2009年04月30日

嗚呼!巨人への道

今日は会社の有給休暇一斉取得日。
普段出来ないことを、ということでジャイアンツ球場までイースタンリーグの巨人対楽天戦の観戦に出掛けました。

ジャイアンツ球場は東京都稲城市のよみうりランドの隣にあります。
最寄りの京王線の駅からは「巨人への道」と言う遊歩道を歩いて行くのですが、これが大変険しい283段の登り階段で駅近くのコンビニで買った缶ビールを引っ掛けてから登り始めた私はすぐにクラクラになってしまいました。
これぞ巨人への道
球場自体は丘陵を抉るようにして造られていますので、屋根が付く前の西武球場同様に建造物自体はありません(ドジャースタジアム的とも言えます)。 観客数を実数発表しているのも新鮮な驚きで今日は890人くらい。 でも印象としては、「結構入っているナ」です。試合後にはサイン会も行われ、立派にマイナーリーグの興行の体を成していました。
チケットブース
注目の巨人太田選手は鋭いライナーで左中間を破る三塁打を放つ反面緩急の攻めへのモロさも露呈。 しかし守っては意外に動きは軽快で、捕球してから送球までに無駄な動きが予想外に少ないのは、驚きでした。 将来は一塁または外野へ転向することになるのでしょうが、ファームにいる間はなるべきショートストップで内野手としての基礎をみっちり勉強したほうが良いかも知れませんね。
太田選手
イースタンリーグの観戦も安くて中身も濃くお勧めです。
ブルペンも近い


posted by toyorashotaro |16:58 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年04月29日

Smog beats fog ! LAD@SF MLBTVより

ジャイアンツ対ドジャースと言えば、アメリカンリーグのヤンキース対レッドソックスに匹敵するナショナルリーグの看板ライバルカードです。
この2チームは古くはニューヨーク時代から互いに鎬を削って来ました。
当然、選手だけでなくファンも熱くなります。
サンフランシスコで行われる場合は、AT&Tパークの観客の発する”Beat LA!(ロサンゼルスをやっつけろ)”コールはお馴染みです。

今日のゲームでは冒頭テレビのカメラがスタンドのファンが掲げる面白いボードをフィーチャーしました。
そこには”Fog beats smog”と書かれてあります。Fog(霧)はご存じサンフランシスコのロマンチックな代名詞、一方Smog(スモッグ)は渋滞のメッカであるロスの空を覆うあまり自慢できないロスの象徴です。要するに二つの都市を示す霧とスモッグを使ってジャンアンツの勝ちだ!と訴えているのです。なかなかしゃれています。

ところで、どうしてサンフランシスコの街は霧が発生することが多いのでしょうか?

サンフランシスコは太平洋に面しておりまた風が大変強い街でもあります。
この風が曲者で、カリフォルニアの暖かい日差しで温度が上がったベイエリアの海水の流を促進する作用をもたらします。

ちょっと、お風呂のお湯を沸かしつつあるところをイメージしていただきたいのですが表面あたりはかなり温度が上がっていてもまだ下のほうは結構冷たかったりします。
そこでお湯をかき混ぜると下の方の冷たい水が表面に上がってきますよね。

これと非常に似た現象がサンフランシスコ湾岸で日々発生しています。
湾から吹きこむ強い風が海面の暖められた海水を流し海底の冷たい水を海面に上昇させるのです。
結果的に冷たい海水が暖かい日差しに触れることになりその温度差が海水の蒸発を促し名物の霧を発生させるのです。

因みに海底の冷たい水が海面に上昇する時に海底近くのプランクトンも大量に海面近くに上昇させます。
プランクトンの動きを促すことはそれを目当てとする魚介類が周辺より集まって来ることを意味します。
サンフランシスコが昔から美味しいシーフードの産地である理由はこんなところにあったのです。

そうそう、肝心のゲームですがドジャースがジャインアツを5対3で下しています。
スタンドのファンのメッセージとは逆で“Smog beats fog”となりました。

posted by toyorashotaro |23:39 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2009年04月29日

ナックル姫えりちゃん 復帰間近

4月29日みどりの日。今日からゴールデンウィーク突入と言う方も多いでしょう。
そして、この大型連休中にも復帰が期待されるのが、右肩痛で登板を控えていた関西独立リーグ、神戸9クルーズの「ナックル姫」こと吉田えり投手です。

腕への負担が少ないことで知られるナックルボールを投げて肩を痛めるの?と言うヤボな質問はすることなかれ。
今日はえりちゃんの早期復帰を願いナックルボールの歴史を辿ってみましょう。

ナックルボールの起源は意外に古く、初めて投げたとされるのは1910年代にホワイトソックスなどで活躍したエディ・シーコットだとされています。
余談ですが、このシーコット投手はメジャーリーグ史上最大のスキャンダルとされる「ブラックソックス事件」で“シューレス”ジョー・ジャクソンらと共に球界を永久追放された8人の一人です。

さて、そのシーコットが世に送り出したとされるナックルボールですが、その当時から'50年代初頭くらいまでは、カーブボールなどと同様に一般的な変化球のひとつと捉えられていたようです。
どうやら当時の投手たちにとってナックルボールは魔球などでは無く投球に緩急をつけるためのもの、いわばチェンジアップだったようです(当時は現代のように、どの球種も同じフォームで投げろ!と言う発想は無かったのでしょう)。

そんなごく普通の変化球だったナックルボールが極めてレアな球種に変化していった理由は何でしょう?

これは諸説ありますがまずは、サークルチェンジやスプリッター等の新球種にいわゆるオフスピードピッチとしての位置を奪われたこと、それと'50年代に登場したナックルボールのスペシャリスト、ホイト・ウイルヘルムがリリーフで大活躍したことにより、ナックラー=スペシャリスト=リリーバー、と言う妙な図式が出来上がってしまったことが挙げられます。
また、そのような「迷信」を助長したのが当時から一般的になってきたピッチングコーチの存在だったと言われています。

要するにナックラーは「ゲテモノ」扱いされだしたのです。
実際ウイルヘルムの登場以降、本格的な先発投手のナックラーは'60年代末のフィル・ニークロの登場まで待たねばなりませんでした。

また、そのニークロにしても通算で318勝も挙げながら殿堂入り資格(引退後5年経過)を得て後、選出まで更に5年を要しました。
同年代に活躍し314勝をマークしたスピットボール(要するに反則球)の使い手だったゲイロード・ペリーより選出まで長い年数を要したのです。
その頃は、「ナックラーはスピッターより低く見られている」と話題になったものです。

今でこそ、強豪レッドソックスにみなさんご存じのティム・ウェイクフィールドが居ますが、長い間ナックラーは弱小球団にしかいませんでした。
前述のニークロにしても球歴のほとんどを過ごしたブレーブスは当時万年最下位でしたし、ペリーにしても基本的には下位チームを渡り歩いています。
「まともな」投手を揃えられない弱小チームがナックラーに手を出す、少々大袈裟に言えばそんな図式です。

さて、そんなナックラーに対する偏見をえりちゃん(いや、ここは吉田投手と呼びましょう)が吹き飛ばしてくれるでしょうか?
復帰に期待しましょう。

posted by toyorashotaro |20:36 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年04月26日

デレク・ロウの快投 ATL@CIN MLBTVより

ATL 10-2 CIN

ブレーブスの先発、デレク・ロウが素晴らしい投球を披露しました。
ロウを見るのはフィラデルフィアでの今季のMLB開幕戦以来ですが相変わらず制球が素晴らしくかつシンカー、スライダーが面白いようにストン、ストンと落ちていました。

ロウと言えばシンカーボーラーで、ゴロの山を築くのが真骨頂ですが、今日は7イニングを投げフライアウトとグラウンドアウトはともに7と普段に比べるとフライ比率がやや高かった(打者天国のグレート・アメリカン・パークとの関連性は特に無さそうですが)のですが、アレックス・ゴンザレスに一発を食らった以外は全く危なげがありませんでした。

今日の勝利で今季2勝目ですが、36才になるロウにブレーブスが提示した4年契約(総額6000万ドル)も故障の少なさと合わせて考えると高い買い物ではないかもしれません。

今にして思えばボストン時代最後の’03年に防御率が5.42とメロメロだったロウに対し、その年のオフに4年3600万ドルを出して獲得したのはドジャースの“あの”ポール・デポデスタGM(当時)唯一のクリーンヒットだったかも知れません。

しかし、中々渋いというか地味なカードです。
6月から放送を開始するJスポーツもこんなコアなカードもたまには放送してくれると良いですね。

posted by toyorashotaro |22:13 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年04月26日

バリテックGスラム NYY@BOS MLBTVより

凄い乱打戦でした。
両軍合わせて28安打、6HRが乱れ飛びましたが、Rソックスが4回表までの6点差を跳ね返し16対11で勝利、9連勝を飾っています。

今日のヒーローには3ランHRを含む6打点を叩き出したマイク・ローウェルを挙げるべきでしょうが、4回裏に1点差に迫るグランドスラムを放ったジェイソン・バリテックも殊勲賞モノでした。

打ったのはヤンキース先発のAJ・バーネットの投じたやや外角寄りベルトラインの4シーム。

正直なところ近年めっきりスイングが鈍くなったバリテックがバーネットの速球を打てる唯一のコースでしょう。
あれがもう少し高かったらバリテックは付いて行けなかった筈です。
あの場面、二死でしたから犠牲フライすら警戒する必要が無いためポサダは思いきってハイヒーターを投げさせるべきではなかったでしょうか。
実際、次の打席ではバリテックは、バーネットをリリーフしたホセ・ベラスの高め速球に完全に振り遅れ三振を喫しています。

今でも主将としてチームを引っ張るバリテックはボストンで大人気ですが、残念ながら力の衰えは否定出来ません。
FAとなった昨年のオフ、チーム側はてっきり再契約を見送るものと私は視ていましたが、結局500万ドルで1年契約を結びました。

本来Rソックスからするとバリテックに最もふさわしい役割はコーチ兼任として後進を育成しながらシーズン50~60試合くらいマスクを被るていう形でしょう。
しかしながら、毎シーズンワールドシリーズの期待を背負う強豪チームにあっては捕手という重要なポジションで中々そうも行かないのが悩みどころです。

posted by toyorashotaro |19:23 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年04月25日

グリンキー連続完投勝利でERAはまだ0.00! DET@KC MLBTVより

KCロイヤルズの若きエース、ザック・グリンキーが今日も素晴らしいピッチングを披露しました。
強力タイガース打線を相手に、108球。被安打はわずか3で1四球、10奪三振で前回に次ぐ2試合連続の完投勝利です(KCとしては’03年のジェイミー・ライト以来の快挙)。

唯ひとつ残念だったのは、5回に味方守備陣のエラーで1失点を喫したこと。
これで昨シーズンから続いていた連続無失点記録は38イニング(今季開幕からでは24)でストップしてしまいました。
しかし、今日の失点も自責点にはなりませんので今季ここまで29イニングで防御率は0.00!
一部では、早くも「今季のサイヤング賞は決まり」の声も出ています(早すぎる?)。

しかしこんな素晴らしい才能に恵まれた投手が一昨年くらいまで自信喪失で鬱状態にあり現在も医師の処方を受けているところということですから、投手というのは神経をすり減らす難しい職業だということが判ります。

今日のグリンキーは、そういうそぶりを全く感じさせない堂々たるマウンドさばきでした。
試合中の表情も、闘争心と集中力と冷静さを同時に感じさせるものでした。
技術的には、元々定評のある制球力が素晴らしくかつ伸びのある4シームは(画面上の表示はありませんでしたが、実況アナウンサーによると)マックスで97マイルをヒットしました。
また、スライダーのキレやチェンジアップの落差も申し分なし。

一番感心したのは、カウント2-2からの決めダマとして、ゲーム前半は勢いのある4シームを、やや球威が落ちてくる後半ではチェンジアップを使うなど非常にクレバーなところも見せてくれたことです。

こんなグリンキーを見ようと今日のカウフマンスタジアムはセルアウトの大観衆(36000人以上)が詰めかけました。
そして、勝利を収めたロイヤルズはなんと現時点で中地区の首位です。

さあこの旋風、どこまで続くでしょうか?

posted by toyorashotaro |21:59 | コメント(0) | トラックバック(1)
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2009年04月25日

スター選手は顔が命? NYY@BOS NHKBSより

フェンウエイパークで行われた伝統カードの本年第一戦。
期待に違わぬ手に汗握る熱戦となりましたが、9回裏のジェイソン・ベイの同点の2ランHRと11回裏のケビン・ユーキリスのサヨナラ弾。2本のHRでレッドソックスが制しました。

まずは、2対4のビハインドの場面で飛び出したベイの一発。
打球はグリーンモンスターの最もセンター寄りの部分を越えて行きました。
なにせ放った相手はあのマリアーノ・リベラですから大したものです。
昨年のリベラはキャリアベストとも言える内容で、ブロウセーブは1度だけ。今季もここまで無失点でした。

このジェイソン・ベイ。パワーがあって出塁率も高い。脚力もあります。更に言うならまだまだ30才で全盛期はこれからです。
ところが、昨年夏の移籍以降もほぼ期待見合いの活躍をしていながら人気はもうひとつ盛り上がっていない印象があります。
やはりあのマニー・ラミレスという派手なキャラの後釜ということで損をしているのでしょうか?

メジャー事情に詳しい私のある友人はかつてこんなことを言っていました。
「ベイはスターにはなれないね。その理由は彼の”顔”だよ。女性に愛される甘いマスクではないしかといって男性や子供に人気の出るような印象に残る個性的な顔でも無いんだよ。
単に冷たい顔立ちで親しみを感じさせないんだよ。」ウーム、なるほどなるほど。

もし、9回裏になんらかの形でレッドソックスがサヨナラに持ち込めたら今日のヒーローはベイだったでしょう。
しかし、試合は11回まで進んでしまいサヨナラHRを放ったユーキリスがその座をあっさり奪ってしまいました。

ユーキリスはメジャーデビュー当初はマイケル・ルイス著の「マネーボール」に登場してくる「ファーボールのギリシャ神」という面ばかりが注目されていました。いわば「ゲテモノ」です。
ところが昨年は29HRを放ち真のスラッガーとしての評価も勝ち取り、いまやフェンウエイで一番の人気者です。
そ人気の理由には、(実力はもちろん)彼の明るいキャラとともにあの風貌も寄与していると思います。まさにベイとは対照的に「人気の出る特徴的な顔」なのです。

今日のゲームは、一旦はヒーローの座を掴みかけたベイから最後に一番オイシイところを人気者のユーキリスが持っていくという二人の立場を象徴するような展開でした。

posted by toyorashotaro |13:40 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年04月23日

運が悪いにも程がある?

スポーツ新聞の記事でちょっと珍しい出来事を見つけました。
21日のレンジャース対ブルージェイズ戦で折れたバットが球審を直撃したそうです(大事には至らなかったようで何よりです)。
そして、この球審は過去2006年と2008年にも折れたバットが頭部に当たったことがあったようです。なんともご愁傷様です。

このことはあるエピソードを私に思い起こさせました。

それは1957年のことです。
フィリーズの強打者リッチー・アッシュバーン(首位打者に二度も輝いたことがあるスラッガーです)が、あるゲームでファウルフライを打ち上げました。
不幸なことに打球はスタンドで観戦中のご婦人を直撃。その女性は担架で運び出されることになりました。
さて、プレー再開。
アッシュバーンが再びバットを振ると打球はスタンドへ。
なんと担架に乗ったその女性にまたしても命中してしまったそうです。
いやはや。

posted by toyorashotaro |21:23 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2009年04月22日

CSでのMLB中継再開への期待

もうご存知の方も多いと思いますが、Jスポーツが6月よりメジャーリーグの中継を始めるそうです。
同社のプレス・リリースによると2015年までの7年間の放映権を獲得したということですから、当面メジャーファンが飢餓感を感じることは無さそうです。

しかし、日本人メジャーリーガーがここまで増えて(というか普通になって)いながらこの1年間に、専門誌(月メ)の休刊、CS放送(スカパー!MLBライブ)や公式日本語サイト(MAJOR JP)の終了が立て続けにあり、ビジネスの厳しさをひしひし感じていただけに喜びもひとしおです。

今回のJスポーツによる放映権獲得を促した要因としては、まずはWBCでの日本連覇による野球自体に対する国内での人気の盛り上がりでしょう。
これは間違いありません。

それに加えて、(MLBから放映権自体を購入している)国内の大手広告代理店から放送局への転売価格の柔軟化があったのではと推測します。
そしてその背景にあったのは現在のこの不況であろうことは想像に難くありません。
これが好況下なら長期的戦略の下、値下げは避け1年くらいは耐え忍ぶという選択肢もあったろうと思われるからです。

振り返ってみると、スカパーによる放送の終了宣言は昨年の9月でいわゆるリーマン・ショックの前のことでしたので、放送終了と昨年秋以降の世界的な不況は関係ありません。

こうしてみるとこの不況もメジャーファンにとっては悪いことばかりではなかったということですね。

果たしてJスポーツはどのようなカードを放送してくれるのでしょうか?
プレス・リリースを読む限りは日本人選手所属チームを中心にかつ他局(NHK)との差別化を図るという難しい課題に挑むようです。

個人的には6月以降、平日はMLBTVで気になるカードをダイジェスト的にチェック。週末はJスポーツでゆっくりと・・・と考えています

posted by toyorashotaro |13:40 | コメント(8) | トラックバック(0)
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2009年04月21日

ライアン・ジマーマン5年4500万ドルで契約更新

ワシントン・ナショナルズと同球団の貴重なスター選手ライアン・ジマーマンが5年総額4500万ドルの契約延長に合意しました。
不況が確実に影響を及ぼしている現在のメジャーリーグにおいてこの内容はかなりの大型契約と申し上げて良いでしょう。

ジマーマンは、2005年のドラフトでナショナルズに一巡目指名されその年の内に早々とメジャーデビューを果たしました。
翌’06年が、初のフルシーズンになるジマーマンは’11年オフにFAの資格を得るところでしたので、’13年までをカバーする今回の契約締結により、ナショナルズはジマーマンのFA流出を2年間先送りすることに成功したことになります。

しかし、現在24才と非常に若いとは言え、この不況下ナショナルズとしては今回の長期大型契約は伸るか反るかの英断だったと言えるでしょう。

と、いうのもジマーマンは確かに素晴らしい(特に三塁守備)選手ですが、単なるスター選手で終わるかそれとも同じポジションのデビッド・ライト(メッツ)のようなカリスマ性までも備えたスーパースターになり得る素材なのかはまだ見極められていないと思われるからです。

確かにデビュー当時のジマーマンには底なしのポテンシャルを感じさせられましたが、昨年は左肩の故障で2ケ月も戦列を離れ、結果的に平凡な成績に終わっています。

その意味でも、今回の契約延長を励みにさらなる成長を遂げるのか、それともプレッシャーに押しつぶされてしまうのか、ジマーマンから目が離せません。

posted by toyorashotaro |23:45 | コメント(3) | トラックバック(0)
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2009年04月19日

"The Bird"マーク・フィドリッチとの長いお別れ

今日は日曜日。明日からまた新しい一週間が始まります。
今週のメジャーリーグを振り返ってみると、イチローの鮮烈的な復帰と通算安打日本記録更新、新ヤンキースタジアムの開場など色々な話題がありました。

そのなかで、大きく取り上げられることも無くこのまま忘れさられそうなニュースが日本時間の火曜日にありました。
それは、'76年のア・リーグ新人王マーク・フィドリッチが54才の若さで亡くなったという悲しいものでした。

フィドリッチは21才だった'76年にタイガースからメジャーデビュー。いきなり19勝を挙げ前述の通り新人王を獲得するだけでなく、サイヤング賞投票でも2位に入りました。
しかし、彼をスターたらしめたのは投手としての実力だけでなく、その特異なキャラクターでした。

長髪のブロンドをカールさせた姿が、幼児向けの教育番組「セサミストリート」(日本でも放送されました)の鳥のキャラクターを想わせるということで、“THE BIRD”のニックネームが付きました。
そしてこのTHE BIRDは一球毎にマウンド上でボールに語りかけるのです。
「さあいいか、ぐっと曲がっておくれ。打者をキリキリまいさせてやるんだ・・・」

ヒッピーを想わせる風貌と奇妙な行動、そして一級品の実力。
スターになるための要素は揃いました。
実際のところ、当時はピート・ローズやレジー・ジャクソンらをしのぐ人気者だったと言っても過言ではありません。

しかし残念ながらその絶頂期は信じられないくらい短いものでした。
翌'77年は故障もあり6勝止まり。それ以降も怪我に見舞われ続け坂道をころげ落ちるように彫落。'80年限りでタイガースからリリースされ、その後レッドソックスと契約するもメジャー登板は成りませんでした。

引退後は一時期その人気に目を付けたテレビ局からキャスターとして声を掛けられましたが、適性が無かったようで何時の間にか消えてしまいました。

メジャーの歴史を語る際にフィドリッチはいわゆる「一発屋」の代名詞として、しばしば取り挙げられます。しかし逆の見方をすればそれだけあの'76年が鮮烈だったと言うことです。正に一瞬の夏・・・
マーク・フィドリッチは紛れも無く当時の私にとって海の向こうのメジャーリーグへの憧れを掻き立ててくれたスターの一人でした。

フィドリッチは現地13日、マサチューセッツ州の自分の農場で作業用の大型トラックの下敷になって亡くなっているところを発見されました。作業中に衣服がトラックに絡まってしまったのが事故の原因だったようです。
合掌。

posted by toyorashotaro |21:30 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2009年04月19日

KCグリンキー34回無失点を祝し昔のエピソードをご紹介

KCロイヤルズのザック・グリンキーが現地18日(土)、敵地アーリントンで行われたレンジャースで117球を投げ、被安打7ながら無四球で10三振を奪い見事完封勝利。今季土つかずの3勝目を挙げました。

これで今季のグリンキーは20イニングを投げまだ失点がありません。
更に申し上げると昨シーズンは14イニング無失点の状態で終えていますので、現在のところ2年越しで34イニング連続無失点となります。

彼は、’04年に20才でメジャーデビューした際は、低迷ロイヤルズ唯一の希望の星と大いに将来を嘱望されました。
しかしその後若さゆえか、精神的に不安定な状態に陥り暫く低迷。昨年あたりからようやく復活の兆しが見えてきたところです。

彼の記録が今後どこまで続くか大いに興味をそそられますが、メジャー記録は’88年にドジャースのオーレル・ハーシュハイザーが記録した59イニング無失点です。
この年のハーシュハイザーはまさに神憑り的活躍で、9月5日から始まった無失点記録はレギュラーシーズンが終了しても途切れることがなく、そのままポストシーズンに突入。
その分も含めると無失点記録は67イニング1/3まで伸びてしまいます(もちろん公式な記録としてはポストシーズン分は含まれません)。
この年23勝を挙げ当然のようにサイヤング賞を獲得したハーシュハイザーですが、翌’89年はなぜかアンラッキー。投球内容は前年に優るとも劣らないのに打線の援護が無く15勝どまりでした。何せ彼が投げている間味方ドジャース打線は34イニング無失点という音無し状態がありました。やはり何事も長期スパンでは帳尻が合ってしまうものなのでしょうか?

ハーシュザイザーの前に連続無失点記録を持っていたのは同じくドジャースの先輩、ドン・ドライスデールです。彼は'68年に58イニング2/3連続無失点を記録しました。
面白いのは、連続無失点記録が44まで伸びた5月31日のジャイアンツ戦9回のことです。二死満塁の絶体絶命のピンチでドライスデールの投げたボールはなんとサヨナラ死球!
これで試合にも負け、記録もストップと思われた瞬間に主審の下した判定はなんと「ボール!」打者に避ける意思無しという判断だったのです。
命拾いしたドライスデールはこのピンチを切り抜けたのみならず無失点記録を前述のとおり58イニング2/3まで伸ばしたのでした。

やはり大記録には色々エピソードがあるものなのですね。
グリンキーがこれから更に記録をのばすとすれば何か後世に語り継がれるようなエピソードも出てくるかもしれません。

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2009年04月18日

渡り鳥シェフィールド 500号HRを達成

ニューヨーク・メッツのゲーリー・シェフィールドが史上25人目の通算500号HRを達成しました。

現地時間17日金曜日、地元シティフィールドでのブリュワーズ戦の7回裏、ピンチヒッターとしての打席での事でした。
代打での達成はなんと史上初。また40才143日での達成は、テッド・ウイリアムズ、エディ・マレー、ウィリー・マッコビーに次ぐ史上4番目の高年齢での達成です。

メジャーではここ数年、ジム・トーミ、フランク・トーマス、A-ROD、マニー・ラミレスと500号達成ラッシュだったため、現地マスコミの報道もややおとなし目ですが、謂わば「殿堂入りのパスポート」をもたらす偉業の達成です。

また、シェフィールドは今日の一発で、500HR、2500安打、1500得点、200盗塁を達成した史上6人目のプレーヤーて成りました。
他の5人とは、ハンク・アーロン、バリー・ボンズ、レジージャクソン、ウィリー・メイズ、フランク・ロビンソンという匆々たるメンバーですから対したものです。

シェフィールドはその強烈なキャラ故、トラブルも多くチームを転々としており、先月31日にタイガースを解雇されて後、拾われたメッツがメジャー8チーム目です。

もう彼に残された球歴は長くは無いでしょうが、さすらいの一匹狼、シェフィールドのマイルストーンを祝福したいと思います。

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2009年04月17日

ロビンソンデイに魅せたカーショーの快投 SF@LAD MLBTVより

ドジャース5-4ジャイアンツ

ドジャースの若駒クレイトン・カーショーが目の覚めるような素晴らしいピッチングを披露しました。
7イニングを投げて被安打はベンジー・モリーナに許したホームランの一本のみ。
奪った三振は驚くなかれ13です。
彼の武器は何といっても大きく縦に割れる古典的なカーブ。
現在のMLBではブレーキングボールの主流はよりストライクの取りやすいスライダーです。
そんな中で、それこそドジャースの大先輩であるかつてのサンディ・コーファックスを彷彿とさせるカーショーの大きなカーブは大変魅力的です。

このカーショー、私が気に入っている理由がもうひとつあります。
それは右足を上げてマウンド上でトップの体制を取っている時のバランスが実に素晴らしく前後に寸分の狂いも無いことです。恐らくこの点では昨年のワールドシリーズMVPのフィリーズのコール・ハメルズと双璧でしょう。
申し上げるまでも無く足を挙げた時点で体の中心線が乱れていないということは球威、制球両面で非常に大事です。
たとえばあのランディ・ジョンソンですら腰の状態が悪いときはこの時の重心が前寄りになってしまいタメの無い棒玉になる傾向があります。
その点、カーショーはまだまだこれから伸びる可能性を感じさせます。

現地時間4月15日は、62年前ジャッキー・ロビンソンがカラーバリアーを破ってメジャー・リーグデビューを果たした記念日です。
それを記念し、この日は両軍ともロビンソンの背番号42を全選手が背負いプレーしました。

どうしてもロビンソンを語る際には、その歴史的価値のみにスポットが当たることが多くややプレーヤーとしての実力が見落とされ勝ちな気がします。

彼がデビューした’47年はホームラン狙いの大味な野球が主流でスピードが軽んじられていた時代でした。
そんな中でロビンソンは単に盗塁のみならず、隙あらば次の塁を果敢に奪いという積極的な走塁(時には本盗も)の魅力をファンに再認識させました。これは彼の大きな功績です。

そして、守っては目立つ美技だけでなく相手打者に応じて予め守備位置を変えるといったインテリジェントな部分(これも当時は忘れられていた部分です)も披露していたようです。

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2009年04月16日

松坂最短KOの原因は? BOS@OAK MLBTVより

レッドソックス5-6アスレチックス

みなさん良くご存じのとおり松坂が自己ワーストの僅か1イニングで降板しました(5失点)。
技術的に言うと、何時にもまして左肩の開きが早かったですね(彼は左肩の開きが早いときは投球の瞬間の首振りが非常に大きくなります)。左肩の開きが早いから、右打者の内角への投球がすっぽ抜けた感じになり球威も制球もNGでした。
今日の松坂の投球を映像でご覧になり、彼らしからぬ小さなフォロースルーのフォームに違和感を感じた方もおられるでしょう。

今日は初回2番打者のオーランド・カブレラに対し内角に大きくすっぽ抜けてぶつけそうになった投球がありました。
この投球により、ヒット・バイ・ピッチ(死球)の懸念からバリテックの要求もそれ以降外角一辺倒になり結果的に狙い打たれ易くなりました。

このフォームの乱れが、単に技術的な問題なのかそれとも巷で報道されているとおりWBCの影響による疲れに起因するものか。
右腕に疲労感が残っているようですからDL入りも視野に入っているでしょう。

しかし、イチローの胃潰瘍といい松坂の不調といいWBC出場を辞退した選手たちから「そら見たことか」と言われそうで悔しいですね。

posted by toyorashotaro |00:23 | コメント(6) | トラックバック(0)
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