2009年06月30日
今となっては先週の出来事なので、もうニュース性は失われていますが・・・
先週月曜日(現地)の22日、史上最強の労働組合ことメジャーリーグ選手会のドナルド・フェア専務理事が来年3月での引退を表明しました。
現在61才のフェアは’85年から同職にありほぼ四半世紀、まあそろそろ退いても良いタイミングでしょう。
このひとは、何といっても’94年-‘95年の史上最悪のストライキを指導した人物としてファンの間の人気は必ずしも芳しいとは言えません。
しかしながら、彼のポジションでのミッションは選手の利益の最大化ですからその観点からは自らの職務に忠実だったという評価もできなくは無いと思います。
私はむしろ彼が徹頭徹尾、選手への薬物検査やその罰則規定の導入に反対の姿勢を貫いたことの方が問題かナと考えています。
長期的視野に立った場合、薬物検査の実施を阻むことが選手の利益に繋がるのか?
これは大いに疑問です。
メジャーリーグ選手組合の指導者としてはファンの皆さんに知っておいて欲しいのはフェアの前任者であるマービン・ミラーです。
マービン・ミラーは鉄鋼労連の会長を25年務めた後、'62年にメジャーリーグ選手会の初代委員長に就任しました。
そしてその職に17年、就任当初は吹けば飛ぶような弱小組織だったメジャーリーグ組合を「戦後最も成功した組合」に育て上げました。
彼の偉大な所は、年金制度や年俸調停制度の導入をありとあらゆる妨害や障害の中で成し遂げたことです。
もちろんその在任中には’72年のプロスポーツ初のストライキや’81年の50日間にもわたってシーズンが中断してしまったストライキ等を指導しましたが、ミラー率いる選手会に対抗するためにオーナー側も各種の企業努力を行うようになり結果的にMLBは遥かに巨大なビジネスに成長しました。
ある意味では、ミラーは選手だけでなくオーナーの懐にもドルをもたらした人物なのです。
このミラー氏、もう90才近いと思いますがまだまだご健在のようです。
個人的には野球殿堂に入って欲しいくらい野球界に貢献のあった人物です。
posted by toyorashotaro |00:05 |
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2009年06月28日
以前もこのブログに書かせていただきましたが、ロッキーズが好調を維持しています。
現地27日のアスレチックス戦は、自慢の打線が爆発。
4本の本塁打を放ち11対9で打ち勝っています。
これで最近22試合を19勝3敗。開幕当初の借金を全て返済し、現在39勝35敗でナリーグ西地区第3位。
首位のドジャースにはまだ8.5ゲーム差もありますが、今のロッキーズの勢いを考慮するとまだ十分射程圏内と言って過言ではないでしょう。
ここでは、ロッキーズ好調の理由を考察してみたいと思います。
思えば、ロッキーズの歴史は高地故の極端な打者天国(言い換えれば投手の墓場)という環境との戦いでした。
ここではどのように戦うのが正しいのでしょうか?
有利な点を最大限活かすため、メ一杯強力な打線を構えるべきなのでしょうか(ウオーカー、ビシェット、ガララーガらの'90年代のブレーク・ストリート・ボマーズ打線)?
欠点を補うために徹底的にゴロを打たせるグラウンドボーラーの投手を揃えるべきなのでしょうか(マイク・ハンプトン、ジョン・トムソン、ジェイソン・ジェニングスら)?
それとも、打球が良く飛ぶ環境自体に手を加えることでしょうか(例の加湿器です)?
私は、コロラドで勝つ秘訣は「コントロール外のものは諦め、努力しだいでなんとかコントロールできることを徹底的にコントロールすること」だと考えています。
「コントロール外」のものとは何でしょう?
打球が良く飛ぶこと、打球が速いこと、投げる変化球が曲がらないこと等です。
従って、本塁打を良く打たれる。投手の被打率が高い等の問題点が出てきますが、もうこれはどうしようもありません。敵味方同じ条件です。
その反面「コントロールできること」は何でしょう?
打たれるのは仕方ない訳ですから、打たれること以外で走者をなるべく出さないということでしょう。要するに「四球やエラーで走者を出さない」ということです。
この面では対戦相手チームとの差別化が可能です。
これを攻守逆に述べるなら、「ヒットをたくさん打つことや本塁打がガンガン出ること」は相手チームも同様ですので「打つ」こと以外でいかに出塁するか、言いかえればいかに四球を多く選ぶかではないでしょうか?
思い出してみるとナリーグを制した’07年、ロッキーズ打線の出塁率は、選んだ四球数とともにリーグ1位でしたが、ロッキーズ投手陣が与えた四球はリーグで3番目に少ないものでした。
それに対し勝率5割を大きく割り込んだ'08年は、選んだ四球数は10位で、与えた四球数は少ない方からこれまた10位と低迷しました。
このことを頭に入れて今年のロッキーズを見直してみましょう。
現地27日終了時点で、チーム打率はリーグ5位とソコソコですが本塁打数は2位と相変わらずの強力打線です。
一方、投手陣の被打率は14位でしかありません。
やはり打っても打ってもその分良く打たれているのです。
ところが、選んだ四球数は4位で、与えた四球数は少ない方から2位なのです。
四球数だけで全てを語るのは無理があるかもしれませんが、ロッキーズを見ていると「コントロール外のことは気にするな、自分にできることに全力を尽くせ」と教えられる思いがします。
posted by toyorashotaro |22:57 |
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2009年06月27日
LAD 8 – 2 SEA
ドジャースのアンドレ・イーシアが3本塁打、6打点の爆発でドジャースがマリナーズを下しました。
この日のPlayer of the gameは文句なしでこのイーシアですが、彼の3本塁打以外にも、コーファックス2世(持ち上げすぎ?)のカーショウの安定したマウンド捌き、イチローのマルチヒットや、DL明けなった城島の素晴らしい盗塁阻止の送球(しかも走者はピエール!)など見どころ一杯のゲームでした。
現在快調に首位を走るドジャース、今日の勝利で連敗も2でストップ。
実は現在メジャーで唯一まだ3連敗の無いチームです。
しかも来月になればあのマニー・ラミレスが復帰して来ます。
彼の欠場中は、それまで完全に戦力的に浮いた存在だったホアン・ピエールがラミレスとは全く異なったアプローチでその穴を埋めてきました。
今日のイーシアの3本塁打の豪打を見ると、マニー復帰の暁にはまず間違いなくピエールは再び控えに廻ることになる(マット・ケンプも好調ですし)と思いますが、もったいないですね。
層が厚いと言うべきか、ダブつきと言うべきか・・・
ピエールには5年4400万ドルの契約のうちまだ(今年も含めると)3年2900万ドルが残っています。
マニー不在の間に再び株を上げたとはいえ、OPS(出塁率+長打率)が重視されるこのご時世、古典的リードオフタイプのピエールにはフラッグディールでも引き取り手は現れないでしょう。
まあ、ラミレスの出場停止以前並の活躍が保証されている訳ではありませんのでここはピエールを高価なそして貴重な控えとして取っておくべきなのでしょう。
posted by toyorashotaro |23:32 |
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2009年06月27日
黒田投手が投げた「シュート」はメジャーではなんと呼ぶか?
この記事に多くのご意見や情報をいただきありがとうございました。
そしてそのコメントの多くは非常に専門的で、不勉強な私は驚くやら感心するやら・・・
誤解なきようにちょっぴり弁解させていただくと、球種の定義は多分に主観的なものできっちり明文化され決まっているものではありません。
従って、「概ね大多数の人がこうだと思っている」のが定義で、しばしば時とともに移ろいます。
そういう中で、私が「アメリカでいうところのシンカーは日本のシュートのこと」と考えている訳ではなく、「日本でのシュートをアメリカで一般的な球種に当てはめるならシンカー」というべきであったかも知れません。
それと、アメリカでは多くのファンや関係者が「ツーシーム=シンカー」と見なしていることも事実です。
「日本のシュートはアメリカのスクリューボールでは?」というご意見もある意味正しいと思います。
しかし、その一方で「右投手が投げればシンカー、左投手が投げればスクリューボール」という説もあります。
実際、私がスクリューボールという球種を始めて知ったのは’76年に読売ジャイアンツに入団したクライド・“クレージー”・ライト(左投手)によってでした。
そして、'81年にセンセーションを巻き起こした同じく左投手のフェルナンド・バレンズエラ(ドジャース)によりこの球種の名は日本でも一気に一般化しました。
しかし、’60-‘70年代に活躍したルイ・ティアントや'74年のサイヤング賞ウイナーのマイク・マーシャルはともにスクリューボールの名手としてその名を馳せましたが、ともに右投手です。
なんだか支離滅裂になってきましたが、難しいものですね。
posted by toyorashotaro |00:35 |
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2009年06月24日
ドジャースの黒田投手が、現地23日のホワイトソックス戦で8回2/3投げて4安打2失点の好投で、なんと開幕戦以来となる2勝目をマークしました。
私はうかつにして日本時間の今日が黒田投手の先発予定日だということをチェックしておらず、従ってこの快投を帰宅後に読売新聞夕刊のスポーツ欄の記事で知りました(お恥ずかしい)。
同紙の記事によると「低めに沈むシュートを効果的に絡めた」とあります。なるほどなるほど。
しかし、メジャーの記事で「シュート」というフレーズは妙に新鮮に感じましたね。
実際、日本ではとてもポピュラーなのにアメリカではさっぱり使われない和製野球英語はいくつもありますが、そのひとつが「シュート」です(他にはバックネットやバックスクリーン、エンタイトルツーベースなどもそうです)。
シュートという球種は私の世代(東京オリンピック前後の生まれ)では、平松投手や東尾投手のえげつないまでの鋭いシュートが印象的です。
それでは、日本でいうところのシュートはアメリカではなんと呼ぶのでしょう?
色々異論はあろうかと思いますが、基本的には「シュート」=「シンカー」=「ツーシームファーストボール」と考えていただいてOKだと思います。
ですから今日の黒田投手はアメリカ流に言うと「シンカー(ツーシーム)を効果的に絡めた」のです。
では、シュートというのは完全に和製野球英語なのでしょうか?
実はそうではないのです。
19世紀の野球においては、“Inshoot”(インシュート)なる球腫が投げられていたようで、これは「カーブとは反対の方向に変化する速球のこと」(出典:” Guide to pitchers” by Bill James and Rob Neyer)だったそうです。
ここからは私の推測ですが、
「19世紀にインシュートなる言葉が輸入されそしてシュートと短縮された。一方本家のアメリカでは長い年月の末インシュートは死語となった。」
というところでしょうか。
posted by toyorashotaro |23:36 |
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2009年06月22日
父の日の21日(日)、ベースボールの故郷ニューヨーク州のクーパースタウンでは第一回目の”Hall of Fame Classic”が行われました。
これは、昨年までの恒例だったメジャーリーグチームによるシーズン中の献納試合が廃止されたことに伴い今年より開催されるOB戦でいわばアメリカのマズターズリーグといったところでしょうか。
そして記念すべき第一回試合の始球式を務めたのが今年90才の殿堂入り投手ボブ・フェラーです。
現役時代(‘36~’56)「火の玉投手」の異名をとったフェラーは、その自慢の快速球で通算266勝。加えて最多勝利6回、最高勝率1回、最優秀防御率1回、最多奪三振7回と数多くのタイトルを獲得しています。
このフェラー投手。高校在学中の’36年にインディアンスと契約しました(アメリカ版尾崎行雄さんですね)。
実は、当時のアメリカ野球界には「メジャーリーグは大学選手以外のアマチュアと契約してはならない」というメジャーリーグとマイナーリーグ機構との間の協定がありました。
これは’21年に締結されたものでその背景には、当時マイナーリーグはまだ組織的にはメジャーリーグの下部組織として系列化がなされていなかったということがあります。
従ってマイナーリーグ球団にとっては、有望なアマチュア選手を獲得し育成、そしてそのプロスペクトをメジャーに売却し利益を得るという構造がありました。
インディアンスのフェラー少年との契約はこの協定を反故にするもので、インディアンスは地元のマイナー球団(デスモイネス)に7500ドルを違約金として払っています。
歴史的にみるとこれを機にこの協定が形骸化、そののちのブランチ・リッキー(カージナルス)によるマイナー球団の系列化への呼び水になりました。
posted by toyorashotaro |23:19 |
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2009年06月21日
STL 10 – 1 KC
中西部地区のインターリーグの定番カード、ロイヤルズ対カージナルスをMLBTVで観戦しました。
この2チーム、いずれも本拠地はミズーリ州で(そうKCはカンザス州ではなくミズーリ州なのです)インターステーツ70号線で結ばれています。
私もかつて旧ブッシュスタジアムを訪れたことがあり、また今年の夏はKCでの観戦を狙っていますからこの対戦は興味を惹かれました。
ゲームはカージナルスの投打の柱、カーペンターとプホルズの活躍でKCを圧倒。カウフマンスタジアムにも多数詰め掛けたセントルイスファンを欣喜雀躍させました。
まずは「投」のカーペンター。7回2/3を投げ3安打1失点と今日も文句の付けようの無い内容で5勝目をマーク。今季の防御率はなんと1.53です。
今季は故障者リスト入りもあったため規定投球回数にまだ満たない状態ですが、順当にいけば7月上旬にはランキングのトップに躍り出ます(現在ナリーグ1位はDバックスのダン・ヘイレンの2.23)。
そして「打」のプホルズ。6回に24号本塁打を放ちました。
ここまで24本塁打は両リーグ1位、62打点はナリーグ2位と今年もMVP級の大活躍です。
このプホルズで更に凄いのがここまでまだ27三振しか喫していないことです。
一般的に「本塁打が多い打者は三振も多い」と思われがちで、それは原則間違っていないのですがプホルズには当てはまりません。
実際に、初のMVPに輝いた’06年は49本塁打に50三振と、もう少しで「本塁打>三振」となるところでした。
かと言ってプホルズの場合、「早打ちだから結果三振が少ない」というものでもありません。
今季の四球数は52で、三振/四球の比率は0.52です。
この値を現在両リーグで20本以上本塁打を放っている他の5人と比べると以下の通りになります。
プホルズ 24HR 0.52(27三振52四球)
Aゴンザレス23HR 0.82(47三振57四球)
イバニエス 22HR 2.23(49三振22四球)
ペーニャ 22HR 1.85(89三振48四球)
ハワード 20HR 3.07(86三振28四球)
テシエラ 20HR 1.18(43三振37四球)
以上の数字を見ると、エイドリアン・ゴンザレスがかなり健闘していますが、いかにプホルズが打者として欠点が無いかご理解いただけると思います。
個人的にはその一方でハワードが年々、打撃が荒く穴の多い強引なタイプになりつつあるのを懸念しています。
posted by toyorashotaro |15:19 |
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2009年06月20日
DET 10 – 4 MIL
ア・ナ両リーグ中地区首位同士の対戦は途中2時間42分のレインディレイを挟むタフなゲームになりました。
そして、7回裏タイガース攻撃中に再び激しくなった雨のため結局コールドゲーム。
敗れたブリュワーズは4~5月は30勝20敗と好調に飛ばしましたが、6月に入ってこれで7勝10敗とやや失速気味です。
とは言え、昨年のワイルドカード獲得メンバーからサバシア、シーツというダブルエース(計330イニング分です)が抜けたことにより今季は苦戦が予想されていたことを考えるとここまでの戦いぶりは望外の出来と言えるでしょう。
健闘の理由は何でしょうか?
もちろんひとつは、フィルダー(67打点)、ブラウン(48打点)のメジャー最強コンビ(と言っても過言ではないでしょう)を中心とする強力打線ですが、もうひとつ見逃せないのが開幕前大いに不安視された先発投手陣でしょう。
今日先発のルーパーは降雨中断もあり3回2/3で降板しましたが、今季ブリュワーズの先発ローテーションは開幕からルーパーの他、スーパン、ギャラード、ブッシュ、パーラの5人できっちり回しているのです。
メジャー30球団で、ブリュワーズ以外で5人のみの先発は他にジャイアンツだけです。
ご存じのとおりジャイアンツは、ジョンソン、ジト、リンスカムのサイヤング賞トリオにケイン、サンチェスという豪華メンバーでの構成ですから、比較的地味なブリュワーズ先発投手陣の健闘ぶりは特筆モノです。
余談ですが、このゲーム二度の本塁打ビデオ判定がありました。
いずれもタイガースが放ったものですが、一本はカブレラが3回に放った飛球でこれは判定本塁打になりましたが、4回のライアンのレフトへのライナーは結局フェンス最上部に当たったとの判断で本塁打とはならずダブル止まりでした。
一試合に二度なんて珍しいですね。
posted by toyorashotaro |22:31 |
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2009年06月20日
シカゴ・カブスの福留が不振に喘いでいます。
昨年後半の大失速の汚名返上を図るべく今季は開幕から快調に飛ばしていました。
しかしここにきて打率は急降下。
現在26打数席連続ノーヒットで、5月14日時点では.340もあった打率も現在.260。
現地18日のホワイトソックス戦では9回に代打を送られ、翌19日のインディアンス戦では相手先発投手は左腕のクリフ・リーということもありスタメンから外れています(途中代打出場で左飛)。
所属するカブスは開幕前の前評判とは裏腹にここまでやや苦戦を強いられている(現在32勝31敗でナリーグ中地区同率3位)こともあり、地元メディアからも「昨年の再現だ」というような報道が目立ってきました。
ご存じのとおり昨年はオールスターゲームにファン投票で選出されるほど前半は飛ばしに飛ばしましたが後半は大失速。
プレーオフでも精彩を欠き、カブスのポストシーズン勝ち抜け失敗の槍玉に挙げられてしまいました(個人的には昨年のディビジョンシリーズ敗退の最大の要因はソリアーノだと思いますが・・・)。
科学的分析で有名なBaseball Prospectusは2009年版で福留を評し、
「2008年最悪の買い物。Hummer H3 (つい先日中国企業に売却が決まった元GMのブランドの一つであるHummer社のSUV車。原油価格高とエコ指向の世相とのアンマッチが指摘された)と同じでTrade-in (下取り)のバリューが低いため手放すに手放せない」と皮肉っています。
しかし、長いシーズンです。良い時があって不調の時がある。
現在のスランプもその波の一部分です。
幸いにして(?)福留以外のカブスの外野手陣も概ね打撃は不調。
出場機会は今後ともある程度は保証されていると思います。
ここは焦らず捲土重来を期待しましょう。
posted by toyorashotaro |11:42 |
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2009年06月20日
ドジャースのジョー・トーレ監督が現地18日、地元ロサンゼルスでのアスレチックス戦に勝利。通算2195勝となり、スパーキー・アンダーソンを抜き歴代4位に躍り出ました。
これにより、通算勝利ランキングでダントツ1位のコニー・マック(3731勝)、2位の”リトル・ナポレオン”ことジョン・マグロー(2763勝)に次ぐのは、3位トニー・ラルーサ(2497勝)、4位ボビー・コックス(2357勝)、そしてトーレと3位~5位を現役組が占めることになりました。
私自身、1977年のシーズン途中に当時メッツの看板選手だったトーレが兼任監督(あちら流に言えばプレーヤー・マネージャー)に任命された記事を、週刊ベースボールで読んだことを良く覚えていますので非常に感慨深いものがあります。
ところで、このトーレの快挙を伝えるmlb.comの記事に添付されていた通算2000勝以上の監督リストを見て、はたと思ったことがありました。
それは、そのリストに名を連ねる名監督の中でトーレは間違いなく「最も選手として実績がある」ということです。
トーレは’60年にミルウオーキー(!)に本拠地のあったブレーブスでメジャーデビュー。
その後カージナルス(’69-’74)を経て、メッツへ。現役最終年となる’77年シーズン中に前述のとおり兼任の監督に就任しました。
通算18年の選手生活で2342安打、252本塁打を放ち通算打率.297。ベストイヤーは’71年で打率(.363)、打点(137打点)の二冠王に輝きMVPにも選出されています。
長いメジャーの歴史でも2000本安打と2000勝の両方を達成したのはジョー・トーレだけです。ヤンキース時代の晩年には選手起用がなにかと批判の的になったトーレですが、「史上最も選手としての実績が高かった名監督」であることは間違いないでしょう。
昨年オフはベテランズ委員会選出の野球殿堂入り候補にノミネートされましたがそれは選手としての実績に対する評価です。
正直なところ、トーレは名選手ではありましたが殿堂入りに値するほどであったかは疑問符が付きます。
しかし、選手と監督両方の実績のコンビネーションという観点ではベテランズ委員会の力を借りるまでもなく殿堂入り級です。
余談ですが・・・・
若いファンの方はトーレと言うと、薄くなった頭髪やよちよちと危なげな足取りでダグアウトからマウンドで向かう姿から好々爺というイメージをお持ちでしょう。
しかし、選手としての現役時代は筋骨隆々で丸太のような二の腕に長嶋茂雄さんばりの胸毛。顔つきもごつく濃い眉にモミあげで、マッチョなメジャーリーガーの代表格だったんですよ。
posted by toyorashotaro |00:39 |
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2009年06月18日
メジャー歴代6位の通算609本塁打のサミー・ソーサが、2003年の薬物検査で陽性反応を示した104人の内の一人であることが明らかなりました。
丁度A-Rodと同じです。
このニュースのショッキングなことは、本来最高にショッキングな内容であるにも関わらず、誰もショッキングだと受け取っていないことです。
今年に入ってからだけでも、A-Rodやマニーに裏切られているのです。
それからすると、ソーサなんぞ、「やっぱりね」の域でしかありません。
振り返ってみると、この10年で歴代の通算本塁打ランキングは大きく書き換えられました。
その主役達の内、ボンズ、ソーサ、マグワイア、ロドリゲス、ラミレス、シェフィールド、パルメイロがクロまたは限り無くそれに近いグレーと見なされています。
もう「本塁打ランキングって何なの?」という感じです。
あと我々ファンにできることは、せめてグリフィー、トーミ、トーマスは潔白であって欲しいと祈ることだけでしょうか?
posted by toyorashotaro |21:12 |
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2009年06月17日
ヒューストン・アストロズの「パッジ」(ズングリの意味)ことイバン・ロドリゲスが現地16日のレンジャース戦で捕手として通算2226試合目の出場を果たし、’70年代から’80年代に掛けて活躍した元祖「パッジ」のカールトン・フィスクのメジャー記録に並びました。
翌17日のゲームも出場が確実視されていますから、まず新記録達成は間違い無いでしょう。
タイ記録達成がかつて12年間プレーした第二の故郷アーリントンというのも因縁を感じます。
ちなみにロドリゲスはこの日本塁打も放って、レンジャースパーク・アット・アーリントンで通算108本目、これはかつてのチームメイトのホアン・ゴンザレスの130本、ラファエル・パルメイロの115本に次ぎ歴代3位の数字です。
近年は衰えも指摘され、薬物使用の疑惑も完全には拭いされないロドリゲスですが、ここはメジャー19年目での記録達成を素直に讃えたいと思います。
これで、捕手としての出場試合数の歴代ランキングは、今日時点では新旧の「パッジ」が2226試合で1位、そして1ゲーム差(?)の2225試合のボブ・ブーン(ブレット&アーロンの兄弟のお父さん)が3位、4位は殿堂入りのゲーリー・カーターで2056試合です。
ちょっと面白いのは10位に入っている(1829試合)ロドリゲス同様に現役のジェイソン・ケンドール(ブリュワーズ)です。
肩の弱さもあり決して捕手としての評価は高いとは言えないケンドールがこんな上位にいるのはやはり下位が指定席のパイレーツで長年プレーしたのが効いているのでしょうか?
しかしケンドールは来る6月26日でようやく35才です。
4位のカーター(2056試合)辺りは十分射程圏と言えます。
しかしそれには、第一に怪我をしないこと、第二には彼自身の現役続行へのモチベーションでしょう。
今年通算2000本安打も達成しましたが、その時のコメントも妙にあっさりしたもので更に上を目指そうという印象のものではありませんでしたから。
posted by toyorashotaro |22:42 |
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2009年06月16日
ロッキーズが凄いことになっています。
現在、球団記録タイの11連勝中。
現地16日(火)のレイズ戦に勝利すると球団新記録となるだけではなく、遂に勝率.500(32-32)となります。
そう、このチームは5月29日時点では18勝28敗と大きく負け越しナリーグ西地区の最下位に低迷。
その日、’07年ナリーグ優勝監督のクリント・ハードルが更迭されました。
そして日本でもお馴染みのジム・トレーシーが後釜に起用されると、このチームはそこから劇的に変わりました。
ロッキーズはトレーシー監督のもとではここまで11連勝を含む13勝4敗です。
結果的には監督交代が最高のカンフル剤になっています。
連勝記録自体はいずれ途切れる時がきます。
しかし、ロッキーズの勢いはまだまだ続くのではないでしょうか?
というのも、11連勝の前半は打線が爆発して大差で勝利するゲームが目立ちました。
しかしその後はロースコアゲームに競り勝つ展開が増えました。
ひとことで言うと、より自力の強さを感じさせるようになってきたのです。
確かにこの連勝中、打線は活発(クリント・バームスは今月既に22安打)で、先発投手陣は盤石(この連勝中先発陣は10勝無敗 2.49)、そして守護神ヒューストン・ストリートを中心とするブルペンも強力と来ています。
要するに連勝の内容が良いのです。
まさに'07年9月の神憑り的な追い上げを彷彿とさせるロッキーズに注目しましょう。
posted by toyorashotaro |23:15 |
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2009年06月15日
ちょっぴり旧聞になりますが、先週(現地9-11日)メジャーリーグのアマチュアドラフトが開催され、30球団から1500人を超える若者が指名を受けました。
そしてそんな若者たちの頂点に立つのは全米イの一番に指名された、サンディエゴ州立大学のスティーブン・ストラスバーグ投手です。
このストラスバーグ投手の場合何が凄いのかというと、まずは最速100マイルの剛速球、そして契約に際しての要求金額「契約金と年俸総額の合計5000万ドル(約50億円)」です。
もうこの金額のモノ凄さといったら常軌を逸しています。
あれこれ述べるのは止めにしておきますが、無条件でブッチギリの史上最高額だとご認識下さい。
ここまで言うともうお察しの良い方はピンと来ると思いますが、ストラスバーグ投手の代理人はA-Rodや松坂同様にあのスコット・ボラスなのです。
そして今回も過去の例に洩れず、「希望の条件が満たされなければ浪人させて独立リーグへ行かせる」と交渉権を持つナショナルズを恫喝(?)しています。
こんなところが、球団経営陣からボラスが恐れられ嫌われる要素ですが、最近ちょっと気になるのがボラスを悪者扱いする風潮を感じることです。
果たして、ボラスは巷で言われているように「吸血鬼」なのでしょうか?
ここは基本に立ち返ってみたいと思います。
ここは自由競争の社会ですから、才能のある若者(およびその代理人)が1セントでも高く自分を評価してもらいたいのは当然です。
そして、指名権をもつ球団はその若者にそれだけの価値を見出せば指名してその要求額を呑めば良いし、その要求額が不当だと思えば指名や契約を見送れば良いのです。
そこには、何の強制もありません。
ボラスが交渉のカードとして「独立リーグ行き」を使うことを非難するのも理不尽に思えます。
ドラフトがオークションのように売り手と買い手が一対多の関係で無い以上、最高値で売りつけたいと思うなら代替え案をちらつかせるのは一般の経済社会なら至極当然のことです。
近年、ドラフトで指名されるアマチュア選手の契約条件が高騰しているのは、ボラスのせいでも何でもありません。くどいようですが、新人選手という商品の価格も恫喝の迫力では無く需給バランスで決定されるのです。
「払いすぎ?」そんな指摘も的外れです。
「ある選手に法外な金額を払うとそれが前例となって相場が高騰してしまう」
という意見も良く耳にします。
これも当たっているようで外れています。
極々短期的には当てはまるかもしれませんが、不当な価格はいずれ淘汰されそれがスタンダードとなることはあり得ません。
もし、今回ナショナルズがストラスバーグ・ボラスコンビの要求する条件を呑んだとしたら、それはボラスに脅かされたからでは無くナショナルズがそれだけの価値を見出したということです。
このことは忘れないようにしたいと思います。
posted by toyorashotaro |23:29 |
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2009年06月14日
個人的には、サブウエイシリーズには一生忘れられない思い出があります。
丁度10年前の’99年のことです。
私は、東海岸への出張で生涯2度目のニューヨーク訪問を果たしました。
そして仕事上の旅程が全て終了した最終日(確か金曜日)の夜、同行の同僚とともにヤンキース対メッツの対戦を見にヤンキースタジアムへ向かいました。
当時ヤンキースは3連覇の真っ最中、正に黄金時代。一方ボビー・バレンタイン率いるメッツにはリッキー・ヘンダーソンやロビン・ベンチュラ、マイク・ピアッツアらがスタメンに名を連ねていました。
その夜の私には大きな悩みがありました。
実は出張中のホテルはニューヨークのお隣コネチカット州に取っており、そこまではグランドセントラル駅から列車で1時間半、しかも1時間に1本しかありません。
私ひとりならともかく同僚も一緒となれば万が一にも最終列車を乗り逃がすことは許されず、結局終電の一本前に乗ることにしました。
そうすると、残念ながら試合終了までは観戦できず6回終了で球場を後にしました。
ところが・・・
大歓声に包まれた球場から一歩外に出るとそこはゴーストタウンのような不気味な静けさ。
白タクの客引きだけがウロウロしているのです。
恐ろしくなった我々は足早に地下鉄の駅に向かいました。
しかし、人影もまばらな構内には怪しげな目つきの輩が通路に座り込んでいました。
完全に雰囲気に呑まれてしまった我々はホームでの数分間(恐怖で数時間に感じました)の後、到着した地下鉄に乗り込みました。
その車両はガラガラで、我々の前に座り込んでいたのは物凄く大きな体つきのホームレスとも薬物常用者とも取れる若者でした。
一瞬目が合った後マズイ!と思った私は同僚を促し席を移動しました。
ところが、その若者は私の行動が気に入らなかったようですぐに追ってきて私の前に立ちはだかり「次の駅で降りろ」と要求してきたのです。
私は生まれて初めて生命の危険を感じました。
恐怖で口も訊け無い状態でしたが、色々な思いがよぎりました。
数十ドル渡してお引きとり願うべきか?
大きな声を出して助けを呼ぶべきか?
イチかバチか闘うべきか?(これは有り得ません)
結局どうすべきか判らねままひたすらその若者を無視し沈黙を続けました。
その間若者は私の座席の前に立ちはだかっているのです。
沈黙が約10分続き、地下鉄は125st駅に到着するとしびれを切らしたその若者は、捨てぜりふを残して、降りて行きました。フーッ。
今から思うと私は単にからかわれただけなのかも知れません。
でもそれ以来外国では安全は日本のようにGivenでは無いことを肝に命ずるようになったのです。
posted by toyorashotaro |18:27 |
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