFをはじめとした総合格闘技の旗手となった選手達を指導して鍛え上げていたようで、竹刀を持って仁王立ちしている姿は本当にサマになっていた。 

 81年からは解説者として放送席に座っていたが、忘れられないのが猪木が 89年に久々に試合した時に‘ブランクは隠せない、たまに出てきて試合をしてもダメ’と かなり辛辣に批判していた事。 

 また新日の特番が水曜スペシャルでOAされた時に生番組だったからか、冒頭にスクワットの最高回数を尋ねられて‘数えた事がないけど番組中ずっと続けられますよ’と言って約1時間半の間ずっと休みなくやっていたのは語り草だった。 

 馬場や猪木に坂口征二らの影で目立たなかったが、貴重なバイブレイヤーというポジションを きっちりこなした昭和の名レスラーの1人だろう。 

 ご冥福をお祈りします。

posted by ue-kj |23:38 | 格闘技 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2010年07月17日

谷亮子にロンドン五輪は厳しい

 7月11日の参議院選挙で民主党から立候補して当選したシドニー& アテネ五輪女子柔道48㌔級金メダリストの谷亮子に対して全柔連は 11月に行われる講道館杯に出場して優勝する事をロンドン五輪出場
権を得る第1条件に挙げたらしい。 

 これまで女子の48㌔級は90年代半ばから谷亮子の独壇場でポスト谷の必要性が言われていたのだが、後継者として谷に勝てても国際試合では結果が残せず これまでの実績を買われて最終的に谷亮子が五輪に出場するというパターンだった。

  ところが最近は風向きが変わってきている。 

 最大の理由が福見友子や山岸絵美といった若手選手達が最近の
国際試合では勝ち続けているので北京五輪後に導入された48㌔級の世界ランキングでは5位までに日本人選手が4人?入っているという現状では北京後に全く試合をやってない谷が これまでの実績を盾に代表に選ばれるのは難しいのではと思われていた。 

 07リオ世界選手権や08北京五輪での谷の試合を見ていると、かつての出入りの激しい動きがスピードの衰えからカウンターで技をかけるようになっていたし、こういうスタイルになると常にレベルの高い相手と
戦って実戦のカンを鈍らせないようにしないといけないのに再び産休に入ったのでロンドン五輪前年の世界選手権に間に合うのだろうか?と危惧されていたのだ。 

 そこにもってきて今回の参議院議員への立候補である。
 選挙運動中に練習をするのは難しいし、当選したら公務で多忙の
ため試合に出場する事もできないだろう。 

 ただでさえ北京後にプロ化した柔道では選手達がレベルアップし、
試合を多くこなさないと五輪の出場権すら取れない状況になっているため これまでのように練習の積み重ねだけではダメだという事が分
かっているのだろうか。 

 橋本聖子や荻原健司らのように議員になるなら現役を引退してと
思っていたので、参議院選挙に出ると聞いたときは驚いた次第。 
 二兎を追うもの一兎を得ずというが、参議院議員になってしまった谷に五輪での金は難しいといわざるを得ない。   

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2010年04月29日

伏兵・高橋和彦 全日本柔道を制す

 '今日 日本武道館で行われた全日本柔道選手権で高橋和彦が決勝で熊本出身・大牟田&国士舘OBで同級生の立山広喜に優勢勝ちして2度目の出場で初優勝を飾った。

  高橋は準々決勝で鈴木桂治に2-1の旗判定で勝つと準決勝で連覇を狙う穴井隆将に3-0の旗判定で勝ち、決勝でも立山に優勢勝ちしての優勝となるし井上康生や鈴木・石井慧・穴井と100㌔級選手ばかりが制していた全日本のタイトルを久しぶりに100㌔超級の選手が取った形になる。 

 大会前の予想は連覇を狙う穴井を中心に復活を期する鈴木や悲願の初優勝を狙う棟田らが中心の優勝争いだったものの、9月に行われる世界選手権の100㌔超級と無差別級の代表選考会を兼ねていたので100 ㌔超級の新星が出てこないとフランスのリネールら強豪相手に鈴木や棟田では厳しいのではと思っていた。

  優勝した高橋は昨年12月に行われたグランドスラムで鈴木に勝って優勝しているのだが、大会前の予想は準々決勝で鈴木と準決勝で穴井との対戦になっていたため厳しいだろうと思ってはいた。

  鈴木に勝ったときは‘相性がいいのか’と思っていたが、穴井戦は先に教育的指導を取られながら穴井に指導が出たので逆転勝ちという形だったし決勝でも先にポイントではリードされながら有効を奪って逆転勝ちに結び付けるなど粘りもある。

  優勝した高橋だが今日のような試合ぶりでは9月の世界選手権はメダルを取るのがやっとだろうと思う。
 それは優勝インタビューで‘今のままでは通じない’と言っていたので
分かっているだろうが、これをいいキッカケに力を伸ばして欲しいもの。 

 最近の柔道はスピードがモノをいうようになっていて世界はおろか、国内でも全日本選手権での100㌔超級の優勝者は篠原信一以来というのが全てを物語っている。 

 だから高橋や準優勝の立山らにはスピードに対応できる事を期待したいものだ。  '

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2009年09月26日

なんとも味気ないK-1の3Rマッチ

 今日はソウルでK-1ワールドGPの開幕戦が行われた。 

 ルールは3分3Rで延長2Rというものだが、以前5Rで行われていた
頃に比べて何とも味気ない内容の試合が増えたように思う。 

 ムエタイなど打撃系の競技は5Rマッチが基本で、かつては この流れで運営されていた。
 ところが決勝トーナメントがワンデーマッチで3試合戦わないといけないからか、3Rマッチになっていたが今では全て3Rマッチになっている。

 ‘K-1のKはKOのK’というのが立ち上げ当初の売りだったが、レベルが上がるにつれてKOが少なくなってきた。
 これは仕方ない事なのだが、KOを売りにしているからかKOでの決着を促すために全ての試合を3Rにしたとしか思えない。

 となれば本末転倒も いいところである。 

 基本的に選手達は5Rあるからこその戦略を立てて試合に臨むのだが、3Rだと先に当てた方が勝ちという戦いが主流になり勢いで乗り切るケースが増える傾向が強い。
 しかもレベルが上がったという事はKOは減る傾向にあるのに、採点法がボクシングなどで採用されている振り分け採点のマストシステムではなく、よほどのクリーンヒットがない限り差を付けない‘疑わしきはイーブン’方式だから下手すると30-30が乱発されやすくなり延長戦が増え、1R目で差が付かない場合は2R目を必ず差をつけるマストシステムで採点するらしい。 

 5Rだとやっているうちにクリーンヒットが出て引き分けになるケースは減るのだが、延長で最終的に5Rでは選手はたまったものではない。 

 そもそも顔面への打撃を禁じている空手なら1日で決着を付けるワンデートーナメントも悪くないが、顔面への打撃OKのK-1だとダメージを引きずって2試合目以降も戦う事になるので決勝ではハンデキャップマッチになりかねない。 

 ならば1ヶ月に1試合という形でのトーナメントにして5Rマッチで戦わせた方が、ワンデートーナメントほど後の試合の事を考えずに済むのでスリリングなKOシーンも増えるのではないかと思う。

  そうでないと このままではK-1は目の肥えたファンから見放され
かねないだろう。    

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2009年06月14日

バックドロップに ついて

 昨夜「ノアの三沢光晴が試合中にバックドロップを受けて頭を強く
打って動けなくなり、そのまま死亡」という記事が載っていて驚いた。 

 三沢といえば受身の上手さには定評があったはず。
 だから信じられなかった。

  さてバックドロップといえばプロレスでは、ある意味最もポピュラーな必殺技で元祖は‘鉄人’ルー・テーズ。
 だから子供の頃に見てプロレスごっこをやる時には、誰もがやってみたいと思う技だ。 

 ブレーンバスターは互いに足から落ちるように気を使えば大丈夫
だし、コブラツイストや卍固めのような関節技はギブアップすれば外すので安全だった。 

 それでもバックドロップには一撃必殺の華があるのでプロレス遊びの時にはみんなやりたがっていたが、後頭部を打ち付けるという事で危険性を知っていたためプールの中でやったり友人の家で布団やマットを敷いてやりあいこしたりしていたものだ。

  かけあいこの時には投げる時は角度に気を使い、投げられる時は首に力を入れて後頭部を強打しないように気を使いながらだった。 

 もっとも最近はバックドロップも必殺技ではなく、つなぎ技の扱いだったので そこまで注目はされてなかった。

 だからこそ受身の名手である三沢のバックドロップを受けての死亡と
いうのはホントに信じがたい。 

 
     三沢光晴選手のご冥福をお祈りします。     

posted by ue-kj |23:30 | 格闘技 | コメント(10) | トラックバック(0)
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2009年04月29日

柔道の全日本選手権は穴井隆将が優勝・喜んでいいのか?悲しむべきか?

 毎年 旧天皇誕生日に行われる柔道の全日本選手権は、100㌔級の穴井隆将が初優勝した。
 今年から始まった柔道の100㌔級の世界ランキングで1位の穴井の優勝というのは快挙だが、本来100㌔超級の棟田康幸や高井洋平、
立山広喜らの戦いぶりが あまりにも煮え切らなかったのだ。 

 TV中継は準々決勝から始まったのだが、北京からの復帰戦となった鈴木桂治が いきなり穴井から一本負けをする。
 他の試合は優勢勝ちばかりで一本勝ちがない。 

 特に石井慧が抜けた後のエースとして期待されている棟田は準々
決勝では31歳の斎藤制剛から肩車で あわや一本負けという有効を取られ技ありを取って逆転勝ちしたものの前途多難を思わせる。 

 準決勝では高井に場外注意で勝った立山と対戦するが、指導を受け旗判定で辛勝。
 準決勝でも生田秀和に一本勝ちし2試合合計で1分足らずで勝ち上がってきた穴井と比べると上の階級とはいえ楽観はできないと思っていた。

 ハッキリ言って穴井の戦いぶりが一番活気があって面白い。 

 決勝では案の定、穴井が攻勢に出て棟田を押しまくる。
 途中で棟田が有効を奪うが、それで闘志に火が付いた穴井の
攻めに注意を受けてポイントで並び3-0の旗判定で穴井が勝った。

 それにしても棟田をはじめとした100㌔超級主力の不甲斐なさには呆れた。 
 世界の流れとしてスピードが求められるのに日本の100㌔超級勢の
スピードのなさは致命的。
 特に棟田の精彩のなさは深刻で、当面は鈴木桂治の復活を待つ
しかないのだろうか・・・・・・

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  • 柔道

posted by ue-kj |23:17 | 格闘技 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2008年12月29日

石井慧のUFC挑戦は大正解!

 総合格闘家への挑戦を表明していた北京五輪柔道100㌔超級・
金メダリストの石井慧が3泊5日でUFC92を観戦するのにラスベガスに行ったという記事が今日のスポーツ紙に載っていた。
 そして09年1月から本格的に武者修行をするための世界道場巡りを
行なうプランを明かしたらしい。 

 石井には当初Dynamite!!でデビューという情報があったが、 UFCの
方に魅力を感じてUFCからデビューするらしい。


 ハッキリ言って大正解だと思う。 

 昨夜WOWOWでOAされたUFC92を観たが、PRIDEなどで活躍して
いたバンダレイ・シウバやアントニオ・ノゲイラらがいずれも完敗して
いた。


 それだけレベルが高いという事。 

 谷川某氏らは‘いきなりレベルの高いUFCに行くよりも、 Dynamite!!
などで力を付けてから行けば・・・’などと言っていたが、ハッキリ言って
今の石井には無駄な事だ。

 Dynamite!!という日本のプロ野球で活躍してMLBにあたるUFCに挑戦
するというやり方より、田沢純一のようにマイナーから MLBを目指す方が石井には相応しい。

 若くして柔道で頂点を極めた石井にとって、挑戦する目標が高ければ高いほどレベルアップすると思うのだ。

  亀○一家の売り出しに躍起になっているメディアの庇護を受ける
のは格闘家として死を意味する。

 ‘最強’を目指している石井にとって安定は最大の敵という事だろう。  

posted by ue-kj |22:01 | 格闘技 | コメント(9) | トラックバック(0)
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