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原沢久喜、リオ五輪最後の代表を決めたものの

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 今日 日本武道館で行なわれた柔道の全日本選手権で王子谷剛志が 決勝でロンドン五輪代表の上川大樹を攻め続けた末に技あり2つを 取り合わせ技一本で2年ぶり2回目の優勝を飾った一方、男子100㌔ 超級の代表は準決勝で上川に旗判定で敗れた原沢久喜が国際大会の 実績で選出された。

 例によって‘負けた選手が代表になるとは’と批判する声が出て 来る可能性があるのだが、正直言って代表が ほぼ確定していた原 沢が敗れるというのも分からないでもない。

 ロンドン五輪以降の柔道は世界ランキング制度を導入しており 世界ランキングの上位に入らないと代表にはなれないわけだし、 柔道の場合は国内で勝つ選手と外国人相手に勝つ選手は違うので 特に100㌔超級の場合は外国人相手だけでなく絶対王者といわれ るテディ・リネールに勝てる選手を選出する事になる。

 ロンドン以降の日本柔道界は100㌔超級では七戸龍と原沢久喜の 成績が突出しており、特に原沢は一昨年から国際大会で勝ち続けて いるだけでなく七戸に対しても4連勝中という事もあって今大会が 始まるまでに ほぼ代表は確定していた。

 七戸が逆転で代表になるには全日本選手権を圧倒的な力で勝ち抜 いて優勝するしかなかったわけで、それ以外の選手達にリオ五輪は ノーチャンスだったという事。

 とはいえ全日本選手権は無差別で行なわれる唯一の大会で五輪の 金メダルと並ぶ価値があるので、王子谷や上川らにとって優勝への 渇望感は相当なものだったはずだから五輪代表が絡む原沢や七戸ら が不覚を取っても不思議はない。

 ほぼ代表を決めている原沢も優勝への思いは強いものの、これが プレッシャーになって初戦から準々決勝までの3試合は妙に堅い 試合運びで一本勝ちなしで準決勝に進出。

 一方で優勝しかない七戸は2試合目から連続で一本勝ちするなど 調子を上げて王子谷戦を迎えるが大外巻き込みで一本負けし代表が ほぼ絶望になると、原沢も上川相手に堅い試合運びを見せていたが 前半で有効こそならなかったものの強烈な技を浴びるなど受身の 戦いの末に0-3の旗判定で敗れるという大波乱だった。

 やはり全日本一本に絞った選手と代表が ほぼ決定している選手 ではモチベーションの差が出るのだが、逆に言えば かつての山下 泰裕や斎藤仁らが こういう相手に負けるとは思えないので それ だけ現在の日本柔道界重量級は よく言えば大混戦、悪く言えば ドングリの背比べと言えるのだろう。



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