2007年10月15日

28本のパス デンマーク対スペイン

デンマーク 対 スペイン

試合結果 1-3


前半の内容は完璧だった。
これほど強いスペイン代表は久々に見たというか、弱いチーム相手ではなく、デンマーク相手に、しかもアウェーでここまでのことが出来るんだったら、スペインに勝てるチームはないんじゃないかとまで思った……のだが、後半、このチームなら、勝てるチームはいっぱいあるなと思ってしまった(笑)。

まぁ、そのへんの不安定さがスペイン代表の魅力でもあるんだけど…。


前半、前からプレッシャーをかけまくるデンマーク。スペインは後ろでボールを回しつつ、裏にロングパスを送るなど、まずは様子を見る展開。リスクを冒さず、最初の10分をしのぐ…試合の入り方は完璧だった。そして試合が落ち着くと徐々にボールを回していく。そこで、シャビ、セスク、イニエスタのテクニックの高さが目立ち始めた。特にシャビとイニエスタは、2,3人に囲まれても、全く動じずパスをつなげることが出来る。こんな選手が中盤にいたら、そりゃあボールは回る。日本選手には、相当参考になるプレーなんじゃないかな。

先制点は前半13分。これはイニエスタのボールタッチがすごかった。相手DFが2人ついてたんだけど、ワンタッチでマークを外し、ツータッチめで絶対取られない位置にボールを置いていた。しかも驚くべきスピードで。あそこまで余裕があれば完璧なクロスを狙える。計算通りの得点。
もちろん、決めたタムードの動き、シュートは完璧だった。


その後、すぐさまデンマークはプレッシャーを強め攻勢に出たが、そのあとのスペインがやばかった。まるでゲームのようにパスを何本もつなげる。デンマークは、2分3分もの間ボールに触れもしなかった。テレビで確認できただけで28本!!しかもそのほとんどがダイレクトかツータッチで正確にボールをつなぐ。客席からはざわめき、そしてピッチ上でデンマークの選手はプレスのかけどころを見失い混乱。最後はSBのセルヒオラモスが完全にフリーになり、あっさりと追加点を決めた。
それにしてもこんなすごい得点はなかなか見られない!!
これこそスペクタクル!!
サッカーの素晴らしさを感じた瞬間だった。

後半はデンマークの優勢だった。ホームということもあるが、その攻撃の圧力は凄まじく、サイド攻撃も脅威だった。ドイツなんかもそうだが、結局こういうスタイルは強いんだよね。
しかもデンマークは、もともとゲームメイクがうまい選手が多いし、そもそもスペインが楽勝できるような相手じゃないわけで、苦しむことは当然と言えば当然。

まず、ベントナー投入で、ラインが下がりすぎたのが問題。ほとんどヘッドに勝てず、相手の狙い通りにやられてしまった。見かねたアラゴネス監督がベントナーの高さに対抗してパブロを投入したが、そこまで機能してるとはいえなかったし、DFとして、パブロはそんなレベルが高くないなという印象だった。ベントナーが左右に動いてくれて助かったって感じ。
だけど、高い選手を一人入れられたくらいで、混乱する守備陣もどうなんだと…。アルビオルは初スタメンで完璧な仕事をしたと思うけど、やっぱりこのチームはプジョルが後ろで仕切ってもらえないと厳しい。特にラインコントロールがね。押し上げれば危なくなかったシーンが何度もあったし。

そんな中、デンマークが何とか1点をもぎ取って、さぁ、同点に追いつくぞってところで、こちらも初出場のリエラが、素晴らしいミドルをぶち込んで勝負あり。にしてもリエラ。いきなりでこの仕事っぷりはすごいぞ。シルバもおちおちしてられん。。


アウェーで、しかもエース、ビジャとトーレスが不在、キャプテン、プジョルも怪我で無理をせずこの結果なら、十分じゃないかな。

次、ホームでのスウェーデン戦で勝つことが出来れば、この力は本物だろう。僕は勝てると思っているんですが、どうなることやら。

ということで、思いっきりスペインよりの試合レポートでした。

posted by KASHIMA |00:19 | ユーロ | コメント(4) |
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