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‘脱ポゼッション’に成功したハリル・ジャパン

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昨日ヴァイド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表がオーストラ リア相手に2-0で勝ち98年フランス大会以来6大会連続のW杯出場 を決めたのだが、ハリルホジッチ監督の主張するボール争奪戦に勝 ちボールを奪ったら手数をかけずにシュートに行くというスタイル を選手達が実践できるようになったという事だろう。

 実際にポゼッションこそ62-38だがシュート数はオーストラリア 4に対し日本は15と、これまでのポゼッションしているのにシュー トが打てない日本のイメージをガラリと変えたのだ。

 基本的に日本代表の選手達の多くやメディアもテクニカルなパス 回しで相手を翻弄して勝つスタイルを喜んでいたのだが、残念なが ら そのスタイルで臨んだ06ドイツや14ブラジル大会では1分2 敗という結果に終わっていた。

 一方で手数をかけずにボールを奪ったら一気にシュートに持ち込 むスタイルで臨んだ02日韓や10南アフリカに、五輪でも00シド ニーや12ロンドンでもグループステージ突破という結果を残して いる。

 ところがポゼッション大好きメディアはポゼッションで劣る事を 嫌がり、いろいろと難癖としか思えない批判を載せているのだから タチが悪い。

 今日のスポーツ紙でも高名なライター金○氏が「主体性のスタイ ルではなく対策のスタイルが正しいと考える人が増えて、長くポゼ ッションに拘ってきた日本サッカーは大きな転換期を迎える可能性 が高いので今後の迷走の可能性も予感させる」とハリルスタイルへ の嫌悪感を露にしていた。

 しかし12年のヨーロッパ遠征でフランスにアウェーで押し込ま れながら0-0で踏ん張り終了間際のカウンター一発で挙げた1点 で勝った試合より、ブラジル相手に0-4で完敗したもののポゼッ ションで互角以上だった試合を喜ぶメンタリティでは真剣勝負のW 杯本番で勝てるわけがない。

 考えてみれば予選が始まった当初はポゼッションに拘るメンバー だったのに対し、今回のオーストラリア戦で結果を残したメンバー は手数をかけずにシュートに行くスタイルの選手だというのも象徴 的だ。

 思えばフィリップ・トゥルシエがフラット3を導入した時に井原 正巳らを中心にしたDF陣は対応できなかったのに対し、森岡隆三 や宮本恒靖らのシドニー世代がアジャストしてから安定したように ハリルのスタイルはポゼッション重視のザック世代よりロンドン& リオ世代こそアジャストできるのではないか。

 いついかなる時にも自らのスタイルを崩さない主体性型よりも、 相手をしっかり分析して研究し対策を練る対応型こそが日本が世界 相手に結果を残せるのだから。



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‘脱ポゼッション’に成功したハリル・ジャパン

おっしゃるとおり、日本は対応型の戦術スタイルでしか世界レベルでは通用しないと思います。
96年アトランタ五輪でブラジル代表から金星を挙げた時も西野監督の対応型戦術でした。
オシム時代に日本代表が欧州で開催された国際大会で初めて優勝したときも対応型戦術。

歴史を振り返ってみれば、真剣勝負で結果を出した試合は全て対応型戦術です。
ザックや本田が信じていた主体性型のポゼッション戦術は、ガチンコ勝負で勝てた試合などありません。
ロシアW杯以後も、対応型戦術を採用する代表監督が就任しなければ日本の未来はないと思います。


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