俺は本当はデブじゃない

世界選手権2016 今さらすぎる観戦記

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やっと書ける!最近忙しくてこんなにも遅くなってしまいましたが、世界選手権の今さら観戦記にしばしお付き合いください。

2015-2016シーズンも終わりを迎えました。素晴らしい演技を我々に届けてくれた選手たちにまずは感謝です。

世界選手権では羽生結弦が銀メダルを獲得しました。おめでとうございますと言いたいですが、本人からしたら物足りないかもしれませんね。

アメリカ開催となった世界選手権。何でしょうね、地元開催ってプラスに影響するとこうもすごいのかと。男女シングルの選手たちはいつもの3割増しくらいで輝いてました。加えてカナダの選手にも声援がすごい。対して欧州勢、特に女子シングルのロシアに対しては、声援がどこか冷ややかにも感じたのは私だけですかね。

スケ連の標準ギリギリの大きさのリンクとのことですが、標準を上げませんかね?結構な選手が壁にぶつかりそうになったり、ぶつかったりしてましたよ。パトリック・チャンの壁ドンも久々に見ましたし。

金メダリストの顔ぶれを見ると、男子シングル、ペア、アイスダンスの3種目は昨年チャンプが連覇するかたちとなりました。力のある選手たちだから可能なのでしょうが、男子シングルは羽生が、ペアは中国のスイ&ハン組が獲ると思っていたので意外でした。

別の見方をすると、男子シングル、女子シングル、ペアの3種目ではFSで逆転での優勝でした。特に男女シングルではSP1位が崩れての逆転で、SP/FSを共にノーミスで揃えることがいかに難しいかを物語っていました。ペアはスイ&ハン組のFSも素晴らしかったのですが、デュハメル&ラドフォード組が生涯一とも言える演技をしたことで逆転。見ごたえありましたね。

■3枠争いの行方

五輪中間シーズンだった今シーズン。枠数は思った以上に重要です。

ここをご覧の方はほとんどがご存知と思いますが、世界選手権の枠数は昨年の世界選手権の結果で決まります。ご存じない方は「世界選手権 フィギュアスケート」で検索してwikipediaを見てもらうのが一番わかりやすくまとめられていますのでそちらを参照あれ。

検索が面倒な方のために簡単にまとめると、1枠の国は、「2位以上なら3枠、10位以上なら2枠」になり、2枠または3枠の国は、「順位の合計が13以下なら3枠、28以下なら2枠、29以上なら1枠」となります。

前者の例で言えば、ソチ五輪の前シーズンで「後世代にチャンスを残すため」という理由からキム・ヨナが世界選手権に出場し、1位を取ったことで韓国にソチ五輪の出場枠3を勝ち取ったのは有名な話ですが、そんなケースは極稀。1TOPの国はハビエル・フェルナンデスのいるスペインなどがそうですが、枠数はあっても世界選手権に出場権を得るための技術点を満たせる選手が少ないのです(スペインは、昨年フェルナンデスが1位なので3枠あったが、実際に出場できたのはフェルナンデス含め2人)。ソチ五輪前年の韓国女子はその点で唯一と言っても良い状況でしたが、強豪国のほとんどは後者の「2枠または3枠から3枠を狙う」という状況です。

2枠から3枠を狙うというのは意外にシビアです。ひとりの選手がとにかく強くても、もうひとりが足を引っ張ったりすると3枠は途端に難しくなります。それなら、元から3枠あればひとり崩れてもまだ2人いるわけで、余裕が生まれますよね。強者が複数いる強豪国は、3枠を維持するのが非常に重要です。

そんな3枠を獲得する可能性のある国が、男子シングルには5カ国ありました。枠数の変化とともに見ていきましょう。

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フィギュアスケート
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片手を上げてのジャンプは美しくない、と私も思います

こんにちは。お邪魔します。

宮原選手や羽生選手は、コンビネーションのセカンドやサードに一回だけ、両手を上げてジャンプしていますが、あれは美しいですね。
両手だと輪を作るので軸が安定した印象ですし、手がぶれないですしね。
片手だとジャンプで回りながら手がグラグラ揺れて、不安定で美しくなく(むしろ無様)に見えます。
なんというか、走行中のトラックの荷台の荷物がビニールひもで固定されていて、その余りの部分の長めのひもが、風に はためいている印象です。
メドベデワ選手は、片手上げを多用していますが、「また!?」「そんなに美しいものでもないのに、それを多用すると、難しいことをしてるということで点があがるんだなあ。お疲れ様でした」と思ってしまいます。
もしかして、コミカルな曲を演じるとき、たとえば『あっかんべ~』をしながらジャンプすると、得点があがるんでしょうか?『あっかんべ~』をしながらジャンプするって、難しそうですもんね。

娘が「宮原選手の演技はものすごく美しいよ」と言うので、じっくりと見ましたが、とくに四大陸のFPの演技など、何度もリピートしてみるほどになってしまいました。
目線や手の動き、フリーレッグなど、美しいですね。
最初ジャンプが低いと思いましたが、気にならなくなりました。
低いジャンプというのは、その分高速回転をする必要があり、それも難しいことなのでは、と。

以前、キムヨナさんは幅のあるジャンプ、浅田選手は幅はないが上につきぬけるような軸の細いジャンプ。最近の風潮というか流行なのか、キムヨナさんに軍配が上がったようですが、私は浅田選手のジャンプの跳び方のほうが難しいのでは、と思ったりしました。
滞空時間を延ばして、回転数をかせごうとすれば、幅のあるジャンプをとぶしかないわけですが、滞空時間は延ばさず回転数をかせごうとすれば高速回転することになり、それはそれで難しいワザなのではないかと思うのです。
遠くへ跳ぶのが好きな人は、走り幅跳びをやるでしょうし!(^^)!

宮原選手のPCSはもう少し高くてもいい、と私も思います。繊細な表現をしますしね。
宮原選手って、頭もよさそうですし(理系っぽい)、謙譲の美徳をそなえているように思います。
努力家と聞きましたが、努力ができる、ということ自体、ひとつの大きな大切な才能ですよね。
来季も、けがに気をつけて頑張ってほしい、と、娘と応援しています。

世界選手権2016 今さらすぎる観戦記

「3枠争いの行方」、わかりやすくまとめてくださってありがとうございます。
五輪出場枠を取りにいくための、2枠より3枠!ですよね~。
男子は日本が3枠取れて一安心、カナダは選手交代の戦略が当たらず残念でした。

出場枠獲得の順位ポイントですが、ウィキペディアはこちらです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%88%E9%81%B8%E6%89%8B%E6%A8%A9#.E5.87.BA.E5.A0.B4.E6.9E.A0

15位までは順位そのまま、フリー進出して16位以下は16、フリーに進めなかったら18ですね。
ロシア男子は、4(4位)+16(18位)=20 となります。
フリーに進めた選手が1人/組・・・10位以内で2枠
フリーに進めた選手が2人/組以上・・・1人/組でも12位以内に入れば2枠
という計算になるでしょうか。

3枠あったけど2人しか出場できなかったスペイン男子ですが、来年は“あえて”フェルナンデス選手1人だけ出場もあるかもしれませんよ。
ソチ五輪出場の最低技術点は、ヨーロッパ/四大陸選手権と同じでした。これは世界選手権出場の最低技術点よりも低い水準です。
平昌五輪も同様だとすると、スペイン男子もオリンピックなら3人以上クリアする可能性が高くなります。
世界選手権に2人出場しても、合計で13ポイント以内が難しいなら、ダメ元でフェルナンデスが2位以内に入る方に賭けてもいいかも? 3位以下でも10位以内なら2枠取れるし?!
個人的には、1枠に減ってしまった韓国&フランス女子が来年巻き返せるか、気になってます。

世界選手権2016 今さらすぎる観戦記

宮原選手の得点が高すぎるとの事ですが自分は妥当かむしろ高過ぎな気がします
特にPCS、あげ過ぎなのは宮原選手だけではないですが・・・
宮原選手はまず低すぎるジャンプあれに+は本来つけられないでしょう
あとジャンプ前のチート、氷上で半回転してますね。
現状ルールでは離氷については特に言及されていませんし認定ももらえているのでそれはそれでいいのですが、世界選手権のように各国の思惑が反映しやすい大会(今回はアメリカを台乗りさせたい、ロシア優遇の流れ)だと都合のいい調整材料となります。最近では各国のスケートファンからも開設からもその半回転が指摘されるようになってきているので、修正していかないと今後厳しいかもしれないです
あとリンク使いが良くないです隅々まで使えてませんし演技も中央寄りです
SSも特にいい選手ではないですのでこれ以上どこを評価して+していいのかわかりません
メドベデワ選手のタノって美しくない、ジャンプも流れないですがコストナーに次ぐ今ジャッジが勝たせたい選手白人枠の選手なんでしょうね。
ワグナー選手に関してはご祝儀ですね

「世界選手権2016 今さらすぎる観戦記」へのコメント

いつも楽しく読ませていただいてます。今回の世界選手権も本当に濃い大会でしたね。個人的には宇野のFSが本当に心に残っていて、あれほど悔しがる演技だったかと思うほど、気持ちのこもった素晴らしいものでした。仰せの通り正しく日本のトップ2。来期も楽しみです。
女子も第三グループから目が離せない展開で、浅田のある種の新境地には心が動かされました。来期のプログラムはまだわかりませんが、完璧な蝶々夫人も見たいし、新しい真央ちゃんも見たいです。
男子は各国民バランスよく上位陣が組まれて来期も楽しませてくれそうですが、女子は日米露の突出感は否めないですね。でも米は次世代がどうなのかと。ゴールドもベテランの域に達しつつあり、若手の台頭が望まれます。一方の日本は充実しすぎです。平昌は今回の世界選手権のメンバーで望ませてあげたい。宮原も本郷も現時点で五輪経験なしということですら違和感を感じるくらいです。
平昌後のルール改定でGEOの拡大が見込まれますが、男子には合ったルールかと思います。もう一歩進んで4回転の制限、例えばFSでは3回までといった制限を求めたいです。技術力の向上は楽しませてくれますが、反面、衝撃により怪我故障、延いては選手生命の短縮が懸念されます。適度な技術とあとは演技力で魅せて欲しいのかと。PCSの改善、向上に期待したいです。
女子はGEOの拡大だと技術の向上に歯止めがかかりそうです。仰せの通り3Aに挑んでいるのは今大会で浅田のみ。多少たりとは3Aや4回転への挑戦の声が聞こえますが、メドベージェフの世界最高得点にならい、加点を重視する演技が増えそうで、もう少し技の種類を求めたくなります。女子の4回転はハードルが高すぎるのでしょうか。
何はともあれ一人でも多くの人が見ていて心動かされる演技が評価されるルール作りに期待をしています。

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ソルトレイク五輪からのフィギュアスケート好きオッサンです。
TV観戦しかしませんが、お付き合いいただければ。
コメントには「ぐら」という名前でお返事させていただきます。
記事では敬称略にて失礼します。
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(07月27日現在)

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