2007年03月03日

大会運営と札幌市長に物申す。

ずっとWeekdayで寂しい感じだったけど、
今日は土曜日ということで一番の客入りだった。
(世界大会としてはかなり少ないけれど。)

とは言っても集客に関しての疑問は拭い去れない。
こんなエピソードがあった。
予定より1時間繰り上げられて9時半から始まった複合のノーマルヒル。
競技も終了間近になって、
次のクロスカントリーの取材をすべく白旗山へ向おうと、バスを待っていると・・・

降りてきた人は、予定通り10時半から競技開始だと思っていたお客さんだった。
怒りに怒っていたけど、やむなく取材を終えた僕らと一緒に引き返すことに。
(だってもう競技は終わっているわけだし)
同情というか、主催者側のやり方に半ば呆れ返ってしまった。

だいたい世界大会のスケジュールを前日に急遽変更する・・・
世界大会という規模の大会の前日スケジュール変更を
見にくるお客さんすべてに伝えきることってできるだろうか。

答えは目に見えて、否だ。(連絡網でもあれば話は別だけど)

続いて、もう一つ。
札幌市内のチームマダム(筆者命名)曰く、
世界スキーが札幌で話題に上りだしたのは11月のことだそうだ。
街自体に、世界大会を催すような活気が見当たらなかった理由は、そこにあるらしい。
彼女たちはそうした背景に市長の無能さがあると指摘した。

そこで、ジャンプしてみたのは市長のページ。
http://www.uedafumio.jp/cgi/message/news.cgi?com=infous&infopage=0&contpage=0

市長のこれがいいたいという特集に
「ノルディックスキー大会、有終の美を飾ろう」という見出し。
内容は以下の通り(中略あり)。

『 皆さん、元気にお過ごしですか。あっという間に2月が終わり、弥生3月がやってきました。ノルディックスキー世界選手権札幌大会も、ドームで行われた22日の開会式は皆さんのご協力でほぼ満席となりました。真っ白な雪が敷き詰められたドーム内と、光に照らされた屋外の天然芝サッカー・ピッチとが連続し、こんなにも美しく素晴らしい施設であったかと、3万人の皆さんと感動を共有する喜びを得ました。
 国内のテレビには放映されず、誠に残念かつ課題を残しましたが、リアルタイムで放映されたヨーロッパ諸国では感嘆の声が多く、反応は極めて良かったとのことです。』

→国内で行われた世界大会が日本で放送されないのは何故でしょうか?残念かつ課題を残したというけれど、なにか努力はしたのか誠に疑問。彼は大会スケジュールを前日に変えられるような世界大会が生放送で放送できると少しでも思ってるらしい。
海外で放映されて札幌のすばらしさが伝わることは大変喜ばしいことですが、それ以前に素晴らしいと思えるような札幌、つまり今回の大会でいえば、素晴らしい催しを成功させた都市であることが必須のはず。大黒摩季やら(個人的にはファンだけど)札幌ドームやら、体裁だけ整えたって、それがほんとの札幌の素晴らしさなのか。たしか、白旗山でお客をもてなしたのは、海の外から来たゲストだったのでは?ノルウェーの彼らがありがとうと言った言葉が、僕の心には改めて深く響いた。

ガラガラの宮の森。
 『カスパーFIS会長は「Everything OK!!」と絶賛され、事務総長のサラ・ルイスさんは「毎年、札幌ドームでスプリント競技をやりたい」「Everything perfect!!」と述べてくれました。  夏見 円さんの活躍もあり、23日以降の競技会場にも当初の予測を大幅に超える観客が足を運んでいます。2,000人のボランティアのほか、豊平区民、清田区民、そして中央区民の皆さんが、それぞれ心のこもったおもてなし活動を展開され、遠く外国から来られた選手役員をはじめ多くのお客様に、札幌市民の温かい歓迎の意を伝えてくださいました。  活動を担ってくださった皆さんに、心からの敬意と感謝を申し上げます。有り難うございました。大会は残り3日間です。有終の美、よろしくお願いします。』 →ちょっと待て。いや、だいぶ待て。 23日以降も当初の予測を大幅に超えるという表現の大幅とはどれくらいの数字をいうのか。週末のジャンプはそれなりの人を集めたかもしれないが、平日のクロスカントリーは、27日、28日は3ケタの観客数。最多でも本日の3360人だった。世界大会である点を踏まえての『大幅』という言葉の持つ意味を弁護士出身の市長はご存知だろうか。ちなみにこの文章は2日にアップされてるところから見れば、今日の数は含まれていないはずだし、チケットの売れ行きの伸び悩みを案じてから要約FISの宣伝を1月29日になっていい出す始末。 この文章を読んで、僕は猛烈な怒りと憤りを感じた。 この一週間、ずっと現場に立って、多くの選手の努力と苦悩を垣間見てきたつもりである。 あのエチオピアのロベール選手の夢に満ちた瞳も、 ノルウェー人のあの暖かくて、でも毅然とした笑顔も、 僕はこれまですべて心に刻んできた。 世界大会は地球の裏側からそれぞれの夢や想いを胸に、多くの人々が集まる場所。 そういう規模の催しを支える人がたくさんいる。 たいていはボランティアでやっている。 市長の言う口だけの『感謝』はいらない。 ノルウェーのバイキングの感謝とは、方向が同じでもまったく違うんだ。 僕だっていっちょ前のジャーナリストとして(100年早かろうとも)、 大会を盛り上げる使命を帯びている。 選手の努力や苦悩や喜びを、みんなに伝える仕事がある。 そのために移動のバスを手配する人がいて、 記者室では飲み物も食べ物もなんでも揃ってる。(当然、白い恋人も) そして、テロだなんだって怖い世の中だから、安全のための警備がいて。 選手の活躍に、子供だけじゃなくて大人も夢を見る。 そういう可能性がスポーツにはある。 僕は声を大にして言いたい。 あなたはそういうスポーツの世界大会を催すホストとして、役割を全うしたと言えますか。
夢見る笑顔
夢見る笑顔夢見る笑顔 夢を見る人間のこういう笑顔をあなたは知っていますか。
夢見るマダム
夢を支える人
横山は今日で国際大会から引退。
僕は一人の人間として、札幌とスキーと人間が大好きです。 残り一日、夢を担う場所をみんなで盛り上げよう-。


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posted by 加藤 隆介 |23:44 | FIS ノルディックスキー世界選手権編 | コメント(0) | トラックバック(0)
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