2008年09月29日

広島市民球場について

 昨日行われた広島市民球場でカープ対スワローズ戦が行われ
真っ赤に染まったスタンドの中でカープがスワローズに6-3で勝ち
広島市民球場での最後の試合を勝利で飾った。
 こうして広島市民球場は51年の歴史に幕を閉じる事になった。 

 広島市民球場は両翼91m、センターは116mとプロ野球を開催する
には狭い球場である。
 実際に私も2度ほど観戦に訪れたがスタンドに足を踏み入れた
瞬間に‘せ、狭い!’と思わず感じた。
 なにせ座ったレフトスタンドの対面の1塁側内野指定席が目の前に
ある感じなのだ。
 特に2度目の観戦は93年で福岡ドームが完成した年だったので福岡
ドームに比べれば まるで箱庭だった。 

 当時の評論家達は広島市民球場について‘こんな狭くグランド
コンディションも悪い球場はプロ野球を開催するのには相応しくい’
と口々に言っていた。 

 ただMLBをBSで観戦し始めて感じたのが‘確かに狭い球場ではあるが、これも12あるスタジアムの個性と思えばいい’だった。
 というのもMLBでは30チームの本拠地は、それぞれ個性的な作りを
していたので広い球場もあれば狭い球場もある。 

 球場が広ければホームランが出にくく、狭ければ擦ったような当たり
でもホームランになるというのはステレオタイプの理論。
 むしろ広い球場が多いパ・リーグの方がホームラン数が多いのは
球場が広いと少々アバウトなコントロールでも抑えられると考えてしまうケースがある。

 反対に狭いと投手は最新の注意を払って投げるので、意外にホーム
ランは出づらい事もある。
 だから狭い球場ならではの野球も楽しめる貴重な球場だ。 

 更に北京五輪で分かったのが日本野球の過保護さで、人工芝とドーム球場ばかりでやりなれているため悪コンディションの中での試合に慣れてなかった事が北京での惨敗につながっている。 

 実際に足を運んで分かるのが、この球場が広島カープの歴史そのものという事である。
 MLBならば改修して使用するのだろうが、スポーツ文化に理解のない日本では無理な話だ。 

 こういった歴史の生き証人的なスタジアムがなくなるのは残念な事だし、この球場で2度も観戦できたのは幸運だったと思う。    

posted by ue-kj |23:27 | 野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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