2008年05月16日
レアル・マドリー総括!
気がつけばぶっちぎりで優勝したレアル・マドリー。実際のところはバルサの大ゴケに助けられた感じもするが、そんなマドリーの今シーズンを振り返ってみたい。それにしても、リーガ・エスパニョーラ全体、もう少しハードな戦いを見たかったというのが正直なところ。バルサは低迷し、バレンシアは内部崩壊、アトレチコはかなりの期待外れ、セビージャはいろいろあって波に乗り切れないなどなど、他チームが軒並み失敗したのがいけなかった。ビジャレアルやラシンがなんとかリーグを盛り上げてる感じだったけど、それでもちょっと馬力不足だし。 そんな中で、安定した強さを見せつけたレアル・マドリー。まず一番感謝すべきはカペッロだろう。戦術的なことではない。レアル・マドリーがなぜ強いのかというところに立ち返ればわかるのだが、このチームは、もともと勝者のメンタリティが備わってるチームだった。そこまでビッグネームがいなくてもなぜか強い、それがレアルだったと思う。だが、銀河系レアルになった時点でそれはもろくも崩れ去った。 それを再び呼び覚ましてくれたのがカペッロだ。昨シーズン終盤からのチームの団結力は本当に素晴らしいし、何より、勝者のメンタリティの塊でもあるカリスマ、ラウル・ゴンサレスを再び中心に据えたことは大きかった。彼はレアル・マドリー限定ではあるが、タイトルをもたらすことが出来る選手。ただ、メンタリティだけでチームが勝ったら苦労しない。ラウルという選手は自分がゴールすることでチームを勝利に導くことが出来るのだ。決して守備を頑張って、走り続けてチームを引っ張ってるとか、そういうことではないし、そんなレベルの選手でもない。彼の得点を思い出してもらえばわかるが、そのほとんどが先制点、同点ゴール、逆転ゴール、大舞台でのゴール。まぁ簡単に言えば、ずば抜けて勝負強い選手ということ。そんな選手がいるんだから、シュスターとしてもやりやすかったことだろう。まぁ、ラウルなしで自分の理想とするチームを作ろうとしたら、一気に厄介な存在になるわけだが…。 優勝するために一番重要だった試合を1試合上げるとしたら、迷いなくレアル・マドリー対セビージャにする。 ロビーニョとニステルといった前半戦を支えてきたレギュラーが怪我で抜け、シュスターの手腕が問われた後半戦。彼は見事にその期待を裏切ってくれていた。あきらかに迷走していたと思う。結局、何も出来ず、CLもあっさり落とし、正直、もうシュスターもヤバいかなって思った。 でも、この試合で彼が偶然行き着いたキーマン、イグアイン。干され気味だった彼が、この試合で活躍したことでシュスターは救われた。というか、僕は実はシュスターは選手を見る目がないんじゃないかと思っている。サビオラやイグアイン、ディアラ、バチスタ、トーレスなどの使い方がわからなかったみたいだし。選手起用もかなり頑固で、最初にこれと決めた選手を固定したポジションで使いたがる傾向があると思う。ただ、僕の知ってる名将と言われる監督は、もう少し頭が柔らかくて、言ってることをコロッと変えたり、選手の適性など、実際試合で使ってみて、評価をドンドン変えて行く。シュスターは、その辺、ホント融通が利かない男だった。でも、このセビージャ戦から、かな〜り頭が柔らかくなった気がする。サビオラの起用やディアラのポジション変更、グティのポジションもいじったり、違った一面を見せて来た。これによって、終盤戦は勝利し続け、連覇を果たしたわけだ。ちなみに、2月と3月だけで、なんと5敗(全7敗中)もしているんだよね(さらにCLも負け)。ホント、この時期さえなければ、相当な成績だったと思う。 あっ、それとこのセビージャ戦は3-1でレアルの勝利、ラウルは同点に追いつかれた直後にゴールを決めてて、やっぱりこのゴールは大きかった。 軽くシュスター批判をしたけど、選手起用についてもう少し書くと、そうは言ってもセンターラインはなるべく固定しておいたほうがチームは作りやすいよねっていうのはあって、その辺でアンカー、ガゴの固定はシュスターのファインプレーだと思った。もともとガゴは攻撃面は期待できない選手だし、日本でいうとガツガツした鈴木啓太みたいなイメージがあるので、あのポジションでの起用は大当たりだった。で、不思議なことに、ちょっと前めで使ったディアラが、かなり使えたり…。やってみないとわからないものだなぁって発見が多々あった。シュスターには、ぜひ終盤戦の采配、選手起用を続けてほしい。自分の理想とか、そんな小さいことはどうでもいいので、まずチームが勝利するためにどうすればいいか、それを考えれば、自ずと結果はついてくるんじゃないかなぁって思う。もともと面白いサッカーが出来る選手が揃ってるし。 来季に向けて…。 今年、唯一見るからに穴だなと思う選手はマルセロだった。トーレスを左サイドで使わないのであれば、左サイドの補強は必要だろう。それとカンナバーロが抜けるとして、センターバック獲得も急務になる。CLも狙わなくてはいけないチームなので、失点自体、あと5〜10点は減らしたい。ちなみにエインセはサブが理想かな。 選手にひと言。 ラウル・ゴンサレス:やっぱりすごい選手だよ。怪我が少ないのも素晴らしい。 ニステル:来季はどうなるんでしょ。わりと大事なところでのゴールが少ないイメージ。 サビオラ:出ればそこそこやる選手。ただラウルと相性悪いんだ…。 ソルダード:ほとんど出番が与えられず残念なシーズンに。マドリーを出るべき! グティ:攻撃に専念させれば、ここまで怖い選手はいない。わかりづらい闘争心が好き。 スナイデル:最初サイドとかで使われたけど、中央が一番良いって結論に。来季が楽しみ ディアラ:選手権から帰ってきたら攻撃力がすごくなってた。守れて攻めれる貴重な戦力。 ガゴ:相変わらずパスミスが多いが、アンカーとして申し分ない活躍。 ロビーニョ:前半戦MVP。怪我明け後は思ったような活躍ができず。 ロッベン:徐々に本来の力を発揮し始めて来た。来季、怪我さえなければ相当やりそう。 バチスタ:印象的なのはクラシコでのゴール。ただ、放出される気はするなぁ。 ドレンテ:まだレアルには早いかなって印象なんだけどどうでしょう。 バルボア:好きな選手だけどインパクトがなかった。 ペペ:カンナバーロの指導を受けてメキメキ上達。来季が楽しみな選手。 カンナバーロ:いないときに、その存在感がわかる。チームの調子が悪いとイエローが増えるw メッツェ:なんだったんでしょ マルセロ:ポジショニングが下手すぎて参った。来季もあまり期待しないでおく。 トーレス:彼は左だと思うのに右で起用されて、力発揮できず。 セルヒオ・ラモス:後半は落ちた。センターはダメなことが確定した。 エインセ:好きな選手だけど、唯一のミスが失点に繋がったり、運は悪い選手。 ミチェル・サルガド:健在だった。やっぱり良い選手だった。 カシージャス:聖がつくくらい、驚異的反応。今年はハイボールにも強かった。 デュデク:ほとんど見なかった…。 次回は、あるかないか、バレンシア総括(笑) ガンバ対レッズ、レッズ前半戦総括はあると思います。
posted by KASHIMA |19:25 |
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2008年03月31日
レアル・マドリー対セビージャ
相性の悪いセビージャ。更にビジャレアルがアトレチコに完勝して、勝ち点差3まで迫ってる中での試合。絶対に負けられない。 ちょっと前に、レアル・マドリー再生計画を勝手に考えていたんだけど、その中の結論としては、ニステルの代役はイグアインしかいないってことだった。それにはやく気づけ、シュスター! って思ったら、イグアインスタメン。 オールバックが似合うんだか似合わないんだかわからない(笑)。 システムは4-3-3。MFはグティ,スナイデル、ガゴ。ガゴをアンカーに、グティがちょい低め、スナイデルがトップ下みたいな感じ。後半になるとグティとスナイデルのポジションが変わってた気がする。 この日は、ここ数試合が嘘だったかのように、マドリーのサッカーが機能していた。それは前線からの守備の徹底と、攻撃時のFWとMFとの関係が良かったからだと思う。要するに、守備だけ頑張っても、奪われ方がダメならいずれボロが出るわけで、攻撃のときにしっかり攻撃しきることも相当大事なことだからだ。バレンシア戦は、攻撃で大失敗してああいう結果に陥ったわけで、この日はガゴもスナイデルもつまらないミスが少なかった。 セビージャはアウベスをSHに配置したが、イマイチ機能せず。左サイドもセルヒオラモスにカペルが完全に抑えられていて、頼みは後方からのロングパス一本って感じだった。 マドリーは左右SBの攻撃は控えめ。特にマルセロは上がるなとキツく言われたのかもしれない。マルセロの代わりにスナイデルなんかが左サイドのサポートに行くが、どうしてもロッベンの単独突破にかけるしかない感じ。逆に右サイドは、ラウルとイグアインが有機的に動いて、攻撃を機能させていた。 先制点はセットプレーからエインセ。相変わらずセビージャは後ろからのFKに弱い…。フェネルバフチェにあれほどやられたのに、まだ修正できてないってすごいな。この監督も長くはないと思う。で、セビージャの同点ゴールは、ヘッドでポンポン繋いでカヌーテが左足一閃。空中戦弱いなぁ。 が、この日のマドリーはひと味違う。すかさずチャンス。ボールを細かく回してスナイデルが浮き球をラウルに。これをラウルが懐深くにトラップ。相手をブロックしつつ、しかもワンフェイントまで入れて一瞬早く左足を振り抜きゴラッソ。今季はキレキレだなぁ。守備でも自陣ペナルティエリア前まで戻ってたし。こんな姿を見たら、ロッベンでも守備しますよ。リーガは獲るっていう意地とプライドか、口では多くを語らないラウルの最大限のキャプテンシーを見た気がした。 後半に入るとセルヒオ・ラモスが上がりまくり、更に右サイドが活発になる。やはりセルヒオ・ラモスの攻撃は怖いね。あんまりうまくはないけど、前へ突進してくる感じで怖い。マドリーとしては、右サイドを攻略してダメ押しをする作戦だったと思う。そんな中、後半20分。スナイデルからのロングパスを右サイドにいたグティがナイストラップ。そのまま左足でクロス。これをイグアインが押し込んで3-1。勝負あった。にしても、イグアインはこれまで何度も決定機を外してただけに、やっと決めたかって感じ。でも、なんかこれ昨季も見たことあるな。外しまくって最後の最後にゴールっての。結局カペッロとたいして変わらないサッカーじゃないか(笑)。まぁでも、もうちょっと彼の覚醒には時間がかかるかもしれないです。 最後に言いたいのは、この中盤の3枚が機能した最大の要因はイグアインだってこと。ラウル1人で組み立てに参加しても狙われてしまって難しいのだが、イグアインがうまいこと中盤のサポートに加わったことで、ラウルの負担が減った。それ以外にもスペースメイク、飛び出しなどポジショニングが最高。特に3点目なんか、ラウルとイグアインで相手ディフェンダー3人を引き連れたことによって右サイドのスペースが空いたので、やっぱりポジショニングって大事だなって思った。もう少しロッベン(ロビーニョ)を機能させることが出来るともっと強くなるのだが。やはり左サイドは、ミゲルとロビーニョのコンビにしてほしいな。
posted by KASHI |19:59 |
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2008年03月24日
レアル・マドリー対バレンシア
世紀の大凡戦でした。 (最近かなりゆる〜くブログを書いていますが、ご了承ください) これはホント見るべきところがない試合だったのですが…。 結果は2-3でバレンシアの勝利。 とにかくすべてにおいて“雑”な試合でした。 レアル・マドリーが調子を落としたのはロビーニョが怪我してからってイメージがある。このチームはロビーニョが右左に動いて起点を作ってたから、それが出来なくなって攻め手がなくなった。それに最高のスルーパサーを擁するも、裏に抜けるのがラウルだけでは厳しい(何ですぐイグアイン出さなかったんだろ)。あとはニステル不在。ロビーニョがいなくなるよりは替えがきくというか、なんとかなるかなとは思ったんだけど、困ったときのロングパスが出せないこと、高さで勝負できないというのはやっぱり厳しいかな。にしても、ここに来てシュスターの無策っぷりはひどい。何がしたいんだろう。 あと、DFラインも相当ひどかった。ミゲルトーレスは左サイドだって言ってるのに(笑)、右サイドで使って、使えないならサブですか…。ホント、この監督大丈夫かなと思う。案の定この試合も左右SBが上がり過ぎて、ロングカウンターの時スカスカだった。ちょっとはバランスを考えよう。前監督が重宝してたイグアインも干し気味で、今更使っても遅いし…。ソルダードもそう。ホント、これは優勝できないんじゃないかな。固定で戦い続けたツケが回って来てる気がする。バルサがもたついてなければとっくに逆転されてたよ。 で、バレンシアですが…。こちらもかなりひどかった。ひどかったのに勝っちゃった(笑)。デポル戦とか、前からガツガツ行くときは行くんだけど、ズルズル引き出すと、もう何も考えないで守備をしだす。とにかく突っ立ってるだけ。頭を全く使ってない。しかも相手に侵入されてもあっさりかわされる。あげく最後のところで、お前はレアルの選手かよってくらいラウルに簡単にヘッドさせたエルゲラ。もう彼が最終ラインにいる意味はないかも。よんでディフェンスできるマルチェナがスタメンと聞いたときはちょっとは良くなるだろうと思ったけど、イエローもらって次節出れないし…(しかもボール直撃で途中退場、エルゲラと交代)。アルビオルも、自信喪失でひどい状態。マドゥロも激しさがない。このチームは国王杯でバルサに勝ったチームとは別チームなのか?って感じだ。完全にリーグ戦は目が死んでます。 まぁそんなチームは局面の1対1でたまたまボールを獲ったり、ガゴやグティあたりがパスミスしたボールをかっさらってはロングカウンター。相手もホントスカスカの守備なので、それなりにチャンスを作って、こつこつと点を取った感じでしょうか。ありがとうカンナバーロ。 しかも不思議なことにシステムは、シルバがワントップ。ビジャが左サイド、右にアリスメンディ、左で結果を残してたマタが中盤みたいな感じだった。何かいろいろ試しているのか、それともこれは何らかの課題なのか。全く謎の采配だった。 とにかく、ラインを押し上げて、前からプレスをかけて、マドゥロとバネガが広範囲に動いて、頭を使ってボールを奪う。DFにもしっかり裏をケアしつつ、1対1に強い選手がいるって状態になってほしいものです。にしても、ラウルのドリブルに振り回されてるアルビオルを見て、終わってると思った…。おまえには期待しとんのじゃ!!
posted by KASHI |23:22 |
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2008年02月11日
【週末サッカー観戦】レアル・マドリー大勝
レアル・マドリー 対 バジャドリー(レアル・マドリー目線) 7-0 ラウルとグティが2発 ラウルとグティは、代表じゃないんだよね。でも本当にこの2人はうまかった。 試合は開始からバジャドリーがペースを握る。 レアル・マドリーというチームは、開始早々猛攻に晒されることが多い。 やはり相手の気合いがものすごいってのが、その理由だけど、それもビッグクラブの宿命。 とりあえずそれを一回耐えないといけないのだ。 だがこの日は、完全に押しこまれた展開の中で、 レアルマドリーは速攻からあっさりゴールを決めてしまった。 これが選手の質というもの。1本1本のパス、トラップが完璧過ぎた。 バジャドリーからしてみれば、頑張り続けて、なかなかゴールできないのに、 こんなあっさり決められてしまうんだから、相当なダメージ。 だが1点差なら、なんとか集中力を保ち続けることが出来る。なおもペースを握るバジャドリーに 今度は、追い討ちをかけるように、ラウルグティの芸術的ワンツーで、これまたあっさりゴール。 正直、この2点で勝負はついてしまった。 7点取ろうが、何の参考にもならないし、だからレアルは強いということも出来ない。 ただ、グティをフリーにしといて、ラインを押し上げるのは、自殺行為にしか見えない。 グティは世界でも五指に入るほどのスルーパサーなんだから…。 マンチェスターU 対 マンチェスターC 1-2 「ミュンヘンの悲劇」を追悼する試合で、ダービーというのはどうなんだろうって思ったが、 内容的には、迫力があって面白かった。 やはりマンUというのは、ルーニーとCロナウド、そしてテベスとギグス。この個人の破壊力によって 敵をぶち破って行くチーム。逆にそれ以外の攻撃面での戦術ってないと思う。 だから、ルーニーとCロナウドのどちらかが抜けるとどうしても迫力を欠いてしまう(でも十分強い)。 そんなところで、今年マンUに対して良いイメージがあるであろうシティがカウンターから強烈な一発(運も良し)。 で、セットプレーからもう一発ぶち込んで、勝負を決めてしまった。 チェルシー 対 リバプール(リバプール目線) 0-0 モウリーニョのときのチェルシーと、だいぶ変わったなぁ~。 いや、面白みってところではかなりあるね。 ただ、ここもやっぱり攻撃はドログバ頼り。ドログバがいないとロングパス1発がないから、 リバプールの鬼プレスの餌食になってしまう。 かといって、リバプールの最大の弱点はラストパサーがいないこと。 バベルにしてもカイトにしても、たいしたセンタリングもあげられず…。 クラウチがヘッドで落として、何度かチャンスを作るに留まってしまった。 Fトーレスがいれば。ただ、クラウチは絶対使い続けるべきだ。この試合でも1人だけ危険を感じた。 バベルは、あともう少しなんだけどね。 ジェラードも、パスばかり狙わないでシュート打っちゃえば良いのにと、何度か思った。 で、ペナント投入はカイトと交代にしてほしかった。右サイドは何も出来てなかったので。 バベルの可能性が見え始めてただけに残念。もっとも、バベルはあれが限界だったかもしれないが。 バレンシア 対 ベティス(バレンシア目線) 3-1 ビジャ完全復活 ベティスとは相当相性がいいので、負ける気はしなかった。 だが、クーマンのやってるサッカーは、正直今やることかって感じ。 本当は、もっと前にこの状態でやるべきだった。 今のバレンシアは、キケ時代のサッカーを多少改良してるだけに見える。 本来こういうサッカーで結果を残しつつクーマン色を出すんだろうけど クーマンはいきなり色を出そうとし過ぎた気がする。結果もたつき過ぎたかなと。 といいつつ、ビジャが怪我のあの段階でバレンシアが勝てたかどうかは謎だけど。 ビジャというのは、ポゼッションサッカーのワントップには向かないかも。 やっぱり彼は、裏に抜ける動きが得意で、 しかも何本もハイボールを送れば1本くらいものにしてしまう選手。 ボールの落下地点をずらして入り、DFとボールの間に体を入れて、 強引なキープというのはビジャの得意プレーだ。 そんな感じで何度か良い形を作ってた。 となると、このロングボール作戦とサイド攻撃作戦。カヌテがいるときのセビージャのまんま 大事なのは、中と外のバランスなんだと思う。 そういうサッカーをやったら面白いかなと思った。 問題なのは守備面。簡単に抜かれ過ぎ。 もう少し連動したディフェンスをしてほしいし、このままじゃヤバいぞ。 あとキープが出来なすぎる。だから変なところで奪われて攻められるんだ。 特にマルチェナ、カネイラ、モレッティはもう少しポジションを考えてほしい。 で、バネガが途中から出て来たが、バネガ、シルバのキープ力は魅力だった。 そこにマタ、ビジャ、ホアキンが連動したら、攻撃はある程度計算できるかも。 セビージャ 対 バルセロナ 1-1 ライカールトさんは、もう少し選手を機能させてほしい。 あきらかに前線の戦力があまり過ぎてるし、その辺、やっぱり整理すべきかなと。 どんな監督でも、あのメンツをうまく起用するのは不可能だと思うし。 個人的には、イニエスタとエトー(アンリ)とメッシの3トップ シャビとデコ(グジョンセン)とマルケス(トゥーレ)の中盤って感じで、 アタッカーとサポートもできる選手のバランスをうまくとってほしい。 セビージャは前半のサッカーはとても魅力的だった。 あのアタックは、CLでは絶対通用する。ホームが2戦目であれば勝ち進めると思う。
posted by KASHIMA |16:35 |
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2008年01月29日
レアル・マドリー対ビジャレアル 真っ向勝負
ほかのスポーツネタをちょっとしていいですか。 最近、最も腹立たしかったのは「中東の笛」と、それを巡る最近の日本と韓国対アジアのハンドボール連盟の対立。中東はスポーツをやる資格がないなと思った。間違ったことがまかり通らないように、戦い続けてほしい。何より選手がかわいそうなので。 それとマラソン。福士加代子について、僕はあの姿を見ても、特に何も感じなかった。練習期間や最長で30キロしか走ってないという情報を聞くと、仕方ない結果だとと思うし、本人もある程度覚悟してたと思うので、あれに心打たれることは正直ない。僕はあれが美談として語られる、もしくは感動するっていうのはちょっと納得いかない。まぁ人それぞれだから良いとは思うけど、もっと練習積んで、オリンピックに出る夢を抱いて参加してた人もいたでしょうし、そういう人こそ注目されるべきでしょ。ただ、それでも走りきった福士の根性はすげえなと思いました。 ここからサッカーネタをちょっと。 ミランのパト。う~ん。正直、すごいです。この才能は。はやいし巧いし。これで遠慮がなくなって余裕が生まれたら、とんでもないことになりそう。 セルティックの中村俊輔。ひさびさにセルティックの試合を見たが、DHが試合を作れてなかったかな。相手のほうがよっぽど良いサッカーをしていた。ただ、その中で違いを作る選手になってたのはすごい。右サイドでボールを受けると、完全に相手を手玉に取り、正確なクロス。俊輔は右サイドが似合ってるなぁ。 全然関係ないネタから入りましたが、メインは、レアル・マドリー対ビジャレアルの雑感です。 結果は3-2でレアルの勝利。一時はビジャレアルもセットプレーから追いついたが、一瞬の隙をつかれてスナイデルがゴール。 再び引き離して勝負ありだった。 この試合を見てて、つくづくレアル・マドリーは強いなと思ったが、 ビジャレアルも、そのレアルにほとんど真っ向勝負してるんだからすごい。 普通、トップを走るチームには、警戒して相手のサッカーをやらせないようにするのだが ビジャレアルはそんなこと一切してなかった。 グティをフリーにさせたらレアルはポゼッションサッカー出来ちゃうのは当然わかってると思うんだけど、グティをいらつかせようともしてなかった。 それにしても、グティがいるとボールがよく回る。 スナイデル、バチスタ、ディアラの構成だと、ポゼッションもままならないで前線の決定力だけで勝つ感じだが、グティとガゴがいると、中盤を作れる。 相手にピレスがいなかったことで、戦力バランスが相当崩れてたってのはあるけど。 内容に関しては、レアル・マドリーの完勝と言えるんじゃないかな。 ビジャレアルは攻撃で圧倒して勝とうってチームで、守備はそこまでレベルが高くないように見えた。要するに攻撃は互角だったら守備が悪いほうが負けるっていう、そういう簡単な計算が成り立つ試合だった気がする。もちろんレアルにとって、2度も追いつかれたのだから、それなりに苦しい試合だったが、たえず優位な立場にいたし、少なくても負けることはなかった。そういったところで完勝かなと。 この試合、特に見てて面白かったのが、レアル・マドリーの前線の3人の動き。 誰かがスペースを作って、そこを誰かが使う。その流れが非情にスムーズで素晴らしかった。 1点目なんかは、ラウルの見事なスペースメイクだったな~。 ラウルの動きは見てるだけで面白い。カウンターとか縦にスルーパスを受けるとき、意図的にオフサイドのポジションにいくんだよね。これは僕はあまりほかの選手で見ないんだけど素晴らしいなと思う。 相手がボールを見ると、当然ラウルは完全な死角になる。オフサイドだから放っておこうって思うだろうが、どういう動き直しをしてるかわからないから気になる。気になると、ラウルの左右のスペースを使う選手への意識が薄くなる。 ラウルはよくこの動きで相手DFを混乱させてる。 1点目以外も、ホントに素晴らしいゴールが多かった。 カンナバーロを外したロッシのゴールは完璧だったし、 ドカウンターでの、グティからセルヒオラモスへのパスは、美し過ぎて鳥肌が立った。 3点目は、トーレスがフリースローのボールをロビーニョからもらおうとしたら いきなりロビーニョが出しちゃったところで、ビジャレアル的にはええっ!って感じだったのかな? 気になる。 そんな感じで、レアル・マドリーが全然負けない。負けないどころか引き分けない。 でもなんか強いか弱いか、よくわからないチームなのよね。
posted by KASHIMA |16:12 |
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2008年01月21日
ビジャレアル 対 バレンシア
3-0(ピレス 前半6分/カプデビラ 後半18分/カフヴェジ 後半25分) バレンシアからしたら、こういう流れのとき、何よりも大事なのは勝利だ。アトレティコ戦で手応えをつかんだ次の試合、ここでやりやすい相手と当たれば良かったのだが、開幕戦、ホームで完敗したビジャレアルとぶつかる当たり、きっと今年はダメなシーズンなんだろうなと…。2年かけてCLに行くしかないかな…。 アトレティコ戦で問題だったのは、中盤でパスミスが多いことだった。速いペースでボール回しをしたらミスは当然増える。だけど今のバレンシアは、そのスピードを制御できないって感じなのだ。幸い、アトレティコの中盤もそれにつき合ってくれて、自分たちの流れにできたんだけど、今日は相手が悪かった。中盤の構成では一枚上手なビジャレアル。バレンシアのミスからボールを奪えば、あっさりシュートまで持っていく見事なボール回しでバレンシアを翻弄。次第にバレンシアは混乱していった。 それにしても今日のバレンシアのサッカーは酷い。相変わらず中盤でボールを失うことが多すぎる。シルバ、バラハがつまらないミスを繰り返す。それはダイレクトが出来ないからと言えるだろう。トラップするとすぐに2人に囲まれてしまう。中盤でバラハやシルバが完全にねらわれていた。そのときにしっかり、SBとDHがダイレクトで受けれる位置にいないといけないんだけど、そのポジショニングが出来てないし、ビジャがワントップで中央に固定すると、本気で何も出来ない。両ウイングとの距離が空きすぎて、ビジャがあっさり取られておしまいという。途中、ダイレクトでビジャが何度もパスミスをしていたが、あれは、ホアキンとビセンテにもっと中央に来てくれと言うサインだったと思う。 そんなこんなで何一つ機能してなかった攻撃陣。当然ミスが増えれば守備も後手後手に回り、ピンチの連続。正直、いつ2点目が入ってもおかしくない状況だった。。 バレンシアは結局、名前だけで本当に実力のある選手がいないというのが実際のところなんだろう。そういう力のなさを認めてカウンターサッカーをすればいいのか。。それで本当に良いのか? スペインのCL常連チームとして恥ずかしくないのかと僕は思う。堅守速攻? それはいつのバレンシアのサッカーか。ビジャがいたから成立したカウンターサッカーは、あれはイタリアのサッカーだ。メンディエタやキリゴンがいた頃は、ポゼッションではないが、しっかりボールを回してサイドから攻めていた。それはやっぱりバラハの力があったからだろう。的確なミドルパスは本当に素晴らしかった。でも、今、レベルが信じられないほど落ちてる。たとえばビジャレアルの中盤の選手は日本ではそんな知られたないけど、あきらかにバレンシアの選手より巧い。カニとかセナとか、ブルーノとかピレスとか。全盛期のアルベルダとバラハのコンビなら、それに対抗できただろう。でも、残念ながら、世代交代に目をつぶって来たツケと言うべきか、全然ボールを持てる選手がいなくなってる。今、バラハを見てて思うのだが、ボールを受ける前、パスコースを一つも持ってないことが多い。一度トラップしてから周りを見る。これじゃはっきり言って遅すぎる。後半バネガが入って、あっさりボールがサイドに渡るようになったが、その1秒の差がすべてを変えると僕は思ってる。ということで、本当に残念だが、もうバラハの時代は終わったのかもしれない。どこまで出来るか未知数だが、バネガ、マドゥーロに期待するしかなさそうだ。 さて、こういう結果になってしまった以上、切り替えるしかない。またゼロからやり直しだ。4位以内と言う淡い期待も抱けなくなって来た。 3トップにまったく対応できてないビジャを意地でも使い続けるのか。それとも徐々にビジャを慣れさせるのか。個人的には、ホアキンとビジャのツートップ。ビジャの左ウイング/モリエンテスorジギッチのワントップなんていうのが一番いいかなと思っている。あと、全体的に攻め急ぎ過ぎ。ボールが回せないときは後ろでボールをつなぎましょう。急いで前へ行っても、ミスして奪われるのがオチ。自分たちのスピードを理解しましょう。
posted by KASHIMA |02:59 |
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2008年01月14日
アトレティコ・マドリー 対 バレンシア
バレンシアのチームの内部の事情については、この際どうでもいい。 大事なことは、チームがどんなパフォーマンスを見せてくれるかだ。その意味では、前節のレバンテ戦にかなり手応えは感じていた。レバンテは給料問題どうこうあるらしいが、試合を見た感じ影響を感じなかった。それどころか良くなってた。その相手に圧倒できてたし、選手が何よりも戦っていた。混乱なんてイメージはまったくなかった。もし混乱してると思った方がいるのなら、先入観でサッカーを見てるのだろう。内部のことは、結局内部の人間しかわからない。外部の人間が、ああだこうだいうことを信じてピッチで起こってることをしっかり見れないと、チームの状況を正確に把握することは出来ない。だから僕は基本的には、そういう記事は信じていない。 アトレティコ・マドリー 対 バレンシア (1-0 アグエロ) 今季、初めて心の底から悔しいと思った。今まで負けても悔しいと思えなかった。そのくらいチームのパフォーマンスが最低だった。サッカーを出来てなかった。だが、この試合、今季バレンシアが、初めてサッカーらしいサッカーをしたと思っている。見ている時、このレベルの試合を日本人ができるかということを考えてしまったのだが、多分無理だろう。そのくらいハイレベルだった。特に考えるスピードが尋常じゃない。1秒の余裕もない。その中で選手は動き続け、次の選択をしなくてはいけない。プレミアのビッグ4の直接対決を見ている感じだった。 前半、フォワードに入ったホアキンが、その能力の高さを存分に見せつければ、アトレティコもアグエロとフォルランの脅威のツートップを軸に攻める。特にアグエロは、メッシ以上の存在なんじゃないかと思うほどキレていた。フォルランの一瞬で状況を変える飛び出しも怖い。お互いギリギリのところで相手の攻めを食い止める状況が続く。緊迫した攻め合い。そのスリリングさにサッカーの醍醐味を味わえた(5時からだったが、まったく眠くならなかった )。 そんな中、それまで好プレーを続けてたヒルデブラントが痛恨のミス! ふわっとしたセンタリングをキャッチに行って落としてしまい、それをアグエロに決められて失点。最後まで悔やまれるミスだった。なぜパンチングにいかなかったのか。だが、ヒルデブラントはこのミス以外は完璧。リーガのスピードに慣れてきた印象だ。 ホアキンは、クーマンになってから本当によみがえった。クーマン監督とキケ監督の違いは、選手の能力がありきで戦術を考えるか、自分の戦術に選手を当てはめるかの違いだろう。どちらが正しいというわけではないのだが、僕は今のやり方を望んでいた。キケも、もう少し選手の質を見極める能力と戦術的幅広さ、人心掌握術があれば成功したかもしれない。彼の求める究極はカペッロだと思うので、経験を積めば偉大な監督になるかも。 クーマンの選手を見る目があるかどうかを判断するのに象徴的なプレーヤーは右SBに入っているアリスメンディだろう。フォワードからディフェンダーへのコンバートは、このレベル、この時期ではあり得ないんだが、やっちゃうところがすごい。しかも今のところ大成功している。僕も今季のミゲルをまったく信用してないのでアリスメンディが右SBが楽しみだ。この試合でも、DFでただ一人、試合を落ち着かせるテクニックを持った選手だった。困ったときにアリスメンディに渡せば、ある程度キープしてくれる。彼は精神的なプレッシャーに弱い(ゴールを求められたり、期待されたり)選手だが、抜群のテクニックと戦術眼を持っている。相手のプレッシャーにはとことん強い。そんな彼の能力をフルにいかせるポジションは、案外SBなのかもしれない。Sラモスを脅かす存在になるかも。 前半、五分の戦いだったと思うが、後半は完全にバレンシアのペースだった。開始早々にアトレティコのビッグチャンスがあったが、それ以外はバレンシアがゲームを支配。本来あるべき姿はこれなんだと感動した。後半から投入されたジギッチとバネガ。特にバネガは、リーガ初出場とは思えないほどレベルの高いプレーを披露。キープができないところもあったが、視野の広さ、テクニックの高さは一級品だ。バラハ一人でのゲームメイクに限界を感じたので、その意味では彼が後ろでさばくことが出来れば、中盤は相当楽になるはずだ。個人的にマスチェラーノとガゴを初めて見たときよりもインパクトがあったし、現時点ですでにガゴよりもレベルが高いかもしれない。しかし、セットプレーや決定機があったが決められないのが今のバレンシア。やってることは間違ってない。彼らがそれを確信するために必要なのは、ゴールと勝利だ。この試合、残念ながらゴールできなかった。まだ試練が必要なようだ。だが、この試練を乗り越えたとき、バレンシアは間違いなくレベルアップするだろう。 バレンシア 前半 ホアキン シルバ マタ モントーロ バラハ マルチェナ モレッティ アリスメンディ エルゲラ アルビオル ヒルデブラント バレンシア 後半(ビセンテ投入後) ジギッチ ビセンテ ホアキン シルバ バネガ マルチェナ モレッティ アリスメンディ エルゲラ アルビオル ヒルデブラント
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2007年12月25日
サラゴサ 対 バレンシア
さて、1ヶ月半勝ってないチーム同士の戦い。 いわば泥沼同士の戦い。これで勝利したら、何か変わるかもしれない。 両チームとも、そんな目論見があっただろう。 試合は激しくスタートする。 バレンシアは、3トップ。アリスメンディを中央に、マタ、ホアキンのサイド。 中盤はシルバとモントーロとバラハ。 4バックは、マルチェナ、カネイラ、ミゲル、モレッティ。 GKはモラ 結論から言うと、面白いかなという感じ。 後半は特に機能してたと思う。 ただ、失点の仕方が悪過ぎ。 このチーム状況で、あんな失点をされたらたまったもんじゃない。 あきらかなオリベイラの誘いにあっさり乗って、PK献上。 しかもそのあと、クロスに目測を誤ってオウンゴール。 散々だったGKモラ。何でヒルデブラントじゃないんだろ。 前半2失点からのスタート。 せっかくチームが何とか4-3-3を機能させようとしてるのに なんだかなぁという感じ。 後半、ジキッチとエルゲラ投入。マタ、ミゲルアウト。 しかも後半6分 カネイラに代わってロンバン。 もうクーマンはこの試合捨ててるのが見え見え。 だからいろいろ試しちゃおうって魂胆。 ここで踏ん張れるやつしかいらないって言う強い意志を感じた。 途中、何でそんな焦ってボールを回すの? 落ち着けないの? と思ったけど、全員が混乱してる中で、何となくチームの狙いが定まってくる。 困ったらジキッチに当てる。ジキッチの落としたボールに反応する。 余裕があるときはサイドを狙う。 で、やっぱり調子が悪いのはサラゴサも同じで ジキッチのヘッドで1点返されてから、勝ちきれない呪縛が蘇り 良いようにやられてしまう。 これは追いつけるなとちょっと思ってたら、 シルバのスーパーゴールで本当に追いついて、 更に逆転もあるなと思ったんだけど、決定機を2度くらい外してしまった。 残念。 終盤のシルバとホアキンのコンビ。アリスメンディの左サイド。 なかなか面白かったと思う。 僕はこのメンバーでも十分4位以内、行けると思ってる。 この休暇期間にチームが立ち直ることを祈らずにはいられない。 バレンシアは変わるべき。今は後ろを振り返るわけにはいかないのだから。 最後に、アジャラはバレンシアの心配をするよりサラゴサの心配をしたほうが良い。サラゴサも相当ヤバい状態にあると思う。
posted by KASHIMA |18:17 |
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2007年12月25日
バルセロナ対レアル・マドリー フエラで完勝!
バルセロナvsレアル・マドリー 0-1 前半36分 バチスタ カンプノウで、ここ数年、悪い試合はしてなかったレアル・マドリーが、ついに勝利した。 ついにここまで来た! バルサに追いついた。そんな感じがした勝利だった。 しかも、組織で、エトーとロナウジーニョを止めることが出来た。 これまでCBにだけ負担がかかってたレアル・マドリーの守備だが、今シーズンは全然違う。 守備に関しては評価してもいいだろう。 前線から3人がプレスをかけて、後ろの選手がある程度予測してパスをカットする。 ペペもカンナバーロも、本来、そういうプレーが得意であるし、 昨年あれだけイエローをくらいまくってたカンナバーロが、今シーズンほとんどカードをもらってないことが、その証明だ。 それにエトーとの1対1も見応えがあって、これぞサッカーって感じ。 とにかく面白い試合だった。 バルセロナについて。 バルサファンは、ロナウジーニョを戦犯にしたいのかもしれない。たしかに有名人なんで、いろいろ問題はある。ただ、彼も使い方次第だなとも思うのだ。 やっぱりスペシャルな選手だし、ファンからも選手からも期待されれば、ちゃんと応えることができる選手。というか、これまで応えて来たじゃないか! それをうまくいかないからといって戦犯扱いしてたら、ますます悪くなるだけ。 バルサファンはもう一度彼を信じても良いんじゃないかと思う。 僕はレアル・マドリー側から見て、この試合、ロナウジーニョが一番怖かった。特に前半失点までは良かった。 アビダルがロナウジーニョの後ろに回ったとき、彼をおとりにしてセンタリングをしたり 更に自分でSラモスを2度抜き去ったり。イニエスタ→エトー→ロナウジーニョのシュートなど、かなり得点の匂いがしてた。 だが、その後、ロナウジーニョを活かすはずの援軍が自ら仕事を放棄する。 めっきり上がらなくなったアビダル。こうなったらマドリーディフェンダーはロナウジーニョに集中すれば良い。 間合いをあっさり詰められてドリブルが通じない。見ていてかわいそうになった。 バルサのサイドバックがジオやシウビーニョだったときのバルサは面白かった。 確かに上がった裏は狙われるだろう。ただ、攻撃の圧力で、相手の攻撃をねじ伏せてた。 でも今のバルサは、相手に攻められること前提にして、それを防ごうとしてる。 ロナウジーニョを活かすなら、SBは優秀じゃなくても良い。ロナウジーニョのためにプレーしてくれるSBが必要だ。 それはアビダルではないことが、よくわかった試合だったと思う。 あとは途中交代も微妙だった。 正直、イニエスタがウイングのポジションから中盤に戻ったり、サイドに飛び出したり 頭を使った動きは脅威だった。だけど、ドスサントスが出て来て、これは勝ったなと確信した。 彼レベルの選手なら、簡単に抑えられる。 いくら機能してないからといってデコ、シャビを交代して、攻撃が回ると思ったのか。 デコ・シャビを機能させる交代こそすべきだったんじゃないかな。グジョンセンを入れるとか。 ボージャンだけは、雰囲気を持っていて、彼についてはどんどん使ったら面白いかなと思う。 レアル・マドリーについて。 一瞬の隙をついた得点。バルサはあのときだけ油断してたと思う。 そこをラウル→バチスタ→ニステル→バチスタと、きれいにダイレクトでつないでゴールしたのは美しかった。 その他、守備の面ではかなり機能してたと思う。それ前述した通り。 エインセを出したのは正解だったと思う。 本気で集中したときの強さは十分感じ取れたけど、正直、バルサの自滅も大きかったと思う。 これで勝ち点差7。なかなか今のレアル・マドリーを止められるチームはないんじゃないかな。 グティがいて、スナイデルが左だったとき、かなり隙だらけだったが、 やっぱりスナイデルは右が本職だし、ロビーニョは左が良いことがわかった。 なによりバチスタが出て来たのは相当でかいと思う。グティは個人的には大好きな選手だが 僕はピボーテではなく、もっと前の選手。途中交代でも力を発揮できると思うので、期待してる。 あと、やっぱりマルセロが左のときは、狙い目かな。かなり良くなって来てるけど、弱点であることはかわらないと思う。
posted by KASHIMA |13:08 |
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2007年12月19日
衝撃のバレンシア
多くの問題を先送りにし続けたツケを払うはめになったと理解してる。 無能な会長の下で働いて来た選手たちはかわいそうだなという思いは強いし やっぱりここ数年、成績が安定しないのは、会長の方針にブレがあるからだと思っている。 毎年やることが変わっていたら世代交代なんて出来ないし、知らないうちに選手も保守的になり、監督の言うことに素直に従えなくなる。 ということで、バレンシアに起こったことを説明すると、 クーマンがアルベルダとカニサレスに今シーズンの残りの試合で起用しないこと、移籍先を探すよう伝えたそうなのだ。その後、アングロにも通告。 クーマン監督の革新とも言われてるこのニュース。 もちろん、クーマンに対する批判もあるだろう。 「こんな非情なことができるなんて!」と言う人が多いかもしれない。 ただ、考えても見ると、このクラブ、バラハとアルベルダが良い意味でも悪い意味でも中心だった。 そこに、どんどんチームがスペイン化されてしまい、ますます閉鎖的なクラブになっていったというか。個人的にはスペイン人が多いのは嬉しいけど、今考えてみると、あまり健全ではなかったのかなぁとも思う。 そもそもスペイン人が多いのに、なぜ守備的なサッカーをしてたのかというのも疑問。 さらに、これまで新加入した選手がことごとく馴染めないで去って行ったのも問題があると思う。 ファンに問題があったのか、選手間に問題があったのかわからないが イタリア人は、あからさまに差別されていたでしょう。 そして、アジャラとアイマールの移籍。 個人的に、アジャラとアイマールの“能力”がなくなったことは、そこまで大きなことではないと思っている。 ただ、“今考えてみると”、2人がいたことは、このバレンシアというチームを、まだ普通のチームにさせていたのかなと思う。彼らがいなくなって、スペイン人だらけになって、その悪い面が一気に出てしまったような…、均衡が崩れたような。 もちろん、普通に考えたら自国の選手が多いことは素晴らしいことだし、日本だって外国人枠3人でやってるし、うまくいかないほうがおかしいんだけど、やっぱり国際試合が増えるともろさが出るのか。その当たりわからないんだけど、あきらかにマイナスになってた。例えば、会長、クラブの方針として、スペイン人中心で外国人は3人とか決めてれば良かったのかもしれない。中途半端に外国人をどんどん連れて来て、馴染めないで去って行く、そういう積み重ねもあってこうなったのかも。 あとは、監督もコロコロ変わり、上にも書いたように選手が保守的になると、チャレンジすることをしなくなる。左サイドが俺の戦場だと、自分の可能性を広げようとしない。守備は苦手と守備をしながら攻撃が出来るようになろうとしない。そういう体質がこのチームに蔓延してたんじゃないかと思う。クーマンがポゼッションを目指そうとしても、俺たちはそういう戦いは出来ないからと、最初から諦めてしまってる。そんなのでは何も出来ない。 すべて推測に過ぎないが、バレンシアというクラブを超客観的に見て来たクーマンがチームの中に入ってみて、そういう、このクラブの異様さに気づいたのかもしれない。まずはそこを何とかする上での犠牲となったのが、チームにすべてを捧げて来たアルベルダ、カニサレス、アングロだったことは、皮肉以外の何ものでもないが、もう出航してしまったのだから、とにかく進むしかない…。ファンとしても応援し続けるしかないだろう。 ただ、その前に、彼らが辞めて、会長が無傷なのは許せない。彼らを辞めさせた責任だけは、取ってほしいのだが。
posted by KASHIMA |13:32 |
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