2007年04月24日

ファウル、ファウルの井川慶?

井川慶投手、5回途中7失点ノックアウト。現地4月23日、トロピカーナフィールドでのタンパベイ・デビルレイズ戦に4試合目の登板です。

しかし5回裏、岩村明憲選手にタイムリーとなるヒットを許したところで7失点の降板。試合は終盤ヤンキースが追い上げるも、結局8対10で井川慶投手に負けがついてしまいました。


井川慶投手の投球内容は、4回と3分の1を打者24人に97球を投げ、結果7失点。被安打8、被本塁打2、奪三振3、四球が3の通算防御率は7.84に後退。
さて、井川慶投手のピッチングですが、いい球もあったのですが、投球に迫力、気迫があまり感じられず、岩村明憲選手を含め、デビルレイズの選手が、かなりリラックスして打席に入っているのがわかりました。

この日、井川慶投手の投じたストレート50球のうち、デビルレイズ打線は、何と14球をファウルにしています。カウントは稼ぎましたが、8安打のうち5本が2ストライクに追い込んから。そこからの空振りが取れないのです。ファウルのあと、タイミングを合わされてソロ本塁打を打たれるなど、これは大きな課題です。

チェンジアップは、(ストライク/ボール)は(25/8)。しかし2回裏、1番のRバルデリに、ストライクを取りにいくチェンジアップを3ラン。持ち味の、緩急をうまく配球できなかった点は、修正していきたいものです。

なお初球の(ストライク/ボール)は(15/9)でした。決して、すべてが悪いわけではなく、ストライク先行を守っている点や、イニング先頭出塁を全く許さなかった点は、次回の登板に期待していい内容かもしれません。

(以上、井川慶投手、4試合目先発の速報でした)

posted by toshiya-ono |12:05 | 井川慶 | コメント(0) |
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2007年04月19日

井川慶の新投球哲学!3試合目最速は148キロ

現地時間4月18日夜7時、小雨の降るヤンキー・スタジアム。井川慶投手の3試合目の先発登板です。対戦相手は、クリーブランド・インディアンズでした。

井川投手は初回、課題のチェンジアップが低めに決まり、願ってもない立ち上がりで0点に抑えると、チームの走るリズムが違って見えたのが印象に残ります。


3回表に2失点。1対2と逆転を許すも、すぐに味方打線が爆発し逆転。6対2と4点をリードし6回表の打者を3人で切り抜けたところで、降板しました。

結局試合は、9対2で終了しヤンキースが勝利。井川慶投手がヤンキー・スタジアムで、メジャー初勝利を上げたのです。

成績は、6イニング、打者23人に92球を投げ、5安打5奪三振の失点が2。メジャー3試合の通算は、防御率6.06、1勝0敗。

この日の登板は、前回登板の課題を見事にクリア。その投球は、極めて高く評価されるものです。
最速は148キロを計測し、チェンジアップとの緩急がすばらしく、打者の振り遅れが4つのポップフライに表れていました。おおむね143キロ前後のストレートを、力みなく球持ちを長く、楽に投球を心がけていました。

井川慶投手、初勝利を上げた3試合目先発のポイントを上げてみましょう。

●変化球のストライク率  変化球45球のストライク/ボール率が、(30/15)率と、変化球でストライクが取れ安定。前回の登板はでは、チェンジアップが(7/13)とストライクを取れませんでしたが、見事に一発で修正してきました。次回登板に期待を持たせたことが、高い評価なのです。47球のストレートも、ストライク率が68.1%と安定していました。リリースポイントを、前に持ってきた(球を長く持つ)用に見えました。

●走者を背負ってのストライク率・・走者を背負ってから、打者9人との対戦では、ストライク/ボール率が、(26/8)=76%と更に高く、前回の課題を強く意識したことがわかります。前回4月14日の登板では(22/17)だったのです。コーチから何らかのアドバイスを受けとめた、のかもしれません。 

●徹底した初球ストライク・・前回はストライク/ボール率が、(11/12)をボール先行でしたが、この日は(19/4)と徹底して、初球ストライクを奪っています。2ストライクに追い込んだのも、打者23人中15人。投手有利のカウント、野手の守りやすいリズム。3回表にはセカンドのRカノーが内野ゴロをバックトスで併殺打を奪い、6回にも投手ゴロを1-4-3の併殺打としました。
4月7日の初登板7失点では、打者28人中追い込んだのが、たったの8人だったのです。

最後に、イニング別のストレートの配球率を載せておきましょう。

初回、上位打線はストレートで押し(ただし4番Rガーコのみチェンジアップ攻め)、2回は変化球、以降は「チェンジアップがいつ来るか」と思わせてストレートで押し、裏をかいた投球。捕手Jポサーダとの呼吸が合っていました。

投球回	球数	ストレート%
1イニング	16	56.3%
2イニング	14	28.6%
3イニング	22	36.4%
4イニング	17	58.8%
5イニング	10	90.0%
6イニング	13	53.8%

total	92	51.1%


とにかく初勝利の井川慶投手。
こう言った成功した投球を経験することで、本人の投球哲学がメジャーでどう変化するのか。それこそが、ファンの楽しみです。

終了直後のインタビューでは、球数が多いのを修正したかったこと、今後怪我だけはしたくない、と話していたそうです。

(以上、井川慶投手、初勝利おめでとう、の速報でした)

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井川慶投手とメジャーとの比較は、『松坂大輔がメジャーNO.1投手になるこれだけの理由』(定価900円+税 洋泉社 4月19日の本日より全国で発売 著者:小野俊哉)で、松坂大輔投手と合わせて、メジャーの先発114投手と、8項目に渡ってランキング評価を掲載しています。

井川投手がメジャーでも優れているのは、どんな点なのか? 課題点は何か、がすぐにわかります。ぜひ立ち読みでも手にとって読んでくだされば幸いです。

ネットのお問い合わせは、例えば下記になります。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31879017
(書籍紹介の部分は、なぜか前の本のものなっていますので、無視してください)

さらに、この本では王貞治の日本記録55号本塁打と、イチロー210安打の更新のための方法論や、打率4割最後の打者、テッド・ウィリアムズを分析。イチロー、青木宣親、川崎宗則の安打と比較するなど、楽しんで読んでいただけるようまとめて見ました。

江夏豊の401奪三振を、あのノーラン・ライアンと比較。20勝する方法論とは?青木宣親が100盗塁を目指すには?と、多くの選手を登場させる読み物にしてみました。

『松坂大輔がメジャーNO.1投手になるこれだけの理由』(定価900円+税 洋泉社 4月19日の本日より全国で発売 著者:小野俊哉)



posted by toshiya-ono |12:19 | 井川慶 | コメント(3) |
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2007年04月17日

井川慶の変化球

ニューヨーク・ヤンキースの井川慶投手。

先日現地時間の4月13日、マカフィーコロシアムでアスレチックス戦に2度目の先発登板。打者も3順目となった6回の途中、二塁打のMピアザを塁に置き、5番打者のEチャベスに2ランを打たれ、4対3と追い上げられたところで降板。球数は95でした。


まず第一印象として、地元の記者も指摘していたことですが、「速球投手と聞いていたが、2試合とも速くない。寒さが原因かもしれないが。」というものですが、だいたい88から90マイル(140から145キロ)のスピードでした。シーズンの序盤、しかもこの寒さ(4度?)を考えると、速球の威力はこれからに期待するとして、この日の登板は、変化球にポイントがありました。

この日の井川投手は、変化球でなかなかストライクが取れませんでした。初球に投じた変化球は、打者23人のうち、12人でしたが、うち8球がボール。
特に3順目に入った5回裏から、初球の変化球は5球とも、高いか低いかのボール。それでも、どうにかストレートを低めに集めて切り抜けたのですが、6回裏、投げた変化球は、遂に全部ボール。
捕手ポサーダの要求は、速球一本槍にならざるを得ず、3点リードの場面だったことから、4番、5番には、逃げずにほとんどをストレートで勝負。結果はEチャベスに2ランを打たれた、という試合展開でした。

井川投手のいいところは、先頭出塁を許さない点。4月6日に書いたブログのランキングの通りですが、この日の先発も先頭出塁は、Mピアザのライトフライを落球され、三塁まで進まれたもの、だけでした。これは、これからも続けたいツールです。

ただし、走者を背負ってからが課題なのです。
この日、走者を背負って迎えた打者は9人でしたが、そのうち初球がボールになったのは7人。しかもカウント0-2(ノーツー)が3人、と多かったことが上げられます。

井川投手の昨年の得点圏被打率は3割2分2厘。昨年メジャーで20先発以上ないし10勝以上をマークした投手114人と比較してみると、105位に相当し、かなりの下位ということがわかります。

投手陣が故障者続出のヤンキース。この台所事情を考えると、井川慶投手がここで粘り抜いて、ローテを守ってニューヨーク市民に感動を与えて欲しい、と思っています。明後日、日本時間の19日、3度目の先発予定に初勝利を期待しましょう。

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この得点圏被打率の井川慶、松坂大輔投手とメジャーとの比較は、『松坂大輔がメジャーNO.1投手になるこれだけの理由』(定価900円+税 洋泉社 4月19日より全国で発売)で、ランキングや解説を掲載しています。

また、2006年の日本のプロ野球なのですが、各カウントの打率について、セパ両リーグに分けて平均値を初めて掲載、解説を加えました。ぜひ、立ち読みでも手にとって下されば幸いです。

カウント0-2におけるプロ野球の打率はどのくらいなのか。ファンの皆さん、当ててみてください。ボール先行となると、そら恐ろしいことが・・?

、『松坂大輔がメジャーNO.1投手になるこれだけの理由』



posted by toshiya-ono |12:11 | 井川慶 | コメント(0) |
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