2008年12月11日

室伏広治2大会連続の五輪メダル決まる

 11日に行われたIOCの理事会で北京五輪のドーピング検査で違反が
確定した2位のワジム・デビャトフスキーと3位のイワン・チホンのメダルを剥奪し、5位だった室伏広治が繰上げで銅メダルが決まったそうだ。 

 アテネの金に続いて2大会連続でのメダル獲得という快挙だ。

 アテネの時も2位ながら金メダリストのドーピング違反で、繰り上がりの金メダルとなったのだ。
 2大会連続でドーピング違反失格での繰り上がりメダル獲得というのも珍しい。 

 それにしても昨今の五輪の投擲競技は、ドーピングまみれの感が
ある。
 アテネ1位のアドリアン・アヌシュ、アテネ・北京3位のイワン・チホンら
実力者達がドーピングで引っかかっているのに室伏は30代半ばでドーピングなしで80mを越える投擲を続けている事は目立たないが凄い事だ。 

 Numberの北京五輪特集号に室伏のインタビューが載っているが、
読んでいると まるで哲学者だ。
 自分の体と会話できるわけで、この領域に達しているのはスピード
スケートの清水宏保やイチローなど限られた者だけである。 

 30代になると20代までのように鍛えるだけ鍛えてもオーバーワークと
いうリスクが伴うようになる。
 オーバーワークを避けるためには自分のコンディションに敏感でなけ
ればダメ、それには常に自らの体と向き合って相談しないといけない。

 日本のマスコミは‘オーバーワークになるぐらい練習しないとダメ’ と
いった論陣を張りたがるが、それがいかに無意味な事か室伏の姿を
見れば分かる。

 1人でも多くの‘自分の体と会話できる’アスリートに出てきて欲しい
もの。

 室伏広治は格好のロールモデルなのだから。

posted by ue-kj |23:11 | オリンピック競技 | コメント(0) | トラックバック(0)
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