2009年12月30日

日米野球復活を願う

NPBの加藤良三コミッショナーが来年1月5日にアメリカでMLBのバド・セリグコミッショナーと会見するそうです。

会談では多くのトピックが取り上げられるようですが、その中のひとつに「日米野球」があるようです。
これは是非とも実現(というか再開)して欲しいですね。
ご存じの通り、隔年で(そして読売と毎日が交互に)開催されていた日米野球も’06年を最後位に中断状態。
本来なら’08年に毎日新聞主催で開催される予定でしたが、折からの新聞を始めとする活字媒体の不振に加えリーマンショックの不況で命脈が絶えてしまいました。
実はもうひとつ見逃せないのがNPB選手たちの相次ぐ出場辞退。
思い起こしてみると、結果的に最後の開催となった’06年の辞退ぶりはほとんどWBCでのメジャーリーガー達の動向に匹敵する(?)程でした。
これだけメジャー指向の選手が多い昨今においては意外な印象を拭い去れませんでした。

ひょっとすると・・・近年は野球選手も「事務所」に所属し広告等のプレイ以外の活動のマネジメントを委託するケースが多いので、ひょっとしたら「事務所の意向」でケガの恐れもある時間外労働をなるべく回避する傾向があったのかナとも想像しています。

しかし、’71年のオリオールズ来日をきっかけにメジャーにハマった私としてはまた再開して欲しいものだと切に願っています。

posted by toyorashotaro |20:15 | 2009 MLBよもやま | コメント(8) | トラックバック(0)
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2009年12月23日

松坂ファミリーもX'masを過ごすディズニーワールド

松坂大輔一家のクリスマス休暇はフロリダのデュズニーワールドだそうです。
楽しそうにミッキーマウスと触れ合う姿がメディアを通じて披露されています。

ディズニーワールドがあるフロリダ州のオーランドはかつて読売ジャイアンツでもプレイしたデーブ・ジョンソン(今年のWBC米国監督でもありましたね)の出身地であり、またアトランタ・ブレーブスの春季トレーニング地でもあります。

実は私はフロリダには足を踏み入れたことが無いのですが、数年前にとある理由で春に家族旅行に出ることになった時に、ディズニーワールドをチラつかせフロリダ行きを提案したことがあります。

家族はディズニーワールドにブチ込んでその間に、敷地内(といっても超広大のようですが)のクラッカー・ジャックスタジアムでチッパー・ジョーンズやジョン・スモルツ(当時)の調整ぶりをしかと確かめようという企みでした。
さらに言うと、オーランドはアストロズのトレーニング地のキシミーやタイガースのレイクランドにも結構近いのです。レンタカーを手配すれば十分廻れる範囲です(結果的にはこのプロジェクトは成就しなかったのですが・・・)。

一方カリフォルニアのディーズニーランドには行ったことがあります。
完成したのは1955年。
当初は北ハリウッドでの建設が予定されていたようですが、周辺住民の反対で結局アナハイムが選ばれました。
ロスのダウンタウンから約60kmも離れた場所が選ばれた背景には、当時どんどん建設が進んでいたハイウエイ網の整備がありました。
ちなみに、アメリカのノアールノベルの旗手ジェイムス・エルロイの「LAコンフィデンシャル」は南カリフォルニアに建設される巨大テーマパーク(当然モデルはディズニーランド)とそこに繋がるハイウエイの建設に絡む汚職を描いた傑作です。

日本からのパックツアーで使用されるようなディズニーランドのオフィシャルホテルは結構高価ですが、周辺にはリーズナブルなモーテルがたくさんあります。
私は正門の真正面にあるモーテルに泊まりました。
モーテルといえども場所が場所なだけに100ドルくらいはしましたが、なかなか快適でした。
もちろんレンタカーを走らせればものの10分でエンゼルスタジアムに到着します。
来年の夏はこんなバケーションを過ごす方もたくさんいらっしゃるでしょうね。

posted by toyorashotaro |17:49 | 2009 MLBよもやま | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年12月20日

楽しみなパドレス レトロユニ

サンディエゴ・パドレスは来季は木曜日の主催ゲーム(計6試合)でレトロユニフォームを着用するそうです。
候補は'78年の「白地に茶色の袖」、同年の「茶色」、そして'84年の「オレンジ交じりの白」の3種類で
最終的にはネットでのファン投票で決めるそうです。

個人的には'78年のサイケデリックなユニフォーム(どちらでも可ですができれば「茶色」)が採用されて欲しい気がします。
'84年はパドレスが初めてワールドシリーズに進出した記念すべき年ですので、そのユニフォームも比較的若いファンからの票を集めそうですが。

しかし、'78年も'84年ほどではありませんがパドレスにとってはメモリアルな年です。
同年から加入した大ベテランのゲイロード・ペリー(スピッターとして有名)が確か21勝(だったと思います)をマークしてサイヤング賞を獲得。
更にはマイナーからオジー・スミスが昇格しショートのポジションをゲット。
華麗な守備でファンを魅了しました。
他にも、デイブ・ウインフィールドが若き主砲として君臨していました。
要するに後年のホール・オブ・フェイマーが3人も在籍していたのです。
結果的にはこの年、84勝78敗で'69年の球団創設以来初の勝率5割を達成しています。
また、この年には本拠地サンディエゴ・スタジアム(今のクアルコムです)で初のオールスターが開催されています。
この試合はナリーグが勝利し、後にパドレスへ移籍するドジャースのスティーブ・ガービーがMPVに輝きました。
私もフジテレビの中継をかじりついて観戦したのを良く覚えています。

その頃のメジャーの主流はベルトレスのパンツにプルオーバーのシャツ。
今のようなダボダボタイプではなくボディにぴっちりフィットしたスリムなものでした。
そんなスタイルに茶色や黄色を大胆に採用したパドレスのカラーリングは当時随分滑稽に感じました。
しかし年月が流れると全ては良き思い出。
21世紀の今、当時の写真を見ると懐かしさがこみ上げます。

ちなみにサンディエゴ・パドレスという球団は'69年のナリーグ球団拡張以前にもマイナーリーグのパシフィックコーストリーグの球団として存在しました。
以前もこのブログで触れたことがありますが、サンフランシスコ国際空港内には当時のパシフィックコーストリーグに関するプチ博物館があります。
そこでこの夏撮影したのが以下の写真。
マイナー時代のパドレスユニ
当時のパドレスのユニフォームには黒とオレンジのラインを採用した「巨人型」もあったようです。 余談ですがこちらは同リーグのサクラメントのユニフォーム。 Sの文字を囲っているのはハート(?)でしょうか?
ハート型
これらは国際線ターミナルのコンコースに陳列されています。 サンフランシスコを訪れる機会のある方は是非チェックしてみてください。


posted by toyorashotaro |15:08 | 2009 MLBよもやま | コメント(2) | トラックバック(0)
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2009年12月04日

ワールドシリーズMVPトロフィー

松井秀喜のワールドシリーズMVPトロフィーが、東京恵比寿のMLB café Tokyoで展示されているようです。
ひょっとして石川県の松井選手のミュージアムからの借用でしょうか?
それこそ東京ドーム内の野球体育博物館に陳列されていてもおかしくない代物ですよね。
一見の価値ありかも。

しかし、このMLB café Tokyo、ワールドシリーズ終了直後に訪れてみてちょっと驚きました。
実は、結構オトナの雰囲気のレストランなんですね。
てっきりもっとカジュアルでアッケラカンとしたビールカブ飲みの典型的スポーツバーかと思っていたので・・・
恵比寿にあるといっても、駅前の繁華街ではありません。ガーデンプレイスから距離は近いのですがちょいポツンと離れた場所です。
以上の理由からかどうか、私が訪れた時は金曜日なのに店内は何と言うか・・・オークランドコロシアム状態でした。料理は結構美味しいんですけどね。

さて、ワールドシリーズMVPトロフィーが集客のクラッチヒットとなるか?

<訂正>
展示されているのは松井選手のMVPトロフィーではなくヤンキースのチャンピオントロフィーでした。お詫びして訂正いたします。
豊浦彰太郎

posted by toyorashotaro |20:41 | 2009 MLBよもやま | コメント(6) | トラックバック(0)
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2009年11月23日

焦るなチャップマン気長に行こう!

FA権を持っている選手との所属球団の独占契約期間が終了し、MLBは本格的なストーブリーグを迎えました。
そして今年のオフの目玉の一人が、元WBCキューバ代表チームのエースで100マイルを超す剛速球を投げるアロルディス・チャップマン投手です。

このチャップマン、先日飛び込んできた外電によると突然代理人との契約を解除したそうです。
みなさんご存知の通りチャップマンは7月のオランダ遠征中に突如亡命。
このときの手引き役が今回契約を解除されたアスリート・プレミア・インターナショナル社(API)のエドウイン・メヒア氏だったと言われています。

このチャップマンの獲得に必要な条件は、今年のアマチュアドラフトの星だったスティーブン・ストラスバーグ(サンディエゴ州立大)がナショナルズと結んだドラフト史上最高額の総額1510万ドルがベンチマークになると言う噂」がもっぱらです。
流石にこれだけの予算が必要になると獲得に乗り出せる球団は少なく、今のところヤンキースかレッドソックスだろうと言われています。

しかし、なぜチャップマンはさあこれからという段階でAPI社を見切ったのでしょうか?
真実は当事者以外は知る由はありませんが、(決して大袈裟でなく)命を懸けてまでの今回の亡命を遂行したチャップマンに焦りがあったのかも知れません。
まだ、ストーブリーグは始まったばかりですし当のヤンキースやレッドソックスにしてもオフの大本命であるロイ・ハラデー(ブルージェイズ)やジョン・ラッキー(エンゼルス)の動向をまず見極めてから。
いきなりアメリカでまだ実績ゼロの若者に飛びつくわけにも行きますまい。
恐らく現段階ではまだジャブを入れた程度でしょう。

長期戦を覚悟している高橋尚成(巨人)ではありませんが、いきなりチャップマンの目の前で1000万ドル単位の札束が飛び交う仁義無き戦いが展開されるわけではありません。
果たして、チャップマンはそれがしっかり理解できていたか?
また、API社はそのようなストーブリーグの特性を事前にしっかり説明していたか?
私は、両者のケンカ別れの原因はそこら辺にあったのではと勘ぐっています。

API社からチャップマンが乗り換えたのはヘンドリックス・スポーツ・マネジメント社。
ここのクライアントには同じくキューバを亡命したケンドリー・モラレス(エンゼルス)らがいます。

そう言えばそのモラレスにしても大きな期待を持ってエンゼルスに'04年に迎えられながらその後は長く泣かず飛ばず。
今年ようやく34本塁打を放ちブレイクするまで5年を要しました。
アメリカの野球に適合する以前にキューバとは全く異なるアメリカでの生活自体へ馴染むことは大変なこと。
この不況下、各球団がチャップマンとの契約に慎重になるのは無理からぬところです。

posted by toyorashotaro |21:37 | 2009 MLBよもやま | コメント(6) | トラックバック(0)
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2009年11月21日

サイキックなリンスカム CY受賞率100%!

注目のナリーグ、サイヤング賞の行方は現地19日に発表されジャイアンツのティム・リンスカムが2年連続の栄誉に輝きました。

投票結果は予想以上の接戦でした。
3位までの連記方式の投票で1位票獲得数ではリンスカムの11票に対し、カージナルスのアダム・ウエインライトは12票。
しかし得票総数ではリンスカム(100点)、クリス・カーペンター(94点)、ウエインライト(90点)の順でした。

2年連続の受賞は’99年-‘02年のランディ・ジョンソン以来ですが、'07年メジャーデビューのリンスカムにとって今年はまだフルイヤー2年目。
その2年間でサイヤング賞2度獲得ですから受賞率はなんと100%!
通算329勝のあのノーラン・ライアンが27年もメジャーで過ごしても結局1回たりとも受賞できなかった訳ですからリンスカムの2年で2度は驚異的です。

そもそも開幕前の段階では、今年のリンスカムはサイヤング賞の連続受賞どころか健康にシーズンを過ごすことができるかどうか私は懐疑的でした。
というのもご存じの通りあの華奢で小柄な体格でありながら'08年は227イニングも投げていたのです(マイナーも含めたそれ以前のキャリアハイより49イニングも多い)。
ところが今季は、故障するどころか元気に225イニングも投げ抜いたのですから大したものです。

ちなみに今日の夕刊で受賞を喜ぶリンスカムの写真を見て驚きました。
シーズン中の帽子を被っている状態しかイメージが無かったので、あれほど「ロン毛」だったとは迂闊にして知りませんでした。
サンフランシスコはかつてはヒッピー文化の発信地だった場所。
なんとなくそんな’60年代の若者っぽい雰囲気がただよっていましたね。

そう言えば先日マリファナ所維で逮捕されたリンスカム。
そんな点も’60年代のヒッピーっぽい?

posted by toyorashotaro |01:13 | 2009 MLBよもやま | コメント(4) | トラックバック(0)
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2009年11月18日

CY賞 アリーグはグリンキー、ナリーグは?

混戦が予想されたアリーグのサイヤング賞は、いざ蓋を開けてみると意外な大差がつきました。
投票権を持つ記者28人中25人がKCのザック・グリンキーに1位票を投じました(1位~3位の連記式投票)。
したがって、最終得票の結果(グリンキー134ポイント、フェリックス・ヘルナンデス80ポイント)以上にグリンキー圧勝の感があります。
大差が付いたことには意外な印象がありますが、グリンキーの受賞自体に異論のあるは多くないでしょう。
勝ち星が16までしか伸びなかった(援護が少なかった)のは事実ですが、昨年終盤からの43イニング連続無失点での幕開けや、夏場での15奪三振や2試合連続での1ヒッターなどの圧巻のパフォーマンスがありました。
決して精神面の病からの完全復活という話題性で得票を稼いだわけではありません。

さあ、次はナリーグです。現地時間19日に決定します。
基本的には、クリス・カーペンター / アダム・ウエインライウトのカージナルスコンビと昨年のウイナー、ティム・リンスカム(ジャイアンツ)による三つ巴の勝負となるでしょう。
前評判は最多勝利のウエインライトが一歩リードといったところですが、果たして結果や如何に?
個人的には、カーペンターに獲らせてあげたい。
もし受賞できれば、トミー・ジョン手術を挟んで2度目(前回は’05年)の受賞になりこれは史上初になります。
大きな故障があっても、手術をして焦らずじっくりとリハビリに励めば手術前以上に素晴らしい投手になることもできる。
正に現代ならではのことで故障に悩む他の多くの選手たちへの励ましになります。

posted by toyorashotaro |23:38 | 2009 MLBよもやま | コメント(4) | トラックバック(0)
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2009年11月11日

ゴールドグラブ賞よもやま

アリーグのゴールドグラブ賞が発表されました。
外野手部門では、マリナーズのイチローとエンゼルスのトリ・ハンターがともに9年連続受賞。
外野手としてのメジャーレコードとなるロベルト・クレメンティとウイリー・メイズの12回も視野に入ってきました。
イチローはともかくハンターは今季は故障欠場が1ケ月もあったため、正直なところ受賞は難しいかな?と思っていました。
ひょととしたら、好調な打撃が得票の後押しをしたかもしれません。

かつて('99年)にはラファエル・パルメイロが28試合にか守っていない(専らDH)のにアリーグの一塁手部門で受賞してしまったことがあります。
守備の場合は打撃と異なり明確な指標がない事、投票が記者ではなく監督、コーチによるものであることの是非が当時は問われたものです。
もちろんイチローを始めとする受賞者にけちをつけるつもりは在りませんが、一旦名手としての定評が確立すると意外なまでに連続受賞が継続するケースが多いのもまた事実です。

ここでちょっとトリビアを・・・
皆さんはかつての名投手ジム・カットさんをご存知ですか?
数年前までヤンキースのケーブルTV局「YES」でコメンテーターを務めていたと言えば「ああ」と思われる方も多いでしょう。

そのカットさん現役時代は20勝以上のシーズンが3度もあり通算でも283勝も挙げていながら殿堂入りしていません(私は、あのトミー・ジョン(288勝)やバート・ブライレブン(287勝)らとともに常日頃から不当な評価と憤慨しています)。

実はこのカットさん、守備の名手としても知られておりゴールドグラブ賞をなんと16回も受賞しています。

数年前のこと、アメリカの月間野球専門誌"Baseball Digest"を読んでいる時に面白い読者投稿を見つけました。
曰く・・・
「ジム・カットが殿堂入りしていないのはけしからん。283勝では不十分というのか?一方でブルックス・ロビンソン('60~'70年代の名三塁手、16度のゴールドグラブ受賞を誇る)は通算打率が.267でしかないのに殿堂入りしているではないか。
ならばカットも16回のゴールドグラブへの評価だけで殿堂入りしてしかるべきだ!」

なるほど、なるほど。

posted by toyorashotaro |23:18 | 2009 MLBよもやま | コメント(4) | トラックバック(0)
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2009年11月08日

パイレーツに岩村は必要か?

今週のメジャーリーグのニュースと言えば、まずはヤンキースの8年ぶり27回目の世界一と松井秀喜のMVP獲得ですが、そのシリーズ中にレイズの岩村明憲のパイレーツへのトレードがありました。

岩村とレイズの3年契約は’09年シーズン限り。’10年は485万ドルのクラブオプションです。これは’07年の180万ドル、’08年の240万ドル、そして今季の325万ドルに比べてもそれなりの高額な条件です。かと言ってレイズはこのオプションを破棄するには55万ドルの違約金を払う必要があります。
もともと緊縮財政で更に二塁手にはベン・ゾブリストやレイド・ブリニャックらの人材を抱えるレイズにとっては、違約金を回避しつつオプション契約を選択せずに済むトレードでの放出は9月あたりからの既成路線だったようです。

しかし、私にとってちょっと解せないのは何故パイレーツは岩村に食指を伸ばしたのかということです。
ご存じの通り、パイレーツと言えば「万年チーム再建中」状態で、これでもかこれでもかと中軸選手を放出し若手に切り替えています。
現在のGMは ‘07年オフに就任したニール・ハンチントンさんですが、昨年のザビア・ネイディやジェイソン・ベイの放出に続き今年も6月のネート・マクロースのブレーブスへのトレードを手始めに7月もアダム・ラローシュをレッドソックスへ、イアン・スネルとジャック・ウイルソンをマリナーズへ、トム・ゴーザラニーとジョン・グラボウをカブスへ、そして最後にはフレディ・サンチェスをジャイアンツへ放出しています。

特に理解に苦しむのが、今季限りで契約が切れる31歳のサンチェス(今季600万ドル)を放出していながら、30歳とほぼ同年齢の岩村をチーム内最高額となる485万ドルも投じて1年契約で獲得している点です。
恐らく、本来サンチェスの後がまとして期待していたデルウイン・ヤングがそれほどの成長ぶりを示していないということが理由でしょうが、ではパイレーツは何年先をチーム再建のターゲットに置いているのとか?という疑問が湧きます。

もともとパイレーツには、今年メジャー昇格を果たしたスティーブ・ピアース、'04年ドラ1のニール・ウオーカーや同じく昨年の1位指名ペドロ・アルバレス、かつてのヤンキースのプロスペクトのホセ・タバタらの将来のスターがいるのです。
彼らがモノになるまでじっくりと待つのか?それともこのオフ、それなりに補強して来年あたりに取りあえず勝率5割を狙うのか(現在MLB史上ワーストの17年連続負け越し中)?
そのあたりのポリシーがいまひとつ見えてきません。

取りあえず岩村を補強しつつ、来年の7月にあっさり年俸総額削減のためにフラッグ・ディールで放出する。
そんな愚は避けてほしいものです。

posted by toyorashotaro |22:50 | 2009 MLBよもやま | コメント(11) | トラックバック(0)
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2009年11月04日

3人ローテ ヤンキースの挑戦

ヤンキースは現地4日(水)のワールドシリーズ第6戦の先発に、アンディ・ペティットを正式に指名しました。
これでCC・サバシア、AJ・バーネットに続きペティットも中3日での登板になります。
実際、ヤンキースはポストシーズンに入ってからずっと3人でローテーションを組んでいますが、ディビジョンシリーズは3戦スイープでしたし、リーグチャンピオンシップシリーズはここ数年恒例の第4戦と第5戦の間にブレイクが入るスケージューリングのため中3日での登板はサバシアだけでした。

ヤンキースは仮に第6戦をペティットで落としたとしても、最終の第7戦には「中3日のオニ」サバシアを先発させることが可能です。
要するにヤンキーズの3人ローテーションはスターターがコマ不足というよりはサバシアにより多く登板機会を与えたいというのが主旨です。

3人ローテーションでのワールドシリーズ制覇となると’91年のツインズ以来(ジャック・モリス、ケビン・タパーニ、スコット・エリクソン)となります。
当時はまだ東西2地区制で、ポストシーズンもワールドシリーズ以外はリーグチャンピオンシップシリーズのみでしたから、今年ヤンキースが制すれば、ポストシーズンが3シリーズ制になってから初の事例となります。

一度成功例を示せば前例となって後に続くものが現われるのが世の常。
その意味では今年のヤンキースの試みの行く末は要注目です。

posted by toyorashotaro |23:32 | 2009 MLBよもやま | コメント(10) | トラックバック(0)
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2009年10月31日

「ええRod」?それとも「K-Rod」?

現地時間31日(土)にフィラデルフィアで行われる今年のワールドシリーズ第3戦。
多くの注目ポイントがありますが、その中のひとつがヤンキースの主砲、アレックス・ロドリゲスの打棒でしょう。

というのも、ニューヨークでの2試合ではA-Rodはなんと連続で4のゼロで3三振。
過去ワールドシリーズで1試合3三振は118人が成し遂げて(?)いますが、内2試合連続はゼロ。
要するにA-Rodはワールドシリーズのワースト記録を作ってしまったのです。
現地のメディアの中には、早くも”K-Rod”などという辛辣な形容も出てきました。

過去、A-Rodはポストシーズンで好結果を残せていないことがなにかと批判の的になっていました。
それが今年に関しては、ディビジョンシリーズ、リーグチャンピオンシップシリーズの計9試合で34打数14安打で打率.412、本塁打は5本で打点も12。
そして数字以上に中身の濃い一発が目立ち、「こりゃ今年のロドリゲスは”ええRod”や(何故か関西弁)」と思っていた矢先だけに・・・

そもそも今年のロドリゲスは2月のステロイド報道から始まり、臀部手術とWBC辞退。復帰後も暫く不調でした。
更には私生活では女優のケイト・ハドゾンとの熱愛報道と恒例(?)のお騒がせぶり。
本職の方では、終盤に復調し結果的にはなんとか30本塁打100打点をマークしレギュラーシーズンを終えました。
そしてこの出入りの激しいポストシーズン。
正にローラーコースターです。

しかし、終わりよければ全てよし。
果たして今年のロドリゲスは“ええRod”?それとも“K-Rod”?

posted by toyorashotaro |19:30 | 2009 MLBよもやま | コメント(4) | トラックバック(0)
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2009年10月27日

マグワイアは何を語ってくれるのか?

やはり火の無いところに煙は立ちませんでした。
セントルイス・カージナルスは今季限りで契約が切れるトニー・ラルーサ監督との1年の契約延長を発表するとともに、同じく1年契約であのマーク・マグワイアの打撃コーチ就任を発表しました。

マグワイアは、’01年限りで引退してからはメディアの前にほとんど姿を現すことが無く、カージナルスからの春季コーチでの臨時インストラクターのオファーすら断り続けていました。

‘98年の70本塁打もステロイドの助けを借りたであろうことは周知の事実。
当時はメジャー史上に残る名場面と言われたサミー・ソーサとの本塁打合戦も今や見て見ぬふりを続けたMLB機構の無責任さとともに薬物汚染の象徴的なスキャンダルとみなされています。

その張本人たるマグワイアは引退後は全くの隠遁生活。
ファンの落胆を背負い込む代償としてゴルフ三昧の早すぎる隠居生活を今後とも送り続けるものと私は思っていました。

私は彼の私生活には全く関心がありませんが、引退後に妙な投資ビジネスに手を出していない限り、ゴルフ三昧を楽しむなりプールサイドに寝そべりカクテルを味わう生活を享受できた筈です。

それを夢のような生活と捉えるか何と退屈な人生かと捉えるかは人それぞれの人生観でしょう。
少なくとも、マグワイアはそれを捨てメディアやファンからの厳しい批判に晒される現場に戻る決心をしたのです。

このまま堕ちた偶像としての汚名を甘受しながらも直接的な非難を浴びることの無い隠遁生活を続ける選択肢もあった筈です。

そんな生活にピリオドを打つ決心をしたということは、マグワイアはユニフォームに袖を通す悦びを得るとともに自らの薬物使用を告白しその愚と害をファンに訴える決意をしたものと私は思いたいのです。
少なくとも現場に復帰しながら、'05年のあの忌まわしき公聴会のように肯定も否定もせずにひたすら口を噤み続けることは不可能であることは彼自身良く判っている筈です。

いかに583本塁打を放ったとは言え薬物の手を借りたマグワイアが殿堂入りすることは無いかも知れません。
でも、再びユニフォームを纏ってファンの前に姿を現し悔い改めながら熱心に若い選手の指導に取り組めばファンは彼を許すのではないでしょうか。
彼の記録を認めるのではなく、人間性を認めるという形で。

posted by toyorashotaro |22:29 | 2009 MLBよもやま | コメント(13) | トラックバック(0)
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2009年10月26日

アムトラック・シリーズ NYY vs PHI

雨天順延となったアリーグ・チャンピオンシップシリーズ第6戦は5対2でヤンキースが勝利。2003年以来のワールドシリーズ進出を決めました。
現地28日(水)から始まるワールドシリーズでは21世紀初の2連覇を狙うフィリーズと対戦します。

ニューヨークとフィラデルフィア。この2都市は距離にして僅か100マイル(約160km)。
アムトラック(鉄道です)で確か1時間半くらいだったと記憶していますからサブウエイ・シリーズならぬアムトラック・シリーズです(グレイハウンド・シリーズとも言えますが・・・)

そしてニューヨークのシンボルと言えばスタテュー・オブ・リバティ(自由の女神)、もう一方はリバティ・ベルですからリバティ・シリーズと命名しても良いかもしれません。

実はこの2チームのマッチアップはなんと’50年以来59年ぶり!です。
この年のフィリーズは若手中心でWhiz kids(神童とか活発な子供たちという意味です)と呼ばれ1915年以来のリーグ優勝を飾りました。
中心選手は打のリッチー・アッシュバーン、投のロビン・ロバーツでしたがMVPに輝いたのはリリーフ中心で16勝を挙げたジム・コンスタンティでした(このコンスタンティはリリーフ・エースのはしりと言われています)。
また、この年からフィリーズはチームカラーを前年までのブルーから今日まで続く朱色がかったレッドに変更しています。

一方のヤンキースはヨギ・ベラ、ジョー・ディマジオらを擁しワールドシリーズ5連覇(‘49~’53年)を果たす黄金時代の真っただ中。
シリーズはヤンキースの4連勝で幕を下ろしました。

さあ、59年後の今回はどんな展開になるでしょう?

posted by toyorashotaro |23:08 | 2009 MLBよもやま | コメント(4) | トラックバック(0)
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2009年10月23日

黄金時代に入った?フィリーズ

ナリーグ・チャンピオンシップシリーズ第5戦は、みなさんご存知の通り勢いに勝るフィリーズがドジャースを圧倒。
10対4で勝利し2連続ナリーグ制覇を成し遂げました。

これで今季は3年連続の地区優勝(球団史上2度目)、そして前述の通り2連続でのナリーグ制覇とワールドシリーズ出場(ともに球団史上初)を達成したことになります。
まさに1世紀を超える球団史上で最高の黄金時代に入ったと言っても過言ではないでしょう。

今季、新任のルーベン・アマロGMのもと首尾よくナリーグを制したのは私にとってちょっとした驚きでした。
というのも、昨年オフにパット・ギリックGMが’80年以来のワールドシリーズ制覇を置き土産に勇退していますが、過去ギリックが去るとその球団は弱体化するというジンクスがあるからです。
具体的には、’92年-‘93年に2年連続ワールドチャンピオンとなったブルージェイズや’01年に116勝を挙げたマリナーズです。
いずれも栄華の後にギリックが球団を去りその後一気にチームは衰退しています。

しかし、今年のフィリーズはそれらの過去のチームとはちょっと違います。
前述のブルージェイズやマリナーズはその全盛期において、中心となったのは全盛期もしくはそれをやや過ぎたあたりのベテランたちでした。
一方、今年のフィリーズではロリンズにせよアトリーやハワードにせよまさにこれからが旬となる生きのいい選手たちが中心です。
となると、今年のワールドシリーズの結果はともかくもう暫くフィリーズのダイナスティは続く可能性大です。

posted by toyorashotaro |00:17 | 2009 MLBよもやま | コメント(7) | トラックバック(0)
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2009年10月21日

LA受難の日にコレッティGM契約延長を発表

アナハイムで行われたアリーグ・チャンピオンシップシリーズ第4戦はアレックス・ロドリゲスの3試合連続弾となる2ラン本塁打などでヤンキースが10対1でエンゼルスに圧勝。
ワールドシリーズ進出に王手を掛けました。

ナリーグでは1日早くフィリーズがドジャースを破って王手としていますので、ア・ナ両リーグともロサンゼルスの2球団は絶体絶命の窮地に追い込まれてしまいました。

そんなLA受難の日に、ドジャースはネッド・コレッティGMとの「長期に亘る契約延長」を発表しています。
これは偶然の一致?それとも敗退決定前にアナウンスしたほうがメディアやファンに支持されやすいという政治的判断でしょうか?

そのコレッティGMは’05年オフに当時のポール・デポデスタGM更迭の後を受け4年契約でドジャースに迎えられました。
その契約期間が今季で切れる訳ですが、5年目となる’10年はコレッティ、球団双方のオプションとなっていましたのでそれを受けての契約更新です。

もともとベテラン指向の同GMはその任期中に’06年オフのジェイソン・シュミットとの3年契約や翌年オフのアンドリュー・ジョーンズとの2年契約などの空前の失敗作もありましたが、その一方で’08年フラッグディールでのマニー・ラミレスの獲得やアンドレ・イーシアの発掘(‘05年オフトレードで)、斎藤隆('05年オフ)や黒田博樹(‘07年オフ)らの日本人投手のとの契約、オーランド・ハドソンのお買い得な条件での獲得(‘08年オフ)などの功績があります。

また、とかく非難されがちのベテラン指向についてもホアン・ピレールを例外に基本的に3年以下の契約期間とするなどのポリシーを評価する声もあります。

しかし、フロントオフィスも含め「結果が全て」の勝負の世界。
今回の契約延長がドジャースにとって英断だったかどうか?
まずは明日の”must win game”の結果を見守りたいと思います。

posted by toyorashotaro |23:33 | 2009 MLBよもやま | コメント(3) | トラックバック(0)
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