2007年04月28日

松坂大輔、3勝目の憂鬱

現地4月27日、松坂大輔投手の5試合目は、ヤンキースタジアムでの試合。
試合は、4回裏に逆転を許す4失点も、味方がすぐに逆転の援護。後を抑えて、3勝目を上げました。

2回裏は、ついに巡ってきた松井秀喜選手との対決。
第一打席の内容は、外角低め、本当にギリギリ一杯のストレート、カットで追い込んで、3球目のタイミングを外すカーブによるセンターフライ。

そして第二打席の8球勝負。これは、見応えがありました。
カウント1-2(1ストライク、2ボール)から、見逃した内角速球152キロ。かなり遅れて球審がストライクのコールに、松井秀喜選手が天を仰ぎます。その後、ファウルが続いて7球目、内角低めへの144キロ、カットボール。自信の球ながら、いい見逃し方をされてしまいました。ここで松坂投手、緊張の糸が切れたのか、カウント2-3から次の球、チェンジアップが大きく抜けてしまい、結果は四球。
捕手バリテクの要求する球と、自分の勝負球とが合わなかった、というのが私の勘です。

結局、4回裏に4失点。
今季メジャーの5試合を見ると、2順目の被出塁率が目立ちます。昨年、西武ライオンズでは、例えば1順目は1本塁打でも、2順目に6本塁打といったように、2順目を課題として上げた意識が、気負いとして表れているのかもしれません。

<松坂大輔投手 これまで5試合の成績>
        出塁率  四死球 打点
打者1順目  .244   3  1
打者2順目  .400   9  4
打者3順目  .293   0  8
打者4順目  .286   1  0

2順目は松坂大輔投手の一人相撲? 相手の上位打線は特に、「マツザカを打つ」と意気込んではいるのですが、1打席目は打ち取られてしまい、何も見極めるほどの情報を得られていないわけですから、2打席目も、そんなに深く考えてはいない、のかもしれません。

松坂大輔投手からすれば、メジャーの打者は全員が初対戦。自然と、全員に一発を警戒し、4番相手のような投球をしなくては、という気負いが生じるのかもしれません。もう少し登板を重ねて、要所こそ打たせない集中と、リラックスとが交互に来るような投球が出来れば、マウンド上の表情も風格が表れてくる、とこれからを楽しみに応援したいものです。

posted by toshiya-ono |14:53 | 松坂大輔 | コメント(0) |
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2007年04月24日

ファウル、ファウルの井川慶?

井川慶投手、5回途中7失点ノックアウト。現地4月23日、トロピカーナフィールドでのタンパベイ・デビルレイズ戦に4試合目の登板です。

しかし5回裏、岩村明憲選手にタイムリーとなるヒットを許したところで7失点の降板。試合は終盤ヤンキースが追い上げるも、結局8対10で井川慶投手に負けがついてしまいました。


井川慶投手の投球内容は、4回と3分の1を打者24人に97球を投げ、結果7失点。被安打8、被本塁打2、奪三振3、四球が3の通算防御率は7.84に後退。
さて、井川慶投手のピッチングですが、いい球もあったのですが、投球に迫力、気迫があまり感じられず、岩村明憲選手を含め、デビルレイズの選手が、かなりリラックスして打席に入っているのがわかりました。

この日、井川慶投手の投じたストレート50球のうち、デビルレイズ打線は、何と14球をファウルにしています。カウントは稼ぎましたが、8安打のうち5本が2ストライクに追い込んから。そこからの空振りが取れないのです。ファウルのあと、タイミングを合わされてソロ本塁打を打たれるなど、これは大きな課題です。

チェンジアップは、(ストライク/ボール)は(25/8)。しかし2回裏、1番のRバルデリに、ストライクを取りにいくチェンジアップを3ラン。持ち味の、緩急をうまく配球できなかった点は、修正していきたいものです。

なお初球の(ストライク/ボール)は(15/9)でした。決して、すべてが悪いわけではなく、ストライク先行を守っている点や、イニング先頭出塁を全く許さなかった点は、次回の登板に期待していい内容かもしれません。

(以上、井川慶投手、4試合目先発の速報でした)

posted by toshiya-ono |12:05 | 井川慶 | コメント(0) |
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2007年04月23日

松坂大輔Aロドを3球三振!

現地ナイターは4月22日のフェンウエイパークの試合。松坂大輔投手、4試合目の登板は、ニューヨーク・ヤンキースを相手に8回途中まで投げ8安打6失点も、岡島秀樹投手が救援に走るなど7対6でチームが逆転勝利。2勝目を上げました。

試合は3回裏、メジャー球史に残る4者連続本塁打でレッドソックスが4対3と劇的な逆転を演出。松坂投手を援護。

7回裏には、6番Mローウェルが2本目の本塁打が3ランとなり再度逆転、というファンにはたまらない試合展開だったのです。

さて、松坂大輔投手の4試合目の先発登板は、7イニング、打者31人に108球を投げ、被安打8の7奪三振。自責点6。4試合通算は2勝2敗。防御率4.00、奪三振率10.33の成績。

初回の四死球から2失点、Dジーターに本塁打を打たれるなどのハラハラもあり、6失点してしまいましたが、7奪三振のうち3番Bアブレイユ、4番Aロドから5奪三振は見応え十分。結果として大量失点を防いでいました。

メジャーもプロ野球も、プロスポーツ。スーパースターの真剣勝負、意外な展開こそが「ショー」になるのだ、と魅入ったファンも多かったのではないでしょうか。3回裏、味方打線の4番ラミレスから続いた4者連続のソロ本塁打は、圧巻でした。

さて3回表と5回表。
今季12本塁打を放ち、本塁打率5.83のAロドを3回表と5回表で連続三振にしたのは、投じた7球のうち6球が変化球。落ちる球にはチェンジアップの代わりにフォークを使い、スライダー、カーブ、カット。5回表は、同点無走者の本塁打狙いを、3球三振は全球空振りに仕留めています。

これは、昨年WBCのアメリカ戦3月13日、ロッテの薮田安彦投手が7回裏、同じくAロドを空振り三振に切って取りましたが、投じた5球のうち同じタイミングの球を一球も投げなかったことを参考にしているのかもしれませんね。


それにしても、この日8人の先頭打者に5安打。先頭四球こそ、まだありませんが、先頭打率が4試合で3割2分1厘と高い点は、今後の致命傷の可能性。先頭を打ち取ることを極めて重視するメジャーでは大きな課題です。


これまで松坂投手、4試合の打順別の被出塁率を掲載しておきましょう。

打順	打者	出塁率	三振	打点
1番	14人	.214	3	1打点
2番	14人	.357	4	2打点
3番	14人	.357	7	1打点
4番	13人	.308	6	-
5番	12人	.333	3	4打点
6番	12人	.333	3	-
7番	11人	.455	2	1打点
8番	11人	.091	3	2打点
9番	10人	.300	-	-

total	111人	.306	31	11打点


ちょっと見にくいかもしれませんが、上位打線から奪三振が目立つ一方、3本の二塁打を打たれるなど、7番の出塁率は課題です。まあ今後、打率や出塁率が改善していくことは期待していいのですが、下位に打点を許している点も、課題のひとつになるでしょう。

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井川慶投手、松坂大輔投手の先頭出塁率のメジャーとの比較は、『松坂大輔がメジャーNO.1投手になるこれだけの理由』(定価900円+税 洋泉社 4月19日より全国で発売 著者:小野俊哉)で、ランキングや解説を掲載しています。

その他、王貞治の55号本塁打、イチローの210安打、テッド・ウィリアムズの打率4割などを分析。松中信彦、青木宣親が日本新記録に迫る方法論に触れてみました。ぜひ、立ち読みでも手に取ってくだされば幸いです。

ネットのお問い合わせは、例えば下記。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31879017
(書籍紹介の部分は、なぜか前の本のものなっていますので、無視してください)

『松坂大輔がメジャーNO.1投手になるこれだけの理由』(定価900円+税 洋泉社 4月19日より全国で発売 著者:小野俊哉)



posted by toshiya-ono |15:26 | 松坂大輔 | コメント(9) |
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2007年04月19日

井川慶の新投球哲学!3試合目最速は148キロ

現地時間4月18日夜7時、小雨の降るヤンキー・スタジアム。井川慶投手の3試合目の先発登板です。対戦相手は、クリーブランド・インディアンズでした。

井川投手は初回、課題のチェンジアップが低めに決まり、願ってもない立ち上がりで0点に抑えると、チームの走るリズムが違って見えたのが印象に残ります。


3回表に2失点。1対2と逆転を許すも、すぐに味方打線が爆発し逆転。6対2と4点をリードし6回表の打者を3人で切り抜けたところで、降板しました。

結局試合は、9対2で終了しヤンキースが勝利。井川慶投手がヤンキー・スタジアムで、メジャー初勝利を上げたのです。

成績は、6イニング、打者23人に92球を投げ、5安打5奪三振の失点が2。メジャー3試合の通算は、防御率6.06、1勝0敗。

この日の登板は、前回登板の課題を見事にクリア。その投球は、極めて高く評価されるものです。
最速は148キロを計測し、チェンジアップとの緩急がすばらしく、打者の振り遅れが4つのポップフライに表れていました。おおむね143キロ前後のストレートを、力みなく球持ちを長く、楽に投球を心がけていました。

井川慶投手、初勝利を上げた3試合目先発のポイントを上げてみましょう。

●変化球のストライク率  変化球45球のストライク/ボール率が、(30/15)率と、変化球でストライクが取れ安定。前回の登板はでは、チェンジアップが(7/13)とストライクを取れませんでしたが、見事に一発で修正してきました。次回登板に期待を持たせたことが、高い評価なのです。47球のストレートも、ストライク率が68.1%と安定していました。リリースポイントを、前に持ってきた(球を長く持つ)用に見えました。

●走者を背負ってのストライク率・・走者を背負ってから、打者9人との対戦では、ストライク/ボール率が、(26/8)=76%と更に高く、前回の課題を強く意識したことがわかります。前回4月14日の登板では(22/17)だったのです。コーチから何らかのアドバイスを受けとめた、のかもしれません。 

●徹底した初球ストライク・・前回はストライク/ボール率が、(11/12)をボール先行でしたが、この日は(19/4)と徹底して、初球ストライクを奪っています。2ストライクに追い込んだのも、打者23人中15人。投手有利のカウント、野手の守りやすいリズム。3回表にはセカンドのRカノーが内野ゴロをバックトスで併殺打を奪い、6回にも投手ゴロを1-4-3の併殺打としました。
4月7日の初登板7失点では、打者28人中追い込んだのが、たったの8人だったのです。

最後に、イニング別のストレートの配球率を載せておきましょう。

初回、上位打線はストレートで押し(ただし4番Rガーコのみチェンジアップ攻め)、2回は変化球、以降は「チェンジアップがいつ来るか」と思わせてストレートで押し、裏をかいた投球。捕手Jポサーダとの呼吸が合っていました。

投球回	球数	ストレート%
1イニング	16	56.3%
2イニング	14	28.6%
3イニング	22	36.4%
4イニング	17	58.8%
5イニング	10	90.0%
6イニング	13	53.8%

total	92	51.1%


とにかく初勝利の井川慶投手。
こう言った成功した投球を経験することで、本人の投球哲学がメジャーでどう変化するのか。それこそが、ファンの楽しみです。

終了直後のインタビューでは、球数が多いのを修正したかったこと、今後怪我だけはしたくない、と話していたそうです。

(以上、井川慶投手、初勝利おめでとう、の速報でした)

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井川慶投手とメジャーとの比較は、『松坂大輔がメジャーNO.1投手になるこれだけの理由』(定価900円+税 洋泉社 4月19日の本日より全国で発売 著者:小野俊哉)で、松坂大輔投手と合わせて、メジャーの先発114投手と、8項目に渡ってランキング評価を掲載しています。

井川投手がメジャーでも優れているのは、どんな点なのか? 課題点は何か、がすぐにわかります。ぜひ立ち読みでも手にとって読んでくだされば幸いです。

ネットのお問い合わせは、例えば下記になります。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31879017
(書籍紹介の部分は、なぜか前の本のものなっていますので、無視してください)

さらに、この本では王貞治の日本記録55号本塁打と、イチロー210安打の更新のための方法論や、打率4割最後の打者、テッド・ウィリアムズを分析。イチロー、青木宣親、川崎宗則の安打と比較するなど、楽しんで読んでいただけるようまとめて見ました。

江夏豊の401奪三振を、あのノーラン・ライアンと比較。20勝する方法論とは?青木宣親が100盗塁を目指すには?と、多くの選手を登場させる読み物にしてみました。

『松坂大輔がメジャーNO.1投手になるこれだけの理由』(定価900円+税 洋泉社 4月19日の本日より全国で発売 著者:小野俊哉)



posted by toshiya-ono |12:19 | 井川慶 | コメント(3) |
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2007年04月18日

松坂大輔の満塁被打率を比較する!

現地時間17日夜、松坂大輔投手の3試合目の先発登板は、カナダに本拠地を置くトロント・ブルージェイズ戦。敵地のドーム球場は「Rogers Centre」へ乗り込んでのナイトゲームです。

展開は、味方打線がソロ本塁打で3回表に先制。1点をリードしたのですが、松坂投手、なぜだか4回裏に、突然2安打に3四球。タイムリーで同点とされた後、満塁からの押し出しで、この回に2対1と逆転を許してしまいました。


結局、これが決勝点となってしまい、7回裏から救援に岡島秀樹投手が走るも、結局スコアは動かず。そのまま2対1で負け投手に。成績は6回24人に105球を投げ、10奪三振の被安打3。自責点2。
3試合先発のメジャー通算防御率は2.70の成績ながら、1勝2敗となりました。

この日、投じたストレート54球のうち、150キロを越えたストレートは実に44球を数え、追い込んでから39球のうち、22球がストレート。集中した表情に気迫が溢れていました。

イニング別に、そのストレートに限ってのストライク率(下記S率)と、出塁数などを見ると、4回裏満塁にした四球、押し出し四球(5番打者Aヒル、6番打者Gゾーン)に投じた13球のうち、三振を狙ったストレートに力みがあった・・ことがわかります。

投球回	直球のS率	与出塁	奪三振	失点
1回裏	 75.0%	  0	  1	
2回裏	 85.7%	  0	  2	
3回裏	 50.0%	  1	  1	
4回裏	 50.0%	  5	  2	 2
5回裏	 88.9%	  0	  3	
6回裏	 83.3%	  0	  1	
				
トータル	 68.5%	  6	  10	 2

昨年、西武時代の満塁の成績は11打数3安打の2四球の7失点。一昨年も押し出しを3度。昨年メジャーで20先発以上ないし10勝以上をマークした投手114人と比較しても、松坂投手の満塁被打率は50位とぱっとぜず、あまり得意にしていない、ということがわかります。

この満塁における被打率(井川慶、松坂大輔の両投手)をメジャー114投手と比較したランキングは、『松坂大輔がメジャーNO.1投手になるこれだけの理由』(定価900円+税 洋泉社 4月19日より全国で発売 著者:小野俊哉)で、解説を掲載しています。ぜひ立ち読みでも、手にとって下されば幸いです。

満塁の被打率は、昨年の3冠サイ・ヤング賞投手の左腕、ヨハン・サンタナ(ミネソタ・ツインズ)でも9打数5安打1死球の何と14失点。満塁はエース級の投手にとって鬼門なのかもしれません。


松坂大輔がメジャーNO.1投手になるこれだけの理由』



posted by toshiya-ono |12:59 | 松坂大輔 | コメント(0) |
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2007年04月17日

井川慶の変化球

ニューヨーク・ヤンキースの井川慶投手。

先日現地時間の4月13日、マカフィーコロシアムでアスレチックス戦に2度目の先発登板。打者も3順目となった6回の途中、二塁打のMピアザを塁に置き、5番打者のEチャベスに2ランを打たれ、4対3と追い上げられたところで降板。球数は95でした。


まず第一印象として、地元の記者も指摘していたことですが、「速球投手と聞いていたが、2試合とも速くない。寒さが原因かもしれないが。」というものですが、だいたい88から90マイル(140から145キロ)のスピードでした。シーズンの序盤、しかもこの寒さ(4度?)を考えると、速球の威力はこれからに期待するとして、この日の登板は、変化球にポイントがありました。

この日の井川投手は、変化球でなかなかストライクが取れませんでした。初球に投じた変化球は、打者23人のうち、12人でしたが、うち8球がボール。
特に3順目に入った5回裏から、初球の変化球は5球とも、高いか低いかのボール。それでも、どうにかストレートを低めに集めて切り抜けたのですが、6回裏、投げた変化球は、遂に全部ボール。
捕手ポサーダの要求は、速球一本槍にならざるを得ず、3点リードの場面だったことから、4番、5番には、逃げずにほとんどをストレートで勝負。結果はEチャベスに2ランを打たれた、という試合展開でした。

井川投手のいいところは、先頭出塁を許さない点。4月6日に書いたブログのランキングの通りですが、この日の先発も先頭出塁は、Mピアザのライトフライを落球され、三塁まで進まれたもの、だけでした。これは、これからも続けたいツールです。

ただし、走者を背負ってからが課題なのです。
この日、走者を背負って迎えた打者は9人でしたが、そのうち初球がボールになったのは7人。しかもカウント0-2(ノーツー)が3人、と多かったことが上げられます。

井川投手の昨年の得点圏被打率は3割2分2厘。昨年メジャーで20先発以上ないし10勝以上をマークした投手114人と比較してみると、105位に相当し、かなりの下位ということがわかります。

投手陣が故障者続出のヤンキース。この台所事情を考えると、井川慶投手がここで粘り抜いて、ローテを守ってニューヨーク市民に感動を与えて欲しい、と思っています。明後日、日本時間の19日、3度目の先発予定に初勝利を期待しましょう。

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この得点圏被打率の井川慶、松坂大輔投手とメジャーとの比較は、『松坂大輔がメジャーNO.1投手になるこれだけの理由』(定価900円+税 洋泉社 4月19日より全国で発売)で、ランキングや解説を掲載しています。

また、2006年の日本のプロ野球なのですが、各カウントの打率について、セパ両リーグに分けて平均値を初めて掲載、解説を加えました。ぜひ、立ち読みでも手にとって下されば幸いです。

カウント0-2におけるプロ野球の打率はどのくらいなのか。ファンの皆さん、当ててみてください。ボール先行となると、そら恐ろしいことが・・?

、『松坂大輔がメジャーNO.1投手になるこれだけの理由』



posted by toshiya-ono |12:11 | 井川慶 | コメント(0) |
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2007年04月10日

阪神・岡田彰布監督が怒った!

4月9日時点。セ・リーグ打順区分別の、攻撃力を比較してみましょう。
ここでは、オーソドックスに1-2番、3-5番クリーンアップ、6番以降の3区分とし、「塁打数」を見てみましょう。

塁打は、二塁打で2、三塁打で3、本塁打なら4。シングルヒットは1となります。


4月9日時点	塁打順位	セ・リーグ	1-2番	3-5番	6-9番	塁打合計
9試合	1位	中日	33	58	44	135
9試合	1位	巨人	38	57	40	135
9試合	3位	広島	19	51	39	109
8試合	4位	ヤクルト	32	30	37	99
9試合	5位	横浜	17	35	38	90
8試合	6位	阪神	17	41	22	80


阪神とヤクルトは、4月4日水曜の試合が雨天中止となったため1試合少ないのですが、それを差し引いても、中日、巨人の上位チームに比べると、阪神の1-2番と6番以降の塁打数が、半分程度しかありません。

1-2番については、実は、出塁数は鳥谷敬+赤星憲広コンビが、井端弘和+荒木雅博コンビを上回っていますので、阪神の場合は、6番以降が問題です。

6番で、林威助選手は4打数2安打ですが、浜中治選手が25打数2安打(いずれもシングル)。5番・今岡誠選手については、打率は2割8分台ですが、開幕試合に満塁で三振するなど、まだ1打点と不発。2番・赤星憲広選手の出塁率が4割以上と機動力を発揮しているのに、まだ1得点しかしておらず、それを岡田彰布監督が怒っているのです。

「1ー2番よりも、ウチは5、6番が問題や。」と岡田監督。無理もない話しかもしれません。

今日4月10日火曜から、甲子園で、今季最初の竜虎対決。見所は、阪神ファンとしては、中日の左腕先発を、上位打線が打てるかどうか、とりわけ右打ちの今岡誠選手、浜中治選手に注目が集まります。

また、横浜ベイスターズなのですが、1-2番がうまく機能していません。

巨人から移籍した仁志敏久選手。
4月9日時点、打率は2割2分9厘。巨人時代、下位打順での3割は何度か経験があるのですが、実は1-2番打順では、一度も3割を打ったことがありません。

仁志選手、2000年以降では、核弾頭として期待されるイニング先頭打率を見ても3割を越えたことがなく、原辰徳監督との確執を言う前に、巨人の内野手としては、すでに居場所が難しかった、のは事実なのです。

2番を打つベテランの石井琢朗選手。目下、打率が2割を打てていません。また、例年は三振が極めて少ない金城龍彦選手。今のところ、4安打の15三振は、リーグ最多三振をまっしぐらの状態です。

横浜ベイスターズについては、鈴木尚典選手、古木克明選手の大復活が話題となりましたが、それ以上に打線の大きなテコ入れ=世代交代・・・を迫られているように思います。

内川聖一選手、石川雄洋選手など、若手にはレギュラー獲りの大きなチャンス到来、と考えていいのではないでしょうか。

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私ごとで恐縮なのですが、『松坂大輔がメジャーNO.1投手になるこれだけの理由』(定価900円+税 洋泉社)が、有り難く出版されることになりました。4月19日木曜より全国の書店に並びます。

タイトルは松坂大輔投手なのですが、実は、2章以降がプロ野球のこと。不滅の日本記録である王貞治のシーズン55本塁打やイチローの210安打を分析し、記録更新の可能性について触れてみました。

またテッド・ウィリアムズの打率4割についても解説し、江夏豊の401奪三振をノーラン・ライアンと比較。さらにシーズン100盗塁の可能性を探るなど、多くの名選手を登場させ、かつ現役選手の可能性を探る読み物を心がけました。

もちろん、今季の12球団の見所についても触れ、通勤や通学などで、楽しく読んでいただくことを念頭に書いてみました。

立ち読みでも、一度手に取って下されば幸いです。

「松坂大輔がメジャーNo.1投手になるこれだけの理由



posted by toshiya-ono |08:46 | 岡田彰布監督 | コメント(5) |
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2007年04月06日

松坂大輔は初勝利も18位?

最初に。
私ごとで恐縮なのですが、『松坂大輔がメジャーNO.1投手になるこれだけの理由』(定価900円+税 洋泉社)が、有り難く出版されることになりました。4月19日木曜より全国の書店に並びます。

タイトルは松坂大輔投手なのですが、実は、2章以降がプロ野球のこと。不滅の日本記録である王貞治のシーズン55本塁打やイチローの210安打、福本豊の106盗塁などを更新するための夢のある方法論。

最後の4割打者であるテッド・ウィリアムズとイチローの記録、江夏豊とノーラン・ライアンの奪三振記録を比較するなどを含め、斬新な読み物にしました。4割を打つ技術論を、楽しく読んでいただければ幸いです。

僕としては、ちょっとだけプロ野球に興味がある方にも、手にとってもらえるよう、気をつけて易しく書いてみたのですが、若いプロ野球選手が台頭し、秘められた可能性が爆発するような元気の出る内容を、心がけました。

もちろん、第1章では松坂大輔投手を技術的に論じ、さらに松坂投手を上回る日本のパワーピッチャーがいることを紹介。さて、それは誰でしょう? そんな中で、野球の本質論に迫る読み物にしました。
「松坂大輔がメジャーNo.1投手になるこれだけの理由


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さて、松坂大輔投手が、現地時間4月5日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦に、メジャー初先発、初勝利を上げました。
投球内容は7回26人に108球を投げ、10奪三振の6安打1失点。ほぼ満点の内容でした。

右打者の内角への速球は、懐をえぐるツーシームが有効。4回裏は2番から始まる上位打線を3者連続三振は圧巻でした。

また、初回裏、記念すべきメジャー最初の打者にはヒットを許し、また6回裏には、先頭打者に本塁打を打たれてしまいました。出会い頭は、次回登板から慎重に行きたいところです。

昨年メジャーで20先発以上ないし10勝以上をマークした投手114人と、昨年の松坂大輔投手の先頭出塁率を比較してみると、松坂投手は18位なのです。

2006年の先頭出塁率を比較
1位 J・ベケット ・231(レッドソックス)
2位 M・ムッシーナ・234(ヤンキース)
3位 D・ハレン  ・245(アスレチックス)
4位 J・リーバー ・247(フィリーズ)
5位  井川慶   .252(ヤンキース)
18位 松坂大輔  ・275(レッドソックス)

もちろん、100人以上の中の18位なのですから、上位の成績であることに違いはありません。
しかし、被長打率、与四球率がベスト5に入る成績だったことを思うと物足りなく、やはり、先頭出塁には注意を払うべき、ということになるでしょうか。

次回の登板の課題は、ズバリ「先頭出塁」ということになるでしょう。

そういえば、昨年3月21日、サンディエゴのPETCOパークで行われた、WBCにおけるキューバとの決勝戦。先発を任された松坂投手は、初回裏の先頭打者パレに本塁打を許しています。今年の3月2日、メジャー初実戦となったボストン・カレッジ相手の登板では、初回の先頭打者に初球を二塁打されているのです。

その点、ヤンキースの井川慶投手は、より先頭打者を打ち取ることに優れている結果。

4月8日は、井川慶投手の初登板が予定されています。昨年と同じように、先頭打者に気を配って、安定した投球を期待したいものですね。


posted by toshiya-ono |10:46 | 松坂大輔 | コメント(0) |
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2007年04月04日

先発左腕の条件

今年の巨人。開幕時点で、先発ローテーションに異変が起こりました。
右腕の上原浩治投手にパウエル投手が故障。したがって、先発に内海哲也、高橋尚成、金刃憲人の左腕投手3枚が、クローズアップされることになったのです。

一般に?左腕というのは、「左打者を打ち取ることを要求される投手」として語られることが多いのですが、それはリリーフなのか、先発なのか、で大きく役割が異なります。

つまり、主に左打者を打ち取るのはリリーフに求められ、一方で、相手打線が右打者を並べてくる先発左腕というのは、右打者をしっかり打ち取る技術がなければ、ローテを守ることは不可能になるのです。

昨年のセ・リーグ先発を比較してみましょう。

最も右打者を抑えている左腕は誰か?ということですが、実は今年の開幕投手にも選ばれた、巨人の内海哲也投手なのです。右打席に対して.203の被打率は、セ・リーグ最少の成績でした。

2006年セ・リーグの右打席の被打率(左腕10先発以上)
1位 内海哲也 巨人 .203 12勝13敗
2位 井川慶  阪神 .206 14勝9敗
3位 山本昌広 中日 .240 11勝7敗

では、最も右打席に打たれた左腕先発は?というと、横浜ベイスターズの土肥義弘投手。昨年.358と打ち込まれ、防御率6点台の3勝8敗と成績が伸び悩みました。

その逆に、右腕先発は、しっかり左打席を抑えなくては生き残りは出来ません。

2006年セ・リーグの左打席の被打率(右腕10先発以上)
1位 川上憲伸  中日 .197 17勝7敗
2位 ダグラス  広島 .199 9勝6敗
3位 朝倉健太 中日 .239 13勝6敗

ちなみに、右腕で左打席を最も抑えられなかったのは、巨人へ移籍した門倉健投手。昨年は.343と打ち込まれてしまいました(右腕10先発以上)。

先日セ・リーグ開幕カード、3月31日の横浜スタジアムでの開幕2戦目。門倉健投手は、7回裏に左打ちの古木克明選手に、決勝のソロ本塁打を打たれましたが、決して偶然ではないように思いました。

※被打率は、先発で登板した時の成績のみとしました。

posted by toshiya-ono |08:51 | 内海哲也 | コメント(0) |
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