2007年10月20日

高橋尚成のシンカーはGを救うか?

巨人は、切り札の左腕エース、高橋尚成が打たれたら、終わり。レギュラーシーズンを優勝しても、日本式の短期決戦をコテンパにやられて終戦、では、ファンも困る。

防御率の初タイトルを獲得した左腕の高橋だが、10月20日の中日戦は、荒木雅博、井端弘和、ウッズ、ノリ、谷繁元信の、強力なドラゴンズ打線の右打者・・・、を封じることが出来るのかどうか、それにかかる。

今季のピッチングを見てみよう。

5%区切りで言えば、配球はストレートが50%、シンカー25%、スライダーが15%、その他10%がフォーク、カーブなど、かわす球として使っているが、右打者へはシンカーを決め球に使うため、アウトロー中心のストレートを4隅、シンカーをほとんどアウトローに集める投球。

そこで、アウトローに踏み込ませない球が必要になる。それがインサイドローのストレートまたはスライダー、である。ただし球威がないため、高めストレートは禁物。内角付近の失投となったストレートは、本塁打も打たれるなど打率がちょうど3割(8月以降成績)。カウントの浅い場面は低めに集め、ストライクを取りたい。

なお、ヒサのスライダーは、左打者の決め球に使い、追い込んでからは、16打数1安打の魔球。鋭い当たりを連発する森野将彦、李炳圭に対して、それまで、どう追い込むか。2シームで体を起こすなど、ストレートの制球がカギだろう。

肝心の右打者のシンカーだが、0ないし1ストライクから手を出す打者は1割2分しか打たれない。ヒサの球は、打者が早打ちの傾向があるため、浅いカウントでストレート狙いの打者が打ち損じてくれるからだ。

しかし、2ストライクからのシンカーは、意外に2割に打率が上昇している。球の出し入れで追い込むため、カウントが増えるほど、ストライクゾーン内に投げないとカウントを悪くするからだろう。

実際、ヒサ全体の投球における2ストライクの被打率は2割4分と平均より高く、逆に1ストライクでは、普通は3割5分などを打たれるが、2割7分と低い。ロッテの小野晋吾などもそうだが、打たせて取るピッチャーに多い特徴だ。

中日の打者は、ある程度、待球作戦で来るのではないか。ここでストライク先行なら、ヒサが勝ち、ボール先行なら中日の勝ち。

いずれにしても低めストレート、シンカーの制球が命運を分けると思う。

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posted by toshiya-ono |11:23 | 高橋尚成 | コメント(6) |
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