スポーツ えっせい

‘スクラムトライを狙う早稲田’は時代の流れ

このエントリーをはてなブックマークに追加

 一昨日秩父宮ラグビー場で行われた関東大学ラグビーの早明戦は 早稲田が終了間際の明治の攻撃を凌ぎ切って24-22で勝ち、対抗 戦グループの2位を決めた。

 早明戦の魅力は重戦車FWを中心にした縦突進の明治の攻撃を早稲 田の軽量FWが耐え凌ぎBKの展開力で勝負するという両校のキャラの 違いが際立つところだったが、近年は早稲田のFW陣も強力になって おりFW戦でも互角の勝負を演じるまでになっているのに対し明治の BK陣も早稲田並みの展開力を誇るようになっているなどグローバル 化が進んでいる。

 今回の早明戦を見ていて驚いたのは10-10で迎えた後半開始早々 5mスクラムを押し込んで反則を誘いペナルティTを上げた事で、ス クラムによるペナルティTは明治が早稲田に対してやるものといった 伝統を見事に覆すものだった。

 もっとも2点リードを許した明治が終了間際に早稲田のゴール前で ペナルティをもらいPGで逆転できたにも拘わらず、明治がFWによる Tに拘ってFW勝負に行ったところなどは伝統を想起させるものだった。

 それにしても競技がレベルアップすると個性が目立たなくなるとは よく言ったもので早稲田BKにしても、かつての今泉清が小さく見える ほどの体格になっているので最早‘小よく大を制す’という言葉は 柔道同様 死語になっているようだ。

 ラグビーがプロ化した事から鍛えられた大男だらけになっている わけで、そういう相手に勝つには自らも大型化するしかない。

‘技は力の中にあり’というのは極真会館の創始者・大山倍達の言葉 だが格闘技の世界ではヘビー級の相手に勝つにはライト級ぐらいでは ダメでミドル級ぐらいの体重が必要という事だが、コンタクトスポー ツであるラグビーも100㌔前後の選手の突進は70㌔台では止められな いという時代になってきたのも事実。

 その発想の持ち主だったエディ・ジョーンズ元HCが代表メンバーを 大型化する事により、日本代表が昨年のW杯で南アフリカ戦の歴史的 勝利を含め3勝を上げたわけだから国内の各チームがそれをスタンダー ドにするのも当然だろう。

 つまりスクラムトライを狙う早稲田というのは時代の流れという事 だから、もはや早明戦でもかつてのスタイルを求めるのは難しいので はないだろうか。



1ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
ラグビー
タグ:

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

この記事にはまだコメントがありません

こんな記事も読みたい

プレーヤーズブログ~今年度からYOKOHAMA TKMに!【『YOKOHAMA TKM』プレイヤーズブログ】

第93回箱根駅伝の戦い方~國學院大学~【愛下哲久の「駅伝野郎、らぶりん」】

【第255回日体大記録会】(5000m)試合結果【駅伝狂の詩】

ご来場、ありがとうございました!【グラウンドから愛を込めて】

【第255回日体大記録会】(10000m)試合結果【駅伝狂の詩】

トップリーグデビュー【グラウンドから愛を込めて】

バレーボール部・中央大学バレーボール部“THE FUTURES”WORLD CHALLENGE SUPPORT PROJECT supported by SIXPAD プロジェクト発表記者会見【「中大スポーツ」新聞部ブログ  ~劇闘中大!中大から大学スポーツを熱くする~】

第93回箱根駅伝の戦い方~拓殖大学~【愛下哲久の「駅伝野郎、らぶりん」】

ブロガープロフィール

profile-iconue-kj

  • 昨日のページビュー:7220
  • 累計のページビュー:14917899

(10月17日現在)

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. さらば松中信彦
  2. 米ツアー124位の石川遼が圧勝する日本シリーズって・・・
  3. 高校野球・茨城県代表の悲劇は再び・・・
  4. どうしようもない日本男子ゴルフ界
  5. マニー・パッキャオ墜つ!衝撃の失神KO負け
  6. 体操男子団体、内村航平のワンマンチームでは・・・
  7. 波乱が続く秋期高校野球大会に思う
  8. 渡辺元智・横浜高校監督退任表明に思う
  9. 松山英樹の連覇は嬉しいが
  10. 1枚エースで夏を勝ち抜くのはリスクが高い

月別アーカイブ

2017
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2016
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2015
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2014
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2013
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2012
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2011
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2010
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2009
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2008
12
11
10
09

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年10月17日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss