2009年11月26日

「ドジャー・スタジアム」になるところだった(?)シェイ・スタジアム

来季のニューヨーク・メッツはどうやら伝統のピンストライプをメインのホームジャージとして採用するようです。
私のようなオールドファンにとっては嬉しいニュースです。

現在の白地のジャージもデザイン的には悪くないとは思いますが、ピンストライプは私にとってはメジャーリーグに興味を持ち始めた’70年代の思い出のユニフォーム。
‘74年の秋にヨギ・ベラ監督に率いられ来日したトム・シーバーやジョー・トーレ、フェリックス・ミヤーンらが身に纏っていたのがピンストライプでした。
もっとも、来季メッツが採用するのは当時の(というか’69年のミラクル・メッツの)ピンストライプそのものでは無く、ノスタルジーとモダンが融合した新デザインのものだそうですが、これはこれで楽しみです。

ジャージ以外でもメッツは歴史へのリスペクトを強めており、今後は本拠地シティ・フィールドのエントランスゲートや球場への通路となる橋にギル・ホッジス、トム・シーバー、ケーシー・ステンゲル、ウイリアム・シェイと言った球団の歴史に功績のあった人物の名を冠するのだそうです。

ところで、皆さんはウイリアム・シェイという人物をご存知ですか?
もちろん昨年までの本拠地だったシェイ・スタジアムのシェイさんです。
彼は、’58年にドジャースとジャイアンツが西海岸へ移転してしまったニューヨークを再びナリーグのフランチャイズ都市とするのに尽力した人物です。
もともと、「フラッシングメドウ・パーク・ミュニシパル・スタジアム」という名称となる予定だったこの球場は彼の功績に敬意を表しシェイ・スタジアムとなったのです。
ちなみに、シェイさんの前にもこの球場の構想段階で球団誘致を図った人物は存在しました。
ロバート・モーゼスというニューヨーク市のお役人が、エベッツフィールドからの移転を目論んでいたドジャースのウオルター・オマリー・オーナーにこの新球場への移転を働き掛けたのです。
但し、その時点では既にオマリー・オーナーの心は遠く西海岸にあったようでこの計画は日の目を見ませんでした。
もし実現していればシェイ・スタジアムがドジャー・スタジアムになっていたところでした。
もっともその場合はメッツという球団自体が生まれることも無かったでしょうが。

posted by toyorashotaro |22:43 | MLBヒストリー | コメント(2) | トラックバック(0)
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