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強打のキャッチャーが いなくなったのは

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 先日の週刊ベースボールONE LINEに‘なぜ捕手は打てない?’ というコラムがあった。

 これによれば12球団のキャッチャーで2シーズン連続で規定打席 に達したのはジャイアンツの小林誠司のみで、今シーズンに限って も小林以外ではスワローズの中村悠平の2人だけというのだから打 てるキャッチャーというのは絶滅危惧種になっているのかと思う。

 もっとも規定打席に達したのがセのキャッチャーのみというのは DHのあるパでは代打を起用する時に最も起用しやすいという側面が あるのも否定できないが、あまりにも極端で野村克也をはじめ田淵 幸一や城島健司に阿部慎之助ら強打のキャッチャーがいたのに…と 考えるわけだ。

 個人的に強打のキャッチャーが減った理由として2つあると思う。

 最大にして最も大きな要因は野村克也や森祇晶といったレジェンド キャッチャー達が‘キャッチャーはリードこそ第一で打撃は二の次 だから打撃練習をする暇があったらリードの勉強を’と強調し過ぎて いるのを世論が鵜呑みにしているし、少しでも打撃のいいキャッチャ ーがいれば‘キャッチャーをさせるには勿体ない打力だから野手に コンバートして打撃に専念させる’といった傾向が日本では主流に なっている事だろう。

 特に野村克也は第2回WBCの時に‘オレなら城島ではなく細川亨を レギュラーで使う’と事ある毎に言っていたように、リードさえで きれば打てなくても構わないというスタイルの急先鋒だ。

 実際に高木大成や和田一浩に小笠原道大らはキャッチャーだった ものの打撃に専念させるという方針でいつの間にか野手として起用 されるケースが目立ったし、今シーズンではジャイアンツの小林の 控えとして強打で売り出した宇佐見真吾が早くも‘将来は打撃を生 かすためにファーストの守備を’的な論調が出てくる始末。

 一方キャッチャーはケガが多い激務だけに適度に休ませる事が長 い目で見ると効率的だし古田敦也の頃のスワローズのように古田が 好調な年は優勝するが、不調の年はBクラスという形ではあまりに 不安定というのも頷けるので結果的に投手との相性によって使い分 けるという方が現実的だろう。

 ただ最近ようやく高校時代から強打者として名高かった森友哉が キャッチャーで起用され始めたり、広陵の中村将成のような強打の キャッチャーが入団するなどキャッチャーの打撃というのが注目さ れ始めているのはいい事だ。

 そして里崎智也のような次世代の名捕手OB達が‘キャッチャーも 打てないとダメ’的な事を言い続ける必要があるのは言うまでもな いだろう。



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