2007年12月13日
藤川球児が12日、メジャー行きの希望を正式に表明。
そうだったのか、というより、年俸が国内の3倍以上と高く、年金制度も充実。日本でこれだけ登板したら、勢いのあるうちにメジャーを経験してみたい、と思うのは必然か。
では、メジャー球団が評価するなら、今年の藤川球児はどれくらいの年俸なのだろうか?
ここを、メジャー側が用いるWHIP指標から考えてみよう。
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posted by toshiya-ono |03:34 |
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2007年09月12日
阪神が8月30日から破竹の10連勝。9月8日には、巨人を抜き去り遂に首位。
その10連勝の立役者とは、何と言ってもこの間10連投の藤川球児。
その藤川球児の凄みを数値で表すと・・。
これまで61試合に登板し、本塁打ゼロの防御率が0.87と1を切る成績はすばらしく、失点の7に対して、これまで許した出塁数は59。出塁数を失点で割る「失点出塁率」を計算すると8.43。これは藤川が8回以上出塁しないと1点が取れない投手ということになり、いわばどれだけ連打するのが難しいか、どれだけ長打を許さないか、の指標。
これを他のストッパーで計算すると、巨人の上原浩治は3.67、中日の岩瀬仁紀が3.60、横浜のクルーンが3.81。両リーグ全投手平均の3.08を上回る成績は当然ですが、それでも藤川の半分以下でしかない点に注目です。
もちろん、藤川に回すまでの、阪神の中継ぎ陣も強力。「JFK」の一角ウィリアムスは、これまで53試合に登板し、失点出塁率は16.00(防御率0.15)と、これまた点を奪うのは絶望的な数字が出ています。
そして久保田智之。78試合に登板、失点出塁率5.45(防御率1.83)の成績。やはり上原、岩瀬の成績をかなり上回っている結果です。
つまり阪神の「JFK」とは、セ・リーグのストッパー以上の「スーパーストッパー」が3枚並んだ投手力である、といっても過言ではないでしょう。
●江草仁貴も、渡辺亮も?
さらに、江草仁貴が5.31、チェンジアップの渡辺亮は4.83。やはり上原や岩瀬の成績を上回っています。同点の場面や、JFKにつなぐまでの出番が仕事の彼らですが、ここまで救援投手陣が整備された球団というのは、過去のプロ野球を紐(ひも)解いても、あまり例はないように思えます。
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「藤川球児は8安打しないと1点がとれない?」に
両リーグ救援の失点出塁率ランキングを掲載しています。
posted by toshiya-ono |20:54 |
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2007年03月27日
阪神タイガースの藤川球児投手の2006年の「失点出塁率」11.33が1位の成績だった、という前回の続きです。
投手の失点出塁率とは、(安打+四死球)÷失点 で計算され、その投手から1点を奪うのにどのくらい出塁しなければいけないか、という値のこと。長打をよく打たれる投手ほど値が小さくなり、逆に本塁打が少なく、また走者を置いて粘り強い投球で走者を還さない投手は、値が大きくなります。
2006年の藤川球児投手の防御率は0.68と1を切りましたが、他にも1を切る防御率を探すのなら、同じ阪神タイガースの村山実投手が1970年に記録した0.98が有名です。
では、この年の村山投手の失点出塁率は、藤川球児投手を上回っているか?というと、実は6.78と二桁には届きません。
また、防御率が1を切る成績は、戦前1リーグ時代に多く、1937年の春季リーグの防御率1位は沢村栄治投手の0.81。また、その前年の1936年秋季リーグでは、景浦将投手の0.79が1位の成績。
ちょっと古い記録ですが、この二つをヒモ解いてみると、それぞれの「失点出塁率」は4.43に5.13。藤川投手の成績に近づくどころか、逆に遠ざかっています。
では最近は?というと、横浜ベイスターズの大魔神・佐々木主浩投手が1997年、98年に0.90と0.64の防御率を記録し、MVPを獲得。このときの失点出塁率は、7.17と6.57と、やはり二桁には届いていないのです。
かつての速球投手の失点出塁率を調べてみても、例えば広島カーブ・津田恒美投手は1987年の6.69が最高ですし、1970年代に阪急ブレーブスで名を馳せた山口高志投手は、どの年も二桁には遠く及びませんでした。
ということは?ひょっとすると?・・まだ推測を含むのですが、2006年の藤川球児投手の「失点出塁率」11.33は、かなりの確率でプロ野球史上第1位である可能性が高いのです。
(もちろん、シーズン50イニング以上などに区切っての話)
昨年、藤川選手の投球を見たファンは、実は日本プロ野球史上で、最高の投球を目の当たりにした、と思って間違いない、ということになります。
今季は、新球としてチェンジアップが加わり、オープン戦から好調な投球を見せてくれている藤川投手。ぜひ、今季もタイガースファンと甲子園球場を沸かせて欲しい、と願っています。
posted by toshiya-ono |22:40 |
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2007年03月20日
投手の能力を測る指標はいろいろ。最もよく知られているものといえば、やっぱり防御率なのかな。その他、勝率や奪三振率もよく使われますが、最近ではWHIPといった、1イニングに何回出塁を許すか、という真新しいものもあるようです。
とにかく、投手は、簡単には点を与えないことが目標。防御率はイニングで割る計算ですが、ここで出塁数を失点で割る「失点出塁率」を考えてみましょう。
「失点出塁率」の計算は、単純に(安打+四死球)÷失点 で簡単に計算されます。
相手チームからすると、この投手は1点を奪うのにどのくらい出塁しなければいけないか、ということになりますが、長打をよく打たれる投手ほど値が小さくなり、逆に本塁打が少なく、また走者を置いて粘り強い投球で走者を還さない投手は、値が大きくなります。
昨年は、ソフトバンクの斉藤和巳投手、広島の黒田博樹投手がそれぞれ防御率1.75、1.85でタイトルを獲得。しかし、失点出塁率では2位、3位とトップではなかったのです。
2006年/失点出塁率のTOP5(規定投球回)
1位 福原忍 阪神 4.34
2位 黒田博樹 広島 4.02
3位 斉藤和巳 SB 4.02
4位 朝倉健太 中日 3.75
5位 デイビー オリ 3.61
阪神タイガースの福原忍投手の防御率2.09はセ・リーグ2位と、惜しくもタイトルを逃しましたが、粘り強さでは一矢を報いた格好になりました。
でも、阪神タイガースにはもっと凄い投手がいます。
そう、藤川球児投手を忘れてはいけません。
さっそく昨年の20救援以上の投手全員を比べてみると、
2006年/リリーフ投手のTOP5(20救援以上)
1位 藤川球児 阪神 11.33
2位 梅津智弘 広島 7.00
3位 竹岡和宏 SB 6.50
4位 岩瀬仁紀 中日 6.00
5位 久本祐一 中日 5.86
つまりは、藤川球児投手は11回以上出塁をしないと点が取れない・・?というわけです。藤川投手は、昨年の本塁打がソロ3本ですから、失点からそれを引いて計算すると、普通の安打や四死球では、相手打線は22回出塁して、やっと1点が取れるという、「ケタ違い」の成績だったことがわかります。
(次回に続く)
posted by 小野俊哉 |23:04 |
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