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安田記念レース回顧~7度目の正直~

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最内でしぶとく粘り腰を発揮する 昨年の優勝馬は4つめのタイトルへ向けひた走り 大外からは進路を切り替えた昨年のスプリント王が急追する。 しかしその間を最後にぐいとクビだけ出て見せた サトノアラジンのG1戦績がこれまで0-0-0-6だったことを どれだけの人が覚えているだろうか。

7度目にして成就した悲願だが これまでの道のりは常に容易いの対極であり続けた。 明らかに適性外な菊花賞はともかくとして その後の大レースでは進路に、ペースに、枠順にと 彼に味方する要素はほとんどなかった。

サトノアラジンは良い末脚を持っているマイル戦線の強豪。

多くの人がそう思ってはいたであろうが上記の不運さも相まって 今更頂点に手が届くとまで信じることもまた難しかっただろう。

しかし鞍上の川田将雅は相棒を信じていた。 気持ち長いのではないかとも危惧された距離を気にすることもなく 4コーナー手前から加速を開始し迷うことなく大外へ。 力を出し切れば勝てる。その思いが強かったのだろう。 現にゴール後鞍上は大きなアクションを見せることはなかった。 きっと溢れていたのは喜び以上に安堵感だったのではないか。

最後の最後レッドファルクスにもうひと伸びを促されたふしはあったが やはりきちんと条件が揃えばその力はG1級であった。 未完の大器が遂に花開いた今年の安田記念。記憶に残る叩き合いだった。

ロゴタイプの頑張りもレッドファルクスの底力も グレーターロンドンの大物感も エアスピネルとイスラボニータの無念さも 触れたいことはいろいろあるがとりあえず今日は勝ち馬のことだけを。

後半がコンマ5秒だけ遅いほぼイーブンのラップで 逃げ馬と後方4,5番手の決着なので 展開がすごく向いたという馬はあまりいない真っ当な結果だったと感じた。 しっかり力を出し切れた組が 上位に来てその中で最後は地力勝負だったと思う。

決して大外だけが伸びる条件ではなく むしろ3分どころぐらいの台頭が多い馬場だった。 それでも鞍上が選んだのは誰にも邪魔されない大外。 その信頼に応えるべく自慢の決め手を繰り出したサトノアラジン。

その豪脚に火が点いた時 魔法など使わなくとも勝利を告げる確定の赤ランプが灯った。



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