2007年10月16日

阪神の先発投手

今季、先発の話題のひとつは、阪神が平均4.96回と、5回を投げていないこと。

完投数は、阪神は能見篤史などの3完投。ロッテは25完投。クライマックスシリーズ第1ステージも、ロッテは渡辺俊介、成瀬善久が完投したが、阪神は中日を相手に下柳剛、上園啓史が4回を持たずに降板している。
<2007年 先発投手の防御率の順位>

順位	球団	防御率	平均投球回
1位	日本ハム	3.13 	6.34 
2位	ソフトバンク	3.17 	6.35 
3位	ロッテ	3.25 	6.55 
4位	巨人	3.50 	6.08 
5位	中日	3.69 	6.06 
6位	横浜	3.99 	5.66 
7位	オリックス	4.03 	5.73 
8位	西武	4.05 	6.00 
9位	ヤクルト	4.12 	5.85 
10位	楽天	4.14 	5.53 
11位	広島	4.30 	5.72 
12位	阪神	4.45 	4.96 


上記表は、先発の防御率、平均投球回だが、今季は阪神が両方ワーストだった。

プロ野球plusでは、各チーム144先発が何回を投げたか、の分布図を掲載。それを眺めると、上位にいるチームは、先発投手のほとんどが7回以上に投球回が集中している。
★小野俊哉のプロ野球plus!ブログ http://baseballplus.jp/
「5回を割った阪神」コラム

7回以上の最多は、北海道日本ハムの70度に対して、阪神は14度。

もちろん、結果さえ出れば(優勝すれば)、見方が変わったかもしれないが、

●強い先発が長く投げる
●弱い先発が短く投げる+強い中継ぎが毎日投げる

はどちらが優勝できるか? の答えは、今年は前者という結論である。日本式の短期決戦でも、阪神は第1ステージを敗退。同じ答えだった。

先発は日替わりでいい投球が求められ、中5日などの間があるが、リリーフをほとんど毎日の勝利プランに載せてしまうと、やはり選手にかかる負担は大きいだろう。

阪神は、来季しっかり先発を競争から育てたい。もし「JFK」が故障離脱したら終わり・・・ではファンも困るだろう。先発もいない、後ろも故障がちとなった場合、「JFK」が満点の働きをして今年3位なのだから、それ以上の順位を望むことは難しくなってくる。

先発は、勝率6割以上がまずは合格ライン。つまりは失敗も容認されるため、代わりをある程度育てられるが、中継エースやストッパーは、そうはいかない。特に、抑えは「後がない」ため100%を求められ、藤川球児のような投手は、育てようにも容易ではない。(ちなみに藤川球児は、今季の契約更改は何倍もらうのでしょうか。楽しみですが、優勝がある、無しで、何千万円も違ってくることは、本人も不服だろう)

先発60勝を達成できるローテを揃えること。これは、救援陣を大事に使うためにも必要だ。


★小野俊哉のプロ野球plus!ブログ http://baseballplus.jp/

「プロ野球データ検索」から、先発投手の防御率、援護率、相手打順別の被打率など、全投手に渡って、閲覧してみてください。無料、登録も不要です。

例えば、パ・リーグのクライマックスシリーズ第2ステージ。ロッテの藤田宗一投手は、昨日打たれてしまいましたが、今季は4番打者に打率6割以上を許し、防御率もパッとしない原因は、そこなのかもしれませんね。

posted by toshiya-ono |15:14 | 平均投球回 | コメント(6) |
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