2008年07月09日
8日火曜、甲子園での阪神対巨人10回戦は、原・巨人が6回までに3度失点(計5失点)し敗戦。岡田・阪神は1度の失点(6回に1失点)で勝利。ここに着目し、「6回までに何度失点したか」を調べてみたい。
難しいことをせず、単純に「6回までに何失点に抑えたか」でもいいのだが、細かく失点を重ねるほど、野球というのはダメージが大きい場合がある。
●6回までに2度失点すると、勝率が5割を切る?
今季これまで全体をみると、1度までの失点なら高い勝率も、2度失点すると勝率が5割を切り、3度以上失点すると、ほとんど負けを覚悟しなければならない、との結果。これは過去5年を調べても、同様の結果が得られ、近代野球では普遍的、と考えていいと思う。
(6回までの失点したイニング度数)7月8日時点・・・・引分は省略
両リーグ全体 勝率 勝敗
0度失点 ・722 115勝34敗
1度失点 ・648 193勝105敗
2度失点 ・411 117勝168敗
3度失点 ・229 33勝111敗
4度以上失点 ・000 0勝40敗
巨人と阪神では、下記のように大きな違いが現れている。
(6回までの失点したイニング度数)7月8日時点
巨人 勝敗 貯金 勝率
0度失点 9勝1敗 +8 ・900
1度失点 15勝6敗 +9 ・714
2度失点 12勝16敗(2) -4 ・429
3度失点 3勝13敗 -10 ・188
4度以上失点 0勝1敗 -1 ・000
合計 39勝37敗(2) +2 ・513
(6回までの失点したイニング度数)7月8日時点
阪神
0度失点 8勝3敗 +5 ・727
1度失点 26勝2敗(1) +24 ・929
2度失点 16勝11敗 +5 ・593
3度失点 1勝6敗 -5 ・143
4度以上失点 0勝1敗 -1 ・000
合計 51勝23敗(1) +28 ・689
阪神は、主に先発投手陣が踏ん張り、「6回までに1度失点または無失点」の試合が40試合と多く、ここで34勝5敗1分の貯金29と、ほとんどここで貯金を稼いでいることがわかるのだ。
●巨人の31試合は、横浜より少ない・・・
しかし、巨人はこの試合が31試合と少なく、実は横浜の33試合を下回り、両リーグで最少とは、巨人ファンにとってはショックかもしれない。
6回までに2イニング以上失点した巨人の試合数47試合は、ソフトバンクと並んで最大であり、巨人の先発投手陣は、いわばダラダラと失点する傾向が強いことを示唆している。
7月8日時点の「6回までに1度ないし無失点」の試合数ランキング(セ・リーグのみ比較)
1位 中日 44試合 29勝13敗2分 ・690
2位 阪神 40試合 34勝5敗1分 ・872
3位 ヤクルト 38試合 27勝11敗 ・711
4位 広島 37試合 23勝12敗2分 ・657
5位 横浜 33試合 11勝21敗1分 ・344
6位 巨人 31試合 24勝7敗0分 ・774
救いとして巨人は、ここの勝率が高く、中日を上回って、阪神に次ぐリーグ2位。先発投手がしっかり試合を作りさえすれば、高い勝率を呼び込むことが出来るのが強みだ。
●巨人は、とにかく先発の踏ん張りが必要
阪神の優勝が確定的なセ・リーグの焦点は、2位、3位争い。中日、巨人、広島、ヤクルトの4チームのうち、2チームが生き残り、2チームが捨てられる。巨人が確実に生き残るためには「6回までに1度ないし無失点」の試合をどれだけ増やせるかが、鍵を握るのではないか。
走者を背負っても、タイムリーを許すのは、6回で1度まで。確かに厳しい注文だが、先発の踏ん張りが、巨人には必要だ。
(スポーツ・アナリスト/小野俊哉)
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posted by スポーツ・アナリスト小野俊哉 |19:35 |
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2007年10月17日
クライマックスシリーズの第2ステージ。
セ・リーグ初のクライマックスシリーズ。第1ステージはナゴヤドームで、初回にドラゴンズ打線が爆発。2試合とも、阪神に一度もリードを許さず完勝。
では、巨人が東京ドームで先制点を上げたら勝率は?
今季成績でみると、その結果は23勝6敗の勝率79%。
<本拠地の先制は有利?>
勝率順位 球団 球場 先制した場合の勝率
1位 阪神 甲子園 84.0%
2位 巨人 東京ドーム 79.3%
3位 中日 ナゴヤD 79.3%
4位 横浜 ハマスタ 76.5%
5位 ヤクルト 神宮 75.9%
6位 広島 広島市民 69.0%
※2007年シーズン成績
上記は、セ・リーグチームが本拠地球場で先制した場合の勝率ランク。第1ステージの結果を思うと、巨人の選手は先制点にこだわる試合運びを見せたいところだ。
しかも、巨人が先制点にこだわる理由はそれだけではない。巨人が東京ドームで先制、しかも3回終了時点、リードした展開では、どうだったか?
その答えは、巨人の18勝1敗と取りこぼしがほとんどない。
原辰徳巨人が必勝のためには、中日の先発陣をどう攻略するか?ここがカギを握ることになる。
主砲の小笠原道大は、今季1-3回の本塁打が20発は、飛びぬけた成績。
9月以降の東京ドームでは、1-3回は打率3割8分9厘と高く、この3番・小笠原道大の集中力が、どれだけ中日投手陣を打ち崩せるか、大きなみどころとなる。
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posted by toshiya-ono |15:32 |
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