スポーツ えっせい

現役時代の成功体験に依存したコーチが多過ぎる日本球界

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 スポーツの世界では‘名選手、名コーチならず’という言葉がある わけだが、その理由のほとんどが指導法として自らの成功体験のみ に依存している事ではないか。

 基本的に日本では現役時代に実績があった者がコーチや監督にな るケースが多く、そういう人達は自らの成功体験に自信を持ってい るので ややもすれば新しい流れに付いていけてない。

 よくしたもので最近のスポーツ界は理論の進化の速度が昔に比べ て早く名選手が現役の時代には常識だった事がコーチや監督になる 頃には非常識になっているケースも多々あるのだが、それを認めず ‘オレ達の現役時代は云々’という形で突っ走り選手との軋轢が出て しまうわけだ。

 悪い事に報道するマスコミに名選手のファンが多く、名選手の 味方をしてしまうので最新の理論よりも名選手の成功体験の方を 肯定しがちになるため無垢な素人ファンまでが煽られて賛同する ので無理が通れば道理が引っ込む状態になる。

 名監督といわれ野茂英雄やイチローを育てた故・仰木彬はコーチ 経験が長く、特に名将の誉れ高い三原脩の下でのコーチが続いた 後に西本幸雄の下でのコーチの話が来た時に三原に相談に行った らしい。

 三原と西本では全くタイプが違うので合わないだろうという事 で他球団からの誘いがあったため、仰木自身も移籍するつもりで 三原を訪ねると‘西本君の下で頑張ってみろ。彼には私にはない いいところがあるのだから’といきなり言われたとの事。

 そういうわけで仰木は西本の下でヘッドコーチを務めていたの だが監督に就任すると三原の‘智’と西本の‘熱’を併せ持つ指揮 官になったわけである。

 ところが現役時代の名選手で仰木のようなタイプは稀で、むし ろ自らの成功体験のみに拠りかかった指導のみしかしない者の方 が多いのが最大の問題だろう。

 自らの成功体験のみを基準にして指導するコーチには‘愚者の 時計は止まっている’という言葉を贈りたい。

 



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