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加茂&岡田ジャパンのW杯アジア最終予選から20年・Part9

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 今から20年前の今日97年11月16日にマレーシアのジョホール バルで行なわれたサッカーW杯フランス大会アジア第3代表決定戦 で、日本はイラン相手に延長でのVゴールで3-2で勝ち悲願のW 杯出場を決めた。

 8日にグループBの2位を決めて準備を整えていた日本に対して イランは試合こそなかったものの12日にサウジアラビアがカター ルに勝って1位通過が決まったため、ギリギリまで順位が決まらな かった事もありジョホールバル入りが遅れていた。

 ただでさえ日本が11月に入ってソウルでの韓国戦から連勝で第3 代表決定戦に臨むのに対し、イランは残り3試合で1分2敗と失速 する形で2位に落ちただけでなく得点力が高いカリーム・バゲリが 出場停止となっていたので手強くはあるものの勝つチャンスは十分 あると思われた。

 実際に試合は立ち上がりから日本有利に進むのだがボールを支配 して攻めるのに対してイランは守りながら時おり鋭いカウンターを 仕掛ける展開の中、39分にGK川口能活のフィードから山口素弘を 経由して渡ったボールを中田英寿がスルーパスを出し中山雅史が決 めて遂に先制する。

 ところが後半開始早々にアリ・ダエイが打ったシュートを川口が 弾いたボールをホダット・アジジが押し込んであっという間に追い 付かれると、59分にはザリンチェからパスを受けたマハダビキアが 上げたクロスをダエイが頭で決めて逆転されるのだ。

 これでイランは守りに入ったのに対し日本は中山だけでなく三浦 知良まで外して呂比須ワグナーと城彰二が投入され攻勢に出ると、 76分に名波浩が展開したボールを受けた中田が上げたクロスを城が ヘッドで決める起死回生のゴールで2-2に追い付く。

 追い付いて息を吹き返した日本は蒸し暑さで消耗しているイラン を攻め続けるのだが、なかなかゴールを奪えずに延長に入る事にな り日本は最終予選を通じて1試合も起用がなかった岡野雅行を投入。

 岡野はいきなりGKと1対1を外したり2度目には中田にボール を渡すなどチャンスを潰し続けるのに対し防戦一方だったイランは、 117分にカウンターからマハダビキアが上げたクロスをダエイがフ リーでシュートを打つがたち位置がブレたからか外してしまう。

 直後に中田がドリブルで前進してPエリアの外から放ったミドル シュートをGKアベドサデーが弾いた所に走り込んだ岡野がスライ ディングしながらゴールに流し込み遂に勝負を決めた。

 ロスタイムに追い付かれW杯出場を逃したドーハの悲劇から4年 後にジョホールバルの歓喜でW杯出場を決めたる事になったのだが、 振り返ってみると9月7日にホームでウズベキスタン相手に6-3で 快勝して好スタートを切ったものの28日の国立での韓国戦で1-2 と痛恨の逆転負けを喫してから中央アジア遠征を含めて10月は3連 続引き分けで4日のカザフスタン戦で引き分けに持ち込まれた後には 加茂周監督が更迭される。

 そんな中で11月に入ってソウルで韓国に2-0で快勝してから 流れを掴み、最終的にイランとの第3代表決定戦を勝って悲願の W杯出場を決める事になったので正しく波乱万丈のアジア最終予 選だった。

 今ではW杯出場が当たり前になっているのだが、最初に壁を破る までがいかに大変かというのを思い知った20年前のアジア最終予選 だった。



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