2012年02月10日

‘ベースボール’と‘野球’の違いを理解すれば・・・・

 今から20年程前に某清涼飲料のCMで‘子供の頃からエースで
4番~’と歌うCMソングがあった。 

 この歌の通り日本では少年野球から一番運動能力の高い者にピッチャーをさせて4番を打たせるというのが伝統的なセオリーだったのだが、先日もNumberのコラムにも載っていたようにアメリカを含めたラテン諸国の価値観は違うらしい。 

 というのが今から30年前にジャイアンツの監督を解任された長嶋茂雄がキューバやMLBを視察して回った時の本・ネバーギブアップには
‘キューバでは一番身体能力の高い者がショートを守り、続いてセンターに行くのでピッチャー投手は一番才能の無い者が担当するポジション’と記されていた。 

 日本では最も身体能力が高い者がピッチャーをやり一番才能が無い者は‘ライパチ’と呼ばれる8番ライトというのを考えると180度違う価値観ではないか! 

 そういえばサイ・ヤング賞経験者でMLBでNo1サウスポーの評価が高いベネズエラ人投手のヨハン・サンタナは高校時代まで利き腕の
左手にグラブを嵌めてショートを守っていたものの、大学進学後に左利きというのがバレてセンターにコンバートされ あまりにも肩が強いので散々の説得の末ようやくピッチャーになったというエピソードがある。

 MLBを見ていても牽制を含めたクイックモーションやフィールディングが苦手なピッチャーが意外に多いのも‘ピッチャーは一番能力の
ない者のポジション’というラテン系を中心にした常識を考慮すると頷ける。 

‘ベースボールのベストスコアは8-7’という ルーズベルト大統領の名言を考慮すれば点の取り合いをよしとするベースボールではピッチャーはストライクさえ投げきればいいしキャッチャーは後ろに逸らさず肩が強ければ合格でインサイドワークは日本ほど重要視されないという話も当たらずとも遠からずだろう。 

 翻って日本では同じ1点差でも8-7は‘大味な試合’と評価は今ひとつで1-0とか2-1の 試合を喜ぶケースが多いのはバッテリー対バッターの一騎打ち的な発想で野球を見ている事から来るし、野村克也などがMLBに否定的なのもキャッチャーのインサイドワークが重要視されないスタイルなど野球ではないという思いからなのだろう。

‘ベースボール’と‘野球’の間には太平洋ぐらいの価値観の差があると思った方がいいのだが、今年ポスティングでMLB入りしたダルビッシュ有や和田毅に岩隈久志らがすんなり契約が成立したのに対し野手の青木宣親が入団テストをさせられたり中島裕之が破談になったりしたのも‘日本ではピッチャーが一番優れた者が担当するポジション’という 価値観をMLB関係者が理解したからだろう。

 ならば日本も外国人選手(特にラテン系)を獲得する時はピッチャーではなくショートを中心にした野手を優先的に取るというようにするべきではないかと思うのだが、前記したように‘アメリカやラテン系の国ではショートが最も才能のある者が起用され、ピッチャーは一番才能の無い者が担当する’というアチラの常識を日本の野球関係者が どこまで 理解しているかという事にもなる。

posted by ue-kj |21:48 | 野球 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2012年02月08日

サッカー五輪代表:悲観報道に惑わされる事なかれ!

 2月5日にヨルダンのアンマンで行われたロンドン五輪のサッカーアジア最終予選で日本はシリア相手に1-2で敗れて勝ち点と得失点差
では並んだものの総得点でシリアに1点及ばず2位に後退してしまった。

 マスコミは例によって‘自力出場がなくなった’などと騒いでくれているが全くもって相変わらずサッカーが分かってないとしか思えない。

 ただし よくよく考えてみると3位のバーレーンまで勝ち点差は3しかないのでバーレーンにも一応1位の可能性があるし、シリアとて残り2試合を大勝できる可能性は低いのだから‘ロンドンへ黄色信号’などという表現は笑止千万だろう。

 とりあえず次の試合は日本とシリアの上位2チームがマレーシアと
バーレーンに乗り込んで行う。

 この場合 残り2試合を連勝すれば1位の希望があるバーレーンの
ホームに乗り込んで戦うシリアの方が勝つには大変だろうから引き分ける可能性も十分あるし、大差を付けて勝つというのは厳しいと思う。

 それに日本に勝ったシリアの喜びようを見ると93年のドーハで日本が韓国に勝った時や、97年にUAEが日本で引き分けに持ち込んだ時、更にジョホールバルで日本がフランスW杯出場を決めた時を思い出す。

 つまり喜びすぎといった感じで93年はドーハの悲劇が待っていたし、97年のUAEは残り2試合を有利なはずのホームで1分1敗と星を落とし、出場を決めた日本もフランスでは3戦全敗に終わっているので出場権を獲得したわけでもないのに あそこまで喜ぶと後で悲惨な目に遭うのは歴史が物語っている。

 歴史といえば前回の北京でも日本は4試合目にアウェーでカタールに1-2で敗れて2位に後退したものの、続くアウェーのベトナム戦で
4-0で快勝しカタールがサウジに敗れたので1位に返り咲いている。

 思えば この時も2位に転落して第4シードのベトナムに乗り込んでの試合を控えていた。

 ホームでの初戦が1-0での辛勝だったため‘アウェーで点差を付けて勝たないと’などと言われたものの、かえってベトナムはホームで
勝ちに来たので4点を取る事ができたし終わってみたら これが効いた形になった。

 どうしても初戦を第4シード相手にホームに迎えるというのは楽なようだが‘勝つだけでなく大差を付けて勝たないといけない’というのが意外にプレッシャーになり勝ち点3を確保するのがやっとというケースが多い。

 ただし2試合目となれば実力差が出るので東南アジアならアウェーといえども不利にはならないだろうし、引き分け狙いではなく勝ちに来るので点は取りやすいだろうから22日の5節目は日本が有利だと考えるのだ。

 そういう事情を全く考慮せず単に‘シリアが残り全勝したら日本が全勝しても届かない’などとプロ野球報道的な解釈で煽る無能なマスコミには辟易しているし、首脳陣や選手達には こういうOG的な報道に煽られてパニックにならずに残り2試合に臨んでもらいたいものだ。

posted by ue-kj |22:28 | サッカー | コメント(1) | トラックバック(0)
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2012年02月06日

スーパーボウルチャンピオンは再びNYジャイアンツ

 日本時間の今朝インディアナポリスで行われたNFLスーパーボウルは4年前と同じくNYジャイアンツがニューイングランドに21-17で逆転勝ちして、ニューイングランドを返り討ちにすると同時に4度目の優勝を
飾った。

 今回は4年前とは逆にNYジャイアンツ有利という予想の中で始まる。

 最大の理由がDFがNYジャイアンツの方が上だし、スーパーボウル制覇経験のある両QBのうちNYのイーライ・マニングの方が4年前同様ここ一番で力を発揮するタイプだけに その予想も頷けた。

 第1Qで いきなりジャイアンツがセーフティーで先制し、更にキック
オフリターンからの攻撃でTDまで結びつけて9-0とリードした時点でNYジャイアンツの圧勝かとも思われていた。

 ところが第2Qに入り それまで不調だったニューイングランドのQBブレイディの調子が上がりFGで3点を返すと92ydのドライブを敢行し終了間際にTDパスが決まって10-9でニューイングランドが逆転して前半を終わり、後半最初のキックオフリターンからのドライブで再びTDを挙げて17-9とリードを広げる。

 その後NYジャイアンツも反撃し2つのFGで2点差まで追い上げて第4Qに入るものの、いずれもTDチャンスを逃してのFGだっただけに不利と見られていたニューイングランドディフェンスが踏ん張っていた。

 第4Q開始早々にブレイディがゴール前までロングパスを投げるが
インターセプト。

 ここからのドライブでパントに終わり、ニューイングランドが残り9分半からロングドライブを敢行してパントに終わったものの6分近く時間を使ったのでNYジャイアンツは厳しいかと思われた。

 ところがタイムアウトが1つしかない状態で残り3:46で自陣12ydからドライブが始まり、マニングが最初のパスでハーフウェーラインまで通して流れを変える。

 ここから3分近く使ってTDランを決めて21-17と逆転しただけでなく
ニューイングランドの攻撃時間を57秒しか与えなかったのだ。

 これがFGでの3点ならブレイディも1分以内でタイムアウト1つあれば60yd進めてFGで逆転勝ちできるのだが、TDを取らないといけないといけないというのは厳しかった。

 それにしてもNFCのサンフランシスコ-ニューオリンズではないが
逆転したものの残り時間があったばかりに・・・というケースがあったので、特に第4Qでは互いに得点するだけでなく いかに時間を消費するかというアメフトならではの醍醐味が味わえた素晴らしい試合だった。

 特に逆転TDランを決めたブラッドショーがゴールラインを割る前に わざとダウンして更なる時間稼ぎをしようとするシーンは印象に残る。

 思えばニューイングランドにとって4年前にイーライ・マニングのスーパープレーから逆転負けして以来2シーズン連続でプレーオフに進めず、昨シーズンは第1シードになりながら初戦でNYジェッツに21-28で敗れるなどツキが落ちている形だったので4年前の雪辱を果たして
‘黄金時代再び’と目論んだのだが またしても終了間際の逆転負けという事になってしまった。

 一方NYジャイアンツのQBイーライ・マニングが最終ドライブで最初の攻撃で通した38ydのパスが試合を決めた形になったのだから、マニングの ここ一番の勝負強さが流れを変えた形でMVPも当然だろう。

posted by ue-kj |23:05 | アメリカンフットボール | コメント(0) | トラックバック(0)
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2012年02月05日

やはり一筋縄では いかなかった五輪アジア予選

 今日ヨルダンのアンマンで行われたロンドン五輪アジア最終予選のシリア戦で日本は19分にOGで先制されたものの前半終了間際に永井のゴールで追い付き、そのまま引き分けと思われた90分にシリアのミドルシュートがGKの頭を越えてしまう決勝ゴールになる1-2で敗れた。

 この結果 勝ち点と得失点差で並んだものの総得点でシリアが8に対し日本は7という事で2位に落ちてしまった。

 もっとも直接対決は終わったものの勝ち点と得失点差では同じなので日本が残り試合を大量点を奪って連勝すれば出場権獲得となるので悲観する必要はないが、やはりアジア予選を突破するのは一筋縄ではいかないと痛感する試合だった。

 サッカーライターの金子達仁が言うには‘ロンドン五輪では なでしこジャパンよりメダル獲得の確率が高い’というU23の関塚ジャパンだからオーストラリアや韓国といった強豪と同居しない今回のアジア最終予選なら それなりの差を付けて突破しないといけないはずだが、その前評判とは裏腹に今日行われたシリア戦では試合前から緊迫感が
漂っていた。

 最大の理由が相手のシリアがシーズン中だったのに対し日本はオフシーズン明けというコンディション的に不利な状況の中での試合で中立地ではあるもののシリアは慣れている会場という不安点があった。

 更に11月のバーレーン戦とホームでのシリア戦で決勝ゴールを決めた大津が所属しているボルシアMGから召集拒否されただけでなく直前合宿で清武が負傷で離脱と不穏なムードの中で試合臨む事になってしまうし、過去アテネと北京五輪最終予選の4試合目に負けているというデータまであった。

 だから開始早々シリアに押し込まれるのは想定内だったが山崎が
負傷退場するというアクシデントに見舞われ、その混乱の中から急遽入った大迫が相手FKが当たるOGで先制されてしまったのだ。

 負傷退場した山崎の代わりに入った大迫が連携もロクにできてない段階でFKが蹴られ、大迫の頭をかすめたボールがGK権田の前でイレギュラーしてゴールマウスに吸い込まれた不運を絵に描いたような失点だった。

 それでも前半終了間際に永井のゴールで追い付くと後半は互いに
チャンスを掴みながらDFの好プレーなどで勝ち越せず、日本のDFも後半は落ち着いてFWのスマさえ気をつけておけば・・・と思われていた90分にシリアの選手が放り込んだミドルシュートが不規則回転をしたような形でGKの頭を越えてゴールに入ったのだから驚いた。

 今日の11:00からBS-1で‘ロンドン五輪への道’などという出場権を獲得したも同然的なタレントを出演させた祝賀番組的な特集の再放送がOAされていたように、アトランタ以降日本は4大会連続で五輪の出場権を獲得しているからか楽観ムードが漂っていた。

 そういう意味ではサッカーの神様からのバチが当たったという感じだし、実際シリアの2つのゴールは崩されたわけではない不運なゴールなので ある意味‘これぞサッカー’という負け方だったのだ。

 これを いい薬にして残り2試合を連勝すれば大丈夫だとは思うのだが、パニックを起こしたマスコミに煽られないようにだけはしないといけないだろう。


posted by ue-kj |23:51 | サッカー | コメント(1) | トラックバック(0)
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2012年02月04日

把瑠都は横綱に昇進して幸せなのか?

  先月行われた大相撲初場所で大関の把瑠都が千秋楽に白鵬から敗れ全勝はならなかったものの14勝1敗で見事な初優勝を飾った。

 これで当然ながら来場所の結果いかんでは横綱昇進という話も出始め10日目に稀勢の里に立会いの変化相撲で勝ちブーイングを浴びた事から
‘全勝優勝でも昇進は’と難色を示していた横綱審議委員も
‘12勝しての準優勝なら’と妙にトーンダウンし、早く新横綱を作りたいというムードが感じられる。

 ただ個人的には正直言って把瑠都の横綱昇進には反対だ。

 たしかに把瑠都が横綱に昇進すれば白鵬の一人横綱状態は解消されて白鵬の負担も少なくなるだろうし、一応は東西の横綱が揃って盛り上がるのは間違いない。

 しかし横綱は負けが許されない地位だというのを忘れてはいけないし、強いだけではダメで極端な話 相手十分の状態からでも勝てるだけの力量が必要なのだから稀勢の里戦のような立ち合いの変化は禁じ手になる。

 ましてや把瑠都には膝のケガという‘爆弾’を抱えているという事情もあり、横綱に昇進してから膝のケガが悪化して負けが込んだ場合に大関なら陥落で済んでも横綱の場合は引退に追い込まれる事になる。

 3代目・若乃花は横綱昇進の使者が来た時に父親である親方に
‘自信がないから断ったらダメか?’と尋ねて怒られたという話をトーク番組でしていたのを思い出すが、若乃花の体格で‘受けて立つ’という横綱相撲を取らないといけなくなると勝てるものも勝てなくなると考えていたようで実際に横綱に昇進したばかりに力士生命を縮めてしまった感も強いのだ。

 同じ事がいえるのが 稀勢の里のライバルである琴奨菊で日本人
横綱を望みたい気持ちはわかるものの がぶり寄りを得意とする押し
相撲一本では横綱は厳しいし、仮に運よく昇進しても かえって前記した理由から力士生命を縮めるリスクが大きい。

‘名大関’といわれた魁皇が5回も優勝しながら横綱になれなかったのは不運という声も聞くが、正直言って晩年の相撲を見ていると横綱に昇進していたら とっくに引退に追い込まれただろうし長い間 豪快な魁皇の相撲を楽しめなかっただろう。

 それを考えると魁皇は横綱にならなかったのは正解かもしれない。

 そういう意味では把瑠都や琴奨菊は下手に横綱に昇進して早めに引退するよりも、1場所でも長く取って欲しいし それが彼らのためになるのではと思ってしまう。

posted by ue-kj |22:52 | 相撲 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2012年02月02日

三原正のビッグマッチの夢が消えて30年

 今から30年前の今日82年2月2日に東京体育館で行われたのがWBA:Jミドル級タイトルマッチで王者の三原正が10位のデビー・ムーアから6RKOで敗れて王座を陥落し初防衛に失敗したのだが、勝ち進めばラスベガスあたりでのビッグマッチに結びついていただけに痛恨の敗戦となった。

 ジムの先輩・輪島功一と同じJミドル級でプロ入り5戦目に東洋太平洋王者になって6度の防衛に成功し、81年6月にはヒューストンのアストロドームで行われたシュガー・レイ・レナードとトーマス・ハーンズの
Wタイトルマッチの前座でKO勝ちを飾る。

 そして11月7日に敵地・ロチェスターで行われた決定戦で地元の2位:ロッキー・フラットからダウンを奪い2-0ながら判定勝ちして世界王者になっていたのだ。

 実は三原の戴冠は幸運に恵まれた部分があった。

 東洋太平洋王座を保持していたので80年には1位までランクアップしたものの王者は日本の工藤政志に完勝してタイトルを奪取しホームリングのコペンハーゲンでばかり防衛戦を行っていたアユブ・カルレだから敵地挑戦しての奪取は厳しいだろうと思われていた。

 ところが80年11月にWBCウエルター級王者に返り咲いていたレナードがWBA王者・ハーンズとの統一戦に色気を見せ統一戦の‘保険’としてカルレの持つJミドル級タイトルに挑戦し首尾よくKO勝ちして2階級制覇をしていた。

 本来ウエルターがベストウエイトのレナードはハーンズとの統一戦に勝てばJミドルは返上と言われ、実際9月の統一戦で勝ったためJミドル級タイトルを返上して2位のロッキー・フラットとの決定戦になったのだ。

 敵地とはいえカルレやレナード相手よりは数倍楽な相手に勝った
三原にはビッグマッチへの誘いが多々あり、実際に南アフリカのチャーリー・ウェア相手に敵地防衛戦の話も出ていた。

 ただ6月・11月と海外での試合だった事で放映権を持っていたフジTVは初防衛戦を日本で行う事を主張し、紆余曲折の末10位のムーア相手になったのだった。

 そしてムーアに勝ち4月のウェア戦と夏に予定されていたカルレ相手の指名試合をクリアしたらラスベガスでノンタイトルながらレナードとの一戦が予定されているという話だったから凄い話である。

 残念ながら日本での初防衛戦のプレッシャーから完敗したのだがムーアは三原への挑戦前まで8勝4KOだったのだが、三原から奪取したタイトルをウェア戦は当然ながら何とカルレにも10RKOで下し3度の防衛に成功。

 4度目の防衛戦で‘石の拳’ロベルト・デュランにKOされて王座陥落したのだが、コレ以降はハーンズやベニテスらの強豪が揃うクラスになってしまい王座陥落後に持病の腰痛を発症した三原では参戦は不可能になったのだ。

 結局王座陥落から9連勝したものの腰痛が原因で引退。

 日本人初のアメリカでのビッグマッチを期待された三原が失敗して
29年目の昨年、西岡利晃がラスベガスでラファエル・マルケスに判定勝ちして ようやく宿願を果たした事になったが、上手くいけば30年前の82年に実現していた可能性があったビッグマッチだったのだ。

posted by ue-kj |21:26 | ボクシング | コメント(0) | トラックバック(0)
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2012年01月31日

スターのみを頼りにするチーム構成の時代は終わった

 いよいよ明日からプロ野球もキャンプインだが昨シーズン悲願の
日本一になったホークスはオフに左腕の2枚看板である和田毅と杉内俊哉に最多勝のタイトルホルダーのトッド・ホールトンに1番ショートの川崎宗則が一気にチームを出る事になった。

 ホールトン以外はFAでの移籍で和田と川崎はMLBへ、杉内とホールトンはジャイアンツへと同じパ・リーグのライバルチームに移籍したわけではないので個人的には‘まぁ仕方ないか’ぐらいにしか思わないが、プロ野球OB達に言わせると‘大幅な戦力ダウンで今年は厳しい‘という悲観的な論調が目立つため昨年のオフから日本一の余韻を楽しむどころではなかったようだ。

 とはいえ これは仕方ない事で、今のシステムでは遅かれ早かれ 
こうなる事は目に見えていた。

 MLBを見ても昨シーズンWシリーズを制覇したセントルイスは生え抜きのスーパースターであるアルバート・プーホルズが31歳にも拘らずFAでアナハイムに移籍したのだからホークスどころではない。

 つまりFAが施行されてからチームの総年俸は高騰しているし、MLBを見ても最早チームの総年俸上位チームでなければ優勝は厳しく
なっているので各チームは予算限度額ギリギリで運営する事になる。

 だから優勝すれば更に総年俸は上がるので予算の限度額を超えてしまうわけで、優勝すれば中心選手の誰かがチームを離れるという事態になるのは当然だろう。

 優勝を続けても中心選手が流出しなかったV9ジャイアンツの頃のように選手の年俸を抑え込んでCMなどで補填するというようなマネは
21世紀の今では不可能だし、90年代前半まで強さを誇った資金が潤沢だったライオンズですらFA時代になると秋山や清原をはじめ中心選手達が流出したのだから いかにチーム運営が大変か分かるだろう。

 そこでファイターズのように資金力がないのを逆手にとってスター選手が流出する代わりにファンサービスを徹底させてスターに頼らないチームそのものを応援してもらえる経営に切り替えたチームが成功しているのだ。

 これなら中心選手が流出しても客足への影響は最小限度で凌げるし、チームの新陳代謝を高めて活性化させるというメリットもあるのだ。

 そういうメリットには背を向けて旧態然としたスター選手に頼るだけの運営をしているチームは時代についていけないだけの事だろう。

 だから我々も現在の そういう現状を受け入れる必要があるし、そうなれば誰を残して誰を出すかという判断が重要になるのでチームの浮沈のカギを握るフロントの責任は増大するわけである。

posted by ue-kj |23:09 | 野球 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2012年01月29日

大阪国際女子マラソンは重友梨佐が優勝

 ロンドン五輪の選考レースの大阪国際女子マラソンが今日行われ
マラソン2度目の重友梨佐が26㌔過ぎに今大会の優勝候補・福士加代子を振り切って独走状態に持ち込み2:23:23の好タイムで優勝しロンドン五輪の代表を ほぼ確実にした。

 今大会の最大の目玉だったアテネ五輪の金メダリスト・野口みずきが欠場したため、トラックの第1人者・福士加代子を中心にしたレースが予想され重友だけでなく北京五輪の金メダリストのコンスタンティナ・ディタやアテネ五輪7位だった坂本直子も出場するなど大いに注目を集めるレースになった。

 気温5,5度、湿度56%、曇り、風速1,3mという絶好のコンディションの中で五輪代表選考会としては女子で初めて導入されたペースメーカーが引っ張るというスタイルだったので かなりの高速レースが期待
され、実際ハイペースでの展開になったためディタらが脱落しトラック出身のスピードが武器の福士が有利になるものと思われた。

 ところが並走していた重友が26㌔過ぎで抜け出すと福士は付いて
行けずに離されただけでなく後続にも次々に抜かれて9位に終わったのに対し、重友は そのままのペースを保って優勝。

 横浜国際で優勝した木崎良子のタイム2:26:32を大きく上回る好記録での優勝だから五輪出場には かなり有利な立場になったが、個人的には重友の選出に異議はないもののメダルを期待するには時期尚早かと思う。

 最大の理由は もともと大阪は他の選考レースよりもタイムが出やすいし、今回の好タイムの理由の1つが国内の女子五輪選考会で初めてペースメーカーが導入されたというのがあるだろう。

 実際84ロスの増田明美から88ソウルの宮原美佐子&荒木久美、92バルセロナの小鴨由水、04アテネの坂本直子など大阪国際女子マラソンの成績で選出された選手達は本番の五輪では出場した日本人選手の中で最も悪い順位になっている。

 世界選手権の選考レースで選ばれた選手が活躍しているのと比べて意外な話だが、好タイムが出やすいコースにペースメーカー付きでの記録だから本番の五輪で そのままの力を発揮できるか?ましてや今回が2度目のレースというのだから過度な期待はしない方がいいだろう。

 ただ年齢を考えると24歳の重友に対し木崎が26歳ではあるが他は
野口みずき33歳、尾崎好美30歳に渋井陽子32歳などベテランが多いので待望の若手ランナーが出てきた事を喜びたいと思う。

posted by ue-kj |22:40 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2012年01月28日

伊東大貴W杯初優勝! 名実ともに日本のエースに

 今日 札幌の大倉山で行われたノルディックスキーW杯札幌大会で日本の伊東大貴が1回目に134mを飛んでトップに立つと、2回目も130mを飛んで2位のアンデシュ・バルダル(ノルウェー)に0,1ポイント上回るW杯初優勝を飾った。

 1回目に不安定な風の中でW杯の上位勢が飛距離を落とす中で伊東は134mを飛びトップに立ったものの、まだW杯では未勝利だったので最後に飛ぶプレッシャーなど いらぬ心配をしながら見ていたがプレッシャーに負けずに勝ててよかったと思うし これで名実共に日本の新エースの誕生だ。

 大倉山といえば奇しくも40年前に行われた札幌五輪で70m級で優勝し両種目優勝を期待された笠谷幸生が2回目に風に恵まれずに失敗し表彰台すら逃した会場で、一応地元ながら日本人選手が全盛だった頃から今ひとつ勝てないジャンプ台である。

 意外にも相性がいいのがノルウェー勢でW杯でも好成績を残しているから1回目に3位だったバルダルが1位にいるのも気になったのだが、よくぞ動じずに2本とも揃えたと思う。

 日本のジャンプ陣は92年のアルベールビルで原田雅彦が4位に入ってから上昇モードに入り世界選手権では93年に原田、95年に岡部孝信がNHで97年に原田がLHで優勝し98長野五輪で船木和喜がLHで優勝して団体でも優勝とピークを迎えていた。

 ところが翌シーズンから長身選手が有利なルール改正で98~99
シーズンを最後に下り坂に入り低迷状態になった。

 どうしても葛西紀明や岡部ら長野世代が素晴らしかったし選手寿命も伸びたので よくある次の世代がワリを食うケースになっていたため、ポスト長野世代の台頭が望まれていた昨今。

 世界選手権ではメダルを獲得できていたものの どうしても最後は葛西らに頼るパターンが続いていたのは、ポスト長野世代がW杯などでも表彰台に上れても優勝がなかったのが世代交代ができそうでできなかった原因だ。

 昨年末から年始にかけて行われたジャンプ週間で伊東は2位と3位に入る健闘を見せ それを含めて2位が2度、3位が1度と表彰台には
上がれていたので残るは優勝という段階だったが これが意外に難しい。

 しかし地元開催のプレッシャーの中、風が不安定で難しい大倉山で世界の強豪と互角に戦って優勝したというのは大きいし これで名実共に日本のエースになれたと思う。

 後は伊東と同世代の竹内択らが これに刺激を受けて選手層を厚くして、日の丸飛行隊を復活させて世界のトップに返り咲いて欲しいものだ。

posted by ue-kj |23:26 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2012年01月27日

2012選抜高校野球の出場校決まる

 3月21日から始まる今年の選抜高校野球の出場校32校が今日 決定した。

 21世紀枠で震災に遭った石巻工や元プロ野球選手の大越基が監督をしている早鞆など話題になりやすいチームが選ばれた感が強いのだが、21世紀枠で1953年度の優勝校の洲本が選ばれたのは意外だった。

 北海道は優勝校がそのまま選ばれ、東北もベスト4のうち青森山田が出場辞退を表明したので優勝した光星学院に8-9で敗れた花巻東が選ばれたのは順当だろう。

 関東はベスト4、東京も優勝校の関東一までは順当だったが最後の1つを東京準優勝の帝京と関東ベスト8で敗れた横浜と東海大甲府で争ったが最終的に横浜になった。

 ただ横浜は準優勝の作新学院に2-6で完敗しているのに対し帝京は決勝で関東一に0-2だから帝京でも よかったのではないかと思う。

 北信越と東海は順当で近畿はベスト4+ベスト8の2校の中から鳥羽と大阪桐蔭が選ばれたが履正社にコールド負けした水口の落選は当然だが近江相手に1-2の接戦を演じた奈良大付は近畿のファイナリストが智弁と天理だけに地域性を考慮して落選は止むなしという事だろう。

 中国&四国も最近のレベルからいって中国が1校多い3になるのは仕方ない。

 ただ早鞆の対抗だった大社はベスト4で鳥取城北にコールド負けしているので落選は仕方ないし、四国で準優勝の高知に4-7で惜敗した明徳義塾よりも早鞆が5番目のチームとして出場するのは話題性を考慮しても順当だろう。

 問題は九州。

 ファイナリストの神村学園と九州学院にベスト4で神村学園に2-6で敗れた別府青山までは順当だったが、もう1つのベスト4で九州学院からコールド負けした創成館が問題だった。

 こういう場合はベスト8敗退チームから1チーム選ばれるのだが個人的にはベスト4の別府青山に2-3で逆転負けした福工大城東が有利だと思っていた。

 というのも神村学園に6-7で敗れた大分と九州学院に0-2で敗れた
宮崎西に創成館から0-2で敗れた情報科学を比べたら福工大城東かベスト4でコールド負けしたものの2回戦で15回を戦った創成館の争いだと思っていたのだが・・・・

 宮崎西は高崎同様九州の21世紀枠でもエントリーされていたので そっちの方で出るのかと思っていたらベスト8敗退の中から選出されたのだから驚いた。

 とりあえず優勝候補は神宮大会の優勝校・光星学院に準優勝校の愛工大名電に近畿を制した智弁学園に関東一や作新学院らだと思う。

posted by ue-kj |22:49 | 野球 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2012年01月25日

錦織 圭 アンディ・マレーに完敗したものの・・・・

 今日メルボルンのセンターコートで行われた全豪OPのベスト8で日本の錦織 圭は第4シードのアンディ・マレーにストレートで敗れて80年前に佐藤次郎がベスト4に進出して以来の快挙に並ぶ事はできなかった。

 試合は第1セットの第2ゲームで40-0からサービスゲームを落とし第3ゲームでも40-15と2度のブレイクチャンスを逃したのが響き3-6で落とすと、残り2セットも3-6、1-6で落としてストレート負けとなった。

 試合前‘同じタイプで4強の中では最も相性が悪い’と言われていたしベスト16でツォンガに勝って勢いに乗っているものの、フルセットの末の勝利だけでなく2回戦から長丁場の試合を重ねてきているだけに疲労が心配されたしクルム伊達とのミックスダブルスの試合に前日出場しているのもネックになるのでは?と思っていた。

 実際ストローク合戦になっても最後にはマレーが必ず大事なポイントを抑えるという嫌な展開で試合が進み、そのまま押し切られた形で 
せめて第1セットの2・3ゲームを取っておけば少しは流れが変わった
かも・・・とは思ったが力の差というシンプルな敗因だった。

 やはり日本のマスコミが大好きな高校野球のように‘無名の選手が勢いに乗って優勝’というストーリーはプロでは ありえないわけで、
世界ランキング一桁に入らない限り優勝やベスト4というのは厳しい
だろう。

 とはいえ4大大会のベスト8というのは95ウィンブルドンの松岡修造以来。

 4大大会の試合と それ以外の大会で強豪と対戦するのは全然違うだろうし、ベスト8という舞台で戦える事の素晴らしさとマレーらの強さを実感できたのが最大の収穫ではないかと思う。

 ベスト8の壁を越えるには世界ランキング一桁と3回戦ぐらいまでは
フルセットを戦う事なく余力を持って勝ち進まなければ消耗してしまうだろうし、ベスト8以降を いいコンディションで戦えなければ勝ち目は
ないと思うのだ。

 今回のベスト8でランキングも確実に上がるだろうから22歳と若い事だしケガなく一歩づつ進化して欲しいものだ。


posted by ue-kj |23:25 | その他 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2012年01月23日

スーパーボウルはニューイングランドvsNYジャイアンツ

 NFLは今日それぞれのリーグチャンピオンシップが行われ先に行われたAFCはニューイングランドがボルティモア相手に23-20で逃げ切り、NFCはNYジャイアンツが延長の末にサンフランシスコに勝ち07~08シーズン以来の顔合わせになった。

 個人的にはAFCは第1シードのニューイングランドが有利で、NFCは どうなるか分からないというもの。

 90~91シーズンはサンフランシスコにNYジャイアンツがノータッチダウンだったものの終了間際のFGで15-13で逆転勝ちしサンフランシスコのスーパーボウル3連覇を阻んだり、反対にワイルドカードプレーオフでNYジャイアンツが終了間際にFGをスナップミスで失敗して敗退したりと際どい勝負になるケースが多い。
 
 AFCはホームで行われるので経験に勝るニューイングランド有利だと思っていたのだが予想通りボルティモアのDFが踏ん張って10-10からピンチをいずれもFGで凌ぎ10-16と追いすがる。

 そして第3Qの終盤にTDで逆転すると更にキックオフのボールをファンブルリカバーするターンオーバーで攻め込みFGで20-16とリードを広げる。

 それでも第4QにニューイングランドがQBダイブで逆転するのだが、終了間際にボルティモアがレッドゾーンに攻め込み2ndダウンで逆転TDパスが決まったかに思われたがレシーバーが落球し残り10秒を
切った4thダウンで狙った同点FGを狙いだったのを外し劇的な決着を見たのだった。

 ボルティモア最後のシリーズで敵陣20ydで2ndダウンのパスをキャッチしていれば そのまま逆転勝ち、最悪でもFGを決めて延長戦だったのがTDパス落球がキッカーに変なプレッシャーを与えてしまったと
いう事だろう。

 それと第3Qに逆転した直後のキックオフボールのファンブルリカバーがレッドゾーン近かっただけにFGの3点追加に終わったというのも勝負のアヤかもしれない。

 NFCはDFの固い両チームだけにロースコアゲームになると思われたが雨まで降って予想通りの展開。

 1Qの半ばにサンフランシスコがTDパスで先制すると2Q開始早々にNYジャイアンツが追いつくと残り2分からのドライブで終了間際にFGを決めて10-7で前半を終了。

 3Qの残り5分でTDパスが通ってサンフランシスコが再逆転すると4Qにパントキックがリターナーに触れたボールをリカバーした幸運に恵まれたNYジャイアンツが攻め込み残り6分でTDパスが通って17-14と更に逆転。
 
 それでも次のシリーズでサンフランシスコがFGで追いつき17-17のまま延長に。

 先に攻めたNYジャイアンツが2度目のパントをサンフランシスコのリターナーがレッドゾーンでファンブルしたのをリカバーし、最後はFGを決めて振り切った。
 
 サンフランシスコにしてみると不運もあったが2度のパントキックの処理ミスが最後まで響いた形だった。

 2試合行われるチャンピオンシップは どちかが接戦になると、もう一方のカードは大差が付いたりして興ざめになりかねないケースが多
かったのだが今回は両方とも最後まで勝敗の行方が見えない好ゲームだった。

 さてスーパーボウルは07~08シーズン同様ニューイングランド-NYジャイアンツの顔合わせになった。

 あの時はレギュラーシーズンから全勝で来たニューイングランドが そのまま完勝してパーフェクトシーズンを飾るのでは?と思われたのが、イーライ・マニングの奇跡的なパスからの逆転でNYジャイアンツが大番狂わせでスーパーボウルを制している。

 NFL版のボストン-NY決戦だけに盛り上がりそうだが最終的にファイナルで不調だったトム・ブレイディとポストシーズンのロードゲームに異常な強さを発揮するイーライ・マニングの対決というのが一番の見どころになるのだろう。

posted by ue-kj |21:47 | アメリカンフットボール | コメント(0) | トラックバック(0)
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2012年01月22日

因縁が楽しみなNYジャイアンツのプレーオフ

 早いものでNFLも日本時間の23日早朝に行われるリーグチャンピオンシップでスーパーボウル進出チームが決まる。

 AFCは第1シードのニューイングランドと第2シードのボルティモアが順当に勝ち上がったのに対し、NFCは昨シーズンのスーパーボウル
チャンピオンで第1シードのグリーンベイがNYジャイアンツに敗れるという波乱が起きたためサンフランシスコとの対決となった。

 実は残った4チームはNYジャイアンツ絡みの因縁がある。

 NYジャイアンツのリーグチャンピオンシップ進出はスーパーボウルを制した07~08シーズン以来で、この時はレギュラーシーズン終盤に
連勝し勢いを付けてプレーオフに突入。

 ワイルドカードの第5シードでプレーオフに臨むと初戦で第4シードのタンパに勝った後ディビジョナルプレーオフでは第1シードのダラスに21-17で勝ってチャンピオンシップに進出。

 第2シードのグリーンベイ相手をオーバータイムに この年限りでチームを離れるブレット・ファーブのパスインターセプトして23-20で勝ち
スーパーボウル進出を決めると、レギュラーシーズンから合わせて
18連勝のパーフェクトシーズンだったニューイングランドにQBイーライ・マニングの第4Qにおける神がかり的なパスが成功するなどして
17-14で勝ってレギュラーシーズン10勝6敗の第5シードからの
スーパーボウル制覇を果たしたのだ。

 今回のNFCチャンピオンシップは それ以来だったのだが4年前と同じくランボーフィールドで行われた試合で雪辱に燃えるグリーンベイに
勝ったのだ。

 一方サンフランシスコは94~95シーズンにサンディエゴに勝って
スーパーボウルを制して以来の進出を狙う。

 90年代後半から低迷していたサンフランシスコが今シーズン躍進してNFC西地区を制しプレーオフ進出を決めたのだが、第2シードで
09~10シーズン王者のニューオリンズ相手に激戦の第4Qを残り9秒で逆転勝ちしてのチャンピオンシップ進出だ。

 本来なら厳寒のグリーンベイに乗り込んでのチャンピオンシップだったのが図らずもNYジャイアンツが勝ったためホームのキャンドルス
ティックパークで行う事ができるので一見有利には見える。

 ところがNYジャイアンツはサンフランシスコにとっても因縁の相手。

 QBジョー・モンタナらを擁してスーパーボウル連覇して臨んだ90~91シーズンのチャンピオンシップで最後の1プレーのFGを決められて敗退し、3連覇を逃したのが同じキャンドルスティックパークなのだ。

 そういう因縁と前回のNYジャイアンツのロードゲームの強さを考えるとホームで戦えるとはいえ、決してサンフランシスコが断然有利とはいえないのだ。

 仮にNYジャイアンツが勝てばスーパーボウルの相手はニューイングランドかボルティモア。

 ニューイングランドだったら07~08シーズン以来の因縁の対戦となるし、ボルティモアなら00~01シーズンのスーパーボウルで敗れて以来の雪辱戦になるので残り3試合が大いに楽しみだ。

posted by ue-kj |22:23 | アメリカンフットボール | コメント(0) | トラックバック(0)
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2012年01月19日

ダルビッシュ破格の大型契約成立に思う

 今朝のニュースでダルビッシュ有がポスティングでテキサス移籍が決まったというニュースが流れた。

 交渉期限ギリギリで成立なかったため例によって無知なマスコミは‘交渉難航’などと不安を煽るような報道だったが、松坂大輔の時の例のように海外では交渉期限ギリギリまで互いに有利な条件を引き出すための駆け引きがあるので交渉成立は楽観視していた。

 これで移籍先が流動的な松井秀喜とNYヤンキースとのポスティング交渉が不調に終わりライオンズ残留が決まった中島裕之以外の移籍先が決まり、今シーズンのMLBも大いに楽しめそうだ。

 それにしてもダルビッシュこそ交渉が難航したものの和田毅や岩隈久志らの契約はすんなり行ったのに対し、野手は中島が契約破談になったり青木も公開練習までやってようやくの入団と ここに来てMLBサイドの日本人選手評価が投手と野手では全く違うのが鮮明になった。

 20年程前に‘子供の頃からエースで4番’という歌があったように日本では最も運動神経のいい才能のある者を投手にするのに対し、アメリカをはじめドミニカやキューバなどの中南米諸国ではショートが花形ポジション。 そういう認識をMLB側が理解したからこそ最も才能がある者が就く
投手には評価が高く、野手の評価は抑え込まれるのだろう。

 外野手の場合はイチローや松井秀喜らが活躍している実績があるにも拘らずスワローズからポスティング移籍を表明した青木宣親が実力を見定めるための公開練習まで行ったというのも日本人野手に対する評価の低さの表れで、マスコミは屈辱などと言うが日本に駐在スカウトを置いてないミルウォーキーなら仕方ないし大金を出して獲得する
ならば当然だと思う。

 内野手になると日本では‘俊敏さ’を要求されるため巧打者はいても強打者が少ないし広島以外は内野に天然芝のない球場ばかりでプレーしていたため、天然芝を内野にも敷いた国際基準の球場での守りにアジャストできるかどうかが試されるわけだ。

 つまり‘泥にまみれた特守’と称してせっかく敷かれた芝を剥いで
個人ノックをしてもMLBで活躍できる内野手は育たないという事だが、日本では それを賞賛しても批判がないのも異様である。

 中島がNYヤンキースで控えの評価しか得られなかったのも高卒で人工芝でのキャリアしかなければ彼らが懐疑的になるのも当然だし、天然芝へのアジャスト力に目をつぶってでも起用されるなら中村剛也クラスの打力がなければNYヤンキースでのレギュラーの保障はないだろう。

 昨年導入された統一球のおかげで打球が飛ばなくなったため日本で‘ホームランを打てる功打者’が飛ぶボールの恩恵を受けていたと
いうのがハッキリし、本当の強打者でなければホームランは打てないという事が判明した。

 今回の投手の評価は高いが野手の評価は低いという図式は日本の野球が‘投手におんぶに抱っこ’というMLB側からすれば歪んだ価値観で行われているという事になると思うのだ。


posted by ue-kj |23:18 | 野球 | コメント(3) | トラックバック(2)
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2012年01月17日

琴奨菊 二場所目のジンクス?

 大関2場所目を迎えた琴奨菊が今日 相性がよかった稀勢の里との日本人大関対決でも敗れ5敗目を喫した。
 
‘日本人力士久しぶりの優勝’や‘日本人横綱誕生への足がかり’を期待された今場所だけに優勝どころか10日目で5敗目では勝ち越しも危ぶまれる状況に追い込まれているし、負け越せば来場所はカド番と
なってしまうピンチだ。

 昨年は夏場所の代替・技量審査場所の10勝5敗が最も悪い成績で、新大関の場所だった九州場所も途中までは9連勝で優勝争いをして
いただけに10日目の時点での5敗というのを見ても苦戦ぶりが分かるだろう。

 場所前にカゼを引いて高熱を出して寝込んだというのが取りあえず第1の理由だとは思うが、個人的には そろそろ押し相撲の‘負’の面が出てきたのかもしれないと考える。

 琴奨菊の取り口は左四つから左を差して がぶり寄りで相手を一気に寄り切るのが得意の形で がぶり寄りといえば部屋の先輩大関・琴風を髣髴させるのだが、逆に言えば自分が主導権を握った立ち合いで取らないと勝てないという事になる。

 長身で懐の深い大関・把瑠都に苦手意識を持っているように自分が主導権を握れない相手には苦戦する傾向があり、立ち合いの爆発力が何よりのポイントになる。

 昨年1年を通じて技量審査場所の10勝が最低成績だったというのは一昨年まで2桁勝利の方が稀だったのからすばらしい進歩だが、一方で1年間好調だと他の力士達から研究され尽くすのは当然だろう。

 1つの‘型’を持っているというのは角界では強みと見られるが、反対に考えると‘型’を崩されると脆いという事になる可能性は高い。

 だから立ち合いの出足が場所前の病気の影響で鈍ると こういう成績になるのは仕方ないとは思うのだが、近い将来 下半身にケガなどを
すると最大の武器が使えない事になり今よりは確実に苦戦する事は確実だろう。

 日本人大関のライバルである稀勢の里には抜群の相性を誇っていたが、稀勢の里の方が取り口に融通が利くだけ将来的には横綱には近いのではないかと思う。

 とはいえ押し相撲の魅力があるので何とか下半身のケガには細心の注意を払って欲しいものである。



posted by ue-kj |23:24 | 相撲 | コメント(0) | トラックバック(0)
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