2008年12月31日
「TOUITSU」誕生の年、2008年が終わろうとしています。23日の大会にご来場いただいた方々、28日のテレビ中継をご覧いただいた方々、改めて、ありがとうございました。厚く御礼申し上げます。
神戸ワールド記念ホール大会を終え、年も変わるのでこの公式ブログも役割を終え……るわけではありません! 年が明けても12月23日の大会各試合の写真レポートをはじめとして、変わらず情報更新を行っていきたいと思います。また、次回大会についても決定次第、お伝えしたいと思いますので、ご期待ください。
というわけで、来年も「TOUITSU」をよろしくお願いいたします。
posted by touitsu |20:17 |
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2008年12月28日
(左からゲスト解説の小野寺力さん、徳山昌守さん、ゲストインタビュアーの吉澤ひとみさん)
いよいよ本日深夜1時20分より、よみうりテレビで「TOUITSU」中継番組が放送されます。関西地方のみの放送となるので、それ以外の地方の方には申し訳ないんですが……。2時45分まで、たっぷり85分枠! 激闘が続いたトーナメントの模様を中心に、バッチリお送りします。ぜひご覧ください!
posted by touitsu |10:03 |
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2008年12月24日
昨日はTOUITSU神戸ワールド記念ホール大会にご来場いただき、誠にありがとうございました。また、このブログにも多くのアクセスをいただき、ありがとうございました。
まずは全試合の公式記録をお届けします。個々の試合の詳細については、改めてご紹介させていただく予定です。
第9試合 トーナメント決勝 ヒジあり 3分3R(最大延長2R)
× 黒田アキヒロ
判定3-0(30-27、30-26、30-27。1R、右ヒジで黒田がダウン)
○ 石井宏樹
※石井がトーナメント優勝、TOUITSUライト級初代王者に。
第8試合 ワンマッチ 65kg契約(ヒジあり) 3分5R
○ センチャイ・ソー・キングスター(タイ/ルンピニー・スーパーフェザー級王者)
3R2分56秒、TKO(ヒザ蹴りでレフェリーストップ。3R、左ボディでホーがダウン)
× ホー・セイウン(韓国/大韓キックボクシング協会ライト級王者・2008コリアGP 65kg級優勝)
第7試合 準決勝 ヒジなし 3分3R(延長1R)
× 及川知浩
判定3-0(30-28、30-27、30-26。2R、右ストレートで及川がダウン)
○ 石井宏樹
第6試合 準決勝 ヒジなし 3分3R(延長1R)
× 吉本光志
延長判定2-1(10-9、9-10、10-9。本戦判定は30-29、29-29、30-30のドロー)
○ 黒田アキヒロ
第5試合 トーナメント一回戦 ヒジなし 3分3R(延長1R)
× 壮泰(士道館橋本道場/MA日本スーパーライト級王者)
判定2-0(30-29、30-30、30-29)
○ 石井宏樹(藤本ジム/前日本ライト級王者)
第4試合 トーナメント一回戦 ヒジなし 3分3R(延長1R)
○ 及川知浩(及川道場/SB日本スーパーフェザー級王者)
延長判定3-0(三者とも10-9。本戦判定は30-28、30-30、30-30のドロー)
× 森本達也(日進会館/99J-TOP軽量級ウエイト制トーナメント準優勝)
第3試合 トーナメント一回戦 ヒジなし 3分3R(延長1R)
○ 黒田アキヒロ(フォルティス渋谷/J-NETWORKライト級王者)
判定2-0(30-29、30-30、30-29)
× 梶原龍児(チームドラゴン/WFCA世界ライト級王者・K-1推薦)
第2試合 トーナメント一回戦 ヒジなし 3分3R(延長1R)
○ 吉本光志(AJジム/IKMF東洋ライト級王者)
延長判定3-0(三者とも10-9。本戦判定は30-29、29-29、29-29のドロー)
× 赤十字竜(キングジム/NJKFスーパーフェザー級王者)
第1試合 トーナメントリザーブマッチ ヒジなし 3分3R(延長1R)
× 河野雄大(武勇会/MA日本ライト級王者)
判定2-0(30-29、30-30、30-28)
○ 末広智明(大道塾吉祥寺支部/R.I.S.E. FLASH to CRUSH TOURNAMENT'07準優勝)
オープニングマッチ第2試合 60kg契約(ヒジなし) 3分3R
○ 一刀(日進会館/第9回グローブ空手道選手権播州杯中量級優勝)
1R0分35秒、KO ※右フック
× 島村晃司(チームドラゴン/新空手2008年K-2グランプリ軽中量級準優勝)
オープニングマッチ第1試合 70kg契約(ヒジなし) 3分3R
× JIRO(日進会館/第6回グローブ空手道選手権播州杯中量級3位)
判定2-0(30-28、30-30、30-28)
○ 甲斐直樹(正道会館/R.I.S.E. KAMINARIMON TOURNAMENT'07準優勝)
posted by touitsu |18:39 |
試合結果&詳細 |
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2008年12月23日
☆準決勝
吉本VS黒田
延長判定2-1 黒田
本戦 30-29(黒田)、29-29、30-30
延長 10-9(黒田)、10-9(吉本)、10-9(黒田)
及川VS石井
判定3-0 石井
30-28、30-27、30-26
2R、ワンツーで及川ダウン
☆決勝
黒田VS石井
判定3-0 石井
30-27、30-26、30-27
石井宏樹がTOUITSUライト級初代王者に決定!
詳細は改めてお伝えします!
ご来場いただいた方々、ありがとうございました!
posted by touitsu |21:42 |
試合結果&詳細 |
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2008年12月23日
吉本VS赤十字
延長判定3-0 吉本
本戦 30-29(赤十字)、29-29、29-29
延長 3者とも10-9
黒田VS梶原
判定2-0 黒田
30-29,30-30、30-29
及川VS森本
延長判定3-0 及川
本戦 30-28(及川)、30-30、30-30
延長 3者とも10-9
壮泰VS石井
判定2-0 石井
30-29、30-30、30-29
準決勝は
吉本VS黒田
及川VS石井!
posted by touitsu |18:24 |
試合結果&詳細 |
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2008年12月23日
あと3時間でいよいよ本戦開始! 選手たちも会場入りし、何かとバタバタしております。そんな中、超直前情報!
☆当日券は午後3時発売開始!☆
まだ間に合います! 会場窓口にてお求めください!
☆よっすぃー来場!☆
今大会はよみうりテレビにて28日に放送されますが、そのゲストインタビュアーとして吉澤ひとみさんが、ゲスト解説としてキックボクシング元日本フェザー級王者・小野寺力さん、ボクシング元WBC世界スーパーフライ級王者・徳山昌守さんが来場されます! 生よっすぃーを見たいというあなたも、ぜひ神戸ワールド記念ホールへ!
それでは、いよいよ大会です!
posted by touitsu |13:03 |
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2008年12月23日
刻々と大会開始の時刻が迫ってきました。いよいよ出場選手インタビューも最終回! 最後はNJKFスーパーフェザー級王者・赤十字竜選手です。リングネームの読み方は「あかじゅうじ・りょう」。弱冠20歳の新鋭王者が語る、トーナメントの目論見とは?
──このトーナメントのことを聞いたときの気持ちは?
赤十字 まだ7戦しかしてないのに、こんな大きな大会に出していただいて、ラッキーと思いました。
──チャンピオンになってすぐですが。
赤十字 緊張とかはそんなにないです。強い選手とどんどんやりたいと思っていて、今回はやったことのない選手ばかりなのですごく楽しみです。
──名前は知ってるけど試合は見たことのない選手も多かった?
赤十字 そうですね、対戦が決まるまでは。決まってからはいろんなビデオとかを見て、研究しました。申し訳ないんですが、関西のお二人と、石井宏樹選手のことは知らなかったんです。
──石井選手は優勝候補と言われていますが、改めて見てみてどうでした?
赤十字 やっぱり落ち着いてるし、強いとは思いました。でもやってみないと分からないので。
──20歳で、参加選手中、最年少になりますね。
赤十字 年は関係ないと思うんですけど、若い方がエネルギーがあるというか、元気があると思うんで、根性で闘いたいと思います。
──会見では「ガンガン殴り合って面白い試合を」と言ってましたね。
赤十字 お客さんには楽しい試合を見てもらいたいし、殴り合いが一番分かりやすいと思うんで。
──関西でエキシビションをしたことがあるとか?
赤十字 そうですね。落ち着いてやっていたら、つまらなかったらしくて、沸かなかったんです。それで、関西では技の応酬とかではなくて、ガンガンいかないといけないのかなと思いました。
──公開抽選では最初にボールを引いて、最後まで相手が決まりませんでした。どんな気持ちでした?
赤十字 ドキドキしましたね(笑)。
──それで吉本光志選手に決まったわけですが。
赤十字 映像を見たら、前に前に来る選手なので、テクニックも少し入れて(笑)さばけたら、かつ打ち合う試合ができたらと思います。
──やりやすいですか?
赤十字 前に前に来る選手はあまりやったことがないので、楽しみでもあります。
──ワンデートーナメントはプロでは初めてだと思いますが、グローブ空手時代は経験してますよね。
赤十字 はい。まあ痛いところとか出てきますけど、やらないといけないんで。今回もやっていてヤバイと思ったら、あとのことは考えずに全力を振り絞らないと。
──チャンピオンクラスが集まるので、全試合そうなりそうですよ。
赤十字 そうですね。1試合目から全力でいくと思います。
──今年、ケガから復帰していきなりタイトルマッチ、そしていきなりこの大舞台ですが慌ただしい感じはないですか。
赤十字 いや、別に気にはならないですね。強い人とやりたいということしか頭にないので。
──フェザー級からスーパーフェザーに上げて、今回は62kgですね。
赤十字 今まで減量がけっこうきつかったので、ちょうどいいですね。
──キャリアも実績もある年上の選手たちに囲まれて、気後れはないですか。
赤十字 ないですね。それだけ練習しているんで。
──今回、多くの団体の王者が集まっていて団体対抗戦的な要素もありますが、その中でNJKFの強さを見せるという気持ちは?
赤十字 そうですね。代表として選ばれたので、重いものを背負って恥をかかないように、優勝を狙っていきます。
──1回戦の相手、吉本選手は全日本キックの選手です。10月8日の「山本元気VS桜井洋平」戦あたりを踏まえて意識するようなことは?
赤十字 いえ、特には。誰が来ても同じだと思ってるんで、そこは意識してません。
──赤十字選手が優勝すると、一気に若い世代が注目されることになると思いますが。
赤十字 自分は世代交代の時期だとは思ってます。尊敬はしてますけど。自分がそうできる立場になって、有名になれたらいいですね。
──これからのキック界を引っ張る?
赤十字 そういう存在になりたいですね。そのためにまずは優勝して。有名になったらいろんなところに行ってどんどん強い人とやれると思うんで。
──優勝賞金の使い道は?
赤十字 うーん……ほとんど貯金だと思うんですけど、あとは友達とかジムの人たちに軽くおごったり(笑)、あとはちょっと親孝行を。
──何かプレゼントとか?
赤十字 現金を渡します(笑)。それが一番喜ぶと思うんで。
──関西のファンの方に、どんな試合を見てもらいたいですか?
赤十字 面白い試合、印象に残る試合をしたいと思います。あ、でもトーナメントなんで、勝てる試合を。
──リングネームが変わった読み方ですが、その由来は?
赤十字 ……内緒でお願いします。
──そうですか(笑)。では最後に、意気込みをお願いします。
赤十字 絶対優勝します!
posted by touitsu |12:23 |
出場選手インタビュー |
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2008年12月23日
出場選手インタビューも大詰めの第7弾は、「K-1推薦」として出場するWFCA世界ライト級王者・梶原龍児選手です。今年はK-1にも二度(韓国と武道館)出場した梶原選手、その自信のほどをお聞きください!
──調子の方は?
梶原 この前の大月晴明戦(10月1日、日本武道館)から考えたら全然動きがいいっていうか、あの試合ですごい成長しましたね。経験値が上がりましたね、かなり。
──このトーナメントの話が来たときはどう思いました?
梶原 (前田憲作)先生と相談して、10月の大月戦の後試合をしないで、弱気で来年につなげるより、アグレッシブに、ポジティブに考えて、試合をして来年につなげようと相談し合って決めました。
──出場メンバーについては?
梶原 もう正直、ここまで来たら誰々が来るなっていうのは分かってるんで、驚きもしないし。いつかやるんだろうっていうか。ここ5年ぐらい、トップが変わってないじゃないですか。それが、オレの中ではイヤなんですよ。それを覆したいんで。オレがキックを始めて4年ぐらいなんですけど、始めた頃にメインにいた人が、まだいるわけじゃないですか。オレからしてみれば、もういいですよ、って感じだから。そういう位置を、オレに代わりたい。それで今度はオレが、下から来る若い世代とか、勢いのある若手の壁になりたいっていうか。そういう風に考えてますね、格闘技を。
──なぜ、そんな風に流れが遅いんだと思いますか?
梶原 MAXとかだとメディアに乗るので、ずっと同じ人たちだと飽きられるじゃないですか。だから、それを加味してマッチメイクされてると思うんですけど、ライト級だとマニアの人たちが注目しているので、けっこう長い目で見てると思うんですよね。でもここからはK-1もできたし、60kgが盛り上がってくるじゃないですか。そういった面で、一掃した方が面白いんじゃないかなあと思いますね。その中でオレは、ライト級のジェロム・レ・バンナであったりピーター・アーツみたいな存在になりたいですね。年齢的にもそういう位置に来てるし、トップになるって決めてるから、自分の中で。
──会見でも「3年は君臨する」という言葉がありました。なぜ3年なんですか?
梶原 奇数だから(笑)。2年や4年より、3年の方がいいでしょ(笑)。
──そういう風に時間を決めて考えてる選手って、珍しいのでは?
梶原 でもイチロー選手とか北島康介選手、それから野球でメジャーに行ってる選手にしても、逆算できるんですよ。逆算できない人が、体を壊して辞めていく例が多いと思うんですよね。逆算するから、今はこの準備期間だなとか。今は、こっち(頭を指さす)の方もみんなクールになってると思いますよ。僕はそういう人間だと思うし。
──梶原選手がここまで来たのも、そういう計算?
梶原 うーん……計算と、勘ですよね。こっち行った方がいい、こうした方がいいっていうのはそういう勘と、あとクールに考えて、っていうのはありますね。
──抽選会のクジ運については?
梶原 オレ、前の日に夢で見たんですよ。ホントに。オレの相手が黒田選手で、となりの枠に吉本選手がいるんですよ。向こう側に石井選手がいて。これを夢で見てるんですよ。で、怖い夢だと自分で起きられたりするじゃないですか。いい夢だとまだ寝とこう、みたいな。それで準決勝を勝ち上がって、決勝の相手は!ってなった時に、これは楽しみにとっておこうと思って起きたんです。
──すごいですね!
梶原 ホントにすげえなと思いましたよ。僕の勘ってちょいちょい当たるんで、勘に頼ることもありますよ。
──試合中は?
梶原 試合では……勘ってないんじゃないですかね(笑)。やっぱり作戦と、その場のひらめきで。真剣の刃のきらめきみたいなもので、みんな王者だから一瞬でぶった切らないと勝てないですよね。ただ単に作戦の枠にはめるだけじゃ、チャンピオンにはなれないですから。それ以上のものがあるから、みんなチャンピオンになったんですよ。そういうトーナメントなんで、作戦プラス一瞬のひらめきは大事にしてますね。それが一番だった人が、当日にチャンピオンになると思うんで。
──黒田選手の印象は?
梶原 岩石(笑)。岩石みたいに、ゴロゴロゴロゴロ転がって向かってくる感じ。半年ぐらい前に渋谷でクラブに行ったら、なぜか黒田選手がいて。変な縁だなと思ったんですけどね。その時は敵じゃないから、ちょっと話したりしましたよ。
──またやることになりましたが。
梶原 無心でやろうかなと思ってます。トーナメントって、1回戦がすごく大事なので。体力残してやるつもりはないし、全力でいきますよ。向こうも、オレを倒したら……と思ってるでしょうから。
──当然、前回の対戦の頃とは違ってると思いますけど、どこが違うと思いますか?
梶原 岩石の幅がでかくなってるんじゃないですか?(笑) 同じチームドラゴンの細野(岳範)さんに勝ってるじゃないですか。あれで、僕の中でも評価が高くなりましたよね。でも、勝ちますけどね。印象はそんな感じですかね、テクニックがあるとかは思わないですね。
──梶原選手自身が変わった部分は?
梶原 今までは、パンチ一辺倒の選手だったと思うんですよ。みんな今までのオレのビデオを見て研究してると思うけど、ちょっと最近はパンチ一辺倒じゃなくなった感じですね。新たな武器を持って、フリースタイルで。今はそれがテーマですね。何がくるか分からないみたいな。音楽でいうとミクスチャー。
──ふだん大会のない関西ということで、分かりやすい試合が求められそうですが。
梶原 ダウン、KOですよね。それは狙ってますよ。
──ワンデートーナメントですが。過去に経験は……。
梶原 新空手と、J-NETの新人王トーナメントぐらいですね。今回、試合順とか見たらけっこうタイトですよね。まあでも、1回死んでやろうと思って。去年、前田尚紀戦(8月)で三途の川は見てるんで(笑)。おぼろげながら、試合後の医務室で。そのぐらいの覚悟はしてますよ。
──梶原選手は他の選手たちと違って、トーナメント7選手のうち3選手と対戦経験があります。それは気持ちの上で違うものですか?
梶原 別に何とも思わないですけどね。でも、その人たちとも当たる可能性もあるじゃないですか。そしたら、全部がリベンジ。勝ってる選手もいるけど、もう1回勝てば確実にオレが一番ってなると思うし。
──梶原選手についている「K-1推薦」という肩書きは、当日のお客さんからすればとっつきやすいのかなという感じもありますが。
梶原 意識もしてるし、アドバンテージを感じている部分はありますね。逆に他の7選手からしたら、オレを倒せばK-1に出られるんじゃねーの?、確率高いんじゃねーの?みたいな感じで、黒田選手なんかも喜んでると思うけど、そうはいかないですよね。
──それだけの自信はあると。
梶原 自信もあるし、逆にお客さんにとって情報が少ないところでやるんだったら、見た感じオレが出た方がいいでしょっていうのもあるし(笑)。
──対戦相手の研究は、綿密にする方ですか?
梶原 綿密にはしないですね。前田先生に任せてます。あとは、リングの上で闘うのはオレなんで、その時の勘であったりとか、ぶつかったときの意外性とかがあるんでインターバル中に相談したりするんですけど、僕はもう前田先生にお任せしますね。ビデオも1回か2回、ざっと見る程度で。
──黒田選手以外の6人は?
梶原 何だかんだで見てますね、生も含めて。及川選手なんて、僕がデビュー2戦目で出た大会のメインに出てタイトルを取ってますからね。
──さっきも出ましたが、そういう選手は……。
梶原 もうね、お腹いっぱいでしょっていう感じもあるし。その時も、仲間に「あれぐらいやらなきゃダメだよ」って言われたんですよ。それが今、同じ舞台に立てたんで、オレの中でも成長したなっていうのはありますね。逆に越えないといけないし。石井選手もそうですよ。僕がボクシングやってたときに、友達がキックやってて応援に行ったんですよ。その時が、石井選手が我龍真吾選手からタイトルを取った時で。その時、「この選手、ボクシングうまいな」と思って。そう考えると面白いですね、いろいろ。
──このトーナメントは、自分の手でそういう選手たちに「ご苦労様」と言えるというわけですか。
梶原 今後は、もう全部そうしたいです。オレは今、ちょっとこういうヤツがいるよっていう感じで名前が知られてきてるけど、ライト級ではもうけっこう知られてる選手が今回出てるじゃないですか。そういう人たちに、オレが「もういいよ、いいよ、いいよ」って。今はジムもやってて、将来的にはプロも育てたいですしね。そういう時にでかい壁は必要だし、オレがなった方が説得力があるじゃないですか、生徒たちに。そういう長いスパンで考えてますね。
──今年は今のところ4試合して、1勝3敗という成績です。ストレスが溜まった年なのでは?
梶原 いや、みんなと話してたんですけど、やっぱり年間5試合ぐらいがベストだねと。4試合だと絶対、オフの時期ができちゃうんですよ。オフの時期になると、1回スタミナが落ちちゃうじゃないですか。5試合だとコンスタントに上がってる状態だから、オレとしてはラッキーですね。まだ商品価値があるってことだし、うれしいですよ。
──じゃあ、今年をバシッと締めて。
梶原 はい。来年、出たい大会もあるし。やっぱり10月のMAXを経験すると、ああいう舞台ももう1回出たいですからね。そういうところでやっていきたいですから。そのためにももちろん優勝して。それに、「TOUITSU」っていうイベントが今後も続くんであれば、一発目でインパクトを残せば今後も使ってくれるだろうし。覚悟して、命かけてやりますよ。
──黒田選手は、「キックボクシングの本質を見せたい」と。
梶原 へえ〜、見たいですね(笑)。じゃあオレは、オスとオスの闘いの本質を見せますよ。キックボクシングっていうとルールの中に入ってるじゃないですか。オスとオスの対決だと逆に知識のない人たちには面白いと思うんですよね。ライオン同士が、こっちを咬まれてもこっちを咬む、みたいな。そういう試合をしますよ。
──梶原選手にはシンガーとしての顔もありますよね。それは自分の中ではどういう位置づけなんでしょう。
梶原 人に伝えるものとか残すものっていうのは、種類にしたら一緒だと思うんですよ。闘いだったら見せることができるし、音楽だったら聞かせることができる。ライブだったら、見せて聞かせることができるじゃないですか。自分はそういう風にやっていって、自分の生き方も間違ってなければ、それはそれでメッセージになるじゃないですか。両方覚悟を持ってやっていければいいんじゃないかと。
──黒田選手は、「自分はキック一本でやってるから、負けない」と。
梶原 へえ〜。今は二足も三足もわらじを履いた方がいいよって、そういう時代だよって伝えといてください(笑)。今はもう、そんなの関係なくないですか? 古くないですかね(笑)。ウェイトの置き方ですよ、全部。オレは器用なだけで、彼は不器用なんじゃないですか。
──お客さんにはどんな自分を見てほしいですか?
梶原 フェイクが多いんで、こいつやべえなって感じで思ってもらえれば。昔やんちゃしてたんだけど結婚して、子供もできてちょっと落ち着いちゃったっていう人には、「まだ終わってねえだろ!」みたいな。そういうのを伝えたいし、若い子たちが見てるんであれば、こんぐらい自由にやっていいんだ、でも真剣にやってるんだ、みたいなものが伝えられればいいですね。
──フェイクが多いですか。
梶原 多いんじゃないですか。闘いを見てても、「え、何でここで倒れるの?」みたいな。格闘技とかをやってない人が見ても、今倒れるところじゃねえだろとか、後ろ向くとこじゃねえじゃん、みたいな。そういうところだと思うんですよね。本物を見たい人っていうのは中身を見るから、ダウンした時にもう諦めちゃう人、いきなり背中向けちゃう人っていうのは面白くないじゃないですか。というか、そういうのを見に来てるわけじゃないから。オレはその逆をやりますよ。
──何でここで立てるんだ!みたいな。
梶原 そうそう。それが無意識にやれたのが前田尚紀戦だと思うし。まあ、アレを繰り返すのはしんどいですけどね(笑)。でも、今後はそういうスタンスでやりますよ。
──優勝賞金の使い道は?
梶原 考えてるんですけど、賞金よりも名前と地位と、「全部のけてオレ」っていうのと、それ全部が来年のためだと思うんですよ。「K-1ライト級はこいつ出さないと面白くない」っていう価値も持ちたいし、名声も持ちたいし、よみうりテレビさんもつくし。それプラス賞金っていう話になれば、300万にあとちょっと足せば、サラリーマンの1年の収入になりますよね。それを来年1年、自分のために使いますよ。再来年、もっと強くなるために。ここまで考えてるヤツいないと思いますよ(笑)。車買って……とかはあるでしょうけど。
──優勝して、09年はどんな年になるでしょう。
梶原 今年は、振り返ってみたらK-1さんにも出させてもらってるし、全日本キックさんにもJ-NETさんにも出させてもらって、ライブもやらせてもらってるから、けっこういい年なんですよね。それが準備期間だとしたら、来年はもう1個先に進みたいですね。
──では最後に、対戦する黒田選手にメッセージを。
梶原 黒田くん、キミはオレの中のイメージでは巨大な岩石なんで、オレが小石に砕いて吹き飛ばしてあげます!
posted by touitsu |08:40 |
出場選手インタビュー |
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2008年12月23日
さあ、いよいよ大会の時間も近づいてきました。出場選手インタビュー第6弾、J-NETWORKライト級王者、黒田アキヒロ選手の登場です。最初の会見で希望した梶原龍児選手との対戦を、抽選会で見事に引き当てた“強運”の持ち主、黒田選手。リベンジにかける意気込みは?
──調子はどうですか?
黒田 いいですね。この大会のために、いつも以上に準備してきたんで。でも自分だけじゃなくて、他の7人もそうだろうから、どうなんでしょうかね(笑)。やってみたら面白いんじゃないですか。
──このトーナメントのことを聞いた時は、どう思いました?
黒田 ラッキー!って(笑)。タイミングがすごくよくて。チャンピオン取ってすぐで、今までもキックの歴史ってあるんだけど、こんな風にライト級がクローズアップされた大きな大会、他団体の人が交流できる大会ってなくて。その時に自分がチャンピオンだったので、ラッキーとともにもう、やるしかないなと。
──「オレのためのトーナメント」という感じですね。
黒田 日本で一番になりたいって、昔からずーっと言ってて、それがこのタイミングなのかなと。
──公開抽選ではまた願ったり叶ったりで、「リベンジしたい」と言っていた梶原龍児選手都の対戦が決まりました。
黒田 あれは……神の手じゃないですかね(笑)。言った通りになったから。個人的にも3年ぐらい前に負けてるんでやりたかったし、J-NETWORKとしても、西山誠人選手も小宮由紀博選手も敗れてますから。個人としてもJ-NETとしてもリベンジになるから。前のチャンピオンシップ(8月の細野岳範戦)もリベンジだったし、それもつながってるんで。
──ボールを引いたときは?
黒田 キタキターッ!って思って(笑)。
──前の対戦は3年前ですが、あれから自分はどこが変わりました?
黒田 あれからすごく挫折があったんで、そこからはい上がってきたのが大きいと思います。ただ、あっちも同じように世界のトップまで行ってるんで、前回の対戦は参考にはならないと思います。
──会見では、「本物のキックボクシングを広めたい」という言葉がありました。
黒田 今って、ホントにみんな強いんですけど、テレビでやってるのが「闘う芸能人」みたいになっちゃってる感じがして。そうじゃなくて、リングって10月の魔裟斗選手と佐藤嘉洋選手みたいに、ガチでずーっとそれだけで闘ってきた人が上がって、表現する場だと思ってるんですよ。それで、たまに芸能人とかが上がってきて誰かとやらせるっていうシチュエーションってあるじゃないですか。そういうのじゃなくて、ホントに格闘家が純粋にリングの上で闘うっていう姿を見せたいなと思ってます。
──本物のキックボクサーが闘う姿ですね。
黒田 はじめは芸能人に注目してもらって、それで純粋なキックボクシング、格闘技っていうのを見せればみんなも分かってくれるし、そのために僕らは毎日、仕事としてキックボクシングを練習してるんで。
──「キックボクシングの本質」という言葉もありましたね。
黒田 リングに上がったらそれまでのバックボーンなんて関係ないんで、純粋に選手の人間性が出てしまうんで、イケイケの人がリングに上がった途端小さくなってしまったりとか、その逆もあるし、そういう人間の本質が、あの四角いリングの中では見られるんで、そこがすごく楽しいと思うんです。
──今の梶原選手の印象は?
黒田 ボクシングがすごくうまいし、頭がいい選手だなと思いますね。試合運びとか、コメントとかでも。
──越えなければいけない相手?
黒田 そうですね。自分にとっては、まさしくそうだと思います。
──梶原選手は、「まだやりたいのかなって」と言っていました。
黒田 そりゃやりたいですよ、負けてるんですから! 納得いった判定でもなかったし。あれって自分の弱さだと思うんですけど、延長で負けちゃって。3Rでこかして「勝った!」って思って、それが僕の油断だったんでしょうね。勝ちたいっすよ、当然(笑)。勝ち逃げは許しませんよ。
──関西でやることに関しては?
黒田 そうですね、東京以外でやったことないんで。タイの田舎でやったことがあるぐらいで。「関西発」っていうのがまた、新しい発想でいいんじゃないかと思いますね。アピールの場じゃないですけど、お客さんがそこで「キックって面白いじゃん」ってなって火がつけば、また全国に広がるから面白いと思います。
──今回、ワンデートーナメントということですが、黒田選手は1日2試合も経験されてますね(07年11月、ライト級王座決定トーナメント)。
黒田 まあ、参考にはならないと思いますね。過去の自分ですから。
──今回のトーナメントについては?
黒田 しんどいんじゃないですか(笑)。しかも、対戦相手が全部チャンピオンですから。そりゃあ、みんなしんどいですよ。
──でもダメージを負わない闘いをするとお客さんの望む内容にはならないという、別のジレンマもあるんじゃないですか。
黒田 いや、僕は今までも勝つことしか考えたことがなかったんで、今回もそのスタイルは貫きます。じゃないと自分にウソをつくことになるし、今まで応援してくれたファンの方にもウソをつくことになるから、僕は勝つことしか考えてません。
──62kgという体重に関しては?
黒田 減量が楽になっていいんじゃないですか。自分には合ってると思います。
──対戦相手の研究は、綿密にやる方ですか?
黒田 けっこうします。後はトレーナーの先生方と一緒に、こうやったらいいんじゃないかということで教えてもらったり、自分の意見を言ったりしながら。
──では今回も、梶原選手の弱点を?
黒田 それはナイショです(笑)。
──他の6人に関しては?
黒田 一応、ビデオは一通り見て、先生ともこんな対戦相手になるんじゃないかというのは話してますね。でも大事なのは初戦、初戦に勝たないと次はないから、割合的には初戦の梶原選手が9割ぐらいですね。
──一通り見て、改めて気になる選手は?
黒田 やっぱり石井選手は別格ですよね(笑)。そこは認めないと、そこで張り合っちゃってたら進まないんで、認めてから考えるということで。ラジャのチャンピオンに肉薄してる試合もあるし、僕がアマチュアでやってた頃から第一線でやってた人ですから。やっぱり素直に強いなあと思いますよ。
──最大3試合やるために練習で気をつけた部分は?
黒田 イヤっていうほどやりましたんで、もう思い出したくないんで言いたくありません(笑)。
──前回の細野戦では初のKO勝ちでしたが、自分の中で変わったと思った部分はありましたか?
黒田 そうですね。今まで自分の試合ってダラダラ終わっちゃってたんですけど、「あ、締めれた」と思って。こういう闘い方もできるようになってるんだなっていうのを再確認できました。チャンピオンって、絶対運もあるだろうし、必ず勝つと言われていた人が負けることもあるだろうし、そこをリベンジできたというのは大きかったですね。勝ったということは、変わってるんだろうなと思いました。
──細野戦は3度目の対戦ということもありました。その中でリベンジ成功ということで、そういう因縁とかを頭に入れたらモチベーションが上がる?
黒田 ありますね、言われてみたら(笑)。普段、そんなに感情入れることってないんですけど、感情入れたらテンション上がるってこともあるし、一つの試合ってだけじゃなく面白みが自分の中で増えるんですよね。あ、これリベンジじゃん、倒してやろうみたいな。
──それだと、今回はより以上に盛り上がってるんじゃないですか?
黒田 そうですね。もともとヒマな時に、そういうのを考えるのが好きで(笑)。この人は誰に負けてて、この人は……って考えていくと全部因縁になって、楽しみだなあって。
──会見では、「チームドラゴンには負けられない」という発言もありました。J-NETのリングで自主興行みたいなこともやってるわけですが、チームドラゴンに対してはどんな思いがありますか?
黒田 頑張ってるからできてるのは認めるんですけど、そこは当たり前のようにやらせてしまう自分たちっていうのも変えていかなきゃいけないんじゃないかなと思います。J-NETの選手が強くなって、チームドラゴンを排除するじゃないけど、勢力を小さくしていかないといけないっていうのは感じてますけどね。
──他の7人と比べて、これは自分しかしてないだろうという経験は?
黒田 タイの田舎で、お祭りのようなところの汚いリングで闘った経験ですかね。タイ人からは、試合イコールお祭りだからそんなにナーバスにならなくてもいい、もっと楽しめ、ということを言葉だけじゃなくて体で体験しました。それが大きな財産というか、他の人にはないんじゃないかなと。3ヵ月で7試合とか、4週連続で試合したりして、試合がそんなに「普通じゃないこと」じゃなくなったし、リングに上がることも怖くなくなって、逆に楽しみになりました。
──最初の会見で、自分の所属団体の名前を一番多く口にしたのは黒田選手でした。団体同士の闘いというのは大きく意識しますか?
黒田 やっぱり僕を育ててくれたのはJ-NETWORKだから、それに対して感謝の気持ち、恩返しっていうのがすごくあるんで。僕は自分のために闘ってるけど、僕が勝つことによってJ-NETっていう名前がついてきて、恩返しができると思ってるんで。原点は忘れちゃいけないと思ってます。
──梶原選手には「K-1推薦」という肩書きもついているので、関西のお客さんの注目度も違うと思いますが。
黒田 そうですね。彼もボクシングからポッと出てきたわけじゃなくて、地道にやってきてK-1まで行った人ですけど、まあオレはオレって感じで。「J-NETWORKの黒田」で闘って勝ってきます。
──J-NETの選手は、外のリングで強い選手の相手として出ることも多く、そのためにもうひとつ勝ちきれない印象もあります。それだけに「勝つJ-NET」を見せたいという気持ちも?
黒田 もちろん。J-NETのリングがオープンになった分、そういうことも増えてると思うんで。だから、このトーナメントは絶対優勝したいと思います。
──優勝賞金が300万円ということですが、使い道は?
黒田 1000万円に膨らましたいんですけどね(笑)。海外に行きたいですね。旅行じゃなくて、ヨーロッパとかで試合がしたくて。そこでうまく乗っかれば……全然理想なんですけど(笑)、そこに移住して、とか。自分のためにも使って、結果的に後輩たちの道しるべになれたらなあみたいな感じですね。
──梶原選手のことは、好きですか?
黒田 パフォーマーとして、すごいんじゃないかとは思いますけどね。ファイターとしてはつかみ所がないというか。ホントうまいし。実績というか、結果を出してるから強いんでしょうけど。頭がよくて、うまさで勝つ選手だなと。当日は逆で来るかもしれないですけど、そこがまた楽しみでもあるし。
──歌手としての顔も持っている選手ですが。
黒田 うーん……歌は聞いたことないですけど、入場曲はけっこうカッコいいなと思って(笑)。でも、両立できるほど簡単な競技だと思わないんですけどね、キックボクシングって。だから、どっちかに絞れてない時点で、まずいんじゃないかなと思いますけど。それで勝ってるんだからすごいとは思いますけど、やっぱりキックだけやってる人が負けるわけないと思うんで。オレは何が何でもキックボクシングで食っていくって決めたんで、これのことしか考えてないです。仕事でもあるし、最大級の趣味でもあるし、全部ですね。
──どんな自分を見てもらいたいですか?
黒田 泥臭いというか(笑)、やってきたことが全て反射して出ると思うんで、それがきれいだったり汚かったりすると思うんですけど、全て出るんで、そこを見てもらえれば。それで、勝った自分でみんながイベントを楽しく見てもらえればいいなと思ってます。
──最後に、梶原選手に対するメッセージを。
黒田 最高の黒田アキヒロをお見せして、あなたを倒します。よろしくお願いします。
posted by touitsu |08:34 |
出場選手インタビュー |
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2008年12月23日
いよいよ日付が変わって、大会当日になりました! 出場選手インタビュー第5弾はIKMF東洋ライト級王者・吉本光志選手。小中学生時代を過ごした思い出の関西で、旧友たちに優勝する姿を見せられるのか? そしてその旧友たちから連絡は来るのか?(これをご覧になった方で吹田時代の同級生の方がいらっしゃったら、是非コンタクトを!)
──このトーナメントのことを聞いたときは、どう思いましたか?
吉本 みんな言うと思うんですけど、今自分がこのポジションにいながら、一生の中で闘うのは無理だろうなあと思っていたカードが実現できるのはすごくうれしいなあと思って。体重とかもいつもバラバラでやってるから(オファーが来ても)1日考えたりする試合が多いけど、今回は即答でやりたいと言えるぐらいの魅力ある選手が集まってきてるんで。この試合で頑張んなきゃいつ頑張るんだっていうカードですね。
──二つ返事で。
吉本 そうですね。選手だったら強い選手と闘えるってことはうれしいことなんで。いろんな団体の選手が集まってるんで、自分も出ないわけにはいかないって感じですね。
──もともと気になった選手たちでしたか。
吉本 気になってたというより、闘ってみたいなあ、でも闘えるのかなあって感じでしたね。ホントに夢のような大会ですよ。優勝しないと、2回目3回目あっても選ばれるかどうか分からないですから。各団体のライト級周辺のキックボクサーとはやりたいから。
──今回はワンデートーナメントですが、初めてですよね。
吉本 そうですね。トーナメントっていうか、オレの中ではハッキリ言って総当たりでやりたいぐらいのメンバーなんで、トーナメントだからって関係ないですね。総当たりでも全然いいです、オレは。全員とやりたいです。これ逃したら、いつできるか分からないですからね。
──公開抽選では、大会の一発目となる第1試合になりました。
吉本 公開抽選って言っておきながら、僕はアイウエオ順で最後なんで抽選してないんですよね。気合い入れて行ったんですけど(笑)。(ボールが入った箱を)かき回そうぐらいの気持ちだったのに。「公平にアイウエオ順で行きます」って、それ公平なのかよって(笑)。まあ、僕は学校でも“ワタナベくん”がいない限り最後のことが多いんですけどね。
──でも、一発目というのはやりやすいんじゃないですか。
吉本 そうですね。一発目勝って、残りの試合で見たいカードがあるんで。まあ一発目でも四発目でも変わらないと思うんですけど、1回戦っていうのが重要な試合だと思うんで、しっかり1回戦に集中する環境を作っていきたいと思います。一発目だと時間もあまりずれないでできるんで、その点ではいいかなって感じですね。
──見てみたい試合というのは?
吉本 別ブロック、特に「壮泰VS石井宏樹」は見たいなあと。若干、ファン目線もあるかもしれないですね。及川選手の試合とかもけっこう前からちょくちょく見てて、やっぱシュートボクシングでトップ張ってる選手だなあと思いましたね。
──今回、チャンピオンクラスが集まる中で、老舗の全日本キックから出場する吉本選手としては、全日本の看板を背負うという気持ちはありますか?
吉本 看板を背負うというか、もちろん全日本キックとして負けらんねえし、自分個人としても負けらんねえし。これまで団体同士で交わらなくて、チャンピオンが何人もいる現状っていうのはやっぱり団体間の難しい問題とかお互いのプライドがあったりすると思うんで、団体を背負って立つっていう言い方をしてしまうとまたちょっと……ここはせっかく団体間の問題とかクリアして出てきてくれた選手たちなんで、勝っても負けてもホントに燃え尽きるような試合がしたいんですよね。仮に誰かが負けたからその団体が負けたとかじゃなくて、個人の選手が個人の選手に勝った、オレはこいつに勝ったからってその団体に勝ったと思ってないし、その点ではせっかくこういう交流戦が一回できるようになったんで、これで終わりにはしたくないなっていう気持ちがあるんですよね。だから、難しい問題にしてしまうのはオレはあんまり好きじゃないし、ややこしい問題が増えてしまうとこれからキックボクサーを目指す人たちにとってまた何年もこういう問題を抱えたままになってしまうことになるし。キック界は、現状が良くなるか悪くなるかどっちかだと思うんで、このまま現状維持で行くとは思えないし。せっかくこういう大会があるんだから、2回3回とやってキック界の現状がよくなるような大会にもしたいなあと思うんですよね。
──なるほど。今回は62kg契約ですが、どうですか?
吉本 毎回、違う体重でやってるんで、今回は62kgですけど、調整はしっかりやりますんで。もちろん問題ないです。
──会見でも言ってましたが、吉本選手は関西にゆかりがあるんですよね?
吉本 そうなんです。小中学校が大阪の吹田市というところで、けっこうその時は野球部にも入って楽しく過ごしてたんですよ。でも引っ越しが決まって東京に来てしまって、今回連絡しようとしたらみんな携帯の番号が変わっちゃってて連絡取れないんですよ。オレは今でも友達だと思ってるけど、向こうは違うみたいですね(泣)。テレビとか見てもらいたいですよね。ホントは会いたいですよ、せっかくだから。
──優勝して、ですか。
吉本 そう、優勝して、じゃないと会えないと思うんで。負けて顔合わすような大会じゃないですからね。
──じゃあ、関西にはいいイメージがあるわけですね。
吉本 そうですよ。甲子園に阪神の試合も見に行ったし、いろんなとこ行ってましたよ。
──対戦相手の赤十字竜選手の印象は?
吉本 けっこう若さを武器にして、パンチも思い切り振ってくるけど、ここがローのチャンスだと思えばローばっかりバンバン打ってくるし、思い切りのいい選手だと思いますね。あと、ブランク明けにもかかわらずああいうアジャストした試合ができるというのはすごいなあと思いますね。
──勢いがある?
吉本 勢いだけじゃないな、って感じはありますね。
──赤十字選手は今20歳ですが、吉本選手は20歳の頃はまだキックはやってなかった?
吉本 金髪ロン毛でしたからねぇ。その点で赤十字選手は、20代の頃のオレには勝ってるなと思いますね。
──吉本選手にはその分、総合格闘技やトーナメントなど、いろいろな経験があると思うんですが。
吉本 経験を武器にして……経験だけじゃなくて、そこから学んできたこともしっかりあるし、最近徐々に試合を組み立てられるようにもなってきてると思うし。もちろん勢いも、オレにもあると思うんで、このトーナメントは後のこと考えて勝てるようなものじゃないと思うんで、1試合1試合集中して、その時のことだけを考えてそれが結果、優勝につながると思います。
──関西ということで、キック自体を生で見るのが初めてというお客さんも多いと思います。そうなると、より分かりやすい試合、倒し倒されというのが求められると思うんですが。
吉本 1試合目ということもあって、しっかりつかんでいかなきゃいけないと思うんで、分かりやすい試合をしたいですね。よそゆきファイトはしたくないんで、自分は自分らしい闘い方を。会場が大きくても、後楽園でももっと小さいところでも同じ試合、集中力で勝つ試合をしたいと思ってます。
──吉本選手もまだ若いですから、世代交代という感じではないですよね。
吉本 まあ気持ちで負けちゃうと若さでも負けちゃうんで。キックに限らずボクシングとか他のスポーツでも、30代でも偉大なチャンピオンの人たちからは勇気をもらってるんですよね。オレも30代でも現役で輝いていたいから、だからぬるま湯に浸かったファイトをしてたら、体がもっても立場がもたないと思うんで、しっかりと勝ち続けて30代を迎えて、そこを越えても第一線で闘えるようなファイターになりたいですよね。だから常に危ない橋を渡ってるような気持ちでやっていきたいですね。
──今年の5月、梶原龍児戦の後のマイクアピール(「格闘技を辞めた後の人生なんて考えてません。リングで死ねれば本望です!」)が印象的なんですが。
吉本 チャラチャラ有名になりたいと思ってリングに上がってないし、ニセ者はいらないんで、はっきり言って。僕は真のファイターになりたいから、言わせてもらったんですけど。やっぱり強くなりたくて格闘技を始めたし、あの試合で格闘技を始めた頃の気持ちをしっかり考えて。そういう気持ちを言っただけです。
──優勝賞金が300万円ということですが。
吉本 そうっすねぇ〜……。●●を払ってないんで、まだ。そこからですね。もう友達とかもタカリに来てるんで、やばいですね。優勝したら、ちょっと消えます。電話は圏外にして。
──(笑)そうすると、小中学校の友達に会えないですよ。
吉本 そっちは純粋に会いたいんですけどね。うーん……。
──入場パフォーマンスを用意しているそうで。
吉本 ダンサーを用意してます。今回はしっかり踊るように言ってあるんで。普段は道ばたで踊ってる東京の地元の知り合いなんですけど、地元同士でフックアップできたらいいなと思って。各討議の会場で踊れるチャンスなんてなかなかないんで。地元に活気が出たらいいかなって。テーマ曲作ってくれてるのも昔のバイト時代の友達で、Tシャツを作ってくれたのも東京の同級生なんで。そういう意味ではいろんな人に支えてもらってるし、期待もしてくれてるし、頑張れよって言ってくれる一言一言が力になってますね。
──それに、吉本選手は闘いで返すわけですね。
吉本 そうですね。ありがとうは二の次というか、勝ってありがとうですよね。勝った試合でワーッと乾杯してくれればすごくうれしいし、記憶の中に残ってくれればうれしいですね。もちろん優勝することしか考えてないし……どうなるか分かんないっていう不安もあるけど、やってやるぞっていう気持ちがそれ以上に奮い立ってる感じですね。
──優勝後は何か考えてますか?
吉本 まだそこまでは考えてないですけど、毎回毎回、勝たないと出口はないと思ってるんで、それで言うと今回もホント、優勝しないと出口はないと思ってますよ。優勝したら何かしらの方向は用意してもらえるというか、自分でも作れるだろうし。負けたら全てが終わりだと思ってるから。
──今回、集まっているフェザーからライトあたりの階級というのは、全日本キックでは一番層の厚いクラスだと思います。その中で代表に選ばれた心境というのは?
吉本 やっぱり代表に選んでもらったからには優勝しないといけないし、ホントに100%「お前だ!」っていうよりは、「こいつ調子がいいから試してみよう」っていう感じだと思うんですよね。そこでしっかりとした強さをアピールしないといけないと思ってるんで。選んでもらったんじゃなくて、「試験に行ってこい」みたいな、そういう感覚だと思ってますね。
──ただ、そこに行くには今年1年の闘いがそれぞれよかったというのがあると思うんですが。
吉本 まあ、誰かと比べたりはしてないから分かんないですけど……一戦一戦、怖いですよ。オレも客観的に見れば調子が上がってるってのは思いますけど、やっぱり怖いですよ。調子がいいから大丈夫なんじゃないかとかは思ってないんで、そういう意味では毎回、スリルとの闘いですね。その中で、1個でも黒星がついてたらこの出場はなかったでしょうし。
──なるほど。
吉本 こういうチャンスも2回3回続いてあるわけじゃないんで、せっかくのチャンスを掴みにいって、大事……大事なんですけど、大事に闘ったらダメだと思うんで、大事な試合だから思い切っていこうと思って。
──思い切って、3試合。その準備は万端ですか?
吉本 まあやったことないんで(笑)、体験したことないからこその思い切りの良さってのはあると思うんですけど、1回やって優勝できたからって次またできるかって言ったらぞっとしますね(笑)。でもとりあえずは最初から120%でいきますよ。体験したこともないのに、温存してできるわけないから。他のメンバーも3回やったことある人はいないですよね? みんなけっこうヘバるんじゃないかな。
──では最後に、大会への意気込みをお願いします。
吉本 自分らしく熱い闘いで、最初から最後まで集中力で諦めない試合をしますんで、オレにしっかり注目してください。お願いします!
posted by touitsu |00:42 |
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