俺は本当はデブじゃない

四大陸選手権2016 今さら観戦記~蛹~

このエントリーをはてなブックマークに追加

最近は忙しくてかなり「今さら」になってしまいましたが、四大陸選手権の観戦記です。

宮原知子がPB更新で金!本郷理華も銅!おめでとうございます。特に宮原は本当に頂点の選手しかいけない領域に足を踏み入れました。それでいてピークを感じさせないところがすごいです。今後も期待大です。

さて、今回の記事では少し視点を変えて特別気になったところを短くまとめたいと思います。

■強化が進む韓国

今大会、最も私の気を引いたのは韓国でした。

韓国と言えばキム・ヨナですが、キム・ヨナ以外に目立った選手がいなかったことも事実です。

キム・ヨナがいなくなった韓国フィギュア界を引っ張ってきたのはパク・ソヨンでした。もう「キム・ヨナ姉さんが大好きなんです!」ってのが見ててわかる演技で、特にジャンプなどは参考にしたんだろうなぁと。どことなくってレベルではなく、ほとんどコピーかってくらい似ていると私は思っています。そのせいってわけではありませんが、じわじわと評価が上がっている選手でもあります。今大会は4位に食い込んできましたが、まぁ4位以下はミスも重なった選手が多くて団子状態。パクもミスが重なりましたので、まだ本当の実力は見切れていません。

そんな韓国フィギュア界。今大会で、段々と層が厚くなってきたんだなと感じました。

最初にそれを感じたのはキム・ナヒョンの演技を見た時です。いつかの記事でも私はジャンパーが好きだと言いましたが、FSの最初のジャンプ2本が3Lo+3Loと3Lz+3Tという、日本のジュニア選手の白岩に勝るとも劣らないジャンプをこなしてきました。しかもセカンド3Loに回転不足をとられていない!!

そして若干16歳のチェ・ダビンは、韓国女子選手で最も高いFSの得点を獲得しました。これがまたしっかりルッツとフリップを跳び分ける選手でして、2度跳ぶトリプルジャンプはルッツとトゥループではありますが、ジャンプでは韓国選手の中で一番でしょう。

そして韓国選手に総じて言えるのは、演技することに長けている点でしょう。これは韓国の国民性ともいえるかもしれませんが、控えめであることが美徳でもある日本人の国民性からすると、これは大きなアドバンテージとなり得ます。今は低くおさまっているPCSが、いつ暴騰するかわかりません。「これぞ東洋の美しさ!」なんて欧米がいつ言い出すことか…。そんな脅威を、演技力だけで見せつけてきます。実際見せ方はうまい。

そして、四大陸選手権における韓国女子の地位も、国レベルで見ると、日本、アメリカ、カナダに次ぐ位置に上がってきているように見えます。って考えると、意外にキム・ヨナだけじゃない。

五輪に向けての強化は国レベルでやっていることでしょう。五輪までの約2年で、この3人のうちの誰か?または韓国国内選手権で優勝した話題のあの選手が?誰かがGPシリーズでメダルを獲得する日も近いかもしれません。楽しみです。

そんな女子に対してまだまだ発展途上な男子は、キスクラで面白い画を見せてくれました。

韓国の男子シングル期待の星であるキム・ジンソは、なんと帯同したコーチが無良崇人のお父さんの無良隆志コーチでした。よくよく調べてみたら、ホームは韓国で、たまに日本に来て練習していることもあって、その時に無良コーチに師事しているそうです。

キム、面白い選手ですよね。ジャンプは織田信成を思い出させる、深く沈む着氷をします。織田は猫脚着氷なんて言われてましたが、織田に比べるとキムは少し着氷が踏ん張るように見えますね。そしてFSで入れていた4Tは、着氷こそ乱れたものの、エントランスが無良崇人そのもの。良いものは取り入れようという意志が見て取れます。しかも小粋な振り付けするなーと思ってたら、今年のプロはSPもFSも宮本賢二氏!今はまだ未熟でも、成長を期待せずにはいられません。

4ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
フィギュアスケート
タグ:
村上佳菜子
チェ・ダビン
イ・ジュンヒョン
金博洋
閻涵
李子君
キム・ナヒョン
パク・ソヨン
キム・ジンソ

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

「四大陸選手権2016 今さら観戦記~蛹~」へのコメント

HO汰さん、コメントありがとうございます。

ご指摘いただけて助かります。記憶だけで書くのはよくないですね。

四大陸選手権2016 今さら観戦記~蛹~

四大陸選手権は、なかなか見ごたえがありましたね!
韓国選手の成長ぶりは私も実感しました。やっぱり平昌五輪にむけて、国をあげて強化してますね。
開催国として出場することになると思われる団体戦も意識してか、アイスダンスも3組エントリーしてました。2組は外国人男性と韓国人女性のカップルですが、1組は韓国人同士。オリンピックにはこのカップルが出られそうです。
平昌では団体戦がどのように行われるのか、日程や出場ルールなど、今から気になります。

ところで、ソチ五輪の団体戦について、少し勘違いがあるようですが・・・
・4種目中、2種目は選手を変えなければなりません
 「変えなければならない」というルールはありませんでした。"each Team has the option to replace up to two (2) entries"(2種目まで変えてもよい)です。
http://corporate.olympics.com.au/files/dmfile/ISU_FigureSkating_Sochi2014_Sept2012.pdf (p.8)
 (もし「変えなければならない」だった場合、少なくとも2種目に複数枠を持ってないチームは、フリー進出不可能になってしまいますね。ウクライナは4種目とも1枠、イギリスは3種目1枠+1種目団体のみでした)
 実際にはフリーに進んだ5チームとも、2種目で選手を交代させました。後から行われる個人戦までの疲労を少なくする、多くの選手に一度本番リンクで滑らせて感覚をつかませる、等の目的があったのでしょう。

・日本は、(中略)ペアは単独での出場権がありませんでした
 最終予選ネーベルホルン杯では出場枠を獲得できなかったけど、エストニアのペアが国籍取得が間に合わずに枠を返上したため、日本が繰り上がりで出場枠を得ていました。
 高橋/木原ペアは、個人戦ではSP18位でフリー進出ならず。とはいえ、ちゃんと個人戦の出場実績を残しています。

・中国は団体戦で4位につけました/男女シングルは閻涵と李子君がSPもFSもこなし、カップル競技の選手をそれぞれ変えてきたのです
 中国はSP/SDで7位(20ポイント)、フリー進出ならず。女子SPで滑ったのは李子君ではなく、張可欣(ZHANG Kexin)。ペアは2枠でしたがアイスダンスは1枠、仮にフリー進出できてもアイスダンスでは交代できる選手はいませんでした。

 ソチ五輪結果はこちらで。
 http://www.isuresults.com/results/owg2014/

 国別対抗戦か何かと混同されてるんでしょうか・・・?
 金博洋のブレイクで、中国男子が面白くなってるのは確かです。団体戦のルールも平昌ではまた変わるかもしれないし、各国がどんな作戦でくるか、また注目ですね。

こんな記事も読みたい

ヘンリック・クリストッファーセン種目別優勝 W-CUPクラニスカゴラ【アルペンスキー撮影記】

マルセル・ヒルシャーGS種目別優勝 W-CUPクラニスカゴラ【アルペンスキー撮影記】

アレクシ・パンテュローGS4連勝 W-CUPクラニスカゴラ【アルペンスキー撮影記】

ブロガープロフィール

profile-icontricky_hands

ソルトレイク五輪からのフィギュアスケート好きオッサンです。
TV観戦しかしませんが、お付き合いいただければ。
コメントには「ぐら」という名前でお返事させていただきます。
記事では敬称略にて失礼します。
  • 昨日のページビュー:62
  • 累計のページビュー:1841652

(02月06日現在)

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. 高橋成美&木原龍一組 ペア解消について
  2. 浅田真央は苦手とするルッツとどう向き合っているのか
  3. 全日本選手権2015 今さら観戦記~代表選考への気構え~
  4. 2013-2014シーズンを振り返り、2014-2015シーズンを考えてみる
  5. 世界選手権2016 今さらすぎる観戦記
  6. ソチ五輪 フィギュアスケート女子FS今さら観戦記
  7. ISU communicationsから2015-2016シーズンのルールを確認する
  8. GPファイナル2015 今さら観戦記~新採点方式の成熟~
  9. GPシリーズ2015エリック・ボンパール杯(FS中止) 観戦記~スポーツと平和~
  10. GPシリーズ2016まとめて観戦記 ~日本女子の今~

月別アーカイブ

2016
12
11
05
03
02
2015
12
11
10
06
05
04
03
2014
12
11
10
04
03
02

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年02月06日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss