2006年06月21日
消化試合だったけれども。
W杯もいよいよグループリーグが終盤に差し掛かってきた。 2節を終えた時点で勝敗の決したグループも多いけれど、決勝トーナメントに向けたかけ引きが面白みを増してきたのではないだろうか。 さて、今日はポーランド対コスタリカという本日一番の消化試合を取材した。 20分ほど歩いてスタジアムまで行ったのだが、街中やサポーターの雰囲気はこれまでにないほど和やかだった。両チームともに敗退が決定している訳だから、当然といえば当然なのだけれども。 ちょっと心温まる瞬間は試合開始直前に起こった。 スタジアムは隣国ポーランドのサポーターと地元ドイツ人が大半を占めて、コスタリカ人は少数派だった。そんな中で試合前の国歌斉唱である。 初めにコスタリカの国歌が流れると、スタジアム全体から拍手が送られたのである。前述したようにほぼポーランドのホームゲームのような試合であるにも関わらずだ。 国際試合の取材歴が浅い僕が知らないだけかも知れないが、 こういったシーンに巡りあったのは初めてである。 某ナショナルチームの試合では、一部の心ない観客から必ずと言っていいほど冷やかし程度のブーイングが起こるのとは、大きな隔たりを感じた。 もちろん、両チームにとって消化試合だったという側面も多分にあるとは思うのだけれども、来て良かったな、と思えたのである。 ポーランドのサポーターについて少々。 これまで2戦2敗と良いところのないポーランドは、今日の試合でも精彩を欠き、先制点を献上してしまう。そんな不甲斐ない代表チームに対して、彼らは頭を抱え、イライラを募らせ、遠慮なくブーイングを飛ばす。もちろん、良いプレーに対しては惜しみない拍手が送られる。何とも羨ましい限りだ。 こういうディテールに歴史を感じる今日この頃である。 ※写真はハノーファーのスタジアムでの一コマ。 写真・たかすつとむ
posted by たかすつとむ |08:04 |
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