2009年05月31日

復活過程のサイヤング賞対決 STL@SF MLBTVより

STL 6 – 2 SF

クリス・カーペンター対バリー・ジトというサイヤング賞同士の対決はカーペンターに軍配が上がりました。

‘05年に21勝を記録してサイヤング賞に輝いたカーペンターも肩やヒジの故障で過去2年で計4先発しかしていません。
故障は癒えたとはいっても、投手にとって命とも言える肩とヒジ両方にメスを入れているカーペンターにはもはやかつてのような投球は望めないのではというのが、今季開幕前のメディアの見方でした。

実際、今年も既に脇腹を痛めて1度DL入りを経験しています。
そんなガラスのエースですが、マウンドにさえ上がればまだまだ実力は一級品のようです。

今日も相手が貧打のジャイアンツということを差し引いても素晴らしい内容でした。
2回に1点を与え、開幕からの連続無失点こそ24回1/3でストップしてしまいましたが、持ち味の大きなカーブと絶妙の制球力は申し分無し。
6回91球を投げて2失点で3勝目を挙げました。

今季の防御率は、今日の2失点がありながらなんと0.62!
決して大袈裟ではなく、アリーグのザック・グリンキーばりの快投です。

カーペンターの登板で、個人的に最も印象に残っているのが’06年のワールドシリーズ第3戦です。
この日、アリーグチャンピオンのタイガースに対し8回を無四球で完封したのですが、3ボールの場面さえありませんでした。
と、言うと徹底的にストライクのみを投げたように思われるかも知れませんが、確か初球はボールから入ったケースが初球ストライクより多かったのです。

いかに制球が素晴らしいか、そしてそれに自信があるかの現れです。
それがあるから初球はボールから入るという常識はずれの配球も可能になるんですね。
ここから先の活躍如何は偏に故障の有無に掛っていると言ってよいでしょう。

一方のジトも内容は良かった。
しかし、いかんせん援護がなさすぎました。

posted by toyorashotaro |22:40 | コメント(2) | トラックバック(1)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年05月31日

KCモナークス対シカゴ・アメリカンジャイアンツ MLBTVより

CHW 5 - 3 KC

ロイヤルズの本拠地カウフマン・スタジアムで行われたこの試合、両軍ともかつてのニグロリーグのユニフォームを着用しました。
ロイヤルズはカンザスシティ・モナークス、ホワイトソックスはシカゴ・アメリカンジャイアンツです。

モナークスはかつてあのジャッキー・ロビンソンやサッチェル・ペイジも在籍したニグロリーグの名門です。

ご存知の方も多いとは思いますが、この都市には「ニグロリーグ博物館」も有り、言わば黒人野球の聖地でした(ピッツバーグも同様です)。

一方のアメリカンジャイアンツ、こちらも強豪だったのですが、ちょっと面白いのはニグロリーグの球団には、やたら「都市名+○○○ジャイアンツ」というチーム名が多いのです。 
シカゴ・アメリカンジャイアンツ、ニューヨーク・キューバンジャイアンツ、フィラデルフィア・ロイヤルジャイアンツと言った案配です。

実は「ジャイアンツ」というのは黒人チームを意味する隠語でもありました。
当時は、新聞には黒人の写真を掲載することはタブーだったため、記事にせよ開催告知の広告にせよ、ニグロリーグの試合だと判るようなネーミングが求められました。それでやたら「○○ジャイアンツ」というネーミングが多かったのだそうです。

これもニグロリーグの苦難を示すエピソードのひとつです。

さて、試合の方はそのアメリカンジャイアンツ(ホワイトソックス)のマーク・バーリー、モナークス(ロイヤルズ)のギル・メッシュという両軍のエース各が、持ち味を発揮した投球を披露。
見応えある投手戦となりましたが、終盤に勝ち越したアメリカンジャイアンツが、9回に守護神ボビー・ジェンクスを投入して逃げ切りました。

実は、ジェンクスを見るのは久しぶりでした。
最近は三振が取れなくなったと言われているようですが、99マイルの速球は威力十分でした。でも金色に染めた長ーい顎髭はちょっと妙でした。

posted by toyorashotaro |19:37 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年05月30日

D-train、グリンキーに続け!

BAL 7 – DET

'03年の新人王にして’05年の最多勝投手、D-Trainことドントレル・ウイリスの復活は本物か?
残念ながら太鼓判を押すのはまだ早尚のようです。

今季開幕を故障者リストで迎えたウイリス。原因は自信喪失による精神的な疾患でした。
5月13日のツインズ戦でようやく今季メジャー初登板、4回2/3を投げました(4失点で勝敗は付かず)。
しかし、その後の2試合は連続でクオリティスタート(先発して6イニング以上を投げ3失点以下)をマークし「完全復活近し」を印象付けました(1勝1敗)。

そんな中で迎えた今日のカムデンヤーズでのオリオールズ戦。
私も彼の投球を観るのはほぼ2年ぶりだったので大きな期待を持って見守りました。

しかし、5回を投げ10安打(ルーク・スコットにグランドスラムを含む2本塁打を打たれました)を浴び7失点で今季2敗目を喫しました。

投球は、87-89マイルの2シームと76-79マイルのスライダー(大小2種類ありました)のコンビネーション。
球威の無さと単調な配給、さらにストライクは先行するものの甘いコースが多かった制球。
このあたりが打ち込まれた要因でしょう。

ちょっと、意外だったのは22勝を挙げた’05年あたりに多投したチェンジアップをほとんど投げていなかった点です。
おそらく近年体重がめっきり増え速球の威力が減じたため、チェンジアップは速球との速度性十分でなくなり多投するのを控えているのでしょう。

しかしその緩急の無さゆえでしょうか?今日も5イニングで1三振しか奪えていません。
いや、三振の数以前に空振りがめっきり取れなくなったのが気になります。
今季通算でも22回2/3で10三振しか取れていません(一方10四球)。

ウイリスは’03年のデビュー当時からハイキックのモーションで人気を博しましいた。
その特徴あるフォームゆえ、変則タイプのように錯覚されがちですが彼の真骨頂は、当時から、ストライクを投げる、緩急をつける、どの球種も同じ(変則)フォームで投げる、という非常に教科書的なオーソドックスなものでした。

そんなウイリスがおかしくなってしまったのは、’06年のWBC。
チームUSAのエース各として期待されながら調整不足もあったのか、こっぴどく打ち込まれそれ以降精彩がありません。

もともとナイーブな性格なのでしょう。
昨年は完全に自信喪失でほとんどマイナー暮らしでした。
しかしまだ27才の若さ。本来なら全盛期はこれからの筈です(実際体はどこも悪くありません)。

今季は開幕からKCのザック・グリンキーが早くもサイヤング賞の声が上がるほどの快投を見せています。
そんなグリンキーも一昨年から昨年の前半までは自信喪失に起因する鬱病に苦しんでいたことはよく知られています。

ウイリスもグリンキー同様の復活を心から期待したいと思います(そして次は王建民ですね)。

posted by toyorashotaro |14:37 | コメント(2) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年05月29日

あのエリック・ガニエ カナダ独立リーグで再起を

かつてのサイヤング賞ウイナー、エリック・ガニエが母国カナダの独立リーグ球団ケベック・キャピタレで再出発するようです。
ドジャース時代の’03年に55セーブを記録しサイヤング賞にも輝いたガニエはその後は故障もあり低迷。
今季開幕前にブリュワーズを解雇されていました。

私はかつてガニエのターニングポイントとなる場面に二度ほど出合わせたことがあるのでこのニュースには心を動かされました。

2000年6月のことです。
私はドジャース対アスレチックスのインターリーグ3連戦をドジャースタタジアムで観戦しました。
そしてその3連戦の最終戦の先発のマウンドに上がったのが当時マイナーから昇格してきたばかりの若きエリック・ガニエでした。
しかし経験不足のガニエは固くなってしまったのか初回いきなり先頭打者(確かテレンス・ロング)にダブルを浴びるとその後なんと4連続四死球で押し出し2点。
ドジャースタジアムはかつて聞いたことが無いくらい大きなブーイングに包まれました。
ここで更にビビったガニエはストライク欲しさに甘いコースにタマを置きに行きベン・グリーブ(だったと思う)に走者一掃のダブルを打たれてしまいました。
これで無死で5失点。この試合勝負あった、でした。

これにはさすがに私も「なんだ、こいつは」と思いましたが、これで吹っ切れたのかその後は本来の投球を取り戻し2回以降は好投。
6回あたりで代打を送られ降板しました。

この日、脆さと資質の高さの両方を見せてくれたエリック・ガニエの名前はしっかりと私の胸に刻みつけられました。

その後、中々脱皮できないガニエはメジャーに定着できずマイナーへの降格と昇格を繰り返しました。

そしてその2年後、’02年のことです。
この年ジム・トレーシー監督率いるドジャースはクローザーに人材を欠き、本来先発型のガニエを「とりあえず」クローザーに据えて開幕を迎えました。

その開幕シリーズを観戦するためにロスを訪れた私は3試合目でガニエのクローザー初舞台を見ることができました。
それはかなり点差がついたノン・セーブシチュエーションで、9回時点ではもう観客もかなりまばらでした。
そんなプレッシャーのかからない場面が良かったのかピシャリ抑えたガニエはその後スターダムを登りつめることになります。
その日、ガニエの大ブレイクを予想した観客はだれも居なかったでしょう。


そして、そこから7年の歳月が流れました。
今日のガニエに全盛期の輝きを求めるのは酷でしょう。
そもそも’03年あたりの超人的なパフォーマンスでさえ「薬物のおかげでは?」と疑いの目で見ているファンや関係者も少なくありません。

でも私にとって思い出の選手であるガニエのなりふり構わぬカムバックには心からの声援を送らざるを得ない心境です。

posted by toyorashotaro |01:03 | コメント(2) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年05月27日

グリンキーまた完投で8勝目 DET@KC MLBTVより

ロイヤルズのザック・グリンキーが現地26日に地元KCで行われたタイガース戦でまた、完投。
今季8勝目を挙げました。
これで8勝、81奪三振、防御率0.84全てアメリカンリーグのトップ、要するに投手三冠です。
更に凄いのが、ここまで10先発で既に5完投。
完投率50%とはまるで時代の針が30年程逆戻りしたかのようです。
グリンキーの武器は、MAX97マイルの速球と、スライダー、カーブ、チェンジアップと全て狙ったスポットに投げ込める制球力でしょう。

この7月にカンザスシティと同じミズーリ州のセントルイスで開催されるオールスターゲームのアメリカンリーグ先発はもう決まったも同然?

posted by toyorashotaro |23:51 | コメント(5) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年05月26日

インターリーグ フリーウエイシリーズに関するトリビア

先週末は各地で今年のインターリーグ、オープニングシリーズが行われました。
皆さんはインターリーグというとどんなカードを連想されますか?

圧倒的に多いのはニューヨークのヤンキース対メッツ、別名サブウエイシリーズでしょう。
それに次ぐのは、シカゴカブス対ホワイトソックスのウインディ・シティ・クラシック。LAのドジャース対エンゼルスのフリーウエイシリーズはそれらに比べるとやや地味な印象があります。

そもそもクロスタウンらイバルと言ってもドジャースタジアムがあるロスのダウンタウンとエンゼルスタジアム・オブ・アナハイムがあるアナハイムは60kmくらい(だったかな?)離れています。

そしてこの二つの地域はインターステイツ5号線 サンディエゴフィリーウエイで結ばれています。
もともとエンゼルスは創設時(‘61年)はロスのダウンタウンにあったリグレー・フィールドに本拠地を構え「ロサンゼルス・エンゼルス」を名乗っていました。
そして翌’62年から’65年は新築のドジャースタジアムを間借り、そして’66年にはこれまた新築のアナハイムスタジアム(現在のエンゼルスタジアム)に移転し「カリフォルニア・エンゼルス」と名前を変えました。

ロスのダウンタウンから60kmも離れたアナハイムに移転した背景にあったのは、’50年代から本格化したフリーウエイの建設です。
’55年にアナハイムにオープンしたあのディズニーランドも’61年に開通する予定のサンディエゴフリーウエイを見越して建設されました。
当初はノースハリウッドが建設予定地として計画されていましたが、地域住民の反対で頓挫。そしてその後のフリーウエイ計画を踏まえアナハイムに変更された経緯があります。

他の多くのカリフォルニアのフリーウエイ同様にこの5号線も渋滞のメッカです。
夕方のラッシュにブチあたるとロスのダウンタウンからアナハイムまで思わぬ長時間を要することもあります。

‘90年代に当時、殺人事件の容疑に問われていたかつてのフットボールのスーパースター、OJ・シンプソンが大渋滞の中ロス市警とカーチェイス(?)を演じ、それをTVがヘリからの映像で中継したことでもこの5号線は知られています。
ちなみにその時シンプソンが乗っていた白のフォード・ブロンコは一躍話題のクルマになりバカ売れしました。
丁度、日本で’80年代にロス疑惑の三浦和義がフェアレディZで連日ゴシップマスコミと大渋滞の首都高速でカーチェイスを演じていたのを思い出します。

野球とは直接関係ありませんが、フリーウエイイシリーズからちょっとした連想したトリビアでした。

posted by toyorashotaro |00:24 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年05月24日

無念! 好投上原 故障降板 BAL@WAS MLBTVより

上原浩治に昨日の川上憲伸に次ぐ快投を期待し、このカードをチョイスしました。
立ち上がりは期待どおりで、ピンポイントの制球は明らかに前日の川上をも上回っていました。

それだけに残念ですね。
左太もも裏を痛めて3回終了時に降板してしまいました。
確かにその回から、明らかに高めに浮いてしまうタマが増え二つも四球を与えてしまいました。
これもその痛みのせいでしょう。

これで4月14日以来もう1ケ月以上も勝ち星から見放されていますが、投球内容自体は悪くないため技術面はあまり心配していません。

問題はむしろ春先に次いでまた痛めてしまった左太もも裏でしょう。
このままDL(故障者リスト)入りしてしまうのかどうかはまだ発表されていませんが、巨人時代から決して故障とは無縁の選手であったわけではありません。
まだ、シーズンは4ケ月以上も残っています。くれぐれもここで無理をしないことが大切でしょう。

しかし、最初の2イニングの内容は本当に素晴らしかったと思います。
あれだけ、要求したスポットにビシビシ決まると捕手のグレッグ・ゾーンも気持ち良かったと思います。

上原投手と言えば武器はなんといってもスプリッター(フォークボール)ですが、今日も決して多投していません。
ストン、ストン落とすことで打ち取るのではなく丁寧なコーナーワークで勝負していました。
過去の日本人投手の例にも表れていますが、スプリッターの大きな落差(アメリカでは珍しい)だけに頼った投手は、初年度は活躍しても翌年以降は苦戦する傾向があります。
スカウティングレポートが出回り勝負ダマのスプリッタを見送られるようになるからです。
その点、投球術の原点である制球力で勝負している上原投手には大きな期待ができると私は見ています。
言うまでもなく、制球力はいくら研究されても効力を失わないからです。
その意味でも、今回の故障が大事で無いことを祈ります。

余談ですが、今日の放送は現地の解説は’70年代を中心に大活躍したかつてのオリオールズの大投手ジム・パーマーでした。
ちっぴりですが、彼の現役時代の映像もインサートされて私のような古くからのファンにはプレゼントでした。
しかし、現役時代は下着のモデルを務めたこともあるほどセクシーでダンディだったパーマー。
当時のイメージを大事にしたいのは判りますがやけに量の多い頭髪はやや不自然な印象が・・・余計な話でスイマセン。

posted by toyorashotaro |14:43 | コメント(2) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年05月23日

KK11 完璧な内容でハラデイに投げ勝つ TOR@ATL MLBTVより

KKこと川上憲伸の文句なしに今季最高のピッチングでした。
8回106球を投げわずか3安打無四球7奪三振。

今日の川上に感動した点が三つあります。

まずは、ストライク先行。
初球はほとんどが外角低めのファーストボールでした。配球が読まれるのもお構いなし。
なぜなら、これが最もストライクを取りやすく大きな痛手を被らない球種でありコースだからです。
これによりストライクが先行し二球目以降の配給の幅が広がりました。

次にカーブのキレと制球が抜群だったこと。
カーブが◎だったため、カッターに頼る必要が無く緩急での揺さぶりが非常に効果的でした。

そして最後に・・・
魅せる投球だったこと。
抜群のカーブもほんの数球失投があり、ライル・オーバーベイには二打席連続でカーブを安打されましたが、三打席目にはそのカーブでしっかりお返しの三振を奪いました。
プロとしての意地を感じましたね。
そして降板の仕方がイカシていました。
リリーフを仰いで走者を残しての降板ではなく、8回に迎えたこの日唯一のピンチをしっかり自力で切り抜けてイニングを全うしてマウンドを降りたのが格好良かった!

さらに今日のボーナスポイントはあのロイ・ハラデイとがっぷり四つに組んで投げ勝ったことでしょう。

posted by toyorashotaro |22:08 | コメント(8) | トラックバック(2)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年05月23日

Baeball sentimental journey

ゴールデンウイークもあっという間に終わってしまい、サラリーマンのご同輩はどっぷりと日々の業務に忙殺されておられることでしょう。

そんな状況はまったく私も同じ。
こんな日々を生き抜くひとつのテクニックが次の楽しみ、夏休みに思いを馳せることです。
私の場合は、夏休みの計画はささやかなアメリカ野球観戦旅行です。
今日のような休日や、平日の帰宅後の深夜にあれこれネットで調べながら計画を練るのが(少々暗い!)密やかな悦びなんです。

去年まではスカパー!でコメンテーターをさせていただいていましたので夏休みはその報酬を全てはたいて家族旅行をセット。
その日程の中で野球観戦の機会をひねり出していました(ちなみに同行の妻も娘も野球には全く関心がありません)。
しかし今年はそんな副業の収入もないため予算が非常に厳しく、それに娘が受験生。
したがって独りでコッソリ(でもないですが)行ってくるつもりです。

私の場合独りで行くアメリカ旅行の目的は第一には野球観戦ですが、もうひとつはささやかな冒険による現実逃避です。
もちろん、シゴト上の責任や家族の生活を背負うオトーサンですから本当に危険な行為はご法度。
スラムと言われている地域に興味半分で足を踏み入れるようなことはしません。

私の冒険とは、せいぜいグレイハウンドに揺られての移動や、ナビのないレンタカーで地図と格闘しながら町から町へと移動し一泊数10ドルの安モーテルやユースに宿泊することです。
また、空港からダウンタウンまでの移動もタクシーはなるべく利用せず路線バスや地下鉄を利用するようにしています。

こんなことをするのは経済的理由が大きいのですが、本当のバックパッカーにはなりえないオジサンにとっての代替体験なのです。

前述のとおり、今年は一人旅なので家族と一緒ではまず行かない都市を考えています。
アトランタで→ミシシッピやアラバマ等の深南部(ここはマイナーリーグ狙い)→テキサスはアーリントンというパターン。
もしくは、デトロイトを中心にその周辺のクリーブランドやシンシナティをというパターン。これは”Nation on the wheel”とも言われるアメリカの象徴であったビッグ3の崩壊に人一倍大きな感慨やノスタルジー、ショックの入り混じった複雑な思いを持っているためです。
そして旅程の中には、試合の観戦だけではなく事前に下調べしたローカルな野球博物館(結構あります)や取り壊されてしまったかつての球場の跡地なども訪れるようにしています。
まさに、センティメンタル・ベースボール・ジャーニー。

5月の末となったこの時期は、構想段階から詳細は詰めに入るべき時期です。
具体化したらまたこのブログでお知らせしたいと思います。

posted by toyorashotaro |15:23 | コメント(2) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年05月23日

ピービーのトレード 拒否権行使で破談に

サンディエゴ・パドレスのエース、ジェイク・ピービーとシカゴ・ホワイトソックスの若手4選手とのトレード話が進行中でしたが、結局破談になったようです。
現在の契約条項の中にあるトレード拒否権をピービーが行使したためです。
行使の理由は自宅があるサンディエゴを離れたくないというものですした(余談ですが、移籍の多いメジャーリーグでは所属する球団の本拠地とは全く別の都市に自宅を構えるケースは非常に多いです)。

そもそもこのトレード話は、昨年オフにトレバー・ホフマンとの再契約を見送り、カリル・グリーンを放出する等積極的な(消極的というべき?)年俸削減を進めるパドレスの方針と、今季マーク・バーリー以外は先発ローテーションに問題が多いホワイトソックスの利害が一致したことにより発生したものです。

パドレスの今季開幕時の年俸総額はメジャー30球団中29位(要するにブービー)の4400万ドルでしかありませんが、なんと今後の目標総額は4000万ドルという非常に野心的(?)な水準で、こうなると万年最下位のフロリダ・マーリンズとガチンコを勝負を挑むことになります。
そのうちの約25%の1100万ドルをピービーが占めています。
更に言うと、ピービーの場合は'07年オフに締結した長期契約の残期間分の金額が莫大で、
来季は1500万ドル、’11年が1600万ドル、’12年が1700万ドルです。
そして、’13年はクラブオプションで2200万ドル(!)もしくは400万ドルのバイアウト(クラブオプションを行使しない場合の補償金)付きです。
さすがに、ジェフ・ムーラッド新オーナーにとってこの負担はあまりに大きくオフからピービーの放出話はずっと燻っていました。

一方、ホワイトソックスはどうでしょう。
昨年は地区優勝を果たしながらオフには12勝のハビアー・バスケスや24本塁打のニック・スイッシャーを放出し、ジョー・クリーディーやオーランド・カブレラの三遊間コンビも引きとめませんでした。
それらの動きによりホワイトソックスには若手への切り替えを進めているかの印象を私は持っていましたので、今回の動きは驚きでした。
なにせ破談になったとはいえ、今回のトレード話でホワイトソックスが放出する予定だった4選手の中にはトップクラスのプロスペクトも何人か含まれているのです。

いずれにせよ、渋チンパドレスと高年俸のピービーは所詮相容れない関係。
これから夏場のフラッグディール戦線に向けまた他球団とのトレード話が再燃するのは間違いないでしょう。

posted by toyorashotaro |11:15 | コメント(8) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年05月19日

ワールドシリーズの開始時間が早まるようです

MLB機構とFOXは今年のワールドシリーズの開始時間を昨年までより約40分早め、イースタンタイム7時50分あたりのプレーボールとすることで合意したようです。

昨年まではプレーボールは午後8時30分でした。
レギュラーシーズンでは基本的に午後7時開始(中にはWソックスのように7時11分という例もあります)ですから、随分遅い時間での試合開始です。

これは言うまでもありませんが放映権を持つFOXの意向に沿ったもので、東海岸で午後8時30分なら、3時間の時差がある西海岸でも午後5時30分。平日でも帰宅後には自宅でTV観戦できる時間です。

なるほど、視聴率を稼ぐにはベストの時間設定のように思えますが実際はこの数年必ずしも高視聴率が出ていません。
もちろん様々な理由があります。
人気ナンバー1のヤンキースが’03年を最後にワールドシリーズに出場していないとか、
‘02年のジャイアンツ対エンゼルスを最後にそれ以降はスウィープ(4連勝)を中心とするやや一方的な展開が多いとか・・・

それらに加え若年層のワールドシリーズ離れも近年では指摘されています。
そして、その最大の理由が、開始が遅くて長―い試合時間というのは最早定説になっています。
実際、ワールドシリーズくらいのビッグゲームになると投球インターバルも長くなりがちですし、TV局の意向で意図的にイニング間は長く設定されています(言うまでもありませんが多くのCMを流すためです)。
そんな試合が午後8時半から始まったのでは、試合終了は翌日になって当たり前。
これでは、子どもたちはTV観戦できません。

「野球は”刷り込み“のエンタテーメント」というのは私の持論です。
40代半ばの私が40年野球ファンをやっているのも少年時代にON砲の大活躍をTVで見て”刷り込まれた”からだと認識しています。

若年層のTV観戦離れが進むと将来必ずそのツケは跳ね返ってきます。
その意味では今回のMLBとFOXの決定は、やや遅きに失した感はありますが妥当な判断と言えるでしょう。

また、今回の試合開始時間の変更に関する議論の中で、週末の開催はデイゲームとしようという意見も出されたようですがこれはFOXに却下されたようです。
やっぱり私の世代では、日米ともポストシーズンゲームは爽やかな秋晴れも下でやるものというイメージが強くありますので是非実現してほしいのですが、
なんでもナイトゲームをデイゲームに変更すると視聴者数は30%減じるという試算があるそうです。

しかし、このままでは遠くない将来視聴率が低すぎて週末開催の場合は、夜のゴールデンタイムから昼間に追いやられる可能性も否定できないように思われます。

posted by toyorashotaro |00:12 | コメント(4) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年05月17日

都合7度のサイヤング賞対決 NYM@SF MLBTVより

NYY 9 – 6 SF

ランディ・ジョンソンとヨハン・サンタナという2人合わせてサイヤング賞7回という豪華マッチアップとなったこのゲーム。すっごく楽しみにしていたのですが・・・

注目の対決でアクセスが殺到したのかどうか不明ですですが、MLBTVの画像が最悪。まるでコピーにコピーを重ねたVHSを見る思い。
更にそのぼやけた画像がコマ送り状態で、球種はスピードガン表示で想像するしかない有様。
かなりストレスが溜まりました。

通算勝利が298まで来たビッグユニットはこの試合に勝利すれば300勝にリーチとなるところでしたが、4イニングで11安打を打たれ7点を献上。
今季4敗目(3勝)を喫し、防御率は6.86まで悪化してしまいました。

画像が画像なだけに断定的なことは言えませんが、速球がせいぜい90マイル(最速で92マイルというのはありました)くらいしか出ず、かつ球速表示程の威力が感じられませんでした。
さらにかつて右打者のバットをへし折った自慢の高速スライダーを右打席のベルトランにメ一杯引っ張られた場面などは、ランディ・ジョンソンにも確実に年波は押し寄せてきているんだナと思わせられました(46才ですから当たり前です)。

大袈裟に言えばここ数回のアウティングを見る限り、そろそろローテーションの座が危なくなっているという見方も由なしとは言い切れません。
正直なところ複雑な心境です。
全盛期のランディの凄さを知っているだけに、300勝は彼らしさを発揮出るうちに達成させてあげたい気持ちで一杯です。
がんばれランディ・ジョンソン!

一方のヨハン・サンタナはどうでしょう。
このゲームの前まで、4月29日のマーリンズ戦から19回1/3無失点と絶好調だったのですが・・・
5勝目を挙げたとは言え、7イニング、101球を投げ11安打を浴びなんと6失点(自責点は4)してしまいました。
実はサンタナは、昨年の8月27日から13試合連続で2失点以下という抜群の安定感を発揮していたのですがそれもストップしてしまいました。

しかし、それでも今季の防御率は1.36でナリーグ1位です。
昨年のサンタナは2.53でナリーグで初、キャリアでは通算3度目の防御率1位のタイトルを獲得しました。
しかし、その一方でメジャー定着以降初めて奪三振(206)が投球回数(234回1/3)を下回り、
「そろそろ全盛期は過ぎ去った」という意見も一部の専門家から出ていましたが、
今季はここまで53回で67奪三振(ナリーグ1位)と、そんな意見も吹き飛ばす勢いです。

特に例年開幕当初は調子が上がらず、後半戦で帳尻を合わせるスロースターターというイメージがあるだけに今季の開幕ダッシュぶりには驚かされます。

メッツはここ数年キャリアの絶頂期をやや過ぎたあたりの(伸びシロがもうない)スタープレーヤー(カルロス・デルガド、ビリー・ワグナー、ペドロ・マルティネス、ルイス・カスティーヨ等)を大金を投じて獲得(または契約延長)することが多く、彼らの多くは契約期間の後半には不良債権化しています。

そしてヨハン・サンタナには7年1億6250万ドルを投じました。
健康状態にはやや不安も拭い去れませんが、少なくとも今のところ正しい投資であったようです。

posted by toyorashotaro |20:56 | コメント(4) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年05月17日

地味ーなカードもイケル COL@PIT MLBTVより

COL 3-1 PIT

16シーズン連続で負け越しているパイレーツ。
実は今シーズンピッツバーグのゲームを観戦するのはこれが初めてです。

パイレーツのマイク・マホーム、ロッキーズのホルヘ・デラロサの両レフティの先発投手が素晴らしいピッチングを披露。
特にマホームは7イニングを無失点のほぼ完璧な内容でした。
球速は最速でも89マイルくらいでしたが、カーブのキレと制球が印象的でした。

しかし、9回を任されたクローザーのマット・キャップスが今日も乱調。
ブラッド・ハウプに逆転の2ランHRを許してしまいました。
更に1点を追加したロッキーズはその裏ヒューストン・ストリートが抑えて勝利を飾りました。

NHKではまず放送されることないコアなカードでしたが、両スターターの好投やハウプのHRだけでなく、ロッキーズのライアン・スプルボーズの再三の好捕や、パイレーツの若きスター、ネイト・マクロースのハッスルプレイなどの見どころもあり隠れた好ゲームでした。

来月から放送を開始するJスポーツにもぜひ、たまにはこんなカードも取り上げて欲しいですね(無理な注文か?)

posted by toyorashotaro |00:04 | コメント(2) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年05月16日

インターリーグが近づいてきました

4月3日(金)にセ・パ同時に開幕したペナントレースもこの週末のカードでひとつの区切り。
週明け(火曜日)からは恒例の交流戦が始まり、6月後半まで熱戦が繰り広げられます。

2004年の近鉄・オリックス合併騒動から端を発したプロ野球改革ブーム(?)の一つのアウトプットがこの交流戦。
ここまで定着してきた大きな理由が、昔のような巨人そしてセリーグ偏重のプロ野球人気から脱却してきたことです。
巨人戦が必ずしもドル箱と言えなくなってきたこともあり「客の入らないパ・リーグとの試合は嫌だ」というセ・リーグ側の雰囲気ももはや過去のものとなった感があります。

さて、本家のMLBでも来週末にインターリーグの幕が開き、一旦ブレイクの後6月の第二週末から月末まで開催されます。

このインターリーグ、’94年から’95年にかけてのストライキの影響による人気低迷への危機感を背景に’97年に始まりました。
当初は、同地区対決を中心に開催されていましたが21世紀に入ってからは地区の異なる球団同士のカードも多く組まれるようになり、ほぼ一回りし尽くしてまた同地区中心に戻って来ています。

しかし、その中でつくづく不思議なのが、ニューヨークでのヤンキース対ドジャースという究極のインターリーグカードがまだ一度も組まれていないことです(両チーム同士のリバースカードは’04年にドジャースタジアムで開催されました。松井選手が野茂投手からフラフラっとあがりフェンスぎりぎりに入るホームランを打ちましたので覚えていらっしゃる方も多いでしょう)。

当初は、それこそドル箱カードなのでMLBは出し惜しみしているんだろうと思っていましたが。
でも、13年目を迎えてもいまだに実現していないとなると何か障害でもあるのかナと勘ぐってしまいたくなります。

新ヤンキースタジアムオープンの今年あたりは絶好のチャンスだと感じていましたが・・・
それこそ、ターンバック・ザ・クロック・ナイトで’50年代のニューヨーク三強時代のユニフォームで戦うと盛り上がること間違いなしだと思うのですが。

posted by toyorashotaro |11:14 | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2009年05月12日

スポーツ紙地方版怪情報の読み方

今日は福岡出張。朝から効率良く動くため、昨晩、全日空の最終便で福岡入り。博多駅周辺のホテルに前泊しました。

宿泊を伴う出張の密やかな楽しみが、朝にスポーツ紙の地方版をチェックすることです。
プロ野球のフランチャイズがある都市の場合はローカル色溢れる記事が楽しめます。
特に、今日のように前日にプロ野球の試合が無かった日は各紙とも話題に苦慮するせいか、普段より活発に怪情報が飛び交う傾向にあるように思えます。

そして、今朝もホテル周辺のコンビニで各紙の見出しをチェックすると・・・

ありました、ありました。
某紙の見出しには、
「松中 イチロー、松井とトレード」
という何ともショッキングなニュース。
さあ、オチは何だとわくわくしながら記事を読むと・・・

「トレード」と言うのは選手ではなく、展示品。実はソフトバンクの松中選手の記念品を展示するミュージアムと、マリナーズ・イチロー、ヤンキース・松井の記念館とのお宝グッズの交換展示のことでした。
しかもまだ検討段階だそうです。チャンチャン。

ちょっと興味深いのは各記念館の入場料。
熊本県の「松中信彦スポーツミュージアム」と石川県の「松井秀喜ベースボールミュージアム」がともに300円なのに対しイチローの愛知県の「I‐fain」は900円なんですね。
やはり、格が違うということでしょうか?

以上、おじさんのささやかな出張の楽しみでした。

posted by toyorashotaro |13:03 | コメント(3) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加