2007年08月19日
今週の水曜日、カシマスタジアムへ行ってきました。
再開して後半戦がスタートしたJリーグ取材でした。アントラーズには小笠原満男選手が復帰していました。念願のセリエA挑戦は大成功と呼べるものではなかったかも知れませんが、復帰した彼のプレーを観ていて思ったことは「決して失敗だったわけではない」ということです。
アントラーズに入団してからの彼は常に表舞台に立っていました。
優れたテクニックと状況判断を兼ね備えた彼は中心選手として活躍していましたが、良く言えばクール、悪く言えば淡白なイメージだったと記憶しています。そんな彼がイタリアでは思うようにプレー出来ず、試合に出ることさえも叶わない毎日を送らなければなりませんでした。一体どんな気持ちだったのか、本当のところは分かりかねますが、試合に飢えていたことだけは確かだと思います。
この日の彼はとにかくストイックでした。
ボールへの執着心や激しいボディコンタクトを厭わない姿勢、そして自身2点目となるPKを決めたあと、ゴール裏のサポーターに向けて雄叫びを上げる姿を観ていて思ったことは、語弊があるかも知れませんが「小笠原らしくないな」ということでした。ピッチに立てることの尊さや喜びを全身で表現していたようにも映りました。
高原選手や中村選手のように所属チームで活躍することで自信を得て一皮剥ける場合もあれば、小笠原選手のように「試合を渇望」することで一皮剥けることもあるのですね。頼もしいキャプテンが帰ってきたアントラーズが「新たな2強時代」になって久しいJリーグに新しい風を吹き込んでくれることに期待しています。
※写真はカシマスタジアムでの一コマ。
撮影:たかすつとむ
posted by たかすつとむ |00:29 |
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2007年08月01日
途切れると更新が遅くなってしまいますね。
アジアカップが終わって3日が経ちました。個人的な話ですが、6月25日に日本を発ってシアトルでマリナーズ対レッドソックスの3連戦を取材して、ビクトリア入り。U20ワールドカップの取材を経て、バンコク、ハノイ、パレンバン、ジャカルタと長い取材になりました。1ヶ月以上、家を空けた経験がないので長かったようで、短かったようにも感じて不思議な感じですね。
さて、個人的にはサウジ戦、韓国戦共に消化不良の試合でした。上手く繋いでポゼッションを高めたと言えば聞こえは良いですが、撮影中にも「ここで横パスかよ」と思うシーンが多々ありました。サウジも韓国もゴール前に人数を多く割いていたので、やむを得ない感もありましたが、選手にはもっと積極的に前に出る意思を示して欲しかったと思います。サウジ戦の途中からミドルシュートを積極的に狙う一面もありましたがそれも3本くらいでしょうか? 「もっと狙えよ!」と思いました。
本来、ゴールを奪うためのポゼッションが、ただパスを回すだけ回した結果のポゼッションに見えました。キリンカップで中村憲剛のミドルがオシム監督にチクリとされたシーンがあったと思いますが、それがいけなかったのでしょうか? かつてワールドカップ本番、02年のベルギー戦の途中から監督の指示を選手自らが放棄したときのように良い意味でオシムを裏切って欲しいと思いました。またそれは監督も望んでいたのではないでしょうか。明らかに疲労の溜まった固定メンバーにオシムが固執したのは、疲労困憊の選手たちが極限状態で、何を見せてくれるのか観察したかったからではないかと思います。つまり、本当に戦えるのは誰なんだ、と。記者会見では選手を分かりやすく擁護するシーンもありましたが、僕らが「今日は良かったなぁ」と思うと厳しく、「ダメだった」と思うと意外に優しいコメントを残していた監督のことですから、それは去らざるを得ない者への手向けだったようにも感じられました。
仮にサウジに勝って決勝まで進んだとしても、イラクには勝てなかったように思います。安易な精神論になってしまいますが、イラクのサッカーは今大会で一番気持ちがこもったものでした。お互いの実力差が圧倒的でない限り、負けられない舞台での精神論は大きな要素になると思います。いくらフラットな状態で日本が有利でもイラクとの差はそこまで大きくなかったと思うので、日本は太刀打ちできなかったと思う次第です。オーストラリア戦で見せてくれた観ているものを「アツく」する気迫を準決勝以降でも見せて欲しかったと思います。またこれからの戦いで魅せてくれることを期待しています。
※写真はゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムでの一コマ。
撮影:たかすつとむ
posted by たかすつとむ |21:21 |
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