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リオ五輪総括・体操編

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 リオ五輪の体操は女子が団体4位という好成績を残したわけで、 強化やコーチング次第でメダル獲得も夢ではないと思える出来 だった。

 男子の方はご存知のように04アテネ以来の団体金メダルを獲得 しただけでなく、絶対王者といわれた内村航平が個人総合も苦戦 したものの結果的には2大会連続で金メダル獲得し跳馬では白井 健三が銅メダルを獲得するなど4年前の金・銀・銅それぞれ1より 成績がアップしている。

 まず団体戦で予選4位だったのは苦手なあん馬スタートでミスが 続出しただけでなく、午前のスタートで得点が伸びづらかったと いう要素がある。

 決勝は予選の得点を持ち越さないので4位スタートといっても 演技ローテが予選同様あん馬スタート、ゆかで終わるパターンに 慣れているだろうから最初の あん馬と吊り輪で大崩れしなければ 何とかなるかと思っていた。

 実際に最初のあん馬では6位だったが最大のライバルの中国は ゆかスタートで7位。

 続く吊り輪で5位に浮上した日本は得意の跳馬で2位に浮上した のに対し中国は得意種目の吊り輪で得点を伸ばせずに6位のまま。

 中国は5種目目の平行棒で大きく得点を伸ばしたのに対し日本は 鉄棒で遂に1位に浮上して最終種目で最も得意なゆかを迎え、最初 に白井健三が16点台を叩き出し事実上決着をつけたのだった。

 問題はエースの内村航平が常々口にしていた団体戦への思いが 叶った直後の個人総合で、モチベーションが落ちているのではと いう事だった。

 実際76モントリオールや04アテネでも団体で金を取ったものの 個人総合の2冠を逃しているわけで、実際に予選1位のオレグ・ベル ニャエフとの死闘の末に劇的な逆転勝ちでの金メダル獲得だから 内村でなければ成し遂げられなかった金だろう。

 ただし若い白井には初体験の団体戦は予想以上の消耗だったようで 種目別決勝では得意のゆかではミスを連発しメダルすら逃す結果に なった。

 それでも跳馬になると雰囲気に慣れたからか3回転ひねりを成功 させて見事に銅メダルを獲得したのだから凄い。

 4年後の東京では内村航平も31を迎えて今回のような団体予選& 決勝に個人総合というのは厳しくなるだろうし、登録も現行の5人 から4人に減らされるので白井健三といえどもオールラウンダー化 しないと五輪で演技するのは厳しくなるかもしれない。

 東京は年代的に加藤凌平がエースになって白井あたりと2枚看板 で臨むのが現実的になるのではないかと思うし、今回の盛り上がり を見ていると体操団体戦での金メダル獲得がいかに大事か実感する ものだ。



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