2009年02月02日

スポーツのミライ。

随分と更新が滞ってしまいました。

先日、解散が報じられたプリンスラビッツとオークスの取材に行ってきました。競技こそ違いますが、日本のスポーツ界にとって大きな衝撃を与えたことは確かだと思います。

経済の影響を受けやすいのが日本のスポーツです。チームの解散も珍しいことではありません。しかし、当事者以外に危機感があるかと言えば答えは「ノー」だと思います。オークスの選手たちにしても、他のアメフトチームが解散したときには、まさかトップクラスの活躍をしている自分たちが同じ憂き目にあうことを本気で心配したことはなかったそうです。プリンスラビッツにしても、皮肉なことに撤退が決まってから、報道陣も観客を大幅に増えたようでした。

ここまで考えるに至って、経済不況や地球温暖化の危機に晒されている現代社会と根本的な問題は同じように思いました。政治の混迷や環境破壊の根本は危機感の欠如と無関心によって招かれたものです。その構図はスポーツにも当てはまるのではないでしょうか。

だからこそプロスポーツを含めて、スポーツ界に携わる人間一人ひとり、選手、スタッフ、マスコミ、ファンの意識や活動が問われるのだと思います。ひとつの道しるべになるのはJリーグが提唱した「地域密着」だと思います。地方では過疎が進み、大都市では郷土愛が薄れ、様々な歪みが表出して久しいニッポン社会。先日、インタビューに同席させて頂いた某サッカークラブの社長が仰った言葉が印象的でした。もともと官僚として活躍されていた同氏は「現代の坂本竜馬」の必要性を感じて、保障された将来を捨て、現在のクラブへ赴いたそうです。

誰もが坂本竜馬だと、それはそれで問題な気もしますが、みんなが危機感を持ち、関心を持ち続けること、特効薬ではありませんが、誰もができることから始める。それだけでもスポーツのミライは変わってくるのではないでしょうか。そしてスポーツが社会を変える触媒になれば、こんなに幸せなことはないと思います。

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※写真はトゥーロンでの一コマ。
撮影:たかすつとむ


posted by tpower |16:31 | 取材雑感 | コメント(1) | トラックバック(0)
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