2009年07月08日
渡辺恒雄さん。
雑誌ブルータスの巨人特集が、先日発売。書店に並んでいたので読みました。なかでも、渡辺恒雄さんのインタビューは楽しかった。
通称ナベツネさん。現在の肩書きは、読売巨人軍取締役会長。90年台、読売新聞の社長ですから、やはり一角の人物です。
「後楽園へ野球を見に行ったけど、ルールも知らなかったし、素人だった」とは戦後、読売に入社したころのこと。戦中は勤労動員だし、兵隊にもとられ、戦後は共産党。野球どころではなかった、のは本当のことでしょう。
ナベツネさんの読売新聞の政治部記者時代。こんな温かいエピソードを知っています。
昭和30年代。自民党の9大派閥がしのぎを削って、権力闘争に明け暮れた時代のこと。
ナベツネさんは、大野伴睦の番記者。しかも、大野番の記者連中を取り仕切っていたのがナベツネさんです。
ある雨の夜。小さい東京地方紙の顔なじみの記者が、ずぶ濡れになりながら、高輪(東京港区)の大野邸へ歩くのをみつけると、
「きみか、乗りなさい。いっしょに行こう」 「いつもこうしてるのか。社用車は」とナベツネさん。
「ありません」
「そうか、たいへんだな」
翌日、すぐにナベツネさんは、大手5社の番記者に根回し。そして大野邸にその記者がやってくると、
「君さへよければ、あしたから、俺たち6人が交代で、君の社へ車で迎えにいく。それで一緒に取材に行こう。どうだい」
「ありがとうございます」
「よし、これで決まりだ。よかったな」
ナベツネさんは、笑顔だったそうです。
その記者とは、当時東京タイムズの記者だった早坂茂三。のち田中角栄の政治秘書。東タイは平成4年に休刊しています。
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posted by toshiya-ono |09:26 |
巨人 |
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2009年07月03日
7月2日の東京ドーム、広島戦で7回途中を投げて1失点。先頭出塁を2回の1度だけに抑えて、好投したのが、巨人のオビスポ投手。
ドミニカ共和国出身。1984年生まれの24歳。
入団当時、160キロの秘密兵器、と巨人がマスコミに紹介。来日して間がなく慣れていないこともあったのでしょう。当時、おかしな行動を取るので、仲間から「不思議ちゃん」。
さて巨人が、未知数の投手を先発させたのは訳があって、2日時点で原・巨人の貯金が、プラス20もあり、広島の先発予想が天敵のルイスだったこと。
ともかく大事な先発指名。使ってみたい、と思わせるものがなければ、原辰徳監督も使わなかったでしょう。
結果、基本的に崩れなかったわけですから、今後、ことし競り合うことになる中日戦、ヤクルト戦の隠し球になるかもしれません。
2007年に育成枠で入団すると、オビスポは、隠善智也などとファームの選抜チーム、フューチャーズに所属。5月には、茨城ゴールデンゴールズとの試合に先発しています。
当時を振り返ると、気負って投げるピッチャーという威風は薄く、どことなくブラブラ(笑)。これは性格なのでしょう。外国人にしては珍しいな、と思って試合前の練習をヨコで見ると、球威のスゴかったこと。そのギャップに驚いたことは、よく覚えています。
茨城ゴールデンゴールズとの試合はナイター。水戸市民球場。オビスポは初回を抑えるも、2回先頭の酒井忠晴にソロ。さらに、主将・岩田紀彦に、2-2の平行カウントから、右翼場外に3ランを許してしまいました。
しかし、3回は3-5番を3者三振。低めのボールは少なく、暴投になるのを恐れたのか、高めの球で勝負していました。
ファームの試合は、昼過ぎから始まるデーゲームが多かったはず。ナイターはかなり暗いと感じたかもしれません。試合後、確か、そのようなオビスポのコメントがあったような記憶があります。
それにしても、茨城ゴールデンゴールズの主将、岩田くん、プロの投手から目の覚めるようなライナーの3ラン。彼は、ことしもGGの主軸として活躍しています。
★茨城ゴールデンゴールズとオビスポの対戦の様子はこちら
(2007年5月31日の試合を写真で報道したプロ野球プラスのページ)
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posted by toshiya-ono |10:12 |
巨人 |
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2008年07月09日
8日火曜、甲子園での阪神対巨人10回戦は、原・巨人が6回までに3度失点(計5失点)し敗戦。岡田・阪神は1度の失点(6回に1失点)で勝利。ここに着目し、「6回までに何度失点したか」を調べてみたい。
難しいことをせず、単純に「6回までに何失点に抑えたか」でもいいのだが、細かく失点を重ねるほど、野球というのはダメージが大きい場合がある。
●6回までに2度失点すると、勝率が5割を切る?
今季これまで全体をみると、1度までの失点なら高い勝率も、2度失点すると勝率が5割を切り、3度以上失点すると、ほとんど負けを覚悟しなければならない、との結果。これは過去5年を調べても、同様の結果が得られ、近代野球では普遍的、と考えていいと思う。
(6回までの失点したイニング度数)7月8日時点・・・・引分は省略
両リーグ全体 勝率 勝敗
0度失点 ・722 115勝34敗
1度失点 ・648 193勝105敗
2度失点 ・411 117勝168敗
3度失点 ・229 33勝111敗
4度以上失点 ・000 0勝40敗
巨人と阪神では、下記のように大きな違いが現れている。
(6回までの失点したイニング度数)7月8日時点
巨人 勝敗 貯金 勝率
0度失点 9勝1敗 +8 ・900
1度失点 15勝6敗 +9 ・714
2度失点 12勝16敗(2) -4 ・429
3度失点 3勝13敗 -10 ・188
4度以上失点 0勝1敗 -1 ・000
合計 39勝37敗(2) +2 ・513
(6回までの失点したイニング度数)7月8日時点
阪神
0度失点 8勝3敗 +5 ・727
1度失点 26勝2敗(1) +24 ・929
2度失点 16勝11敗 +5 ・593
3度失点 1勝6敗 -5 ・143
4度以上失点 0勝1敗 -1 ・000
合計 51勝23敗(1) +28 ・689
阪神は、主に先発投手陣が踏ん張り、「6回までに1度失点または無失点」の試合が40試合と多く、ここで34勝5敗1分の貯金29と、ほとんどここで貯金を稼いでいることがわかるのだ。
●巨人の31試合は、横浜より少ない・・・
しかし、巨人はこの試合が31試合と少なく、実は横浜の33試合を下回り、両リーグで最少とは、巨人ファンにとってはショックかもしれない。
6回までに2イニング以上失点した巨人の試合数47試合は、ソフトバンクと並んで最大であり、巨人の先発投手陣は、いわばダラダラと失点する傾向が強いことを示唆している。
7月8日時点の「6回までに1度ないし無失点」の試合数ランキング(セ・リーグのみ比較)
1位 中日 44試合 29勝13敗2分 ・690
2位 阪神 40試合 34勝5敗1分 ・872
3位 ヤクルト 38試合 27勝11敗 ・711
4位 広島 37試合 23勝12敗2分 ・657
5位 横浜 33試合 11勝21敗1分 ・344
6位 巨人 31試合 24勝7敗0分 ・774
救いとして巨人は、ここの勝率が高く、中日を上回って、阪神に次ぐリーグ2位。先発投手がしっかり試合を作りさえすれば、高い勝率を呼び込むことが出来るのが強みだ。
●巨人は、とにかく先発の踏ん張りが必要
阪神の優勝が確定的なセ・リーグの焦点は、2位、3位争い。中日、巨人、広島、ヤクルトの4チームのうち、2チームが生き残り、2チームが捨てられる。巨人が確実に生き残るためには「6回までに1度ないし無失点」の試合をどれだけ増やせるかが、鍵を握るのではないか。
走者を背負っても、タイムリーを許すのは、6回で1度まで。確かに厳しい注文だが、先発の踏ん張りが、巨人には必要だ。
(スポーツ・アナリスト/小野俊哉)
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◆プロ野球プラスでは、萩本欽一監督の茨城ゴールデンゴールズと、大沢啓二・張本勲のプロ野球マスターズリーグの公式試合報道をお楽しみください。
posted by スポーツ・アナリスト小野俊哉 |19:35 |
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2007年10月17日
クライマックスシリーズの第2ステージ。
セ・リーグ初のクライマックスシリーズ。第1ステージはナゴヤドームで、初回にドラゴンズ打線が爆発。2試合とも、阪神に一度もリードを許さず完勝。
では、巨人が東京ドームで先制点を上げたら勝率は?
今季成績でみると、その結果は23勝6敗の勝率79%。
<本拠地の先制は有利?>
勝率順位 球団 球場 先制した場合の勝率
1位 阪神 甲子園 84.0%
2位 巨人 東京ドーム 79.3%
3位 中日 ナゴヤD 79.3%
4位 横浜 ハマスタ 76.5%
5位 ヤクルト 神宮 75.9%
6位 広島 広島市民 69.0%
※2007年シーズン成績
上記は、セ・リーグチームが本拠地球場で先制した場合の勝率ランク。第1ステージの結果を思うと、巨人の選手は先制点にこだわる試合運びを見せたいところだ。
しかも、巨人が先制点にこだわる理由はそれだけではない。巨人が東京ドームで先制、しかも3回終了時点、リードした展開では、どうだったか?
その答えは、巨人の18勝1敗と取りこぼしがほとんどない。
原辰徳巨人が必勝のためには、中日の先発陣をどう攻略するか?ここがカギを握ることになる。
主砲の小笠原道大は、今季1-3回の本塁打が20発は、飛びぬけた成績。
9月以降の東京ドームでは、1-3回は打率3割8分9厘と高く、この3番・小笠原道大の集中力が、どれだけ中日投手陣を打ち崩せるか、大きなみどころとなる。
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posted by toshiya-ono |15:32 |
巨人 |
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