2009年10月31日
現地時間31日(土)にフィラデルフィアで行われる今年のワールドシリーズ第3戦。
多くの注目ポイントがありますが、その中のひとつがヤンキースの主砲、アレックス・ロドリゲスの打棒でしょう。
というのも、ニューヨークでの2試合ではA-Rodはなんと連続で4のゼロで3三振。
過去ワールドシリーズで1試合3三振は118人が成し遂げて(?)いますが、内2試合連続はゼロ。
要するにA-Rodはワールドシリーズのワースト記録を作ってしまったのです。
現地のメディアの中には、早くも”K-Rod”などという辛辣な形容も出てきました。
過去、A-Rodはポストシーズンで好結果を残せていないことがなにかと批判の的になっていました。
それが今年に関しては、ディビジョンシリーズ、リーグチャンピオンシップシリーズの計9試合で34打数14安打で打率.412、本塁打は5本で打点も12。
そして数字以上に中身の濃い一発が目立ち、「こりゃ今年のロドリゲスは”ええRod”や(何故か関西弁)」と思っていた矢先だけに・・・
そもそも今年のロドリゲスは2月のステロイド報道から始まり、臀部手術とWBC辞退。復帰後も暫く不調でした。
更には私生活では女優のケイト・ハドゾンとの熱愛報道と恒例(?)のお騒がせぶり。
本職の方では、終盤に復調し結果的にはなんとか30本塁打100打点をマークしレギュラーシーズンを終えました。
そしてこの出入りの激しいポストシーズン。
正にローラーコースターです。
しかし、終わりよければ全てよし。
果たして今年のロドリゲスは“ええRod”?それとも“K-Rod”?
posted by toyorashotaro |19:30 |
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2009年10月31日
1日遅れでワールドシリーズ第2戦をMLBTVで観戦。
ペドロ・マルティネスのニューヨークへの帰還をじっくりと堪能しました。
結果はご存じの通り松井秀喜に決勝本塁打を浴び、6回0/3で3失点、敗戦投手となりました。
しかし、先日のナリーグ・チャンピオンシップシリーズでの快投に続いてのクオリティスタートで38才とは言えかつてのサイヤング賞投手(3度!)健在なり、の印象を与えてくれました。
以前のペドロと言えば、95-96マイルのファーストボールと80マイル台前半の絶妙のチェンジアップのコンビネーションを中心に、70マイル台前半のカーブをときおりミックスするというスタイルでした。
要するに剛速球でのけぞらせ、チェンジアップでつんのめらせる。
しかもそのチェンジアップが”Late move”で良く落ちるときていますから、正に手がつけられない。
アチラの言葉で表現するなら”Dominate”です。
さすがに現在のペドロはかなりぜい肉もついてファーストボールの速度もだいたい5マイルくらいは落ちてきました。
しかし、チェンジアップのキレと絶妙の制球力は健在で体調が万全ならまだまだ十分やれそうです。
以前のペドロとの違いは、風貌とファーストボールの速度だけではなくカーブの使い方もそうです。
全盛期は、前述の通り「ときおり」でしたが少なくとも昨日の登板では結構多投している印象が有り、その結果奪った8三振の球種別の内訳も、ファーストボールテで3、チェンジアップで2、そしてカーブでも2です(球種はあくまで私の判断です)。
それだけ変幻自在の投球の幅が広がったということでしょう。
このシリーズが第6戦以降までもつれてくると再度ニューヨークでペドロの登板が見れることになります。
昨日のヤンキースタジアムでのブーイングや”Who’s your daddy?”コールも千両役者への称賛の裏返しですし、これは楽しみです。
posted by toyorashotaro |15:23 |
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2009年10月30日
クリフ・リーが素晴らしいピッチングを披露しました。
122球を投げ9回完投。最終回は味方の失策で1点を失いましたが2三振を奪って計10三振。しかも無四球です。
これで今年のポストシーズンは3勝目になりました。
掛け値なしに昨年のワールドシリーズでのコール・ハメルズ(MVP)を凌ぐ内容です。
以前もちょっとこのブログで触れましたが、リーの素晴らしさはまずはしっかりと低めにボールを集める能力があることです。
では、どうして高めに浮くタマが少ないのか?
それは多くの要因がありますが、その中のひとつが彼のフォームにあります。
前足(左投手の彼の場合右足)を踏み出した後、膝を曲げ腰をしっかりと沈めています。
前の膝が伸びたまま突っ張ることが無くかつ腰もしっかり沈んでいるため投球が妙に高めに浮くことがありません
“Stay tall”とコーチに教えられるメジャーの投手には比較的珍しいタイプです。
見ていてもホントに安定感がありましたね。
posted by toyorashotaro |00:04 |
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2009年10月27日
やはり火の無いところに煙は立ちませんでした。
セントルイス・カージナルスは今季限りで契約が切れるトニー・ラルーサ監督との1年の契約延長を発表するとともに、同じく1年契約であのマーク・マグワイアの打撃コーチ就任を発表しました。
マグワイアは、’01年限りで引退してからはメディアの前にほとんど姿を現すことが無く、カージナルスからの春季コーチでの臨時インストラクターのオファーすら断り続けていました。
‘98年の70本塁打もステロイドの助けを借りたであろうことは周知の事実。
当時はメジャー史上に残る名場面と言われたサミー・ソーサとの本塁打合戦も今や見て見ぬふりを続けたMLB機構の無責任さとともに薬物汚染の象徴的なスキャンダルとみなされています。
その張本人たるマグワイアは引退後は全くの隠遁生活。
ファンの落胆を背負い込む代償としてゴルフ三昧の早すぎる隠居生活を今後とも送り続けるものと私は思っていました。
私は彼の私生活には全く関心がありませんが、引退後に妙な投資ビジネスに手を出していない限り、ゴルフ三昧を楽しむなりプールサイドに寝そべりカクテルを味わう生活を享受できた筈です。
それを夢のような生活と捉えるか何と退屈な人生かと捉えるかは人それぞれの人生観でしょう。
少なくとも、マグワイアはそれを捨てメディアやファンからの厳しい批判に晒される現場に戻る決心をしたのです。
このまま堕ちた偶像としての汚名を甘受しながらも直接的な非難を浴びることの無い隠遁生活を続ける選択肢もあった筈です。
そんな生活にピリオドを打つ決心をしたということは、マグワイアはユニフォームに袖を通す悦びを得るとともに自らの薬物使用を告白しその愚と害をファンに訴える決意をしたものと私は思いたいのです。
少なくとも現場に復帰しながら、'05年のあの忌まわしき公聴会のように肯定も否定もせずにひたすら口を噤み続けることは不可能であることは彼自身良く判っている筈です。
いかに583本塁打を放ったとは言え薬物の手を借りたマグワイアが殿堂入りすることは無いかも知れません。
でも、再びユニフォームを纏ってファンの前に姿を現し悔い改めながら熱心に若い選手の指導に取り組めばファンは彼を許すのではないでしょうか。
彼の記録を認めるのではなく、人間性を認めるという形で。
posted by toyorashotaro |22:29 |
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2009年10月26日
雨天順延となったアリーグ・チャンピオンシップシリーズ第6戦は5対2でヤンキースが勝利。2003年以来のワールドシリーズ進出を決めました。
現地28日(水)から始まるワールドシリーズでは21世紀初の2連覇を狙うフィリーズと対戦します。
ニューヨークとフィラデルフィア。この2都市は距離にして僅か100マイル(約160km)。
アムトラック(鉄道です)で確か1時間半くらいだったと記憶していますからサブウエイ・シリーズならぬアムトラック・シリーズです(グレイハウンド・シリーズとも言えますが・・・)
そしてニューヨークのシンボルと言えばスタテュー・オブ・リバティ(自由の女神)、もう一方はリバティ・ベルですからリバティ・シリーズと命名しても良いかもしれません。
実はこの2チームのマッチアップはなんと’50年以来59年ぶり!です。
この年のフィリーズは若手中心でWhiz kids(神童とか活発な子供たちという意味です)と呼ばれ1915年以来のリーグ優勝を飾りました。
中心選手は打のリッチー・アッシュバーン、投のロビン・ロバーツでしたがMVPに輝いたのはリリーフ中心で16勝を挙げたジム・コンスタンティでした(このコンスタンティはリリーフ・エースのはしりと言われています)。
また、この年からフィリーズはチームカラーを前年までのブルーから今日まで続く朱色がかったレッドに変更しています。
一方のヤンキースはヨギ・ベラ、ジョー・ディマジオらを擁しワールドシリーズ5連覇(‘49~’53年)を果たす黄金時代の真っただ中。
シリーズはヤンキースの4連勝で幕を下ろしました。
さあ、59年後の今回はどんな展開になるでしょう?
posted by toyorashotaro |23:08 |
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2009年10月25日
今日は、出張で久しぶりの大阪。
シゴトの合間を縫って、ある場所を訪れました。
ずーっと以前からいずれは・・・と思っていたところです。
それはミナミの「なんばパークス」。野球ファンには言わずと知れたかつての南海ホークスの本拠地、大阪球場の跡地に建てられた商業施設です。
現在はショッピングモールなのですが、あるある・・・
かつての大阪球場のホームプレートとピッチャーズマウンドがあった位置にはそれぞれ記念のプラークが埋め込まれています。
このプレートの背後で野村克也が日々マスク越しに「ささやき」戦術を展開していました。
古くは杉浦、後年山内や佐藤ミチ、エモやんがこの位置から熱球を投じました。
野球場が解体後ショッピングモールと化し、それでもホームプレートの位置にはマーカーがあるというのは、ミネソタ・ツインズのかつての本拠地だったメトロポリタン・スタジアム(ミネソタ州ミネアポリス)跡地に建つ「モール・オブ・アメリカ」でも同様です。
そして、なんばパークスの最上階である9階には「南海ホークス・メモリアルギャラリー」があります。
ここには、ホークスの歴史を飾る記念品が展示されています。
これは、当時の鶴岡一人監督着用のジャンパー。
1959年に日本シリーズを制しての「涙の御堂筋パレード」の立役者であり、南海ホークス最後の監督となった杉浦忠さんのユニフォームもありました。
そして、このようにホークスの歴史を飾る多くの名選手を紹介するコーナーもあります。
しかし、ちょっと(というか大いに)不思議なのがその中に南海ホークス史上最大のスターである野村克也が取り上げられていないことです。
退団時のゴタゴタがまだ感情的なシコリになっているのでしょうが、これは残念です。
1963年生まれの私にとって南海ホークスというと、投手では山内新一や藤田学、そして江夏豊、野手では野村以外では門田博光、片平晋作、島野育夫といった「あぶさん」世代の選手たちが脳裏を横切ります。
そして彼らの活躍の舞台となった大阪球場。いつもガラガラでしたが当時のパリーグファンには、西宮や日生、平和台と並ぶ大いなるノスタルジーの象徴です。
最後に・・・
野球とは関係ありませんが、伊丹空港に向かう道すがらで撮影した万博広場のシンボル「太陽の塔」。
あらためて見るとその巨大なサイズと常識破りのデザインには圧倒されます。
こんなスゴイものを創作した岡本太郎氏の才能もそうですが、税金を投じてのこの異様な物体の建設を認可した当時のお役所もスゴイ!
決して揶揄するわけではなく素直にそう思いました。
posted by toyorashotaro |22:59 |
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2009年10月24日
わが目を疑いました。
パリーグ・クライマックスシリーズ第2ステージ第4戦。
みなさんご存知の通り、大手を掛けられ背水の陣を敷いた楽天の野村監督は、2点ビハインドの8回裏になんと一昨日125球を投げて完投した岩隈を投入しました。
なにもスレッジに3ラン本塁打を打たれてしまったという結果を論じているのではありません。
もちろんこの試合を落としてしまったら後が無い。これは事実です。
でも楽天として目指すは第2ステージを勝ち抜くことでありこの試合を勝つだけでは不十分です。
最終戦まで落ち込んだ際にここぞというところで岩隈を投入することは視野に入っていなかったのでしょうか?
野村監督は今日は今日で投入し、シリーズがもつれたらその場合も起用するつもりだったのでしょうか?
かつての稲尾さんや杉浦さんの時代ではあるまいし、それはあり得ないと思うのです。
野村監督が今季で勇退ということで岩隈が志願したという見方もあるようですが、それに流されるようでは指揮官としていかがなものでしょう?
野村監督のここまでの野球界への貢献には些かも異論はありませんが、プロ野球の文字通りクライマックスであるポストシーズンにおいて、真剣勝負の厳しさとはやや乖離した感のあるこの岩隈起用に違和感を拭えませんでした。
posted by toyorashotaro |18:03 |
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2009年10月24日
アリーグ・チャンピオンシップシリーズ第5戦を、一日遅れでMLBTVのアーカイブで観戦しました。
エンゼルスが7対6で勝ったという結果だけは知った状態での観戦だったのですが十分楽しめました。
7回表・裏の攻防と両監督の投手起用の明暗。そしてハラハラドキドキの最終回。
これをライブで見ていたら堪らなかったでしょうね。
この試合、エンゼルスファンの希望をニューヨークでの第6戦に繋いだ立役者は先発のジョン・ラッキーでしょう。
7回途中で降板した後に後続のリリーフが打たれ結果的に3失点となってしまいましたが投球内容自体はほぼ完璧でした。
元々ラッキーという投手は球威は特に秀でているわけではありませんが、大小2種類のカーブを操り、シンカーも中々のものです。
そして、針の穴を通す・・・とまでは言いかねますが制球力も平均以上です。
要するに特に欠点がないのが最大の長所で、メジャー定着フルイヤーとして1年目の’03年以降7年連続で二桁勝利を挙げている事実がそれを証明しています。
このラッキー。オフにはFAになります。ここ2年ほど連続で開幕後に右腕の痛みで戦列を離れているのがちょっと気になりますが、基本的にはワークホース。
今日敗れたヤンキースにとってはAJバーネットに5年8250万ドルも投じるくらいなら年齢も1才若いラッキーには軽くそれを上回る条件を提示するでしょう。
ひょっとしたら(というかかなりの確率で)来年のユニフォームはピンストライプかも知れません。
posted by toyorashotaro |13:43 |
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2009年10月23日
ナリーグ・チャンピオンシップシリーズ第5戦は、みなさんご存知の通り勢いに勝るフィリーズがドジャースを圧倒。
10対4で勝利し2連続ナリーグ制覇を成し遂げました。
これで今季は3年連続の地区優勝(球団史上2度目)、そして前述の通り2連続でのナリーグ制覇とワールドシリーズ出場(ともに球団史上初)を達成したことになります。
まさに1世紀を超える球団史上で最高の黄金時代に入ったと言っても過言ではないでしょう。
今季、新任のルーベン・アマロGMのもと首尾よくナリーグを制したのは私にとってちょっとした驚きでした。
というのも、昨年オフにパット・ギリックGMが’80年以来のワールドシリーズ制覇を置き土産に勇退していますが、過去ギリックが去るとその球団は弱体化するというジンクスがあるからです。
具体的には、’92年-‘93年に2年連続ワールドチャンピオンとなったブルージェイズや’01年に116勝を挙げたマリナーズです。
いずれも栄華の後にギリックが球団を去りその後一気にチームは衰退しています。
しかし、今年のフィリーズはそれらの過去のチームとはちょっと違います。
前述のブルージェイズやマリナーズはその全盛期において、中心となったのは全盛期もしくはそれをやや過ぎたあたりのベテランたちでした。
一方、今年のフィリーズではロリンズにせよアトリーやハワードにせよまさにこれからが旬となる生きのいい選手たちが中心です。
となると、今年のワールドシリーズの結果はともかくもう暫くフィリーズのダイナスティは続く可能性大です。
posted by toyorashotaro |00:17 |
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2009年10月21日
アナハイムで行われたアリーグ・チャンピオンシップシリーズ第4戦はアレックス・ロドリゲスの3試合連続弾となる2ラン本塁打などでヤンキースが10対1でエンゼルスに圧勝。
ワールドシリーズ進出に王手を掛けました。
ナリーグでは1日早くフィリーズがドジャースを破って王手としていますので、ア・ナ両リーグともロサンゼルスの2球団は絶体絶命の窮地に追い込まれてしまいました。
そんなLA受難の日に、ドジャースはネッド・コレッティGMとの「長期に亘る契約延長」を発表しています。
これは偶然の一致?それとも敗退決定前にアナウンスしたほうがメディアやファンに支持されやすいという政治的判断でしょうか?
そのコレッティGMは’05年オフに当時のポール・デポデスタGM更迭の後を受け4年契約でドジャースに迎えられました。
その契約期間が今季で切れる訳ですが、5年目となる’10年はコレッティ、球団双方のオプションとなっていましたのでそれを受けての契約更新です。
もともとベテラン指向の同GMはその任期中に’06年オフのジェイソン・シュミットとの3年契約や翌年オフのアンドリュー・ジョーンズとの2年契約などの空前の失敗作もありましたが、その一方で’08年フラッグディールでのマニー・ラミレスの獲得やアンドレ・イーシアの発掘(‘05年オフトレードで)、斎藤隆('05年オフ)や黒田博樹(‘07年オフ)らの日本人投手のとの契約、オーランド・ハドソンのお買い得な条件での獲得(‘08年オフ)などの功績があります。
また、とかく非難されがちのベテラン指向についてもホアン・ピレールを例外に基本的に3年以下の契約期間とするなどのポリシーを評価する声もあります。
しかし、フロントオフィスも含め「結果が全て」の勝負の世界。
今回の契約延長がドジャースにとって英断だったかどうか?
まずは明日の”must win game”の結果を見守りたいと思います。
posted by toyorashotaro |23:33 |
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2009年10月20日
ドジャースは、絶対的な守護神ジョナサン・ブロクストンが9回裏にジミー・ロリンズに逆転サヨナラの2点タイミリーを打たれ敗退。
1勝3敗といよいよ窮地に追い込まれました
正にデジャブを見ている思いでした。
思い起こせば昨年のナリーグ・チャンピオンシップシリーズの第4戦でもブロクストンはフィリーズの代打のマット・ステアーズに被弾。シリーズの行方を付けてしまいました。
しかし皮肉なものです。
何度もこのブログで書いているように今年のポストシーズンでは次々と各球団のクローザーがまさかの被弾やブロウ・セーブを喫しています。
その意味では、レギュラーシーズンで10ブロウ・セーブで防御率7点台のブラッド・リッジこそが次の犠牲者(?)と目されていましたが、今日も含め今のところこのポストシーズンは無失点なのです。
ドジャースは昨日は完膚なきまでに叩きのめされた敗退、そして今日はまさかの逆転サヨナラ負けと最悪の展開です。
過去のリーグチャンピオンシップシリーズでは1勝3敗からの逆転は'07年のレッドソックス(対インディアンス)、'04年のレッドソックス(対ヤンキース)、’03年のマーリンズ(対カブス)が成し遂げており決して前例が無いわけではありません。
ドジャースにとっての望みは、近年のポストジーズンの慣例(TV局の都合です)で第4戦と第5戦の間に休養日が入ること、それにより先発陣で唯一好調なビンセンテ・パディーヤをマウンドに送ることができることです。
さてそのパディーヤ、ドジャース21年ぶりのワールドシリーズ出場の夢を繋ぐことができるでしょうか?
posted by toyorashotaro |23:00 |
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2009年10月19日
ドジャースの黒田投手に期待が掛かったナリーグ・チャンピオンシップシリーズ第3戦は予想外の展開になりました。
初回から黒田がフィリーズ打線の餌食になり2回途中で6失点KO。
この時点でもはや勝負あったの感が有り、結局11対0でフィリーズが大勝。
対戦成績を2勝1敗としました。
黒田のKOは残念ですが私はそれよりもフィリーズの先発、クリフ・リーの快投に目を奪われました。
8イニングを投げて被安打はわずかに3本。無四球で10奪三振と完璧な投球内容でした。
これで今季のポストシーズンは3先発で2勝0敗。防御率は0.74!です。
今季はインディアンズとフィリーズ合計で14勝13敗ですが、特にインディアンス在籍時に打線の援護がなく7勝9敗と負け越しているのが響いているためで、6完投、2完封、防御率3.22、三振/四球比4.21などは文句の付けようのない内容です。
流石昨年のサイヤング賞(22勝3敗 2.54)は伊達ではありません。
実はこのリーはその前年の'07年は5勝8敗 防御率6.29という体たらくでこの年はポストシーズンの登録メンバーから外されています。
そんなリーが'08年に突如ブレークした要因は何でしょう?
基本的にはピッチングスタイルの変化が有ります。
従来のリーは基本的に4シーム中心のフライボール投手でした。
例えば’05年などは18勝を挙げていますが、グラウンドボールアウト/フライボールアウト比(GO/FO)は0.60でした。要するに圧倒的にフライボールが多いのです。
当然の帰結として被本塁打も多く、202イニングスで22本塁打。0.98HR/9IPです。
ところがGO/FOは22勝の’08年は1.10、今季は0.98です。もはやフライボール投手とは呼べなくなりました。
したがって、被本塁打率も’08年が0.48、’09年が0.66と劇的に改善されています。
もともと制球力には定評があったリー投手。
しっかりと低めを付く投球を徹底したことが変身の要因でした。
posted by toyorashotaro |23:20 |
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2009年10月18日
クローザーの受難が続いている今年のポストシーズン。
11回にようやくフィギンズにプレイオフ初安打となるダブルが出てエンゼルスが勝ち越したと思ったら、その裏今季のアリーグセーブ王のブライアン・フエンテスがあっさり背信。
A-Rodに同点本塁打を許してしまいました。
実は10回裏にもエンゼルスはクローザーを投入しても切り抜けたいサヨナラのピンチがありましたが、ソーシア監督は動かず。
やはり防御率が4点近いフエンテスには全幅の信頼感を置いていないということの現れかも知れません。
その意味では11回の被弾もアンラッキーと言うよりは必然だったかも。
試合は13回にエラーで決着が付いてしまいましたが、2試合連続でエラーやミスが目立つこのシリーズのエンゼルス。
本来の強みであるファンダメンタルがふらついているようでは今後の展開も苦しいものがあります。
しかし、ミスの多さと同じくらい心配なのが主砲ゲレーロの打棒です。
もともと昨年までポストシーズン通算で1本塁打(20試合)しか打っていませんが今年もここまではバットは湿りっぱなし。
打率こそ.286ですがまだ本塁打は出ていません。
この試合でも7回の勝ち越しの好機もあっさり凡退し精彩がありません。
かつては、パワー&スピードで野性味溢れる魅力が一杯でしたが、近年は故障の多さもありすっかり躍動感が無くなってきたような気がしてなりません。
基本に忠実な試合運びを取り戻してもらいたいのももちろんですが、ゲレーロの爆発なくしてはエンゼルスの巻き返しも難しいと言わざるを得ません。
冷たい雨がそぼ降る東海岸から陽光降り注ぐ地元南カリフォルニアへ。
エンゼルスは気分も切り替えて第3戦以降を戦って欲しいですね。
posted by toyorashotaro |23:04 |
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2009年10月17日
昨日から始まったNPBのクライマックスシリーズ。
パリーグでは東北楽天が2連勝で第2ステージへの進出を決め、セリーグでは公式戦で借金1の東京ヤクルトが中日に先勝。波乱含みのスタートです。
一方、21日(水)に開幕する第2ステージからの登場となるセリーグの覇者巨人は宮崎でのフエニックスリーグで調整中。今日は広島と引き分けたようです。
しかし、フェニックスリーグは確か入場無料ですよね。
日本一を目指す巨人のフルメンバーでの試合が無料なんてありがたいというかもったいないというか・・・
一般には、間隔が空いた日程でポストシーズンが開催されるのは日本だけでメジャーではありえないと思われている方が多いですが、実は大昔アチラでも似たようなことがありました。
今からなんと99年前! 1910年のワールドシリーズは10月17日(今日です!)に開幕しましたが、これはレギュラーシーズン終了後8日間ものブランクを経ての開催でした。
この年のアメリカンリーグの王者フラデルフィア・アスレチックスはその間、アリーグ会長のバン・ジョンソンの協力もあり、その8日間にアスレチックス以外のアリーグ7球団から選抜されたオールスターチームとワールドシリーズに向けた調整を兼ねたエキジビションゲーム(日本で言うオープン戦)を戦っています。
このオールスターチームにはタイ・カップ、トリス・スピーカー、エド・ウオルシュらの球史に残るスター達が名を連ねており、流石に王者アスレチックスといえども大苦戦。
結局1勝3敗と負け越しています。
しかし、この企画自体は大成功。どの試合も観客は大入りでアスレチックスも十分に実践の勘を研ぎ澄ました状態でワールドシリーズに突入することができました。
そして、そのワールドシリーズではナリーグ王者のシカゴ・カブスを4勝1敗で一蹴。
見事チャンピオンに輝きました。
似たような企画、日本でもできないでしょうか?
まあ、メジャーリーガーが大挙して来日する日米野球ですら出場を辞退する選手が多かった(‘06年秋)のが実態ですから実現性は薄いでしょうかねエ。
ところで、パリーグ覇者の北海道日本ハムはどう調整しているの?
posted by toyorashotaro |22:43 |
野球全般 |
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2009年10月17日
以前、友人に紹介された内外の野球に精通した方とお話する機会をもたせていただいた際に、その方はこういう興味深い発言をされました。
「メジャーのポストシーズンって好きじゃないんだよね。なぜってぎっしり日程が詰まっているせいで、肝心のワールドシリーズ第1戦がエース同士の投げ合いにならないんだもの。ワールドシリーズの興味を減じるようなポストシーズン制は意味が無いね。」
なるほど、なるほど。
確かにそのとおりで、ディビジョンシリーズにせよ、リーグチャンピオンシップシリーズにせよ、いわんやワールドシリーズにせよ、そこまでの展開がもつれている限り初戦の先発投手は単純にローテーションに従うしかありません。
その意味では、今年のナリーグ・チャンピオンシップシリーズを戦うドジャースのファンは幸せです。
ディビジョンシリーズを3連勝で終えたため、リーグチャンピオンシップシリーズまで中4日もあるのですから。
トーレ監督は、6人もいる先発候補投手の中からベストのローテーションを組むことができるのです。
逆にいえば、ドジャースの命運はトーレ監督、ハニカット投手コーチら首脳陣の手腕に掛かっていると言えます。
左の強打者が多いフィリーズ打線に対し徹底的に左投手(カーショー、ウルフ)中心のローテを組むか?
それとも過去の実績中心?いや相性?
現在のところトーレ監督の案は「現時点で好調な投手中心」というある種まっとうな選択となっています。
初戦のカーショーに続く今日の第二戦の先発はビンセンテ・パディーヤ。
ディビジョンシリーズで好投しているので当然の選択とも言えますが、左打者に対する今季の被打率が3割に達しているパディーヤをフィリーズ打線にぶつけるのはそれなりに勇気が必要だったと思います。
しかし、案ずるより産むが易し。今日のパディーヤは前回をも上回る素晴らしい投球を見せドジャース逆転勝利の原動力になりました。
そして舞台をフィラデルフィアに移しての第3戦の先発は黒田です。
彼の先発起用にもそれなりの決断力が必要だったことは想像に難くありません。
ウイーバーやガーランドをロースターから外しての黒田起用です。
先日のアリゾナ教育リーグでの調整登板をプライベートジェットでのトンボ帰りで現認したうえでの最終決断ですからそれなりに確信があってのことだとは思いますが、はたして結果や如何に?
posted by toyorashotaro |13:04 |
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