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‘少数精鋭’や‘プロアマ対立’に未来はない事を証明した韓国と台湾

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 6日にソウルで開幕したWBCの1次ラウンドA組は昨日オラン ダが台湾に6-5でサヨナラ勝ちし2連勝となった事で、同じく2 連勝となったイスラエルと共に2次ラウンド進出を決めた一方で開 催国の韓国と台湾のアジアの2強が1次ラウンド敗退という結果に なった。

 大会前は開催国の韓国とMLB選手を抱えたオランダか台湾の中 から2カ国が勝ち抜くだろうと思われていたのだが、意外にも予選 勝ち上がりのイスラエルが1位でヨーロッパ代表のオランダが2位 通過となった。

 ただしイスラエルはユダヤ系アメリカ人ばかりのチームだし、 オランダもキュラソーなどオランダ本国の選手は殆どいないので MLBスタイルのチームではあるが長くアジアでの日本のライバル だった韓国と台湾の1次ラウンド敗退には驚いた。

 もっとも韓国は選手層の薄さ、台湾はプロ・アマ対立という懸念 されていた事例が響いての敗退だけに決して人ごとではない。

 台湾はプロ・アマ対立によってベストメンバーが組めなかったよ うで今回の台湾代表はアマチュア主導で選考が行なわれたためプロ 側が反発してラミゴの選手が派遣拒否をするなどしたらしい。

 実際2月28日に行われた日本代表の壮行試合で日本に勝った台湾 選抜の強さには驚いたのだが、同時に台湾チームの選手層の厚さを 考えると このメンバー抜きの代表でオランダや韓国に勝てるのか? と思っていたら案の定だった。

 また韓国の場合は敗退が決まった時にMLB選手が参加していたら という声があったようだが、逆に言えば国内組のみになると途端に レベルダウンするぐらい選手層が薄いという事になる。

 もともと韓国はサッカーを含めた他の競技でも少数精鋭主義を是 としていたわけだから国の体質的なものもあるだろうが、少数精鋭 主義というのは一時期はよくても長い目で見ると未来が先細りする のは明らかだ。

 考えてみると韓国野球は野球が五輪正式種目になった92バルセロ ナで出場権を逃すと96アトランタでは最強チームを作ったといわれ ながらオランダに勝ったのみの最下位に終わり、プロが解禁された 00シドニーではオールプロのベストメンバーで臨み銅メダルを獲得 するとレギュラーシーズンを休止して臨んだ08北京では金メダルを 獲得する。

 しかし逆に言えばオールプロで参加しなければ1勝しかできない ぐらい韓国のアマチュア野球の選手層が薄かったという事になるし、 最近ではMLB選手が参加しなければ勝てないぐらいプロ国内組の 選手層が薄いという事になる。

 NPBも04年に一部の経営者達が少数精鋭主義を主張し将来の8球団 1リーグ制に移行するべく10球団への縮小を図っていたが、それが 選手層の先細りを招きレベルを弱体化させるという事は今回の韓国 の例を見れば分かるだろう。

 プロ・アマ対立や少数精鋭主義は日本も抱える問題なだけに、こ れらの問題をぶり返す事が日本野球をレベルダウンさせるという事 を痛感させる韓国・台湾両国の敗退だった。



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