2007年08月20日

U17 日本代表対ハイチ代表

「人とボールが動くサッカー」
これを目指しているらしいが、個人的には、本当にそれでいいの? と思う。
個では世界にかなわないから、組織力で勝たなくてはいけないと、
そうやって、最近の日本のサッカーを解釈してる人が多い気がする。
もちろん選手たちはそう思っててほしくないが…。

個の定義は難しい。個人技と個はちょっと違う気もする。
個人技=テクニックということなら、
それはパスの正確さ、ボール扱いのうまさ、視野の広さというイメージがあるが
そのレベルは日本はわりと高い。(ただ、ストライカーの個人技レベルは低いと思う)
個と言うと、それプラス、判断の早さ、試合の状況に応じたプレーができること、
フィジカルの強さ、積極性とか、様々な要素が絡む。
要するに、相手がいる状況で、どういうプレーができるかってことなのだが
日本は特にそういうプレーができてない気がする。

なので、この世代から、繋いで動いて、パスで相手を崩すんだってことばかりにとらわれてしまうと、
かわすことばかり覚えて、個の成長がなされないのではないかと、不安に思えてしまうのだ。
この日も、結局、柿谷や河野投入まで、選手はパスを繋ぐことばかり意識してしまい、
余裕があるのでダイレクトで処理してミスパスをしたり、
本当によく1失点で切り抜けたなと言う内容だった。
相手が来ないときは、キープしていいし、後ろからロングパス1本でフォワードの裏を狙ってもいい。
ワイドに相手を振るだけじゃなくて、もっと縦の揺さぶりをかけたり、
中盤を省略したり、スピードに乗った攻撃をしたり、
いろんな駆け引きができたりすればいいんだけど、
そこまではU-17では難しい気がするので、ただダイレクトで繋ぐだけではなく、
行くときは行く、行けないときはミスパスをしないことを心がければ、
それだけで違うサッカーができると思った。

それと、この試合で、ハイチの個人技に日本がかなわないとは全く思わなかった。
身体能力とシュート力はさすがに相手が上だったが、それ以外は劣ってる気はしなかった。
河野は途中からドリブルで相手を翻弄できていたし、
水沼は最初から相手をやすやす突破してクロスを送っていた。
さらに驚くべきは柿谷だ。怪我をしてるとは思えないほどの一瞬の加速。
ハイチの選手を、あそこまで置き去りにするとは、
本当にそのポテンシャルは計り知れない。
さらにトップスピードで相手を交わして、そのまま左足で流し込んだプレー。
あれは、スピードに乗ってGKをかわしたはいいけどシュートを焦って、
がら空きのゴールを外すというのが日本人のパターン(笑)なのに、
左足でしっかり流し込んだ。
あの冷静さは魅力だ。彼を中盤で成長させるのはもったいない!
セカンドトップとして、育てるべきだ! 今から海外に行ってもいい。
この才能は潰さないで欲しいと思う。
そのほか、センターバックの1人、左サイドでドリブルを仕掛けていた高校生と
何人か気になる選手がいた(名前がよくわからずスイマセン!)ので、今後注目したい。

しかし、やっぱり、個に関しては、ドリブル専門、パス専門みたいに分かれているだけで
そのドリブルなのかパスなのかキープなのかを
バランスよく試合中に出せる選手はいなかった。
(それは相手にも、あまりいなかったが)
水沼は結構良かったが、本来それを司らなくてはいけないのは山田だったと思う…。

この世代は1試合ごとに急激に成長するし、
身体能力のある選手相手だと、どのパスが引っかかるかとかはわかったと思う。
それはナイジェリア戦に生きるだろう。
ということで、次の試合の鍵は山田。
彼がもう少し落ち着いてゲームメイクできれば勝機はあると思う。

posted by KASHIMA |12:44 | 日本代表 | コメント(13) |
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加