2007年11月27日

告知「THE AMBIENCE OF SPORTS~スポーツの雰囲気」

30歳を目前に控えた今年、写真家として歩んできた5年間の区切りとして報道写真展を開催します。今回は作品をまとめたフォトブックも同時に制作中です。出展内容はこれまで撮影してきた44種目およそ30万枚の中から厳選した43枚です。
 
2002年の夏はとても暑い夏だったと記憶しています。サッカーW杯の余韻が冷めやらぬ夏。僕がスポーツ写真家として歩み始めた夏でもあります。2003年より本格的に色々なスポーツの撮影を始めました。この5年間で様々な場所を訪れました。様々な人々と出会うことができました。そして多種多様な競技を撮影する機会に恵まれてきました。

サッカー・野球・ラグビー・アメリカンフットボール・バスケットボール・バレーボール・ビーチバレー・ハンドボール・セパタクロー・テニス・卓球・スカッシュ・陸上・マラソン・競泳・飛び込み・シンクロナイズドスイミング・フィンスイミング・体操・新体操・自転車ロードレース・トライアスロン・ライフセービング・ボート・カヌー・モトクロス・ボクシング・柔道・剣道・弓道・ウエイトリフティング・レスリング・ビーチレスリング・プロレス・チアリーディング・アイスホッケー・スピードスケート・ショートトラック・フィギュアスケート・スノーボード・モーグル・スキークロス・ボブスレー・スケルトン。(順不同)

いわゆるメジャーからマイナーまで本当に多くのスポーツを取材させて頂きました。10万人の観衆が集まる巨大なスタジアムもあれば、100人に満たない関係者だけのイベントなど、それぞれ置かれた状況は異なりますが、変らないものがあるのだと思いながらいつも撮影に臨んできました。それはアスリートが魅せる極限のパフォーマンスや喜怒哀楽だけではなく、多くの人々の想いや五感を刺激する様々な要素が交錯して醸しだされる独特の雰囲気です。

新聞、雑誌、テレビ、インターネットなどスポーツ写真を目にしない日はない昨今ですが、今回の写真展&フォトブックでは僕が感じた「スポーツの雰囲気=THE AMBIENCE OF SPORTS」を表現できたと思っています。スポーツ好きの方はもちろん、写真にご興味のある方にも楽しんで頂ければ幸いです。銀座会場には常駐しますので、ご来場の際はお気軽にお声かけ下さいませ。忌憚のないご意見ご感想をお待ちしております。

写真展の詳細は下記の通りです。

■タイトル
高須力報道写真展2003-2007
THE AMBIENCE OF SPORTS~スポーツの雰囲気~

■会場・期間
・キャノンギャラリー銀座:2007年12月20日~26日(入場無料)
東京都中央区銀座3-9-7トラレンス銀座ビルディング1F
10:00~19:00(最終日16:00まで)日、祝休館

・キャノンギャラリー福岡:2008年1月28日~2月8日(入場無料)
福岡県福岡市博多区美野島1-2-1キャノンMJ福岡ビル
9:00~17:30(最終日16:00)土、日、祝休館

■フォトブック
・サイズ:200mm×210mm
・ページ:36頁

※フォトブックは銀座会場でも販売しますが、このブログをご覧頂いた方には1部1,500円にて販売させて頂きます(振り込み手数料はご負担下さい)。ご希望の方は下記のアドレスからお申し込み下さい。

tpower19780320@yahoo.co.jp

その際は件名を「フォトブック購入希望」とし「お名前・ご住所・ご連絡先」を明記の上、ご希望冊数をお知らせ下さい。折り返しこちらから料金の振込先をお伝えします。お振込みを確認しましたら、なるべく早く発送させて頂きますが、出張などと重なりお返事や発送が遅れることも考えられます。ご理解の上ご了承下さい。

最初の発送は12月20日となります。今回は自費出版となりますので、現時点でこれ以外の流通手段はありません。

20071127-00.jpg
※写真は今回のダイレクトメールです。蒲郡競艇場での一コマ。
撮影:たかすつとむ


posted by たかすつとむ |10:39 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年11月17日

ウィーンにてオシムを想う。

今、僕はウィーンの空港にいます。
埼玉スタジアムで浦和レッズの歓喜を見届けた翌日、一睡もできず成田空港へ向かいました。今回の取材目的は大詰めを迎えたユーロ予選です。土俵際に追いやられたイングランド代表をひと目見てみようと思い、親善試合が行われるウィーンに立ち寄ったわけです。

日本を発って36時間ぶりにインターネットに接続すると、目を疑いたくなるようなメッセージが届いていました。先輩カメラマンからのメールには「オシムが脳梗塞で倒れた」と記してありました。あまりの衝撃にあらゆるサイトにアクセスして情報をさらいました。

会場にはジェフのベンチウォーマーを着たカメラマンがいました。拙い英語でオシムが倒れたことを伝えると、カメラマン氏も驚きを隠せない様子でした。彼はオシムがジェフの監督に就任したときにわざわざ日本まで取材に駆けつけた経験があると言っていました。

今夏のアジア杯では報道陣の中にも暑さと水が合わずに体調を崩す方が多く、高齢のオシム監督が心配になったことを思い出します。こうなることはまったく予期していなかった訳ではありませんが、実際にそのときを迎えてしまうとただ動揺することしか出来ない自分を情けなく感じています。

今はただ、ただ一命を取り留め「もう一度サラエボの地を踏んで欲しい」とオシム監督とも縁の深いオーストリアよりお祈り申し上げます。

20071117-00.JPG
※写真はエルンストハッペルシュタディオンでの一コマ。
撮影:たかすつとむ


posted by たかすつとむ |20:08 | コメント(2) | トラックバック(1)
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2007年11月05日

筋書きのないドラマ。

最近、某ボクサー一家が話題になってましたね。
中継していたテレビ局は他局から袋叩きに近い扱いを受けていました。
そんな報道姿勢には辟易させられます。

あるテレビ局では司会者が過剰な演出はよくない、スポーツはかくあるべきというようなことを語っていました。その司会者はこうも言ってました。「歯止めをかける人はいなかったのでしょうか。誰もが本当のことを言えない時代なんですかね」。そのテレビ局では某アイドルグループをキャラクターに据えて、バレーボールを取り扱っています。司会者氏が言ったように「誰も」本当のことを言えない時代なのかも知れませんね。

他のテレビ局にしてもサッカーをはじめ水泳や柔道、格闘技など各局がコンテンツとしてスポーツを取り扱っています。そしてどの大会でもボクサー一家に使われたような過剰な演出がなされています。ボクシングが特に話題になったのは、彼ら役回りがそうさせただけで、本質的にはまったく変わりないと思っています。

もっとも金銭的にも話題性においてもテレビやメディアの介入なくして、スポーツの発展は難しい現状なので一足飛びに否定することは出来ないし、実際に視聴率が取れているのだから安易なメディア批判も危ういと思います。この手の話題はすぐに解決する問題ではありませんが、現場で感じてしまう違和感だけはなんとかして欲しいものです。

スタジアムやアリーナで誰が何をしているのか。
アスリートはタレントはないし、コンサートをやっているわけではない。

昨日のワールドカップバレーで象徴的なシーンがありました。
セルビアに2セット連取されて迎えた第3セット終盤です。
そのセットもセルビア優勢で進んでいたと思います。
会場にいた誰もがストレート負けを意識し始めたとき、
日本チームが粘りを見せ始め、試合の流れが変り始めました。
会場を埋め尽くしたのはMC主導だった応援から「歓声」に変りました。
誰もが「負けるな! 勝ってくれ!!」と腹のそこから声を張り上げた感じ。
すごく良かったです。きっとあの歓声は選手たちにも届いたと思います。

下手な演出には真似の出来ないことです。
スポーツにおける最高の演出はアスリートのパフォーマンスです。
使い古された言葉ですが「筋書きのないドラマ」。スポーツの醍醐味です。

20071105-00.jpg
※写真は東京体育館での一コマ。
撮影:たかすつとむ


posted by たかすつとむ |12:16 | コメント(0) | トラックバック(0)
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