サンチェス・ピスファン

おめでとうニコ、そしてありがとうベッテル

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2016シーズンが終了。

まずはマッサとバトンお疲れ様。 マッサはザウバー時代から バトンはルノー時代から見てきたので 2人のF1人生はほぼほぼ全部見たと言って良いと思う。

バトンは初表彰台を逃した 2002年のマレーシアがやたら印象に残っている。 多分自分がF1を観始めて間が無かったからだと思うが。 マッサはやはりあのぬか喜びインテルラゴスかなぁと。 ブラウンでのチャンピオン獲得であったり トルコでやたら速かったりと キャリアの長い両者だけに思い出深い出来事も多い。

最終戦でタイヤが あらぬ方向に曲がってしまったバトンのマシンしかり 母国でドーナツではない ターンを盛大に披露してしまったマッサであったりと そんなキャリア最終盤のエピソードが示すように 正直両者の晩年はさほど輝かしい物ではなかった。

それでも合わせて挙げた勝利は26回、登った表彰台は延べ91回。 名バイプレイヤーと呼ぶのは失礼だけど 超一流と呼ぶのも少しだけ大袈裟なような。 そんな愛すべき2人に精一杯のありがとうとご苦労様を送りたい。 何とて私が唯一生で観たF1で 可夢偉をサンドイッチした2人なのである!

さて、そんな感傷に浸る暇もないほど 最終戦アブダビは激しいレースとなった。

まずはハミルトンの行動に関して。 自身はほぼ優勝条件で かつニコの4位以下が必要な場面。 願わくばニコにマシントラブルや 接触などがあってくれればと思うのは当然。 あとはそれを積極的に引き起こしに行くかという話。 まぁハミルトンならそらするわな。別に驚きはしない。

個人的には気持ちの良い物ではないけれども そこまで責められることでもないと思う。 そもそもわざと全力で走らないことが モータースポーツの倫理に…とか言うのであれば 全ラップ予選並みの走りをしなければならないわけで タイヤや燃料をセーヴすることも マシンやエンジンを労わることも否定しなければならなくなる。 なのでそれが戦略的なものであったとしても 「ゆっくり走る」という行為自体は許されると思う。

しかし繰り返しになるが気持ちの良い物ではない。 ハミルトンならそんなことするわけないが、 呆れるぐらいにぶっちぎって 「チャンピオンさん、全然ついて来られないね」 なんて皮肉でも言ったほうがよっぽどかっこよかったとは思う。

それだけにベッテルの動きに溜飲が下がったのである。 敢えてニコをパスしなかったベッテル。 その心は同郷のニコに対する気づかいだったのか あるいはハミルトンに対するネガティブな感情だったのか それはわからないし詮索することでもないだろう。 だが、いずれにせよ彼は チャンピオン争いの当事者のではない自分が (ニコと絡むことによって) その決定者になる可能性を否定した。

賛否両論があるだろう。 目の前の遅い車を抜こうとしなかった ベッテルこそレース倫理に反するのかもしれない。 さっき私はベッテルはチャンピオン争いの決定者になる 可能性を否定したと書いたがそれは半分正解で半分間違っている。 無関係な自分が絡むわけにはいきませんという スタンスでアクシデントが起きないように見た目上は関与を避けた。 しかし実際はベッテルが関与を避けた時点で ロズベルグの2位はほぼ確定したのだから 関与を避けることによって、関与したという言い方も出来る。

まぁ推測の域を出ない話ばかりになるが なんとてニコおめでとうということである。

今年は何かと荒れていたベッテル マックスを非難しまくって作ってもらったルールで 自分がペナルティ食らうとか、らしくない走りも多かった。 ただそれでも最後のシーン3位がマックスじゃなくて 良かったと思った人は多いのではないだろうか。 それは別にマックスが嫌いとかではなく (まぁニコに仕掛けるかという意味合いもあるが) やれば出来るはずのフェラーリが ようやくちゃんとやったっていうレースとしての面白さもあったと思う。 SSでファイナルスティント勝負、これが当たった。 正直キミのカウンターも不要だったと思っているだけに、これが決まったのは爽快だった こういう風にフェラーリがちゃんとやってれば もっとレッドブルとタッグを組むようにして メルセデスの独走を防げたと思うんだよな。

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